タブレットPOSレジのおすすめ15選|価格や選び方まで

更新日 2024.01.17
投稿者:豊田 裕史

タブレット型POSレジとは、iPadなどのタブレットやスマートフォンに専用のアプリをインストールし、端末をPOSレジとして利用する運用をさします。

飲食店などで目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。コンパクトで初期費用もほとんどかからず導入できるため、飲食店や小売店を初めとする様々な業種の店舗で導入が進んでいます。自店舗にあったタブレット型POSレジを選べるように選定ポイントを執筆したので、参考にしてください。

おすすめタブレットPOSレジの比較一覧表
製品名 お問い合わせ 初期費用 月額費用 ポイント 会計ソフト ECサイト 自動釣銭機 キャッシュレス決済 サポート
株式会社スマレジ
お問い合わせ
0円~※ 0円~ 0円から始められるクラウド型POSレジ メール・電話
ポスタス株式会社
お問い合わせ
要問合せ 6,000円~12,000円 機能数&サポート力抜群 全国駆けつけ・電話・メール
株式会社ユビレジ
お問い合わせ
0円~※ 6,900円~ 使いやすさにこだわられたPOSレジ メール・電話
Square
お問い合わせ
0円~※ 0円~ 無料で使えるPOSレジ。費用はキャッシュレス決済手数料のみ。 メール・電話
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タブレットPOSレジとは

タブレットPOSレジは、iPodやiPhoneにPOSシステムのアプリをインストールしてPOSレジとして利用するタイプの製品です。新たに専用のiPadやiPhoneを購入しなくても、既に使っている端末をPOSレジとして使用することができます。

据え置き型のように設置場所を取る必要がないため、持ち運びがしやすく運用が容易です。とはいえ、POSシステム自体はすぐにインストールできますが、キャッシュドロワやレシートプリンタなどの周辺機器は別途購入しなければなりません。タブレットPOSレジは、様々な種類があるPOSレジの一種になります。

この記事では、飲食店・小売店向けのタブレットPOSレジを紹介しています。美容、サロンなどより幅広い業種に対応できるPOSレジ一覧情報は、【2023】POSレジおすすめ製品を徹底比較|価格や選び方までをご覧ください。

タブレット型POSレジが人気の業種・事業所

タブレット型POSレジはほとんどの業種で使うことができますが、初期費用を抑えられるメリットから、飲食店や小売店、美容室などでの導入が進んでいます。居酒屋やファーストフード店、美容室などで、タブレットだけのレジを見た経験のある方もいるのではないでしょうか?

スマートフォンやタブレットにアプリをインストールすることで、アプリ経由でレジ機能を使えるようになります。集計した金額を一元管理できるため、店舗の売上分析の元データとして活用することもできます。

他のタイプのPOSレジとの違いは?

POSレジを大きく分けると、「タブレットPOSレジ」、「ターミナル型POSレジ(ガチャレジ)」、「パソコン型POSレジ」の3種類に分けることができます。

それぞれの特徴は以下の通りです。

タイプ タブレット型POSレジ ターミナル型POSレジ パソコン型POSレジ
初期費用 0円~50万円 50万円~150万円 0円~50万円
ランニングコスト 0円~1.5万程度 0円~1万円程度 0円~1万円程度
拡張性 あり なし あり
サイズ 手のひらサイズから 卓上や置き型 PCサイズ
サポート体制 良くない場合がある 手厚いサポートが期待できる 良くない場合がある

POSレジおすすめメーカー15選

ここからは、下記のPOSレジおすすめメーカーをご紹介していきます。

ポスタス株式会社|POS+

ポスタス株式会社

出典:ポスタス株式会社 https://www.postas.co.jp/

「ポスタス」はショップ・小売店や飲食店、美容・サロンなど、さまざまな業種に特化した機能を備え付けたPOSレジです。どの業種に特化したPOSレジでもレジ機能や売上管理など基本機能は網羅しているので、どの業種でも便利に使うことができます。

