介護現場の負担を減らすために、介護ソフトを導入している施設は少なくありません。ただでさえ人手不足の施設が多いので、ケア業務以外の事務作業は介護ソフトにやってもらうことでスタッフの負担を減らすことができるでしょう。
数ある介護ソフトの中でも、老舗の介護ソフトとして人気なのが「福祉見聞録」です。当記事では、福祉見聞録の概要はもちろん、ユーザーの口コミや料金などを徹底深堀りしていきます。介護ソフト選びで失敗したくないとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
「福祉見聞録」は介護施設や障がい者施設の業務をトータルサポートしてくれる介護ソフトです。製品は下記のように業務ごとに分類されています。
携帯端末用アプリ「見るッチ」と併用することで、ケア記録を共有することができます。パソコンからアクセスしなくても、介護現場から携帯ですぐにデータを確認することができるので非常に便利です。
なお、「福祉見聞録」は昭和58年創業の株式会社東経システムが提供している介護ソフトです。長年ソフトを提供してきた実績のある会社なので、安心して使用することができるでしょう。なお、料金については個別に問い合わせをしてください。
会社名 | 株式会社東経システム |
---|---|
初期費用 | 要お問い合わせ |
月額利用料 | 要お問い合わせ |
対応サービス | 要お問い合わせ |
導入形態 | オンプレミス・クラウド(ASP) |
推奨環境 | 要お問い合わせ |
サポート体制 | ユーザーサポート、リモートサポート |
福祉見聞録は下記のような人におすすめの介護ソフトです。
まずおすすめなのが、記録・請求だけでなく総合的な業務支援ツールとして使いたいという方です。福祉見聞録は、下記のような基幹業務を行うことができます。
たとえば、勤怠管理では勤務割作成や有給管理、タイムレコーダーから取り込勤怠集計データの作成までをトータルで行うことが可能です。24時間稼働の複雑な勤務形態の福祉施設でも、福祉見聞録の勤怠管理システムを使うことで作業を効率化することができるでしょう。
また、食数管理システムでは、栄養士の仕事をサポートする機能が豊富に搭載されています。これまで紙で管理していた食事箋をデータで管理できるようになるので、過去のデータも簡単に確認できるようになります。また、入所・短期・通所ごとの食数管理に対応しているので、複合施設にもおすすめです。
次は「タブレット・スマホでケア記録を取りたい」という方です。福祉見聞録は携帯端末用アプリケーション「見るッチ」と連動させることができます。パソコンと携帯それぞれで登録したケア記録は、すぐにデータ共有して参照させることが可能です。
パソコンから離れていてもすぐに情報を確認できることで、業務の効率化が実現できます。なお、「見るッチ」は必要な機能のみを実装し、シンプルな操作性になっているため機械操作が苦手なスタッフでもすぐに使いこなせるようになるでしょう。
福祉見聞録は「LIFE(ライフ)」と連携できる介護ソフトです。「LIFE(ライフ)」とは、厚生労働省が提供している科学的介護情報システムになります。介護施設や事業所で行っているケアの計画や内容が、インターネットを通して厚生労働省へ送信することができます。
送信したデータは分析され、各施設にフィードバックされます。これにより、エビデンスに基づいた質の高い介護を実施できるようになるのです。福祉見聞録は「LIFE(ライフ)」と連携しているので、データの送信がスムーズに行えます。また、科学的介護推進体制加算の提出予定も管理できるので便利です。
福祉見聞録にはほとんどデメリットがありませんが、強いて言うなら「機能が充実しすぎている」という点が挙げられるでしょう。福祉見聞録のデメリットを具体的に解説していきます。
福祉見聞録は記録・請求だけでなく、総合的な業務支援ツールが使えるという特徴があります。内容が充実しており、あらゆる形態の介護施設・事業所で便利に使用できる機能が豊富に搭載されているのです。
