居宅療養管理指導の介護ソフトおすすめ5選!メリットや選び方など

更新日 2024.03.28
投稿者:豊田 裕史

介護ソフトや請求ソフトを導入することで、さまざまな業務を効率化できます。居宅療養管理指導を行う際も、最初に基本情報や指導内容を入力しておくことができるので、事務作業時間の短縮が可能です。

今回の記事では、 居宅療養管理指導向けの介護ソフトについて詳しく解説した上で、介護請求ソフトおすすめ5選を紹介します。
介護ソフト導入のメリットや選び方なども解説しますので、参考にしてみてください。

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居宅療養管理指導とは

居宅療養管理指導とは、通院が難しい利用者の自宅を訪問して心身の状態を把握し、療養上の管理と指導を行うサービスです。居宅療養管理指導は、基本的に要介護1以上の認定を受けた方が対象となります。ただし、要支援の方も居宅療養管理指導に準じた「介護予防居宅療養管理指導」は受けることが可能です。

居宅療養管理指導を行えるのは、以下の職種のみになります。

  • 医師
  • 歯科医師
  • 薬剤師
  • 管理栄養士
  • 歯科衛生士
  • 保健師・看護師

居宅療養管理指導の利用回数には制限があり、訪問する職種によって一か月の間に利用できる回数が決まっているため、事務作業が煩雑になりがちです。 居宅療養管理指導を行っている事業所は、病院やクリニック・薬局などですが、通常業務の合間を縫って利用者の自宅を訪問しています。

居宅療養管理指導向けの介護ソフトの特長

居宅療養管理指導は、事務作業が非常に煩雑です。居宅訪問の業務があり、通常業務の合間を縫って居宅訪問を行うことが多いので、業務も多忙になります。それを改善するのが介護ソフトの導入であり、業務負担の軽減はもちろん、正確な管理が行えることも大きな特徴です。

居宅療養管理指導向けのソフト内容は?

利用者の基本情報や指導内容などを管理する機能

利用者の基本情報や指導する内容を事前に入力しておくことができます。

利用票や提供票などの利用実績を作成する機能

サービス利用表などを、簡単に作成可能です。

訪問計画書の作成機能

よく使う文例を登録でき、効率的に訪問計画書を作成できます。

訪問看護情報提供書の作成機能

訪問看護報告書・訪問看護情報提供書などの医療文書の作成・管理が可能です。

介護給付費の明細書、利用者への請求書、領収書作成機能

介護給付費の明細書や利用者への請求書などをシンプルな操作で作成できます。

国保連への請求機能

煩雑になりがちな国保連への請求もスムーズに行うことが可能です。

スケジュール管理機能

利用者・スタッフのスケジュールを管理できます。

介護請求ソフトおすすめ5選

ここでは、介護請求ソフトおすすめ5選を紹介していきます。それぞれ特徴が異なるので、比較しながら導入を検討してみてください。

カイポケ|株式会社エス・エム・エス

株式会社エス・エム・エス

出典:株式会社エス・エム・エス https://ads.kaipoke.biz

カイポケは、介護ソフト新規導入実績No.1で 「第13回ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2019」ASP・SaaS部門の社会業界特化系分野で、準グランプリを受賞したことがあります。初期費用0円で導入可能です。

予定と実績の入力が簡単で、単位数を自動計算できます。国保連への請求は入力画面から直接請求ができ、利用者請求も自動作成可能です。経過記録も簡単に記録することができるので、状態変化の把握も効率的にできます。 電話・メール・遠隔操作でのサポートを行っており、サポートの際の追加費用はかかりません。

カイポケの比較ポイント

  • 介護ソフト新規導入実績No.1
  • 予定と実績の入力が簡単
  • 電話・メール・遠隔操作でのサポートに対応

製品情報

製品名 カイポケ
企業名 株式会社エス・エム・エス
導入形態 クラウド型
機能 台帳管理、計画書、予定・実績管理、国保連請求管理、アセスメント、ケアプラン各種情報出力など
料金
  • 初期費用無料(0円)
  • 居宅療養管理指導ソフト基本料金:月額1,000円
サポート形態 電話・メール・遠隔サポート

まもる君クラウド|株式会社インタートラスト

株式会社インタートラスト

出典:株式会社インタートラスト https://kaigo.intertrust.jp

まもる君クラウドが提供している居宅療養管理指導ソフトは、国保連請求や利用者請求といった介護請求を簡単に行うことが可能です。また、利用者情報から居宅療養管理指導書の作成ができます。