また、お店の状況が変化すれば、その都度必要な機能を低コストで追加することも可能です。予算に応じて、柔軟に機能を調整できるでしょう。サポート体制も万全で、導入作業だけでなく導入後にも電話と駆けつけサポートを行ってくれるので安心して使用できます。

ポスタス株式会社の比較ポイント

  • 導入から運用まで万全のサポート
  • さまざまなキャッシュレス決済に対応
  • 複数店舗の一元管理が可能

製品情報

初期費用 要お問い合わせ
月額料金 6,000円~
特長 さまざまな業種に特化した機能を装備しているPOSレジ

株式会社スマレジ|スマレジ

株式会社スマレジ

出典:株式会社スマレジ https://smaregi.jp/

スマレジ は0円から始められるクラウド型POSレジです。スタンダードプランなら基本的なPOSレジ機能を月額0円で使用することができます。スタンダード以外にも5種類のプランがあるため、店舗の予算や利用状況に合わせて選べるのが特徴です。

なお、無料でアカウントを作成でき、iPadやiPhoneを使用すれば初期導入費もかかりません。クラウド型なのでメインエンジンはアップデートが繰り返され、常に最新の状態を保つことができます。サポート体制も充実しているので、安心して使用することができるでしょう。「スマレジのオンライン相談・ショールーム予約はこちら」での導入相談を受け付けていますので、気になる方はご検討ください。

株式会社スマレジの比較ポイント

  • 30日間の無料お試し期間あり
  • 「もしも」の時のオフラインモードあり
  • 成長や店舗の変化にも柔軟に対応できる豊富なプランやオプション

製品情報

初期費用 0円~
月額料金 0円~
特長 iPad・iPhone・iPod touchアプリを使った無料で使えるPOSシステム

株式会社ユニエイム|CASHIER POS

株式会社ユニエイム

出典:株式会社ユニエイム https://cashier-pos.com/

株式会社ユニエイムが販売している「CASHIER POS」は、POSレジ専用一体型ハードウェアです。iPad POSレジではありませんが、レンタルなら初期費用・月額利用料0円で始めることができます。万が一、ハードウェアが故障したときでも万全のサポートを受けられます。

月額0円のスタータープランだけでなく、ハードウェアを組み合わせて使うことのできるプロフェッショナルプランやモバイルオーダープランの選択も可能です。カスタマイズにも対応していますので、一度問い合わせてみることをおすすめします。

株式会社ユニエイムの比較ポイント

  • 店頭のあらゆるデータをリアルタイムで把握
  • 店舗運営を効率化する豊富な機能・販売方法
  • ハードウェア・初期費用無料のフリープランも用意

製品情報

初期費用 0円~(レンタルの場合)
月額料金 8,400円~(レンタルの場合)
特長 初期費用0円、月額利用料0円から導入可能な高機能クラウド型POSレジ

株式会社ユビレジ|ユビレジ

株式会社ユビレジ

出典:株式会社ユビレジ https://ubiregi.jp/

「ユビレジ」は最短即日でPOSシステムを導入できるPOSレジです。iPadがあれば、初期費用はかからずにPOSレジの使用ができるようになります。iPadがない場合は、無料で貸し出してくれるので購入前に機能を試すことも可能です。

必要な周辺機器は購入する必要がありますが、ユビレジで販売も行っているので購入することができます。また、導入サポートは店舗によって異なります。商品情報データ化サポートだけであれば10,000円から、フルサポートは都度見積もりが必要になりますのでぜひ問い合わせてみましょう。

