カナミックの介護ソフトの評判は?人気の理由や特長、料金を解説

更新日 2024.09.04
投稿者:横山 洋介

カナミックの介護ソフトは、実績が豊富で非常に人気です。今回の記事では、カナミックの介護ソフトが人気の理由や特徴・料金などを紹介していきます。

また、実際に利用しているユーザーの口コミも紹介しますので、導入を検討している方は参考にしてください。

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目次

カナミックの介護ソフトとは?

カナミック
出典:株式会社カナミックネットワーク https://www.kanamic.net/care/
会社名 株式会社カナミックネットワーク
料金形態 要お問合せ
システム形態 クラウド
導入実績 約40,500事業所の医療法人・介護事業所
システムユーザー実績約197,000名
対応可能な業務 記録、請求
LIFE加算 対応
ケアプランデータ連携システム 対応
電子帳簿保存法 対応
インボイス制度 対応
訪問看護レセプトのオンライン請求
(2024年5月施行)
対応予定
推奨環境 PC推奨環境
OS:Windows
メモリー:推奨8GB以上
サポート体制 導入時:ご訪問による操作説明
1度目の訪問でシステム操作説明を、2度目の訪問で請求に関する説明を行います。

導入後:
電話サポート
月に1度ご希望のユーザー様に向けたシステム研修会を開催

カナミックの介護ソフトは、クラウド型ソフトウェアとなっており、LIFE加算やケアプランデータ連携システムが備わっています。約40,500件の医療法人・介護事業所で導入されており、システムユーザー数は約197,000名です。導入前後のサポートが充実しており、2024年5月施行の訪問看護レセプトのオンライン請求にも対応予定となっています。

カナミックの介護ソフトはこんな人におすすめ!

ここでは、カナミックの介護ソフトがどんな人におすすめか紹介していきます。

多職種での情報共有をスムーズに行いたい人

カナミックでは医療・介護・福祉それぞれのユーザーに向けてサービスを提供しており、医療介護連携支援システムでトップクラスの導入実績があります。そのため、医療・介護・福祉・自治体など、多職種での情報共有をスムーズに行いたい人におすすめです。

債権管理や経営分析などの機能の充実度を期待する人

カナミックの介護ソフトは業務のカバー範囲が広く、特に債権管理や経営分析などの経営層向けの機能が他社に比べて充実しています。そのため、事業所の運営をしっかりと管理・分析しながら行いたい人におすすめです。

カナミックの介護ソフトのメリットは?

ここでは、カナミックの介護ソフトのメリットを解説していきます。主なメリットは以下の3点です。

  • 見込み客の管理から債権管理・経営分析まで幅広くカバー!
  • サービスの流れに沿ったシステム構成
  • かんたんWEB明細&郵送代行で請求関連業務を効率化!

見込み客の管理から債権管理・経営分析まで幅広くカバー!

カナミックの介護ソフトはできることが多く、たとえば、見込み客管理・債権管理・経営分析が可能です。見込み客管理では、施設入居前の問合せや見学などの情報を記録・検索することが可能です。また、入居後には請求業務機能のほか、バイタル等業務日誌作成・ヒヤリハット・事故報告等の記録機能として利用できます。入力したデータから統計分析やベッドコントロールも可能で、幅広く業務に活用可能です。

経営分析では、法人・事業所内の経営状況を業務システムに入力したデータから、自動で売上分析・統計分析することができます。経営戦略に役立つ情報を手軽に取得でき、事業所経営を多角的に分析可能です。また、コンプライアンス遵守に役立てることもできます。

サービスの流れに沿ったシステム構成

カナミックの介護ソフトは、それぞれの提供サービスの流れに沿ったシステム構成になっています。居宅介護支援の場合は、以下のようなシステム構成となっており、ケアマネジメントの流れを時系列で履歴管理が可能です。

【居宅介護支援のシステム構成】

  1. アセスメント
  2. 検討表
  3. ケアプラン
  4. 利用票・提供票
  5. モニタリング
  6. サービス担当者会議

また、通所介護でも計画書・実行表・モニタリングなど、以下のように時系列で管理できます。

【通所介護のシステム構成】

  1. サービス依頼
  2. 通所介護計画書
  3. 提供票受託
  4. 曜日別スケジュール実績管理
  5. 朝礼・終礼(連絡表・実行表)
  6. 実績票
  7. 請求管理
  8. サービス担当者会議

かんたんWEB明細&郵送代行で請求関連業務を効率化!