しかしながら、内容が豊富なあまり、「使いこなせない」という声も一部上がっていました。確かに機能が多すぎると、使用者が戸惑ってしまうことも考えられます。そのため、システムの管理者が必要な機能を見極め、絞り込んでおく必要があるでしょう。
とはいえ、必要な機能が揃っていないと導入の意味がないので、内容が充実しているというのは大きなメリットといえるでしょう。
実際に利用している福祉施設や事業所からは、どのような口コミが寄せられているのでしょうか。ここからは、福祉見聞録の評判や口コミを紹介していきます。
圧巻の機能性介護施設の口コミ総合力についての評判他社ソフトと比べても圧倒的に多い機能の数々が最大の売り。あらゆる介護形態、施設形態で利用可能。
圧巻の機能性介護施設の口コミ総合力についての評判他社ソフトと比べても圧倒的に多い機能の数々が最大の売り。あらゆる介護形態、施設形態で利用可能。
機能がすごい介護施設の口コミ総合力についての評判使いこなせれば絶対にかっこいいと思いました。そして、内容充実度は素晴らしくてシフト表との連携が秀逸でした。
不自由なく使えている居宅介護支援事業所の口コミ総合力についての評判他のソフトを使ったことが無いのでわからないが、困ったときのサポートセンターの対応も早くて特に不自由なく使えています。
戸惑いが生じかねない介護施設の口コミ福祉見聞録の悪い評判機能があまりに多すぎて逆に使う側の戸惑いを生みかねない。使用者、あるいは使用者を監督する人がしっかり使い方に習熟し、必要な機能を絞り込めるかで評価が大きく変わってくると思う。
使い方が分からなくなる介護施設の口コミ福祉見聞録の悪い評判機能は凄いのですが…福祉見聞録はすごすぎてつかい方わからなくなります。
「福祉見聞録」は「機能が充実している」「サポートセンターの対応が早い」など、満足の口コミが多く寄せられていました。しかしながら、機能が豊富であることで、「使いこなせない」「使用者が戸惑う可能性がある」といった声も一部上がっています。掲示板機能や事業所の形態別に役立つ機能が豊富に搭載されていることで、どのような形態の介護施設・事業所でも使用が可能です。必要な機能を絞り込んでおけば、ソフトの使用者も戸惑うことなく使うことができるでしょう。
また、介護ソフトを選ぶ際には、万が一の時のサポートも重要なポイントになります。福祉見聞録はサポートセンターの対応が早いということで、何かあった時でも迅速に対応してもらうことができるでしょう。
ここからは、福祉見聞録の機能を具体的に解説していきます。どのような機能が使えるのか知っておきたいという方は、ぜひ参考にしてください。
業務支援サービスには下記のような機能があります。
まずは「生活支援システム」です。「システム力」「グループ力」「マネジメント力」の3つの力を融合させることで、介護施設・事業所の業務を効率化させます。生活支援システムが目指しているのは、主に下記の5点です。
たとえば、BBS(電子掲示板)機能を搭載させることで、コミュニケーションの効率化や職員間による協調作業が可能になります。さらに、入力補助機能が付いていることで、スタッフの業務を効率化させることができるでしょう。
次は「リハビリテーションシステム」です。リハビリシステムは入所や短期、通所、訪問など、サービスごとに独立してることがほとんどでした。 そのため、それぞれのサービスを各システムで管理する必要があったのです。
システムを使い分けることで、ダブルブッキングや二度手間などが発生しやすくなります。福祉見聞録では、さまざまなサービスをまとめて管理することが可能です。ひとつのシステム内でデータを一覧で確認できるうえに、実績表や日誌をまとめて作成・集計することもできます。
「栄養ケアマネジメントシステム」では、書類作成や情報収集を簡単に行うことができます。そのため、本来のマネジメント業務に集中できるようになるでしょう。また、栄養ケアマネジメントにおいて、多職種協働は必要不可欠です。
血液検査の結果や身体機能の評価などを把握したうえで、プランを作成しなければならないからです。とはいえ、各担当者へそれぞれの情報を確認するとなると、かなりの時間が必要になります。栄養ケアマネジメントシステムはリアルタイムに情報共有が行えるので、スピーディーで無駄のない業務が可能です。