株式会社ユビレジの比較ポイント

  • 売上向上に役立つ機能が豊富
  • 導入前も土入後もしっかりサポート
  • 使いたいシステムと柔軟に連携できる豊富なシステム連携

製品情報

初期費用 0円~
月額料金 6,900円~
特長 利用継続率99%の店舗売上向上を実現するPOSレジ

Square株式会社|Square

Square株式会社

出典:Square株式会社 https://squareup.com/jp/ja

Square株式会社からはSquareリーダーというクレジットカード決済端末がリリースされています。手元のスマホやタブレットに接続するだけで、簡単にキャッシュレス決済に対応できるようになるカードリーダーです。

Squareリーダーを導入すると、POSレジが無料で使えるようになります。Squareリーダーは3種類あり、7,980円から購入できます。キャッシュレス決済時の手数料3.25%のみしかかかりませんので、初期費用や運用コストを安く抑えることができるでしょう。

Square株式会社の比較ポイント

  • 会計から在庫管理まで機能が充実したPOSレジアプリが無料で使用可能
  • 申込費用・長期契約日・解約手数料が無料
  • 最短翌営業日入金で手数料は無料

製品情報

初期費用 0円~(決済端末は別途購入が必要)
月額料金 0円~(キャッシュレス決済時の手数料のみ)
特長 今すぐキャッシュレス決済の受付を始められる超小型のクレジットカード決済端末

株式会社スカイダイニング|ワンレジ

株式会社スカイダイニング

出典:株式会社スカイダイニング https://one-regi.com/

株式会社スカイダイニングの「ワンレジ」は、20年以上飲食店を経営してきたプロが約1,000人の現役オーナーの声から作った飲食店専用のPOSレジです。キャッシュレス会計やセルフオーダーといった基本的なレジ機能はもちろん、給与計算や衛生管理機能といった飲食店に必要不可欠な機能も充実しています。

さらに、操作が簡単なので初めてのスタッフでも満足に使うことができるでしょう。導入時にはスカイダイニングのスタッフが丁寧に使い方を教えてくれるので、安心して導入することが可能です。

株式会社スカイダイニングの比較ポイント

  • すべての不正を監視し安心して働ける環境を提供
  • 飲食店経営に必要な数字をすべて自動で集計
  • 47都道府県に導入実績あり

製品情報

初期費用 要お問い合わせ
月額料金 要お問い合わせ
特長 元飲食店経営者が考えた飲食店専用POSレジ

ブレイン株式会社|BR5

ブレイン株式会社

出典:ブレイン株式会社 http://www.blayn.com/

ブレイン株式会社が販売しているタブレット型POSレジは、69,800円で購入が可能です。これまで6,500店舗以上に導入した実績があります。ハードウェアはコンパクトに作られているので、設置場所が限られた店舗にも気軽に導入できるでしょう。

また、レシートプリンターや金額表示器が一体型になっているため、配線数が少なくなりレジ周りがすっきりします。さらに、分割会計や残数管理、個別会計など飲食店ならではの機能も充実しています。月額0円からの無料プランもあるので、予算が限られている店舗でも導入しやすいでしょう。

ブレイン株式会社の比較ポイント

  • 直感的な操作性で初めてのスタッフでも分かりやすい
  • 基本の会計操作はたった3ステップ
  • レシート印刷はワンストップの0.01秒

製品情報

初期費用 69,800円~
月額料金 0円~
特長 月額0円から始められる飲食店専用POSレジ

株式会社エスキュービズム|ORANGE POS

株式会社エスキュービズム

出典:株式会社エスキュービズム https://orange-pos.jp/

株式会社エスキュービズムの「ORANGE POS」は、タブレットパソコンやiPadなどにインストールするだけで使用できるアプリ型タブレットPOSレジシステムです。POSレジに必要な機器は後からでも追加できるので、手軽に導入できるでしょう。

また、国内外を問わずさまざまな基幹システムと連携してきた実績があります。すでに使っている基幹システムや外部サービスを引き続き利用できるので、新しく契約する手間や費用を省くことができるでしょう。