カナミックの介護ソフトには、かんたんWEB明細・郵送代行の機能もあるため、請求業務関連を効率化可能です。以下で、それぞれについて解説していきます。

カナミックかんたんWEB明細

郵送代などのコストを削減でき、約25.5万円のコストカットが可能です。カナミックの請求・債権システムから連動でき、利用料は固定料金制なので割安となっています。その他、印刷や郵送にかかる作業時間を大幅に短縮可能です。

カナミックかんたん郵送代行(BPO)

カナミックかんたん郵送代行でも、印刷・三つ折り・封入・郵送にかかる時間を大幅に短縮可能です。このように、カナミックを利用することで請求関連業務を効率化できます。

カナミックかんたん電子決済でより確実な請求を!

カナミックで作成した介護サービス利用者向けの請求書やカナミックWeb明細の決済手段として、従来の「銀行口座振替」以外に、クレジットカード決済・QRコード決済(PayPay)・コンビニ決済が利用可能です。

クレジットカードなどのキャッシュレス決済サービスの提供によって、介護現場における事務業務の負担を軽減できます。また、早期入金化やカナミックの債権管理機能による自動消込で、ヒューマンエラーの回避など、負担の軽減が可能です。

電子帳簿保存法等の法改正にしっかり対応!

カナミックの介護ソフトは、電子帳簿保存法等の法改正にもしっかり対応しています。使いやすい管理画面で、電帳法の要件を満たした検索機能も備わっており、最長10年間保存可能です。そのため、データの改ざんや紛失などのリスクを低くできます。

専用アプリでかんたん介護記録

介護記録は、専用アプリを使用することで業務を効率化できます。記録履歴確認やチェックイン機能が備わっており、スマートフォンやタブレットで使用可能です。その他、管理者向け機能や多職種他法人間連携もできます。

専用アプリの基本的な使い方は以下の通りです。

  1. 専用QRコードを発行・利用者の近くに設置してアプリをダウンロード
  2. QRコードを読み取れば、すぐにサービスを開始できる
  3. その日の計画・手順書・指示に沿ってサービスを提供
  4. 介護記録はタッチ操作でき、音声入力にも対応

カナミックの介護ソフトの料金形態は?

カナミックの介護ソフトは、HP上には料金の記載がありません。ただし、クラウド型でフリーライセンスのため、台数が増えても料金が増えることはないです。

以下は、カナミックの介護ソフトの料金表で、IT導入補助金2023を参考に作成しています。

サービス 初期費用 月額費用
地域包括支援センターシステム 120,000円 35,000円
居宅介護支援 システム 80,000円 20,000円
※ケアマネージャーが2人以上の場合は1人追加ごとに5,000円
居宅療養管理指導システム 50,000円 10,000円
訪問介護システム 100,000円 30,000円
訪問看護システム 150,000円 35,000円
通所介護システム 50,000円 20,000円
介護老人保健施設システム 100,000円 30,000円
介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)システム 100,000円 30,000円
地域密着型介護老人福祉施設システム 100,000円 30,000円
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)システム 100,000円 35,000円
福祉用具貸与・販売システム 50,000円 20,000円
障がい者総合支援システム 100,000円 30,000円

出典:IT導入補助金2023

カナミックの介護ソフトの評判・口コミをチェック!