デイサービス支援システムでは、介護計画や実績管理、請求・入金までをトータルでサポートしてもらうことができます。さらに、施設のスケジュールや職員の勤務割、リスク管理、送迎予定、監査資料の作成といった便利な機能が備わっているので、デイサービスの業務全体をカバーできるでしょう。
デイサービス支援システムでは掲示板をチェックするだけで、勤務者や利用者などの情報をひと目で把握できるので確認に必要な時間を短縮できます。また、スタッフ間の連絡機能も充実しているので、回覧板を回す必要もありません。
ヘルパーシステムは、訪問介護に特化したサービスです。訪問介護では、限られた時間でできるだけ多くの利用者様のもとを回る必要があります。それにも関わらず、スケジュール調整に時間がかかってしまったり、記録作業に時間を取られたりするのは非常にもったいないといえるでしょう。
ヘルパーシステムでは、利用者様の個別援助計画書の作成から、ヘルパーのスケジュール管理や日々の実績登録、さらには月次の請求業務といった作業をトータルでサポートします。業務負担を軽減できるだけでなく、効果的な個別援助計画を立案できるようになるでしょう。
最後は「待機者管理システム」です。高齢化が進む日本において、施設の入居待機者は今後も増えていくことが予想されます。入居待機者を紙で管理すると、膨大な量になっていくことでしょう。また、個人情報なので、管理も徹底させなければなりません。
その点、福祉見聞録では、待機者の介護度といった基本情報や相談内容、判定資料をすべて一元管理することが可能です。また、顔写真の取り込みもできるので、情報も管理しやすいでしょう。待機者の情報は、入所後も活用できるのでデータを再入力する手間を省くこともできます。
ケアプランサービスでは、下記のような機能を使用できます。
「入所ケアプラン」は利用者様の生活環境やご家族の希望をヒアリングして、利用者様ひとりひとりに合わせたプランを立てることが重要です。また、スタッフ間で現状課題やニーズを上げ、機能訓練スタッフや栄養士の立てる計画書やプラン内容も必要になるでしょう。
福祉見聞録はケアマネと各専門スタッフとの情報共有をサポートします。それにより、利用者様やご家族の希望を反映させながら、機能訓練や栄養ケアとの整合性も取れたケアプランを作成できるでしょう。
「特定入所ケアプラン」は養護老人ホームのケアプラン作成に活用できるシステムです。養護老人ホームで作成するケアプランは、入居者様の状況に合わせて自立した生活を支援するものでなければなりません。
福祉見聞録では総括表で作成した課題と目標を、計画書にコピーすることができます。また、自立の方や要介護の方など、パターンに合わせてサービスを登録しておくことが可能です。それにより、入居様に合わせて、サービスを組み合わせながら適切なケアプランを作成できるでしょう。
福祉見聞録には高度な情報連動機能が付いています。それにより、スムーズに救護施設個別支援計画サイクルを作成することが可能です。たとえば、これまでは利用者様の希望や支援経過、計画書、基本情報などをそれぞれ確認しながらプランを作成しなければなりませんでした。
福祉見聞録を使用すると、設定されたシステムの流れに沿うだけで一貫性がある個別支援計画を立てることが可能です。また、ミスや漏れのないニーズ整理を行うことができるでしょう。
知的入所ケアプランでは、チェック項目自動抽出機能が搭載されています。アセスメントの対応レベルをチェックし、要約票に対応レベルが反映される機能です。それにより、漏れなく効率性の高い課題の整理が可能になるでしょう。
また、フェースシート参照機能を使用することで、重複する情報の入力が不要です。それにより、入力ミスを防いだり、何度も同じ情報を入力する手間がかかったりすることもなくなります。
「授産施設用個別支援計画システム」には自動チェック機能が付いているので、アセスメントから課題を課題を拾い上げることができます。そのため、アセスメントでつかんだ課題やニーズを反映させた計画を作成することができるのです。
また、なぜそのような課題が浮かび上がったのか、判断理由を見ることもできます。それにより、課題やニーズの理解、目標設定や支援内容も決めやすくなるでしょう。ぶれることなく一貫した支援計画を立てることができるので、効率的なケアが実現できます。
