医療機関で電子カルテを導入するにあたり、必要になるのがハードウェアとしてのパソコンです。WindowsやMacOSなどのOSだけでなく、メーカーごとに推奨するブラウザがあったり、インターネット環境に指定があったりするので、事前にスペックを確認することが必要です。
この記事では、電子カルテ導入のために必要なパソコンのスペックについて解説していきます。
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電子カルテには、オンプレミス型とクラウド型の二種類があります。オンプレミス型は、メーカーから専用のパソコンやハードウェアを提供されるケースが多いです。そのため、オンプレミス型を選択する場合には医療機関が機材を選択する必要はありません。ここでは、クラウド型電子カルテを導入する際に必要となる機材とその推奨スペックをご紹介します。
パソコンは、レセコン用として1台、電子カルテ用として1台、少なくとも2台は必要です。医療機関の規模や診察室の数に応じて、必要なパソコンの台数は増えていきます。電子カルテを安全に活用するために、推奨されているスペックは満たすようにしましょう。スペックは各社で異なりますので、後半のリストをご確認ください。
モニターはパソコンの台数分だけ必要となります。診断用の画像を表示するため、追加でモニターを設置することも可能です。タッチパネル式を選べば、タッチペンで入力したり、指で画像を拡大・縮小したりできます。カルテと予約患者リストを同時に表示するのであれば、デュアルディスプレイ式がおすすめです。
いずれの仕様も、細かい操作を省略できますので、診療の効率化につながるでしょう。なお、各社の推奨スペックについては後半で紹介しますので、参考にしてください。
インターネット回線は、電子カルテを最新の状態にアップデートするために必要となります。また、外部への検査の委託、電子レセプトの請求も、インターネット経由で行うことになるでしょう。
インターネット回線は、オンプレミス型とクラウド型、いずれにおいても必要となります。電子カルテを活用する過程で、何かと必要になってくるため、必ず準備しておいてください。
インターネット回線を契約するとき、ルーターとハブも併せて用意するようにしましょう。これらの機器は、パソコンにてインターネットを接続するときはもちろん、院内のネットワークを構築する際にも必要となります。
電子カルテには、病院の運営の根幹に関わるデータが入っていますので、消去や破損は避けたいところです。HDDやSSDは、万が一電子カルテが破損してもデータを復旧できますので、データ管理の安全対策につながります。
とはいえ、HDDやSSDは消耗品です。確実にバックアップを取るためには、定期的に買い替える必要があります。また、何らかの障害によるディスクの破損に備えることも必須です。
その対策としてRAIDを組んでおくといいでしょう。RAIDとは、複数のディスクのデータを、ひとつのドライブのように表示させる技術です。ディスクがひとつ壊れても、他のディスクでデータを復旧できるため、より安全に管理できます。
マウスとキーボードは使用頻度が高いため、使いやすさを重視しましょう。手に馴染みやすい素材、形、大きさのものを選べば、診療の効率性を高められます。患者さんの容態によっては、診察室が緊張で張り詰めた雰囲気になることがあります。そのようなとき、マウスやキーボードの音が苦痛に感じられるかもしれません。そこで、静音タイプのものを選ぶことも一案です。
最近は、新型コロナウィルス感染に対する配慮から、抗菌機能付きのマウスやキーボードの人気も高まっています。
医療機関では、領収書、医療費明細書、紹介状など、さまざまな書類を印刷します。そのため、プリンターは必ず必要となるでしょう。プリンターは、インクジェット方式、レーザー方式の2種類があります。さらに、モノクロ印刷のみのタイプとカラー印刷可能なタイプのいずれかを選ぶことができます。
受付で印刷するのは、領収書、医療費明細書、処方箋などです。これらは小型のモノクロプリンターで十分に対応できるでしょう。印刷スピードを重視するなら、レーザー方式がおすすめです。
日医標準レセプトORCAと電子カルテを連携させる場合、日レセ対応のプリンターを選ぶようにしましょう。公式サイトにて、対応プリンターの一覧表が公開されていますので、ぜひチェックしてみてください。
保険証や紹介状などを電子データ化する際に必要となるのがスキャナーです。電子カルテ上で保存しておけば、必要なときに書類をすぐに閲覧できますので、作業効率が一段とアップするでしょう。
スキャナーは主に3タイプあります。フラットベッドスキャナーは、ガラス面に書類を伏せて、下から光を当てながら読み取るタイプです。その他、供給口から送って書類を読み取るタイプ(シートフィードスキャナー)、デスクライトのように上部から光を当てて読み取るタイプ(スタンドスキャナー)もあります。
本体のサイズ、読み取りスピード、解像度、必要な機能などを踏まえて、作業に適しているスキャナーを選びましょう。
電子カルテによっては、タブレットと連携できる仕様になっています。連携させておけば、訪問診療や院内を巡回しているときに、ダブレットを介して電子カルテの情報を閲覧できます。また、自宅での作業を要する方にとっても、タブレットは便利です。