ここでは、カナミックの介護ソフトの評判・口コミを紹介していきます。

カナミックの介護ソフトの良い口コミ

まずは良い口コミを紹介していきます。

自動反映機能が素晴らしい!
介護施設の口コミ
総合力についての評判
カナミックは自動反映機能が付いているので、わざわざ転記入力する必要がなく、事務作業の工数削減には効果的でした。
右クリックの機能が使えないなど入力に多少の不便がありましたが、システムの使い方がわからないときに電話したら、とても丁寧な対応でした。
訪問看護で利用カナミック
訪問看護ステーションの口コミ
総合力についての評判
訪問看護ステーションで利用中です。
価格面は良心的ですが、伝送に別システムの導入が必要で、合計すると割高な印象です。
ブラウザから使用するため、どの端末からも利用可能と、訪問系には最適だと思います。
無駄な連絡などが省けた
介護施設の口コミ
総合力についての評判
カ低コストで事業所の一括管理用や法改正にも対応しているために実に実用性が高くありがたく使わせてもらっている介護ソフトです。
操作性が高く素人でも分かる範囲で進められており、効率が上がり残業時間を大幅に削減させることができました。事業所をまたいた迅速な情報共有ができ、無駄な連絡などが省けたのが一番の利点であると思います。
他法人連携?
介護施設の口コミ
総合力についての評判
数あるメーカーの中でも、他法人同士でも居宅とサービス提供事業所との間で提供票のやり取りが可能なメーカーは少ないように思いますが、カナミックは対応していました。
他メーカーは同法人での連携だけとかの場合は多いですよね。その点よかったです。
入力は簡単。時短になります。
訪問看護の口コミ
総合力についての評判
訪問看護で利用しております。起動までに少々時間はかかりますが、起動後の操作性にストレスはありません。カルテ入力、計画書・報告書入力もストレスなく行えます。

カナミックの介護ソフトの悪い口コミ

続いて、カナミックの介護ソフトの悪い口コミを紹介します。

フリーズがなければ完璧なサービス
介護施設の口コミ
カナミックの悪い評判
以前に比べてスタッフ間で介護記録や申し送り等の情報共有が、格段にスムーズになりました。
タブレットやスマホでシステムの利用が出来るため、外出先での確認や報告がリアルタイムに行える点は、非常にありがたいです。
電波状況が良好にも関わらず、度々フリーズしてしまう点を早急に改善して頂きたいと願います。
クラウドの速度が。。。
介護施設の口コミ
カナミックの悪い評判
毎月毎月ですが、請求時期になると急激にソフトのスピードが落ちますし、たまにソフト自体が固まります。
クラウドタイプという仕組みらしいのですが、その請求時期だと他の介護施設の方も集中してソフトを使うからだと思うのですが、一番ソフトを使う日にこんな状態はとても不便です。

口コミからわかったカナミックの評判

カナミックの介護ソフトは「実用性・操作性が高い」「残業時間を大幅に削減できる」などの口コミが目立ちます。一方、「フリーズしてしまう」「請求時期になると重くなる」などといった、ソフトの重さに関する口コミも少なくありません。

介護ソフトは毎日使うものなので、サクサクと操作できることは重要です。このあたりの課題は今後解決する必要があるでしょう。それでも、機能が豊富で実用的なので、業務を効率化したい人にはおすすめです。

提供サービスごとの特長を紹介

ここでは、カナミックが提供しているサービスをそれぞれ紹介していきます。

地域包括支援センター

請求データは、地域包括支援センターからボタンひとつでまとめて集計可能です。システムへの入力時間を大幅に削減でき、窓口対応業務の効率化が期待できます。

また、スピーディーな実績入力ができ、そのデータを包括職員とケアマネジャー、サービス事業所間で共有可能です。

居宅介護支援事業所

多職種の関わりが深いケアマネジャーのために、便利な情報共有の仕組みが付加機能として搭載されています。他法人の介護職同士はもちろん、医療関係者、特に利用者と関りが深い主治医との連携をスムーズに行うことが可能です。また、法定帳票などのコンプライアンス管理対応・返戻の大幅削減・ペーパーレス化による経費削減など、ケアマネジャーにとって欠かせないツールとなっています。

介護事業者(訪問)

できる限り住み慣れた自宅で過ごしたいと願う利用者を支えている訪問介護サービス従事者を、快適なシステムでサポートしてくれます。クラウド型なので移動中や訪問先でもマルチデバイスで閲覧・入力が可能です。

また、予定→スタッフ配置→実績を入力することで、国保連・医療保険・利用者請求データが作成できます。さらに、訪問介護システムにおいてはスタッフ給与にも連動可能です。

介護事業者(通所)

日々の予定・実績を無駄なく管理でき、サービスの記録から、一連の業務フローで請求実績を確定することが可能です。そのため、請求時期の業務負担を効率的に分散できます。バイタルサインやサービス記録をもとに連絡帳や日報を作成することも可能です。

