クックフリーズおすすめ業者8選|メリットや業者選定ポイントまで

投稿日 2022.10.07 / 更新日 2022.10.07
投稿者:豊田 裕史

病院や介護施設での給食提供において、近年は新調理システムが導入されるようになりました。昔に比べ、病院食や介護職に味や安全性が求められる時代となったことが理由でしょう。クックチルを始めとしたさまざまな新調理システムがありますが、最近では「クックフリーズ」という製法も開発され徐々に導入が進んできています。

当記事ではクックフリーズがどのような調理方法なのか、また導入することで得られるメリットをご紹介していきます。おすすめの企業も徹底比較していきますので、クックフリーズの導入を検討中の方はぜひ参考にしてください。

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クックフリーズの基礎知識

まずは、クックフリーズの基礎知識を解説していきます。クックチルとの違いについてもご紹介していきますので、クックフリーズとクックチルを比較する際の参考にしてください。

クックフリーズとは?

「クックフリーズ」とはその名の通り、食品を「凍結」させることが特長です。加熱調理した料理の凍結を、調理後30分以内に開始します。90分以内に中心温度を-5℃まで冷却させ、最終的には-18℃まで冷却して保存を行います。

一方「クックチル」は、凍結ではなく「冷却」して冷蔵保存する方法です。加熱調理後30分以内に冷却を行い、90分以内に中心温度3℃以下まで急速冷却をしていきます。冷蔵状態で保存しておき、再加熱して料理を提供するのが「クックチル」です。

保存期間の違い

クックチルとクックフリーズの違いのひとつが「保存期間」です。冷蔵保存と冷凍保存では、保存期間が大きく異なります。クックチルは冷蔵保存になるので、3℃以下の状況であれば製造日を含めて5日程度の保存期間が一般的でしょう。

クックフリーズはクックチルよりも長期間の保存が可能です。-18℃以下であれば、最大8週間程度の保存ができるでしょう。保存期間が長いため、計画的な生産・利用が可能になり食材のロスを防ぐ効果も期待できます。

味の違い

次の違いは「味の違い」です。食品を冷凍すると、冷凍方法や食材によっては細胞組織が破壊される可能性があります。それにより、食感や風味が損なわれることがあるため、クックフリーズを行う食材や冷凍方法を慎重に選ぶ必要があるでしょう。

一方、クックチルは冷蔵保存になるため、食材の細胞が劣化しづらいという特徴があります。保存期間は短くなりますが、食品を美味しい状態で提供することができるでしょう。食材を選ぶ必要もないため、レパートリーの広いメニューの提供も可能です。

保存方法 保存期間
クックフリーズ 冷凍 冷凍により食感・風味が損なわれる可能性がある。 最大8週間保存可能
クックチル 冷蔵 食感・風味は基本損なわれない 5日間が期限

クックフリーズ実現に必要な機器

クックフリーズは専用の機器を使い、食材と加熱調理後30分以内に急速凍結させます。そして冷凍保存した食材を、使う直前に湯せんで温めてそのまま提供するという流れです。改めて調理をし直す必要はありません。

クックフリーズを導入する際は、湯せんや盛り付けができる環境があれば十分可能です。キッチンや施設に特別なものを付け加える必要がないので、すぐにでも導入できるでしょう。

クックフリーズ選定時に見るべきポイント

クックフリーズ選定時に見るべきポイントとしては、下記が挙げられます。

  • メーカー対応エリア内かどうか?
  • 禁止食や療養食へも対応可能かどうか?

ここからは、それぞれのポイントについて具体的に解説していきます。

メーカー対応エリア内かどうか?

まず最初のポイントは「メーカー対応エリア内かどうか」という点です。各メーカーによって本社の場所は異なるため、その分対応可能エリアも異なります。メーカーの一部は、本社がある近郊のエリアにしか対応できないというところもあります。そのため、事前に対応可能エリアは確認しておくようにしましょう。

たとえば「グローバルキッチン株式会社」「SOMPOケアフーズ株式会社」は、日本全国に対応が可能です。地方の施設にも対応できますので、ぜひ検討してみることをおすすめします。

禁止食や療養食へも対応可能かどうか?

次のポイントは「禁止食や療養食へも対応可能かどうか」という点です。介護施設や病院での食事提供では、禁止食や療養食への対応が求められるケースも少なくありません。 肉が食べられなかったり、糖分や塩分の量に配慮しなければならない方もいることでしょう。

やわらか食やムース食など、料理の硬さにも注意しなければならないこともあります。禁止食や療養食が必要な患者さんがいる場合には、それらの病態職に対応できるかどうかも確認しておきましょう。比較的柔軟に対応してくれる企業としては「森永食研株式会社」が挙げられます。

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クックフリーズおすすめ企業8選

グローバルキッチン株式会社

グローバルキッチン株式会社

出典:グローバルキッチン株式会社 https://www.global-kitchen.jp/service/nursing-home/

グローバルキッチン株式会社は、介護が必要な方に「食」のサポートをする会社です。クックフリーズは「まごの手キッチン」という名前で、3,500以上の施設に導入されています。朝食は160円前後、昼食や夕食は230円前後から購入が可能です。