クラウドサービスなので、外出先からスマートフォンやタブレットで利用することが可能です。データはすべてクラウド上で管理されているため、あとから情報を転記する必要がありません。

利用者請求を簡単に行えるように口座振替に対応しており、集金代行会社や銀行と連動するための口座振替データ作成機能も搭載されています。

まもる君クラウドの比較ポイント

  • 介護請求を簡単に行うことが可能
  • 外出先からスマートフォンやタブレットで利用できる
  • 口座振替に対応

製品情報

製品名 まもる君クラウド
企業名 株式会社インタートラスト
導入形態 クラウド型
機能 国保連請求、業者請求、バイタル・経過記録、売上管理、居宅療養管理指導書作成、介護予防サービス対応など
料金
  • 初期費用無料(0円)
  • 居宅療養管理指導 月額8,800円
サポート形態 カスタマーセンター、遠隔サポート

ファーストケア|株式会社ビーシステム

株式会社ビーシステム

出典:株式会社ビーシステム https://www.fc-soft.jp/kyotaku

ファーストケアの居宅サービス版は、 登録したスケジュールの利用者サービス単位数を自動計算可能です。リアルタイムで表示されるため、 実績報告の作成と同時に利用単位数を確認できます。また、文字入力域の調整ができ、サービス計画書などの文字入力域を入力行数に伴い拡張可能です。

全国3500件以上の事業所で導入されている実績があり、他社ソフトからの乗り換えもサポートしてもらえるので安心して導入できます。

ファーストケアの比較ポイント

  • 利用者サービス単位数を自動計算可能
  • 実績報告の作成と同時に利用単位数を確認できる
  • 全国3500件以上の事業所で導入されている実績がある

製品情報

製品名 ファーストケア
企業名 株式会社ビーシステム
導入形態 パッケージ型
機能 利用者管理、提供サービス計画、サービス提供票(実績報告)、予定実績管理、保険外サービス、請求データ作成、利用者請求、職員間メール、報告連絡、職員日誌、FAX連絡票、予定表など
料金 要問合せ
サポート形態 遠隔サポート

すこやかサン|株式会社EMシステムズ

株式会社EMシステムズ

出典:株式会社EMシステムズ https://emsystems.co.jp/promotion/sukoyakasan/

すこやかサンは、居宅療養管理指導の他にも介護保険全サービスに対応可能です。介護請求では、エラー理由の確認や算定漏れ防止機能などがあるので、正確な請求データを作成できます。 サービス利用票・提供票を作成する際は、パターン設定や加算一括設定ができるので効率的に作成可能です。

また、同一法人内であれば、異なるサービスを提供している事業所間での利用者情報のデータ共有ができます。

すこやかサンの比較ポイント

  • 介護保険全サービスに対応可能
  • パターン設定や加算一括設定ができる
  • 同一法人内であれば利用者情報のデータ共有ができる

製品情報

製品名 すこやかサン
企業名 株式会社EMシステムズ
導入形態 オンプレミス型、クラウド型
機能 LIFE対応、介護請求、介護記録、サービス管理・利用票・提供票、クラウド対応、法人内サービス間連携など
料金
  • 初期費用:オンプレミス195,000円~、クラウド15,000円~
  • 月額:オンプレミス35,000円~、クラウド12,500円~
サポート形態 要問合せ

ほのぼのNEXT|NDソフトウェア株式会社

NDソフトウェア株式会社

出典:NDソフトウェア株式会社 https://www.ndsoft.jp/product/next/inhome/management-guidance.php

ほのぼのNEXTの 居宅療養管理指導事業所向けシステムでは、 職種によって異なる単位数や限度回数を自動でチェック可能です。サービス利用実績は、カレンダーボタンから簡単に登録できるため手間がかかりません。

利用料請求書は、事業者に合わせてフォーマットを設定・変更可能です。また、 窓空き封筒に対応した請求書や、宛名シール印刷にも対応しています。

ほのぼのNEXTの比較ポイント

  • 単位数や限度回数を自動でチェック可能
  • 利用料請求書の設定・変更ができる
  • 窓空き封筒に対応した請求書を作れる

製品情報

製品名 ほのぼのNEXT
企業名 NDソフトウェア株式会社
導入形態 クラウド型
機能 単位数・限度回数自動チェック、利用料請求、LIFE対応
料金 要問合せ
サポート形態 Web操作説明、サポートセンター、リモートメンテナンス

