介護ソフトや請求ソフトを導入することで、さまざまな業務を効率化できます。居宅療養管理指導を行う際も、最初に基本情報や指導内容を入力しておくことができるので、事務作業時間の短縮が可能です。
今回の記事では、 居宅療養管理指導向けの介護ソフトについて詳しく解説した上で、介護請求ソフトおすすめ5選を紹介します。
介護ソフト導入のメリットや選び方なども解説しますので、参考にしてみてください。
さっそく、介護請求ソフトおすすめ5選を紹介していきます。それぞれ特徴が異なるので、比較しながら導入を検討してみてください。
カイポケは、介護ソフト新規導入実績No.1で 「第13回ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2019」ASP・SaaS部門の社会業界特化系分野で、準グランプリを受賞したことがあります。初期費用0円で導入可能です。
予定と実績の入力が簡単で、単位数を自動計算できます。国保連への請求は入力画面から直接請求ができ、利用者請求も自動作成可能です。経過記録も簡単に記録することができるので、状態変化の把握も効率的にできます。 電話・メール・遠隔操作でのサポートを行っており、サポートの際の追加費用はかかりません。
カイポケの比較ポイント
製品情報
製品名 | カイポケ |
---|---|
企業名 | 株式会社エス・エム・エス |
導入形態 | クラウド型 |
機能 | 台帳管理、計画書、予定・実績管理、国保連請求管理、アセスメント、ケアプラン各種情報出力など |
料金 |
|
サポート形態 | 電話・メール・遠隔サポート |
まもる君クラウドが提供している居宅療養管理指導ソフトは、国保連請求や利用者請求といった介護請求を簡単に行うことが可能です。また、利用者情報から居宅療養管理指導書の作成ができます。
クラウドサービスなので、外出先からスマートフォンやタブレットで利用することが可能です。データはすべてクラウド上で管理されているため、あとから情報を転記する必要がありません。
利用者請求を簡単に行えるように口座振替に対応しており、集金代行会社や銀行と連動するための口座振替データ作成機能も搭載されています。
まもる君クラウドの比較ポイント
製品情報
製品名 | まもる君クラウド |
---|---|
企業名 | 株式会社インタートラスト |
導入形態 | クラウド型 |
機能 | 国保連請求、業者請求、バイタル・経過記録、売上管理、居宅療養管理指導書作成、介護予防サービス対応など |
料金 |
|
サポート形態 | カスタマーセンター、遠隔サポート |
ほのぼのNEXTの 居宅療養管理指導事業所向けシステムでは、 職種によって異なる単位数や限度回数を自動でチェック可能です。サービス利用実績は、カレンダーボタンから簡単に登録できるため手間がかかりません。
利用料請求書は、事業者に合わせてフォーマットを設定・変更可能です。また、 窓空き封筒に対応した請求書や、宛名シール印刷にも対応しています。
ほのぼのNEXTの比較ポイント
製品情報
製品名 | ほのぼのNEXT |
---|---|
企業名 | NDソフトウェア株式会社 |
導入形態 | クラウド型 |
機能 | 単位数・限度回数自動チェック、利用料請求、LIFE対応 |
料金 | 要問合せ |
サポート形態 | Web操作説明、サポートセンター、リモートメンテナンス |
ナーシングネットプラスワンは全国で6,000以上の事業所で利用されている介護ソフトです。初期費用0円、月額料金8,000円~導入可能です。事業所に寄り添ったリーズナブルな価格設定となっています。
直観的に操作ができるように、わかりやすさ・使いやすさを追求したシンプルなデザインも特徴です。各項目のレイアウトもカスタマイズすることができ、日々の事務作業をより効率良くすすめることができます。アセスメントやケアプランなど各サービスごとの帳票も充実しており、日々の記録から国保連請求まで一気通貫で行えるコスパ抜群の介護ソフトです。
ナーシングネットプラスワンの比較ポイント
製品情報
製品名 | ナーシングネットプラスワン |
---|---|
企業名 | 株式会社LITALICO |
導入形態 | クラウド |
機能 | サービス利用票(提供票)の作成、給付管理・介護給付費請求書作成など |
料金 | 初期費用0円、月額料金8,000円~(詳しくは要お問合せ) |
サポート形態 | 通話料無料の専用ダイヤル(平均応答率95%) 介護事務管理士の資格を持つ自社専任オペレーターがしっかりサポートします。 |
寿』は介護記録・請求・統計をオールインワンで提供します。介護報酬改定・LIFE・スマホ/タブレット利用・介護ロボット/IoT機器との連携・介護記録のICT化もお任せください。
一度登録した利用者情報やアセスメント情報は、法人内の他サービスでも参照・利用いただきます。同じ利用者様の情報を、何度も入力する手間が無くなり情報の更新漏れを防ぎます。