また、患者さんがタブレットを使って問診を記入できる電子カルテもあります。患者さんの待ち時間を有効活用するために、タブレットを活用する医療機関も少なくありません。タブレットは必須ではありませんが、電子カルテデータの閲覧や入力をスピーディーに行うために購入することも一案です。
この記事で紹介している電子カルテメーカーの推奨スペックをまとめました。気になるメーカー、製品のスペックを確認してみましょう。
※製品数が多いため横スクロールが長くなっています。
メーカー | ウィーメックス株式会社 | ウィーメックス株式会社 | エムスリーデジカル株式会社 | セコム医療システム株式会社 | セコム医療システム株式会社 | アイネット・システムズ株式会社 | 株式会社油井コンサルティング | 株式会社ユヤマ | 株式会社ユヤマ | 株式会社オプテック | 株式会社ビー・エム・エル | ウィーメックスヘルスケアシステムズ株式会社 | 富士通株式会社 | JBCC株式会社 | 株式会社メディサージュ | EMシステムズ株式会社 | 三栄メディシス株式会社 | 株式会社Donuts | CLINICSカルテ|株式会社メドレー |
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商品(シリーズ)名 | きりんカルテ | Medicom-HRf | エムスリーデジカル | セコムOWEL | セコム・ユビキタス電子カルテ | AI・CLINIC | ドクターソフト | BrainBoxVⅢ | BrainBoxCloud | Opt.one3 | Qualis Cloud | Open-Karte Cloud | HOPE Cloud Chart II | blanc | HAYATE/NEO(ハヤテネオ) | MRN | Dr.Simpty for ORCA | CLIUS(クリアス) | CLINICSカルテ |
OS | Windows10もしくは11、Mac | Windows10 Pro 64Bit 【OSバージョン:1903、1809】 | Windows、Mac、iPhone・iPad、Androidなど | Windows、MacOS、Android、iOS、一部のLinuxディストリビューション | Windows8.1、10 | Windows10Pro(64bit) | Windows8/10 32および64ビット (Professional か Ultimate) | Windows | Windows10Pro(64ビット) | Windows10 Pro 64bit、Windows11(オンライン請求はWindows11未対応) | 要お問い合わせ | Windows 7~、MacOS 10.9~ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | Windows 10 Pro | 要お問い合わせ | Windows 10 Pro、Windows Server 2016 | Windows 10 Pro(64bit)、MacOS 10.14 Mojave 以降 | Windows、Mac、Linux |
推奨ブラウザ | Google Chrome最新版 | 要お問い合わせ | Google Chromeのみサポート | GoogleChrome(iOSはSafari) ※Androidでは印刷プレビュー不可 | Internet Explorer11以上 | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | Google Chrome、Firefox、Safari 8.0 以降 | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | Google Chrome最新版 | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | Google Chrome 最新版 | Google Chrome 最新版 |
CPU | CoreTM i3 以上(CoreTM i5 2GHz以上推奨) | Core i 53GHz 相当以上 | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | Intel Core i5以上推奨 | 要お問い合わせ | 2GHz以上 | Xeon E-2224 以上 | Core i3 以上 | 親機Core i3以上(Core i7以上を推奨)、子機Core i3以上(Core i5以上を推奨) | 要お問い合わせ | IntelCore i5(2.5GHz)相当以上 | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | Intel Core i5、AMD Ryzen 5 以上 | 要お問い合わせ | Core i5以上 | Core i5(第6世代) 以上、Ryzen 5(初代) 以上 | 要お問い合わせ |
