都内に2院を展開するKARADA内科クリニックでは、カルー株式会社のアポクル予約&アポクル問診を導入しています。KARADA内科クリニックがアポクル予約&アポクル問診を導入した決め手や患者様からの評判、スタッフの実際の使い心地を、現場を司る事務長の伊藤励央さんに伺いました。
1つ目は、「患者様の来院数を予測するため」です。アポクル予約に限ったことではありませんが、予約システムを導入すると、患者様の来院数の予測がつきます。予約システム未導入のクリニックでアルバイトをしたことがありますが、一気に患者様が押し寄せて多忙になったかと思いきや、さっと潮が引くように暇になるということが珍しくありません。予約システムを導入すれば、予約をした患者様の来院時間や人数の把握が容易です。
2つ目の理由は、1つ目に直結することですが、「患者様をお待たせせずにすむこと」です。予約システムを利用すれば、患者様が同時刻に集中する状況は減りますので、長時間お待たせすることはありません。予約システムが未導入のクリニックでは、患者様をお待たせしてお詫びをしないといけないシチュエーションが多かったので、そのような事態は避けたいと考えていました。
これらの理由から予約システムの導入を決めました。
時勢柄、どのクリニックでも感染症対策には苦慮しているかと思います。院内の感染症対策は様々ですが、密な状態を作らないことは重要な対策のひとつ。予約システムがあれば患者様が溢れることはありません。滞在時間を減少させ、接触機会を少なくし、院内を密にしないという最大のミッションをクリアできています。
数ある予約システムの中から、アポクル予約を選んだ理由はアポクル予約が一番使いやすかったからですね。私がユーザー目線で複数社の予約システムを実際のクリニックや病院のHPで試してみたんです。するともっとも使いやすく、ストレスを感じなかったのがアポクル予約でした。アポクル予約は直感的に操作できます。こういったツールは、ユーザー目線で使いやすければ、管理側も使いやすいことがほとんどです。
患者様から「使いやすい!」といった声を聞いたことはありません。一方で、「使いにくい」、「わからない」といったクレームもないです。一般論ではありますが、ポジティブな意見よりも、ネガティブな意見のほうが表面化しやすいといわれています。苦情がないということは、シームレスに運用できている証拠であるといえます。
当院の患者様のボリュームゾーンは、20代から40代のワーキング世代。この世代はスマホやパソコンを日常的に使用していますので、予約に困難さを感じることはないようです。また新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の予約にもアポクル予約を活用しており、50代の患者様もシステムにて予約されています。
スタッフからも患者様同様にクレームはありません。彼らにアポクル予約の使い方を説明したことはありませんが、管理画面も初見で使いこなしています。アポクル予約内で予約管理業務が完結しており、手書きで予約管理台帳に記入する必要はありません。予約した患者様が来院されたら、チェックするだけです。
電話で予約を受け付けた場合は、名前と申し送り事項を入力するだけ。年代、PCの得手不得手を問わず誰でもアポクル予約の業務に携われます。 ITシステム系は、「私は苦手だから」と他のスタッフにお願いするシーンが少なからず発生しがちですが、アポクル予約ではゼロですね。
ユーザーが予約内容の入力途中で離脱しにくい点は、非常に大きな魅力だと思います。アポクル予約の予約画面を開くと、まずは空き状況を確認できます。その後に個人情報を入力する仕組みなので、ユーザーが離脱しにくいんですよ。予約の空き状況を確認して、自分が希望する時間の予約を取得できるかどうかを確認したいと考える患者様は少なくないと思います。
ところが予約の空きを確認するために会員登録や、個人情報の入力が必要なシステムが多いのが現状。アポクル予約は個人情報の入力は最終段階に行えばよいですし、会員登録も不要なのでユーザー思いの設計ですよね。カルー社には腕がよいデザイナーがいて、色使いもうまいなと思っています。
そこから派生しますが、当院の患者様は感染症などの急性期の症状を抱えている方が多く、そういった患者様がストレスなく予約できるという点も魅力だと思います。急性期の患者様が「受診しよう」と考えるのはおおむね深夜ですよね。午前中から体調が悪くても、我慢してしまい徐々に状態が悪化して我慢できなくなるのが夜中です。当院でも夜遅くにサイトにアクセスして予約する患者様が大勢いらっしゃいます。アポクル予約は予約のハードルが非常に低いため、そういった患者様を逃すことなく予約に繋げられます。