管理栄養士が毎月献立を提供しているため、栄養面でも安心できるでしょう。療養・介護職のエネルギー調整や、ムース食、塩分調整食やタンパク質調整食といった調理方法にも柔軟に対応してくれるので、事前に相談することをおすすめします。

グローバルキッチン株式会社の比較ポイント

  • 最短3日でお届け可能
  • 1回の納品が5,000円以上で週2回まで送料無料
  • 季節や行事にあわせたメニューも楽しめる

製品情報

対応可能エリア 日本全国
価格 朝食160円前後 
昼食/夕食230円前後
特徴 全国対応可能で療養食なども対応可能であり幅広く利用することが可能

森永食研株式会社

森永食研株式会社

出典:森永食研株式会社 https://www.morinagashokuken.com/kaigo/

森永食研株式会社は大分県に本社を置く会社です。常食・治療食や嚥下食など、利用者一人ひとりの個別ニーズに対応してくれるのが特徴です。メニューには四季の風味を取り入れながら、栄養バランスを考えた飽きのこない90日サイクルとなっています。

味・風味・色合いも本物志向で、本物の食材と味付けにこだわっているため満足のいく食事を楽しんでもらえるでしょう。献立表がセットになっているので、食材の組み合わせに悩むこともありません。なお、オプションで汁物を付けることも可能です。

森永食研株式会社の比較ポイント

  • スチーム加熱・レンジ加熱等に対応
  • 離水しにくいので嚥下障害のリスク軽減
  • 多人数対応の業務用にも対応

製品情報

対応可能エリア 要問合せ
価格 要問合せ
特徴 治療食に対して幅広く対応可能で透析食や減塩食にも対応している。

SOMPOケアフーズ株式会社

SOMPOケアフーズ株式会社

出典:SOMPOケアフーズ株式会社 https://www.sompocarefoods.com/service/deripac/

SOMPOケアフーズ株式会社は、安心・安全・健康に資する最高品質の介護サービスを提供している会社です。冷凍総菜「デリパック」は、高齢者施設に向けた食事サービスです。自然解凍・湯せん・スチームコンベクションなどで、簡単に食事の準備ができます。

事業者の予算に合わせて、メニューをカスタマイズすることも可能です。SOMPOケアフーズ株式会社では美味しさをとことん追及しており、メニューに合わせて出汁を使い分けています。また、肉料理と魚料理を別々の専門業者が製造するなど、細かなところにもこだわっています。

SOMPOケアフーズ株式会社の比較ポイント

  • 管理栄養士が栄養バランスのとれた献立を計画
  • 少人数から注文が可能
  • 郷土食豊かな「ご当地メニュー」をプラス

製品情報

対応可能エリア 要問合せ
価格 要問合せ
特徴 嚥下の状態に合わせて味にこだわった食事を提供

有限会社咲献(さっこん)

有限会社咲献

出典:有限会社咲献 http://www.harada-group.com/sakkon/

「有限会社咲献」は平成15年に創業し、医療・福祉分野に特化した食事サービスを提供している長崎県の会社です。クックフリーズは高齢者福祉施設向けの調理済み食品で、美味しさを閉じ込めた真空冷凍パックを湯せん、または自然解凍するだけで簡単に作り上げることができます。

栄養士によるバランスの取れた献立で、オプションでおやつを付けることも可能です。試食やデモンストレーション、見積もりなどは無料で行っているため、まずは問い合わせてみることをおすすめします。

有限会社咲献の比較ポイント

  • 雑菌の付着や繁殖などのリスクの減少
  • 自社セントラルキッチンで手作り製造
  • 無料で試食やデモンストレーションが可能

製品情報

対応可能エリア クックフリーズ卸エリア:全国
価格 要問合せ
特徴 見て楽しく、食べて美味しい食事提供のサポート

株式会社アオイコーポレーション

株式会社アオイコーポレーション

出典:株式会社アオイコーポレーション http://www.e-aoi.jp/contents/company/com-info.html

「株式会社アオイコーポレーション」は、給食受託サービスから介護職の製造販売までを行っている高知の企業です。原料となる食材のトレーサビリティは徹底して行われているため、品質の向上と「安心・安全」な料理の提供が可能になるでしょう。

新工場「高知セントラルキッチン」では、一日3,000食の製造が可能です。高知県食品衛生管理認証制度の認証取得を目指した最新施設で、高齢者施設の給食業務も安心して任せることができるでしょう。

株式会社アオイコーポレーションの比較ポイント

  • 食品衛生管理システムの国際基準「HACCP」の概念に基づくハイレベルな衛生管理
  • 自社室にある検査室で定期的な品質管理
  • 総合的な給食受託が可能

製品情報

対応可能エリア 要問合せ
価格 要問合せ
特徴 最新衛生管理厨房と最新鋭冷凍・冷蔵加工高齢者向け食品製造機器を備えた工場を併設

シェフクック

シェフクック

出典:シェフクック http://marunaka-goka.com/lp2/

シェフクックは茨城県にある会社で、昭和52年から給食弁当や介護施設向け配食サービスを提供してきました。シェフクックでは100%埼玉県産のコシヒカリを使っており、味にも自信を持って提供しています。