株式会社エスキュービズムの比較ポイント

  • 店舗の価値を最大化するオムニチャネル構築
  • 店舗運営の報告・集計業務の効率化
  • 効果的なUI/UXを実現するセルフレジ構築

製品情報

初期費用 要お問い合わせ
月額料金 要お問い合わせ
特長 タブレット1台でさまざまな業務に簡単アクセスできるPOSシステム

株式会社USEN|Uレジ

株式会社USEN

出典:株式会社USEN https://pos.usen.com/uregi/

株式会社USENの「Uレジ」は、便利な機能が豊富に搭載された飲食店専用のタブレットPOSレジです。多機能ですがシンプルな操作性で、新人スタッフでもすぐに使いこなせるようになるでしょう。基本的な会計機能はもちろん、会計ミス防止機能やテーブル管理機能なども装備されています。

また、集計・分析機能も約30種類以上と豊富です。売上実績をあらゆる指標でグラフ表示できるので、今後の店舗運営に役立てることができるでしょう。なお、データはスマホでも管理することが可能です。

株式会社USENの比較ポイント

  • 多機能なのにすぐに使いこなせるシンプルな操作性
  • 設置や初期設定も安心のサポートにすべてお任せ
  • 豊富な外部システム連携で店舗経営を楽にできる

製品情報

初期費用 0円~
月額料金 要お問い合わせ
特長 注文や売上集計・分析まで店舗経営に役立つ機能が充実

株式会社フォウカス|poscube

株式会社フォウカス

出典:株式会社フォウカス https://pos-cube.com/

株式会社フォウカスからは「poscube」というPOSシステムがリリースされています。飲食店に必要な厳選された機能はもちろん、顧客管理システムや本部システムとの連携も可能です。カスタマイズにも対応できるので、自施設にぴったりのPOSレジシステムを構築できるでしょう。

pocubeは店舗内にサーバーを設置し、店舗内のWi-Fi環境で動作する仕組みです。そのため、インターネット環境のない店舗やネットワークが不安定な地域の店舗であっても安定したシステム稼働が実現できるでしょう。

株式会社フォウカスの比較ポイント

  • 実用性に優れた便利な機能が搭載
  • 専用機に匹敵する印刷機能
  • 正確でスピーディーなオーダーにこだわったハンディ端末を用意

製品情報

初期費用 要お問い合わせ
月額料金 要お問い合わせ
特長 POSレジとオーダーエントリーシステムがひとつになったオールインワンタブレットPOSシステム

アロハス株式会社|でん票くん

アロハス株式会社

出典:アロハス株式会社 https://denpyo-kun.com/

アロハス株式会社の「でん票くん」は、市販のタブレットiPad、iPad mini、iPod touch、各種android端末のブラウザを使って操作するPOSレジです。アプリではないので、インストールや更新をする必要もありません。

初期費用は11,000円ですが、次年度以降の更新費用は不要です。ただし、プリンターや端末類の設置費用やLANケーブル敷設費用、タブレット端末の設定にはそれぞれ費用が加算されます。詳しい価格は、公式ホームページを確認してから契約するようにしましょう。

アロハス株式会社の比較ポイント

  • 30日間の無料お試し期間あり
  • オーダーエントリー・キッチンモニター機能を標準装備
  • スマホ・モバイルオーダー機能などの有償オプションも充実

製品情報

初期費用 11,000円~
月額料金 1,100円~
特長 マルチOS・マルチデバイスで使えるクラウド型タブレットPOSレジ

株式会社メガ|EasyPOS

株式会社メガ

出典:株式会社メガ https://www.easypos.jp/

株式会社メガのEasyPOSは初期費用0円、月額15,000円でリース可能なPOSレジです。POSレジ本体とレシートプリンター、キャッシュドロワがセットになっており、保守料金も含まれているためリーズナブルな金額で使用できます。

飲食店向けタブレット型POSであれば、月額10,000円から使用可能です。ただし、タブレットや周辺機器、設置費が別途必要になります。さらに、保守費用も含まれませんので、事前に見積もりを出して問い合わせてみることをおすすめします。

