離床センサーは、高齢者などのケア向上のために介護施設では欠かすことのできないシステムです。その中でも、トーテックアメニティ株式会社の「見守りライフ」は施設内のベッドの足にセンサーをつけるだけで、複数の利用者様を見守ることができ起き上がりの検知に役立ちます。
起き上がりの際に素早くスタッフルームに通知するので、転倒や転落事故の防止に有効です。また、離床センサーから取得したデータを日常的に収集分析することで、利用者様に合った介護も行えます。
見守りライフのきめ細かなケアで、介護の質の向上とゆとりある介護を実現する方法を解説するので、ぜひお読みください。
見守りライフは現場の要望を取り入れた簡単・安心なシステムで、取得した呼び出しデータを活用できるため人気のシステムです。 このシステムの導入で何が実現するのか、その特徴を解説します。
見守りライフは、「現場で待望の機能」を備えた離床センサーです。
従来のマット型や背面センサ型のセンサでは検知できなかった離床につながる動作を検出し、通知タイミングを利用者様ごとに設定することにより、転倒や転落事故を未然に防止します。
動き出しを素早く検知することにより、転倒や転落・徘徊をより早く検知できるのです。利用者様はセンサを意識することがないので、離床時につまずく原因を取り除けます。
また、荷重を測るセンサによりベッド上の利用者の体重を測定する機能があるので、これまで負担のかかっていた介護者の身体的な負担を大幅に軽減可能です。
見守りライフの構成は、基本的にはベッド脚下の荷重センサとメインユニットのみのシンプルなものとなっています。 システムはクラウドを活用しているので、設置後は施設内のパソコンやスマートフォンを専用のWebサイトにつなぐだけで、複数の利用者を一括管理できるのが便利です。
クラウドサーバでは、施設の規模に応じて10床・28床・40床から選んで、各居室の状態を把握することができます。 利用者様に危険が迫っている状況ではアラートが赤く点滅し、音声でもお知らせするので、優先してケアが可能です。
システムの管理画面では、動き出しや起き上がり・端座位・離床などのアラート通知ができます。 既存のナースコールとの連携も可能です。
オプションでは、平常時の呼吸数・脈拍数のバイタルアラートや温度湿度アラートの追加もできます。
見守りライフでは、生活リズムやバイタル・夜間の体動のグラフ・統計データの取得が可能で、データを蓄積・分析することで質の高い介護を実現できます。 それぞれの内容は次のとおりです。
生活リズム | 24時間のベッド上の利用者様の状態を1分刻みで測定 (最大で5年分の生活リズムを記録可能) |
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バイタル | ベッド上の利用者様の脈拍や呼吸数を1分刻みで測定 (医療行為を目的とした使用ではありません) |
夜間の体動グラフ | 夜間帯(18時~翌7時)の睡眠時間や離床回数・体重・脈拍・呼吸数の日々の推移を表示 |
統計データ | 昼間(7時~18時)と夜間(18時~翌7時)の覚醒時間や睡眠時間・離床回数・離床時間などを表示 |
なお、取得したデータは介護ソフト「福祉見聞録*」とデータ連携が可能となります。
(注)「福祉見聞録」は株式会社東経システム様の製品シリーズです。 今後、「福祉見聞録」以外の他社製介護ソフトとのデータ連携機能を順次リリース予定です。
見守りライフの仕様と価格は次の表のとおりです。
価格 | ー |
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種類 | ベッドセンサー |
サイズ | キャスター用:245×160×42(mm) 固定脚用:245×160×42(mm) |
専用アプリを使えば、離れた場所にいて複数の利用者様の状況を確認できます。 アラート通知を受信したときは、アプリが自動的に起動するので見逃しません。
見守りライフは、ベッドの4脚にセンサーをつけるだけで、複数の利用者様を見守ることができます。 起き上がり動作を素早く検知してスタッフルームに通知するので、転倒や転落事故・徘徊の防止が可能です。 その仕様は、現場で使いやすい次の特徴を備えています。
導入事例からも、設置が簡単にできることとデータの蓄積や分析をすることで利用者様に合った介護も行えると好評です。
見守りライフで介護の質を向上させ、ゆとりある介護を実現しましょう。