また、来所予定の利用者を一覧で確認でき、送迎の管理や加算・自費含め、サービスの実績も一連の流れで管理できます。

介護事業者(施設、有老、サ高住)

施設入居前の問合せや見学などの情報を記録・検索して、見込み客管理ができる営業支援ツール機能を搭載しています。入居後には請求業務機能のほか、バイタル等業務日誌作成、ヒヤリハット・事故報告等の記録機能として利用可能です。

入力したデータから、統計分析やベッドコントロールもでき、幅広い業務に活用できます。

介護事業者(地域密着)

請求業務だけではなく、介護事業のサービス品質評価にも対応可能です。ケアプラン作成・タブレット端末の利用・スケジュール管理・入力データの活用など、必要な機能が備わっています。

多店舗展開する場合でも本部で一元管理ができるため、事務作業費を軽減可能です。

介護事業者(福祉用具)

福祉用具専門相談員が使いやすいよう、ふくせん「福祉用具サービス計画書」に対応しています。
ケアマネジャーへの実績報告がペーパーレスで正確・迅速に行うことができるため、業務効率化と返戻減少に効果的でしょう。

また、マスター管理機能で取扱い商品のメーカー名・品番・TAISコードを登録すれば、福祉用具貸与に関係するスケジュール管理から、国保連への請求データ作成・利用者負担額の請求書発行までのプロセスをシンプルな入力作業で行えます。

障がい者総合支援

利用者スケジュールに実績を入力すると、国保連請求をするためのデータ作成が可能です。この実績と連動し、利用者請求書発行まで行えます。そのため、時間と手間をかけて入力作業をする必要がありません。

また、自治体ごとに異なる地域支援事業(移動支援事業サービスコード)は、自分でマスター登録を行えるので、さまざまな自治体に対応した請求が可能です。

よくある質問

ここでは、カナミックの介護ソフトに関するよくある質問に回答していきます。

ケアプランデータ連携システムに対応していますか?

カナミックの介護ソフトはケアプランデータ連携システムに対応しています。

ケアプランデータ連携システムについてはケアプランデータ連携システムとは?必要な準備や対応ソフトを解説でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

債権管理機能について詳しく教えてほしいです。

毎月発生する債権を統合管理できるオプション機能です。国保連や利用者負担金、その他事業所の請求を登録し、本部・事業所間でシームレスな管理を実現します。カナミッククラウドサービスの利用者様口座振替機能と連動し、引落し結果データから入金確認をはじめ、債権化された売掛データの消し込みまでを自動で行えます。

訪問介護用の「カナエルタッチ」とは何ですか?

「カナエルタッチ」は、訪問介護事業の運営に関わるロングライフホールディング株式会社と、介護・医療分野クラウドサービスのカナミックが共同開発したシステムです。

人件費・事務員の残業削減・ペーパーレス化による紙コスト削減・書類保管スペース料金など、経費削減や業務改善を図ることで人材不足改善と介護職が利用者に向かい合う時間を増やすことなどが期待されています。

カナミックの介護ソフトはインボイス制度に対応していますか?

カナミックの介護ソフトはインボイス制度に対応しています。

カナミックの介護ソフトはIT導入補助金の対象になっていますか?

カナミックの介護ソフトは、IT導入補助金2023の対象になっています。

まとめ

ここまで解説したように、カナミックの介護ソフトは非常に多機能で、実用性が高いです。しかし、請求時期になると操作が重くなるなど、改善するべき課題も残されています。

カナミックの介護ソフトは実績が豊富で信頼性も高いので、気になっている方は一度問い合わせてみるといいでしょう。今回の記事の内容を参考に、カナミックの介護ソフトの導入を検討してみてください。

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セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.
URL:https://note.com/2ndlabo/n/n33882f74cd71

国立大学を卒業後、新聞記者として4年間勤務。2020年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療福祉施設の課題解決プラットフォーム「2ndLabo」にて各種ITツール、レジの導入支援、クリニック開業支援に従事。

2ndLaboのサービスを通じて、これまで1,000件を超えるサービス導入支援・開業支援を担当。得意分野はレジ関連(POSレジ、自動精算機)、ナースコール、レセプト代行。

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