株式会社メガの比較ポイント

  • 各業界に特化したPOSレジパッケージを用意
  • 5年リースでリーズナブルに利用可能
  • 無料デモの申込みもできる

製品情報

初期費用 0円~
月額料金 10,000円~
特長 リーズナブルでリースができるPOSシステム

日本電気株式会社|NECモバイルPOS

日本電気株式会社

出典:日本電気株式会社 https://jpn.nec.com/

日本電気株式会社が提供する「NECモバイルPOS」は、安い早い軽いを継続できるサブスク型POSシステムです。店舗の業種や広さ、店舗数によって、カスタマイズして使用できます。最適な組み合わせはNECが提案してくれるので、問い合わせてみましょう。

なお、常に機能追加・アップデートをしているので、常に最新の機能を使用することができます。実機を用いての確認が推奨されているため、契約前に無償のテストアカウントの発行を依頼してみましょう。

日本電気株式会社の比較ポイント

  • 40を超える他社とのサービス連携
  • 24時間体制のコールセンターで継続的なサポート
  • 飲食店に必要な機能を豊富に搭載

製品情報

初期費用 要お問い合わせ
月額料金 要お問い合わせ
特長 40年以上POSシステムを提供してきた豊富な実績

株式会社ビジコム|リアレジ

株式会社ビジコム

出典:株式会社ビジコム https://www.busicom.co.jp/product/rearegi/

株式会社ビジコムが扱うPOSレジ「リアレジ」は、タブレットやスマートフォンなど複数の端末で利用できます。クラウド型POSレジとして基本的な機能を備えているため 、店舗の運用に合わせて自由に使うことができます。

リアレジのアカウントは無料で作成でき、料金は従量課金制で使った分だけ支払えば良いのでお得に使うことができるでしょう。従量課金プラン以外にも、1台3,800円の月額プランやハードウェアとのセットプランも用意されています。

株式会社ビジコムの比較ポイント

  • 複数の店舗の売り上げや在庫を一元管理
  • 店の規模や予算、運用に合わせたPOSレジを選択できる
  • 多彩なキャッシュレス決済に対応

製品情報

初期費用 初期費用:0円~
月額料金 月額料金:1円/1明細
特長 会計システムなど豊富な外部システム連携が可能

株式会社リクルート|AirREGI

株式会社リクルート

出典:株式会社リクルート https://airregi.jp/

株式会社リクルートのPOSレジアプリ「AirREGI」には、日々の業務に役立つさまざまな機能が備わっています。キャッシュレス決済への対応や売上管理・分析、会計ソフトとの連携も可能です。

売上集計や分析機能も搭載されているので、手書きで日報やレポートを作成する必要はありません。いつでもどこでも確認できる売上データで、店舗の売上向上に役立てることができるでしょう。基本レジ機能や月額費用は無料で使用可能です。

株式会社リクルートの比較ポイント

  • 誰でも簡単に使えるシンプルなPOSレジ機能
  • 専用のカードリーダーを使うとキャッシュレス決済への対応もスムーズ
  • 店舗経営に役立つサービスとの連携が可能

製品情報

初期費用 0円~(iPadやレシートプリンター等は別途購入が必要)
月額料金 0円~
特長 0円で簡単に使えるPOSレジアプリ

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タブレットPOSレジの選び方

タブレットPOSレジを選ぶ際には、下記の点に注目してみてください。

  • サポート体制の有無
  • 求める機能がきちんとあるかどうか
  • キャッシュレス決済の導入は必要か

ここからは、タブレットPOSレジの選び方を詳しく解説していきます。

サポート体制の有無

まずは「サポート体制の有無」です。POSレジを初めて導入する場合、スタッフは使い方が分からず戸惑う方も多いことでしょう。導入の際にPOSレジの使い方などを詳しく説明してくれるメーカーを選ぶようにすることをおすすめします。また、導入時だけでなく導入後のサポートも必要です。万が一、使用中に不具合などが起こった場合、すぐに対応してもらわなければなりません。顧客に迷惑がかかるうえに営業がストップしてしまうリスクもあるため、導入後のサポート体制の有無は必ず確認しておきましょう。

