「ブロック塀の価格相場を知って、適正価格で工事を依頼したい」
「ブロック塀の工事費用の内訳を知りたい」
このような悩みをお持ちではありませんか?
ブロック塀の設置費用は、地域やブロックの種類、段数などによっても異なります。たとえば、ブロック塀の施工面積が20㎡の場合の費用相場は、3万円〜80万円です。今回は、ブロック塀の工事にかかる費用の内訳や、価格が決まってくる条件などを徹底解説します。
本記事を読めば、分かりづらいブロック塀の価格相場やブロック塀の基礎知識がわかるようになっていますので、ぜひ参考にしてください。
ブロック塀の価格相場は、工事の内容や施工面積などによっても大きく変わります。たとえば、ブロック塀の施工面積20㎡の場合であれば、価格相場は3万円〜80万円です。ブロック塀の工事ごとの費用相場や施工期間を分かりやすく下表にまとめたので、参考にしてみてください。
工事内容 | 工事費込みの費用相場 | 工事期間 |
---|---|---|
ブロック塀の新設・設置 | 30〜50万円前後 | 5〜8日程度 |
ブロック塀の塗装メンテナンス | 10万円前後 | 2〜3日程度 |
ブロック塀の修理・交換 | 3〜4万円前後 | 1〜2日程度 |
ブロック塀の解体と撤去、処分 | 10〜16万円前後 | 1〜2日程度 |
ブロック塀の補強工事 | 30〜80万円前後 | 2〜3日程度 |
次の章では、ブロック塀の工事費用の内訳を紹介します。
出典:ブロック塀のリフォームの費用相場は?内訳やビフォーアフター施行事例もご紹介!
ブロック塀の設置には、単純にブロックを積むだけでなく、掘削工事や基礎工事などがあります。また、既存の塀がある場合は、その撤去費用や処分などが費用に上乗せされるでしょう。以下でブロック塀の工事費用の内訳を表にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
工事内容 | 内容詳細 | 費用 |
---|---|---|
掘削工事 | 基礎を作るため、土を掘ったり埋め戻したりします | 10,000~30,000円 |
既存構造物撤去工事 | リフォームの場合、撤去や処分に費用がかかります | 5,000~10,000円/㎡ |
基礎工事 | 土台となる基礎をコンクリートで作ります | 14,000~20,000円/㎡ |
ブロック積み | 基礎の上にブロックを積み上げていく工程です | 9,000~12,500円/㎡ |
ブロック塀の設置費用は、以下の条件によって異なります。
それぞれ一つずつ見ていきましょう。
地域や立地によって、人件費や搬入・搬出費用などが変わります。交通状況次第では、交通整備員を配置するための人件費も上乗せされるため注意が必要です。
ブロック塀の高さや施工面積により、商品価格や設置費用が変わってきます。たとえば、ブロック塀の施工面積20㎡の場合、価格相場は3万円〜80万円程度です。
ブロック塀に用いられるブロックの種類には、「普通のコンクリートブロック」と「化粧コンクリートブロック」の2種類があります。普通のコンクリートブロックは、その名のとおり、一般的なグレーのブロックです。1ブロック200円〜400円程度なので、比較的安価で人気が高い種類です。化粧コンクリートブロックは、あらかじめ着色されていたり、凹凸などのデザインが施されているブロックのことを指します。1ブロック600円〜8,000円とデザインによって大きく価格が異なるのが特徴です。
ブロック塀の設置で仕上げをする際、大きく2種類の方法で行われます。
左官仕上げは、モルタルや塗り壁材など、コテを使って塗り上げて仕上げる方法です。左官仕上げはすべて手作業で行うため、オリジナリティが発揮される点も魅力の一つといえるでしょう。おしゃれな雰囲気を作り出す以外にも、ブロック塀では汚れや紫外線などの影響を受けにくくなるのも左官仕上げの特徴です。