相談業務では「相談支援システム」が利用できます。相談支援システムの具体的な機能や内容を詳しくみていきましょう。
「相談支援システム」は、障がい者就業・生活支援センター向けのシステムです。センターに寄せられる就業相談や関係医療との連絡調整といった情報を管理することで、集計・報告の業務が効率化できます。
過去に寄せられた内容を検索することもできるので、その時の対応内容を今回の対応に役立てることができるでしょう。日々の相談記録は、業務日誌だけでなく相談対応一覧表や対応軒数集計表などさまざまな報告書に対応させることが可能です。
介護保険で使用できるのは、下記のようなシステムです。
施設入所請求管理システムでは、請求必須項目の登録漏れ☑や手帳情報の事前期限切れチェック機能などが付いています。漏れや期限切れを防ぐことで、再請求や修正などの手間をや負担を省くことができるでしょう。
また、定期的に提出する監査資料や施設報告資料などを、手軽に作成することもできます。報告資料の作成が苦手な方でも、簡単に作成できるようになるでしょう。それにより、これまでかかっていた残業時間を短縮することもできるはずです。
居宅介護事業所支援システムでは、アセスメントからモニタリングまでを一元管理することができます。利用者様の介護度や認定終了日、最新ケアプランの立案日、経過月数などが一覧で表示されることで、ひと目で情報を把握できるでしょう。
また、主治医意見書をシステム上で登録する機能も付いています。意見書を認定調査票と組み合わせることで、暫定の介護度を判定することも可能です。業務が効率化できるだけでなく、スタッフの負担も軽減できるでしょう。
「地域包括支援センター支援システム」では、相談支援業務や介護予防ケアマネジメント業務、請求業務を効率化できます。たとえば、相談業務は包括支援センターの重要な仕事のひとつです。記録者や相談時間、相談者などキーポイントとなる部分を記録することで、項目ごとにデータを絞り込むことができます。
記録した相談記録は、介護予防ケアプランシステムに連動させることも可能です。それにより、ケアプランの見直しに役立てることができるでしょう。
さらに、請求業務は職員の大きな負担となります。福祉見聞録では、利用票別表情報から給付管理票や介護給付費請求書を瞬時に作成することができます。金額間違いなどのミスも減り、作業を効率化できるでしょう。
「訪問・通所介護・福祉用具請求管理システム」は訪問・通所介護の毎月の請求業務を、スムーズかつ正確に行えるようになるシステムです。サービスごとに日報登録した利用実績は請求に反映されるので、改めて入力する必要がありません。
また、予定と実績で加算が違うなど、確認が必要な項目があれば「お知らせマーク」が表示されます。集計前に気づくことができるので、返戻リスクも下げることができるでしょう。また、さまざまなデータが自動集計されることで、監査資料の作成もスムーズに行うことができます。
「特定施設入居者生活介護請求システム」は介護保険請求や利用者請求、入金管理、請求業務を簡単に行えるようになるサービスです。外部サービス委託型であれば、ケアマネージャーの業務にも対応しています。
たとえば、ケアプランの画面を開くと、現在の介護度や立案日、経過日数などが一覧表示されます。それにより、どこまで作業が進んでいるのか、ひと目で把握できるでしょう。スケジュールの作成はマウスクリックだけなので、登録も簡単です。
「小規模多機能サービス」は利用者様の状態や希望に応じて、同じ施設内で「通い」「泊まり」「訪問」の3つのサービスを提供できる在宅介護サービスです。いつでも顔なじみのスタッフがいる施設内で3つのサービスを受けることで、利用者様の不安や混乱を軽減できるでしょう。
福祉見聞録は小規模多機能施設の業務をシステム化することで、記録や施設請求といった業務を簡素化できます。さまざまな課題を抱えている小規模多機能サービスにおすすめのシステムです。
次は「総合支援請求」システムです。下記のような機能を使用できます。