求める機能がきちんとあるかどうか

次にチェックしたいのは「求める機能がきちんとあるかどうか」という点です。施設によって、POSレジに求める機能は異なります。自施設にどんな機能が必要かどうかを見極め、過不足ない機器構成機能となっていることを確認しておきましょう。POSレジを導入したにもかかわらず、必要な機能が付いていなければ効果を発揮できません。反対に付随する機能が多すぎれば、結局使わずに無駄な出費となってしまうでしょう。機能は多ければ多いほど価格が高くなりますので、必要最低限の機能を持つPOSレジを選ぶようにしてください。

キャッシュレス決済の導入は必要か

最後のポイントは「キャッシュレス決済の導入は必要か」という点です。施設形態によってはキャッシュレス決済ができた方が良いケースもあります。顧客満足度が上がることで、施設の今後の売り上げにもつながることもあるでしょう。とはいえ、キャッシュレス決済を導入する場合、QRコードや読み込み端末などの周辺機器が必要になります。メーカーによっては、キャッシュレス決済をすることで手数料がかかる場合もあるでしょう。自施設にキャッシュレス決済の導入が必要かどうか、事前に検討しておく必要があります。

キャッシュレス決済については医療機関のキャッシュレス決済徹底調査!手数料を抑える方法も解説でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

タブレットPOSレジのメリット・デメリット

ここからは、タブレットPOSレジを導入することで得られる下記のメリットとデメリットを、詳しくご紹介していきます。

タブレットPOSレジのメリット

まずはタブレットPOSレジ導入のメリットから解説します。

導入コストが安い

最初のメリットは「導入コストがやすい」という点です。既に持っているiPhoneやiPadを使用する場合、端末代金が必要ありません。POSレジは他にもターミナル型・パソコン型などがありますが、それらに比べると導入コストが安く済むのが特徴のひとつです。POSシステム自体は無料でダウンロードできるものもあり、最安0円からでも導入ができます。機能は最低限のものしか付いていませんが、予算を抑えたい方にはおすすめのタイプといえるでしょう。導入コストだけでなく、運用コストも低価格で提供しているメーカーもあります。

運用・持ち運びが容易

次のメリットは「運用・持ち運びが容易」という点です。タブレットPOSレジはコンパクトで軽量なので、据え置き型やパソコン型に比べて容易に持ち運ぶことができます。店内のいろいろな場所や屋外でも簡単に利用することができるでしょう。席数が多い店舗であれば、持ち運びしやすいタブレットPOSレジが適しています。また、スペースが限られている小規模店舗にも、コンパクトなタブレットPOSレジは使い勝手がいいと評判です。自施設のレジスペースを確認し、置き場所が限られている場合はタブレットPOSレジを検討しましょう。

タブレットPOSレジのデメリット

多くのメリットがあるタブレットPOSレジですが、導入時に知っておくべきデメリットについてもご紹介します。

通信環境が必須

オフラインではクラウド上にデータを送ることができないため、通信環境の整備が必須です。蓄積したデータの分析や在庫の発注など多くの便利な機能が使えるようになるため、タブレットPOSレジの導入を考える方はWi-Fi環境を整えておくことをおすすめします。

また、POSレジ専用のWi-Fi環境を整備するのがおすすめです。既存のWi-Fiと同じ回線でPOSレジを使った場合、通信スピードが遅くなってしまう可能性があり、結果的に顧客満足度を下げる結果となってしまいます。タブレットPOSレジ導入時は、Wi-Fi環境の整備も必要になると覚えておきましょう。