ソフトの導入メリット

ここでは、居宅療養管理指導向けのソフト導入によるメリットを紹介していきます。

時間短縮

居宅療養管理指導向けの介護ソフトを導入すると、業務の効率化が可能です。たとえば、請求処理の際に今まで2人でダブルチェックを行っていたのが、介護ソフトのエラーチェック機能で不要になります。また、請求書や領収書の計算ソフトも入っているので、転記作業が必要ありません。スタッフの業務負担が大幅に軽減されるので、離職率の低下にもつながるでしょう。

データ管理

さまざまなデータを介護ソフトで一元管理できるので、 見たい情報をすぐに確認可能です。紙媒体で利用者情報を管理していると、管理スペースが必要になりますがその必要もありません。セキュリティもしっかりしているため、安心して利用可能です。

国保連請求

電子媒体(磁気媒体)で介護保険請求を行っている場合、郵送業務や提出後の修正に手間がかかります。郵送してから国保連に到着するまで、タイムラグが生じるため無事期限内に届いているか不安になることもあることでしょう。伝送機能のある介護ソフトを導入することで、インターネットを介した介護保険請求が可能となり、請求業務にかかる負担が大幅に軽減されます。提出後にミスに気付いた際も、すぐさま修正して再提出することが出来ます。リアルタイムに請求状況の確認や、返戻通知等の確認が出来るようになるため、より確実に請求業務を行えます。

失敗しないソフトの選び方

ここでは、失敗しないソフトの選び方を解説していきます。

職種に適したソフトを選ぶ

居宅療養管理指導は、病院や薬局など医療機関や医師・看護師など、さまざまな職種が関わります。職種ごとにサービス内容が異なるため、 職種やサービスに適したソフトを選ばなければなりません。ソフトを導入する際は、メーカーの担当者に事前確認するようにしましょう。

スケジュール管理機能

居宅療養管理指導の場合、利用者の自宅へ訪問するので、利用者・ スタッフのスケジュール管理をしっかりと行わなければなりません。そのため、利用者・スタッフのスケジュールを分かりやすく確認できる介護ソフトを選ぶようにしましょう。

サポート体制がしっかりしている会社のソフトを選ぶ

ソフトを活用する上で不具合が起きたり、使い方がわからなくなったりすることがあります。その際に、どのようなサポートをしてくれるか事前に確認しておきましょう。電話やメールでの対応なのか、対応可能な時間帯はいつなのか、などを確認しておくといいです。

使いやすい機能

実際に使用してみて使いづらければ、なかなか業務は効率化されません。デモやお試し版を提供している介護ソフトであれば、まずは一度使用してから選ぶようにしましょう。実際に使って使用感や操作性を確認するのがおすすめです。

まとめ

居宅療養管理指導を行うにあたり、介護ソフトの導入は大きなメリットです。請求処理やデータ管理が効率的に行えるため、業務負担の軽減にもつながるでしょう。

今回の記事の内容を参考に、介護ソフトの導入を検討してみてください。どのソフトを選べばいいか迷った際は、紹介した介護請求ソフトおすすめ5選から選んでみると良いでしょう。

介護ソフト選びの専門知識・時間がない方

コンシェルジュが代わりに探してご案内します!

業界に精通したコンシェルジュが、希望条件をお伺いし、ピッタリなメーカー・製品をご案内。時短&手間ナシで情報収集が可能です。相場観や補助金情報などのご質問にもお答えします。

中小企業診断士
セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.
URL:https://note.com/2ndlabo/n/n949eaa3e9d69

北海道大学を卒業後、医療機器の営業として6年間勤務。外科、整形外科、泌尿器科領域を中心に民間・国公立の病院を担当。2020年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療福祉施設の課題解決プラットフォーム「2ndLabo」にて各種ITツール、医療機器の導入支援、クリニック開業支援に従事。

2ndLaboのサービスを通じて、これまで1,000件を超えるサービス導入支援・開業支援を担当。得意分野は、電子カルテ、介護ソフト、各種医療機器。


フリーランスWEBライター
URL:https://twitter.com/kakeru5152

元高校国語教師。3年ほど教育現場で働き、フリーランスWEBライターとして独立。様々なメディアで記事を制作。ディレクターとしても活動。個人でブログも運営しており、情報発信も行なっています。

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