「居宅・行動・重度訪問システム」は総合支援訪問系の業務をトータルでサポートするシステムです。新規利用者の追加や訪問スケジュールの作成、月次の請求業務や入金管理といったさまざまな業務を一元管理することが可能です。
また、訪問系や児童デイなど各サービス別に請求書を作成することはもちろんのこと、全サービスを合算させた請求書の作成もできます。合算手順は各サービスでの請求データを確定し、合算請求で集計を行うだけなので簡単です。
「児童デイサービス」は、台帳記録から請求業務までを総合的に支援するサービスです。個別援助計画の作成や利用予定の入力、月次集計や入金管理といった機能も付いていることで、児童デイにまつわるさまざまな業務を効率化できます。
利用状況やバイタル情報といった日々の入力は、一画面で行うことが可能です。そのため、画面を切り替える手間を省くことができるでしょう。また、日報の内容を参考にしながら、日誌の作成も可能です。
「入所・日中活動・短期の請求支援システム」は、施設系サービスの請求業務をトータルサポートするシステムです。食費や光熱費の管理、受給者証の更新といった、請求に必要な業務を一元管理することができます。
既に生活支援システムを使用している場合は、入院や外泊といった情報を連動させることも可能です。それにより、重複して入力する手間を省くことができるでしょう。また、乳他院報告書も、利用状況を基に自動で作成してくれるので簡単に作成できます。
「グループホーム・ケアホームの請求支援システム」には、台帳記録や利用状況入力、給付費請求といった機能が搭載されています。他の請求システムとも連動しているので、効率的に通知書や報告書を作成できます。
たとえば、給付費請求において、複数のサービスを使っていると負担額の管理など手間のかかる作業が発生しがちです。福祉見聞録であれば自動で負担額を集計してくれるので、簡単に請求書を作成できるでしょう。
障害児施設請求で使用できるのは「児童施設請求支援システム」です。児童施設請求支援システムについて、詳しく解説していきます。
「児童施設請求支援システム」では、知的入所や知的通園、重症心身といった利用者様の状況入力や上限管理、実績記録票の作成ができるサービスです。利用状況や食費・光熱費を設定して集計するだけで、簡単に請求書を作成することができます。
利用状況には外泊や入院情報、休日設定や加算情報といった項目を入力します。それらを入力することで、利用者様の利用状況をひと目で確認できるようになるでしょう。請求書は事業者やサービス別に参照することもできます。
次は「高齢者その他」のシステムです。ここに含まれる「ケアハウス請求システム」について、詳しく見ていきましょう。
ケアハウスにおいて、利用料の請求は多岐にわたります。たとえば、電気代などのメーター計算が必要なものや、管理費など毎月発生するもの、行事費など都度発生するものもあれば、欠食の返金計算も必要です。
福祉見聞録であれば、利用料マスタの設定方法が充実しています。毎月必要なものは、事前に設定しておくことで入力の手間を省くことができます。そのため、施設に合わせて便利に運用できるでしょう。
最後は基幹業務です。基幹業務には下記のようなものが挙げられます。
「社会福祉法人会計システム」では、毎日の仕訳入力を簡素化することができます。資金収支と事業活動のどちらかを入力すると、もうひとつの仕訳が自動で登録されるので手間がかかりません。
また、毎月繰り返されるような仕訳はパターン登録することで、同じ情報を毎回入力する必要もなくなります。さらに、仕訳ヘルプ機能という便利な機能が付いています。これは、仕訳例に沿って入力すれば、複雑な入力も簡単に行えるという機能です。
給与システムには「給与計算システム」と「人事管理システム」の2種類があります。給与計算システムではあらかじめ支給項目、控除項目、勤怠項目、計算式を設定しておきます。
計算ボタンをクリックするだけで、所得税や雇用保険料などを自動で計算してくれるので便利です。
また、人事管理システムでは、必要な項目を画面に沿って登録していくシステムです。職員を検索するだけで情報を参照できるので、紙ベースで探す必要がなくなります。昇給異動時の作業も簡単です。