通信環境についてはPOSレジにWi-Fi利用がおすすめ!回線の選び方や注意点などでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

有料プランになる場合も

これまでご紹介してきたように、初期費用や月額料金が無料で使えるPOSレジが多数あります。業種によってはより高度な機能が必要になることもありますが、有料のプランを選ぶことでより売上の向上やスムーズな経営につながります。導入時には必要な機能と最終的な費用がいくらになるのかよく確認しておきましょう。施設によって必要な機能は様々ですので、どんな機能が必要か見極めることが大切です。

POSレジ選びの専門知識・時間がない方

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POSレジの導入にはレンタルやリース・補助金を活用可能

POSレジの導入方法には購入以外にもレンタルやリースなどがあります。補助金を活用できる可能性もあるので、確認していきましょう。

レンタルは期間を定めずに利用できるので、短期間で利用したい場合におすすめです。イベントや物販で利用されるケースが多いです。機種は限られ、最新のものを導入するのは難しいですが、審査もないのですぐにでも導入することができるでしょう。期間は1週間から貸し出している企業がほとんどです。

一方でリースは、利用期間が5年前後と定められていることが多くなります。貸出期間中は解約できませんが、長期契約ということもありレンタルよりも安い価格で利用可能です。初期費用がかからないので、一定期間POSレジを使用する予定のある方におすすめの方法といえるでしょう。

POSレジ導入に活用できる補助金にはいくつか種類がありますが、最もメジャーなのは「IT導入補助金」でしょう。中小企業のうち、ソフトウエア業、情報処理サービス業、旅館業を除くサービス業の場合は常勤の従業員100人以下、医療機関の場合は300人以下であれば対象となります。ただ、IT導入補助金の対象製品となっているPOSレジでないと交付が行われない点は注意が必要です。

なお、POSレジ導入時に利用できる補助金は、「デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)」です。補助上限額は以下の通りです。詳細は、ホームページを参照するか、コンシェルジュまでお気軽にお問い合わせください。

POSレジのレンタルについてはPOSレジレンタル業者おすすめ13選|メリット・選ぶときのポイントでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

POSレジで使える補助金については【2023】POSレジ導入時に活用できる補助金5選まとめでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

タブレットPOSレジのよくある質問

タブレット型POSレジのよくある質問についていくつかピックアップして回答していきます。

タブレットPOSレジでレシートは出る?

基本的にレシートプリンターを接続しないとレシートは出力できません。 タブレットPOSレジ導入時にレシートプリンターも合わせて導入する必要があります。

タブレットのOSは指定ある?

利用したいタブレットPOSにより異なるので確認が必要です。 ipadのみにしか対応していないようなタブレットPOSのアプリもあるので、事前に確認しておきましょう。

アップデートはどうしたらいい?

アプリのアップデートは自動的にネットワークから行われるで都度手動で行う必要はありません。

まとめ

ここまでタブレット型のPOSレジについて解説してきました。タブレット型POSレジは、据置き型のPOSレジのように設置スペースを取らず、持ち運びも容易のため中小規模の施設でも運用しやすいレジだと言えます。また既に持っているiPadなどを使用する場合、初期費用を安く抑えることが出来るというメリットもあります。各社機能や操作性は異なるため、実際にデモを試してみることで運用のイメージをつかめることでしょう。

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中小企業診断士
セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.
URL:https://note.com/2ndlabo/n/n949eaa3e9d69

北海道大学を卒業後、医療機器の営業として6年間勤務。外科、整形外科、泌尿器科領域を中心に民間・国公立の病院を担当。2020年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療福祉施設の課題解決プラットフォーム「2ndLabo」にて各種ITツール、医療機器の導入支援、クリニック開業支援に従事。

2ndLaboのサービスを通じて、これまで1,000件を超えるサービス導入支援・開業支援を担当。得意分野は、電子カルテ、介護ソフト、各種医療機器。

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