お金のお話になりますが、イニシャルコストが無料もしくは10万円というのもクリニックにとってはありがたいことですよね。数十万円の初期費用を支払った挙げ句、使いづらいシステムだった場合は目も当てられません。
紙ベースでの問診票時代は、スタッフの業務フローが膨大でした。紙の問診票を出力してクリップボードにはさみ、患者様に手渡す。そして記入していただいたらクリップボードとペンを消毒。さらに問診票の内容をカルテに転記して、スキャンする必要があります。繁忙期は業務終了後にスキャンしなければならない問診票の分厚い束が残り、スタッフが残業をしてスキャン作業を行っていました。この業務を効率化できるのがアポクル問診です。
当院の患者様の多くは、スマホの操作に長けた世代ですので、手書きよりもしっかりと書いていただけている印象です。患者様にとってもアポクル問診でのスマホ入力は効率がよかったようです。センシティブな個人情報を受付で伝えたり、人の目があるところで紙に書いたりすることに抵抗がある方でも、アポクル問診なら積極的に回答できている様子ですね。現在は6、7割の患者様にアポクル問診を使用していただけています。
当初は「来院してから問診票を入力する」というフローを想定していましたが、多くの患者様が来院前にご自宅で入力しています。ご自宅でじっくりと記入できるからか、より詳しく書けているのではないでしょうか。問診票を記入する時間が短縮されたため、院内の滞在時間が短くなりました。
もちろん問診票まわりの業務は大幅に効率化が進みました。クリップボードやペンの消毒数も激減。問診票のスキャンは不要。データはサーバにアップロードされていますので、カルテへの転記はコピペでOKです。大幅な時短ですよね。それから字が読めない問題に悩まされません。
費用面でも負担感はありません。カルーさんはアポクルだけでなく医療ポータルなどのサービスを提供しており、アポクルを契約していると他のサービスも半額になるなどお得な料金体系になっています。総額がリーズナブルになる料金設計ですので、ランニングコストはペイできています。
IT系のシステムってサービス単体で選びがちだと思うんです。でもサービスだけでなくその先にいる営業が大事。その点カルーさんは風通しがよいですし、レスポンスもよい。チャットで繋がっていて、密に連絡をとれています。
現状不満はないのですが、あえていえばペーパーレスを進めるためにアポクル問診に同意書もあればいいかなと思います。自費診療の領域では、治療に関する同意書が必須です。これを電子化できれば、さらにペーパーレス化が進みますし、業務も効率化できます。
アポクル予約の場合は、予約状況を監視した上で、リスティング広告を自動で流してもらえる仕組みがあるとありがたいですよね。予約が少ない時間帯を狙って広告を流せば、効率よく集客できます。あとは患者様の選別などのカスタマイズ機能があればより使いやすくなるかなと思います。
とはいえどのサービスでも個別の状況に合わせてオーダーメイドのシステムを、っていうのは難しいこともわかっています。よいサービスを安く使える理由は、同じものを皆で使えるからです。
これからもお世話になる予定です。アポクル予約と問診がなければ業務がめちゃくちゃになってしまいます。アポクル予約もさることながら、アポクル問診の業務効率化への貢献は多大なものです。このセットがなければ当院のオペレーションは破綻してしまうと思います。
2019年五反田院を開業。内科疾患・感染症にかからないカラダを実現することが理念。五反田院と渋谷院の都内2院を展開。院長を含め、両院で計8人の医師が診療にあたる。
医院名:KARADA内科クリニック
院長:KARADA内科クリニック 五反田院長 佐藤昭裕
KARADA内科クリニック 渋谷院長 田中雅之
五反田院:〒141-0031 東京都品川区西五反田 1-2-8 FPG links GOTANDA 10F
渋谷院:〒150-0041 東京都渋谷区神南1-23-13 丸大ビル6F
五反田院URL:https://karada-naika.com/clinic/gotanda/
渋谷院URL:https://karada-naika.com/clinic/shibuya/
2010年3月創業。月間800万人が訪れる病院口コミ検索サイト「Caloo(カル―)」が主力事業。クリニック向けの「アポクル予約」「アポクル問診」のほか、動物病院向けの予約&問診システムも扱っている。
企業名:カル―株式会社
代表:具志林太郎
住所:〒153-0061 東京都目黒区中目黒1-1-26
URL:https://caloo.co.jp/