「勤怠管理システム」では、勤務割作成や有給管理、タイムレコーダー、勤怠集計データの作成といった作業を効率的に行なえるサービスです。勤怠集計にはさまざまなチェック機能を搭載し、打刻漏れや入力ミスなどを簡単に絞り込むことができます。
また、データをCSV出力して、他社の給与システムに使用することも可能です。なお、オプションで勤務割作成のための自動作成機能を付けることもできます。これにより、会議の参加者を決めたり連続勤務日数のチェックをしたりと、より便利に活用できるでしょう。
「預り金システム」も、多くの施設で業務を効率化できるという声が寄せられています。たとえば、複数の支払先の伝票を一画面でまとめて入力することができます。それにより、伝票の作成業務に追われるといったこともなくなるでしょう。
また、システムの使用許可は職員ごとのパスワード設定を行うことで、徹底管理していきます。それにより、利用者様の大切な財産情報を守ることができるでしょう。なお、帳票は12種類ありますが、検索ボタンを押すだけなので簡単に帳票を作成できます。
次は「お小遣いシステム」です。補充額画面では、入金額と出金額が表示されています。補充金額は自動で計算されているので、自分で計算する必要がありません。また、これまでは補充額を確認後、預り金とお小遣いで伝票を2枚作成しなければなりませんでした。
しかしながら、福栄見聞録では補充額を確認後、登録ボタンを押すだけで補充が可能です。さらに、預り金とお小遣いの伝票も自動で作成できるので、手間や時間を大幅に削減できるでしょう。
「食数管理システム」では、他のシステムとデータ連動することで情報を有効活用できます。利用者様ごとに細かな食事情報を管理し、各種帳票も自動で作成してくれます。たとえば「朝だけはパンにしたい」などの希望や、アレルギー食などの情報の管理も簡単です。
また、食事の形態が変わった時でも、正確で素早く帳票に反映させることができます。なお、入所・短期・通所といったサービスごとの食数管理に対応しているので、複合施設での使用も可能です。
最後は「栄養計算システム」です。献立作成や栄養価計算、資料作成といった業務を効率化することで、多忙な栄養士の仕事をサポートします。献立マスタは1000品以上の献立が既に登録されており、簡単に施設の献立を作成できるようになっています。
なお、分量や食品は変えられるので、幼児食や特別食への対応も可能です。予定献立入力を使うと、食事のバランスをひと目で確認することができます。それにより、バランスの取れた献立を作成することができるでしょう。
「福祉見聞録」以外にも、下記のような介護ソフトが人気です。
介護ソフトによって、対応サービスや機能、操作性、価格が異なるので、それぞれの介護ソフトを比較しながら選ぶようにしましょう。選ぶ際には使用者の口コミや評判もチェックしておくことがおすすめです。
より多くの介護記録ソフトが知りたい方は【2024年版】おすすめ介護ソフト29製品を徹底比較|選び方まででも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
介護ソフト同様、障害福祉ソフトにもさまざまな種類があります。主に下記のような障害福祉ソフトが人気です。
障害福祉ソフトを選ぶ際にも、機能や価格、サポート体制を比較しておきましょう。価格が安いソフトは、機能も少なくなる傾向にあるため注意が必要です。
他にもおすすめの介護ソフトが知りたい方は【2023年版】おすすめ介護ソフト28製品を徹底比較|選び方まででも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
老舗の人気介護ソフト「福祉見聞録」の口コミ・評判や具体的な機能について解説してきました。「福祉見聞録」は機能が充実しているため、さまざまな形態の介護施設・事業所で使用されている介護ソフトです。
一部では「機能が多すぎて使いこなせない」という声もありましたが、必要な機能を見極めておけば絞り込むことも可能です。「福祉見聞録」以外にもさまざまな介護ソフトや障害福祉ソフトがあるため、それぞれの特徴を比較しながら自施設に合ったソフトを選ぶようにしましょう。