介護トータルシステム「寿」の比較ポイント
製品情報
製品名 | 介護トータルシステム「寿」 |
---|---|
企業名 | 株式会社南日本情報処理センター |
導入形態 | クラウド・オンプレ |
機能 | 利用者台帳(フェイスシート)、簡易アセスメント、支援経過記録、サービス予定実績、利用者請求書、掲示板・回覧板、文書管理など |
料金 | 要お問合せ |
サポート形態 | 要問合せ |
居宅療養管理指導とは、通院が難しい利用者の自宅を訪問して心身の状態を把握し、療養上の管理と指導を行うサービスです。居宅療養管理指導は、基本的に要介護1以上の認定を受けた方が対象となります。ただし、要支援の方も居宅療養管理指導に準じた「介護予防居宅療養管理指導」は受けることが可能です。
居宅療養管理指導を行えるのは、以下の職種のみになります。
居宅療養管理指導の利用回数には制限があり、訪問する職種によって一か月の間に利用できる回数が決まっているため、事務作業が煩雑になりがちです。 居宅療養管理指導を行っている事業所は、病院やクリニック・薬局などですが、通常業務の合間を縫って利用者の自宅を訪問しています。
居宅療養管理指導は、事務作業が非常に煩雑です。居宅訪問の業務があり、通常業務の合間を縫って居宅訪問を行うことが多いので、業務も多忙になります。それを改善するのが介護ソフトの導入であり、業務負担の軽減はもちろん、正確な管理が行えることも大きな特徴です。
利用者の基本情報や指導する内容を事前に入力しておくことができます。
サービス利用表などを、簡単に作成可能です。
よく使う文例を登録でき、効率的に訪問計画書を作成できます。
訪問看護報告書・訪問看護情報提供書などの医療文書の作成・管理が可能です。
介護給付費の明細書や利用者への請求書などをシンプルな操作で作成できます。
煩雑になりがちな国保連への請求もスムーズに行うことが可能です。
利用者・スタッフのスケジュールを管理できます。
ここでは、居宅療養管理指導向けのソフト導入によるメリットを紹介していきます。
居宅療養管理指導向けの介護ソフトを導入すると、業務の効率化が可能です。たとえば、請求処理の際に今まで2人でダブルチェックを行っていたのが、介護ソフトのエラーチェック機能で不要になります。また、請求書や領収書の計算ソフトも入っているので、転記作業が必要ありません。スタッフの業務負担が大幅に軽減されるので、離職率の低下にもつながるでしょう。
さまざまなデータを介護ソフトで一元管理できるので、 見たい情報をすぐに確認可能です。紙媒体で利用者情報を管理していると、管理スペースが必要になりますがその必要もありません。セキュリティもしっかりしているため、安心して利用可能です。
電子媒体(磁気媒体)で介護保険請求を行っている場合、郵送業務や提出後の修正に手間がかかります。郵送してから国保連に到着するまで、タイムラグが生じるため無事期限内に届いているか不安になることもあることでしょう。伝送機能のある介護ソフトを導入することで、インターネットを介した介護保険請求が可能となり、請求業務にかかる負担が大幅に軽減されます。提出後にミスに気付いた際も、すぐさま修正して再提出することが出来ます。リアルタイムに請求状況の確認や、返戻通知等の確認が出来るようになるため、より確実に請求業務を行えます。
ここでは、失敗しないソフトの選び方を解説していきます。
居宅療養管理指導は、病院や薬局など医療機関や医師・看護師など、さまざまな職種が関わります。職種ごとにサービス内容が異なるため、 職種やサービスに適したソフトを選ばなければなりません。ソフトを導入する際は、メーカーの担当者に事前確認するようにしましょう。
居宅療養管理指導の場合、利用者の自宅へ訪問するので、利用者・ スタッフのスケジュール管理をしっかりと行わなければなりません。そのため、利用者・スタッフのスケジュールを分かりやすく確認できる介護ソフトを選ぶようにしましょう。
ソフトを活用する上で不具合が起きたり、使い方がわからなくなったりすることがあります。その際に、どのようなサポートをしてくれるか事前に確認しておきましょう。電話やメールでの対応なのか、対応可能な時間帯はいつなのか、などを確認しておくといいです。
実際に使用してみて使いづらければ、なかなか業務は効率化されません。デモやお試し版を提供している介護ソフトであれば、まずは一度使用してから選ぶようにしましょう。実際に使って使用感や操作性を確認するのがおすすめです。
居宅療養管理指導を行うにあたり、介護ソフトの導入は大きなメリットです。請求処理やデータ管理が効率的に行えるため、業務負担の軽減にもつながるでしょう。
今回の記事の内容を参考に、介護ソフトの導入を検討してみてください。どのソフトを選べばいいか迷った際は、紹介した介護請求ソフトおすすめ5選から選んでみると良いでしょう。