また、工場では徹底した品質と工程管理、高水準な衛生管理を行っているので食の品質も安心です。社員には定期的に衛生講習を行っており、従業員全体の意識を常に高めています。対応地域は限られていますが、その分輸送にかかるコストを削減でき高いコストパフォーマンスを実現しています。

シェフクックの比較ポイント

  • 刻み食・ムース食などの個別対応も可能
  • 冷凍保存できるストッカーを貸し出し
  • 必要な時に必要な分だけを発注可能

製品情報

対応可能エリア 埼玉県、茨城県、栃木県、千葉県、群馬県、東京都
※一部地域を除く
価格 朝・昼・晩3食コース 797円(税別)
特徴 国産米や国産野菜を使った美味しい食事の提供

株式会社デリキューブ

株式会社デリキューブ

出典:株式会社デリキューブ https://www.delicube.net/delipack.php

株式会社デリキューブは2007年に設立した長崎県の会社です。病院や介護施設だけでなく、個人向けの介護食や健康管理食も提供しています。施設向けの介護食は1個約145円のお惣菜ムースセットから、1日3食の弁当タイプまで10種類のタイプから選ぶことが可能です。

すべての食材は調理済みで、温めるだけで簡単に食べることができます。1人分から対応可能なセットもありますので、施設の人数や予算に合わせて最適なセットを選ぶことができるでしょう。

株式会社デリキューブの比較ポイント

  • 最適な食事セットを全国各地にお届け可能
  • バリエーションが豊富
  • ムーミーくん1人前セットはお試し用もあり

製品情報

対応可能エリア 全国
価格 1日3食:920円
1日1食(昼:380円、夕:380円)
特徴 価格帯や硬さによって数種類から好みの食材を選べる

フリーズ食品開発株式会社

フリーズ食品開発株式会社

出典:フリーズ食品開発株式会社 http://www.freezefoods.jp/company/

フリーズ食品開発株式会社はクックフリーズ食品を製造し、グローバルにお届けする目的で設立された新潟県の会社です。液体凍結方式により、食材の細胞破壊を起こりにくくし豆腐や天ぷらなど幅広い食材・料理の凍結ができるようになりました。

また、さまざまな技術と複合することで、その食材や料理に合わせた最適な凍結が可能です。フリーズ食品開発株式会社では「脱塩(デソルト)調理」という独自の調理法を開発しました。できる限り塩分を除いた調理法により、塩分を控えなければならない高齢者でも安心して食べることができるでしょう。

フリーズ食品開発株式会社の比較ポイント

  • 液冷式凍結により細胞破壊しにくく品質の維持が可能
  • 自社セントラルキッチンゆえのフレキシブルでスピーディーな工程
  • 健康にも配慮した料理

製品情報

対応可能エリア 要問合せ
価格 要問合せ
特徴 「脱塩(デソルト)調理」により塩分をできる限り取り除いた調理方法も可能

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クックフリーズの導入方法

ここから、クックフリーズの導入方法について、詳しく説明していきます。

施設への導入方法

先述した通り、クックフリーズは業者から冷凍された食品を納入するだけで、すぐにでも使用ができるようになります。自施設で湯せんによる再加熱をするだけであれば、現在のキッチンや施設に特別新たな設備を付け加える必要はありません。

クックフリーズは製品により、生産できる量などが異なります。そのため、メーカーと打ち合わせを行い、1日に必要な食事数やメニューのバリエーションを事前に確認しておきましょう。

提供までの流れについて

クックフリーズを導入する場合、基本的にはクックフリーズメーカーから冷凍された状態の食材が届くことになります。毎日、または毎週など届く頻度については、メーカーによって異なるので確認しておきましょう。

冷凍で届いた食材は、食事のタイミングで湯せんで解凍を行います。湯せんで温めた食材は、盛り付けるだけで提供することが可能です。冷凍している間は細菌が繁殖しづらい温度帯なので、細菌増殖の危険性を低くすることができるでしょう。

まとめ

当記事ではクックフリーズを使った食事についてご紹介しました。クックフリーズを取り入れることで、常に栄養バランスの整った食事を安全に提供できるようになります。それにより、食品の安全性を確保できるだけでなく、病院内の人件費削減にもつながるでしょう。

また、作業効率化や食材ロスの低減も可能になります。最近では技術が発達し、冷凍保存をしても美味しさを保ちやすくなりました。安全性の高い食材の提供を行うためにも、ぜひクックフリーズの導入を検討してみましょう。

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セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.

URL:https://twitter.com/toyoda_2ndLabo

セカンドラボ株式会社の社員。病院・介護施設のDX&業務効率化オタク。実は中小企業診断士です。毎日医療福祉施設向けの製品やサービス、企業の調査研究を行っています。


フリーランスWEBライター

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元高校国語教師。3年ほど教育現場で働き、フリーランスWEBライターとして独立。様々なメディアで記事を制作。ディレクターとしても活動。個人でブログも運営しており、情報発信も行なっています。

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