塗装仕上げは、ローラーや刷毛を用いて塗料を塗って仕上げる方法を指します。色の種類が豊富なことから、簡単におしゃれな雰囲気に仕上げられます。左官仕上げと同様、汚れや紫外線などから守り、劣化を防ぐためにも役立つ方法です。
ブロック塀は時間が経過するとともに、劣化していくものです。ここでは、ブロック塀の耐用年数や劣化症状、劣化した箇所の修理にかかる費用などを見ていきましょう。
ブロック塀の耐用年数は、最大で30年といわれています。ただし、きちんと定期的なメンテナンスが行われていることが条件です。厚さごとの耐用年数で見てみると、
となります。しかし、実際には目安とされる耐用年数よりも短いことが多いです。その理由としては、「手抜き工事による施工不良」や「メンテナンス不足による劣化」などが挙げられます。ブロック塀の寿命を長く保つには、信頼できる外構業者に依頼し、定期的なメンテナンスを欠かさないことが大切といえるでしょう。
ブロック塀は一気に劣化するのではなく、段階を経て劣化していきます。具体的には、以下の4段階で劣化の症状が現れます。
特に、内部の鉄筋が錆び始めると、ブロック塀の強度が低下するため、劣化症状が現れた際には早めの補修が必要でしょう。
前述したように、ブロック塀に劣化症状が現れた場合は、早急な対応が求められます。ブロック自体にひび割れが見られた場合は、修理相場15,000円〜25,000円/㎡です。また、ブロック塀が色褪せてきたり、汚れが目立ってきたりした場合の塗装メンテナンスの費用相場は、3,400円〜5,500円/㎡となります。ブロック塀を少しでも長く保つ方法として、ブロックの上部に「笠木」を用いれば、メンテナンス期間を伸ばすことが可能です。
ブロック塀の工事費用を抑えるために、DIYを検討する方も多いのではないでしょうか。しかし、DIYでブロック塀を設置・塗装するのはおすすめしません。高度な知識と複雑な工程を経て施工をしなければならないため、素人が行うと安全面のリスクが非常に大きいからです。たとえば、ブロック塀のブロックが落下する事故につながったり、耐久性が低くなり倒壊したりなどに繋がります。
また、DIYを行って失敗すると、修繕費用や追加工事などで高額な費用が発生してしまう場合もあるでしょう。そのため、信頼できる外構業者に依頼して工事を行うのがおすすめです。
ここでは、ブロック塀の基礎知識について解説します。メリット・デメリットについても説明していますので、参考にしてください。
ブロック塀は、以下の8つの構造によって出来ています。
土台となる基礎があり、その上にブロックが積み上げられています。ブロック塀を強固なものにするために、鉄筋やモルタルによって補強されているのが特徴です。
ブロック塀を設置するメリットは以下の3つが挙げられます。
特にブロック塀を設置するメリットとして大きいのは、プライバシー保護や安全面の強化です。
注意点として、適切な高さに設置しなければ、外から家の中が丸見えということにもなりかねません。そのため、外構業者に依頼する際は、ブロック塀の高さに注意して工事を進めましょう。
ブロック塀を設置するデメリットは、以下の4つが挙げられます。
住宅をブロック塀で囲うことになるため、どうしても圧迫感を感じやすいです。フェンスや植栽と組み合わせれば、圧迫感の少ないおしゃれな囲いにすることもできるでしょう。また、DIYでブロック塀を設置してしまうと倒壊するリスクが高まるため、外構業者に依頼するのがおすすめです。
本記事では、ブロック塀の価格相場や費用の内訳などを解説してきました。ブロック塀の価格相場は、工事の内容や施工面積によっても変わります。ブロック塀の施工面積が20㎡の場合は、3万円〜80万円が相場です。その内訳は、
などがあります。ブロック塀の工事は、信頼できる外構業者に依頼するのが成功への近道です。本記事を参考に、外構業者に問い合わせしてみてはいかがでしょうか。