ストレージ | 256GB以上 | 256GB以上 | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 最低10GBの空き容量、500GB以上 | 500GB以上 | 250GB以上 | 親機RAID1、子機SSDを推奨 | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 250GB以上(システムドライブにはSSDを推奨) | 要お問い合わせ | 1TB(サーバー:RAID1) | SSD 240GB以上 | 要お問い合わせ |
メモリ | 8GB以上 | 8GB以上 | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 8GB以上推奨 | 要お問い合わせ | 最低4GB、推奨8GB以上 | 8GB以上 | 4GB以上 | 8GB 以上 | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 8GB以上 | 要お問い合わせ | 8GB | 8GB以上 | 要お問い合わせ |
モニター画面サイズ・解像度 | ワイドモニター(24インチ以上を推奨)、フルHD(1920×1080)以上推奨 | SXGA以上、32bitカラー | 解像度 1920x1080 以上 | 1200×768px以上 | 要お問い合わせ | 最低(1280×1024)、推奨(1920×1080) | 要お問い合わせ | FHD以上 | FHD以上 | SXGA以上(Full HDを推奨) | 要お問い合わせ | フルHD(1920×1080)以上 | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 1920×1080(フルHD) | 1920x1080 FULL HD(表示倍率:100%) | 1920×1080以上 |
ネットワーク推奨動作環境 | 有線LAN(インターフェース部が1000Mbps対応のもの) | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | IP-VPN回線 | IP-VPN回線 | IP-VPN回線 | LAN 100BASE/1000BASE、有線/無線 ルーターYAMAHA RTA55i、65i、RT57i、RT58i、NVR500 | IP-VPN回線 | IP-VPN回線 | 株式会社オプテック指定のインターネット環境が必要 | IP-Membersへの加入が必要 | WebSocketが利用可能な環境であれば可 | FENICSビジネスVPN | 要お問い合わせ | IP-VPN回線(フレッツひかり回線推奨) | IP- VPN回線 | 要お問い合わせ | 有線LANを推奨 | 実効速度2Mbps以上、10Mbps、光ファイバーなど無線LAN推奨 |
初期費用・導入費用 | 110,000円~(日レセクラウド 初期設定費用) | 2,000,000円~ | 0円 | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 2,500,000円~ | 170,000円 | 2,000,000円~ | 1,500,000円~ | 2,000,000円~ | 200,000円~ | 5,000,000円~ | 要お問い合わせ | 200,000円~ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 200,000円~ | 要お問い合わせ |
基本月額 | 25,300円~(日レセクラウド 保守・サポート費用) | 24,000円~ | 15,800 円 | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 32,300円~ | 35,000円~ | 35,000円~ | 29,800円~ | 12,000円~ | 250,000円~ | 要お問い合わせ | 12,000円~ | 要お問い合わせ | 25,000円(2台目から5台目はプラス5,000円、6台目以降はプラス2,000円) | 要お問い合わせ | 12,000円~(更新費用はなし) | 10,000円~(200床以上の病院は要問い合わせ) |
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次に、19社のクラウド型電子カルテをご紹介します。各製品のおすすめポイントや製品情報をまとめておりますので、自院に最適な電子カルテを選ぶためにお役立てください。
電子カルテの製品・メーカーについては【2024最新】電子カルテ徹底比較|選び方やおすすめメーカーまででも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
きりんカルテの強みは、基本的な機能に加えて、予約、在宅、自由診療の機能が搭載されている点です。それに関わらず、利用料が無料なので初期費用が抑えられます。
また、医療機関の特性に応じて自在に使い分けられることも魅力です。在宅医療向けの機能を活用して、患者さんを訪問する日程なども管理できます。保険診療と自由診療のカルテをワンクリックで切り替えることで、自由診療のみの施設でも利用できるでしょう。それも不明点があれば、きりんカルテと提携している代理店のサポートを受けられます。
きりんカルテ(ウィーメックス株式会社)の比較ポイント
製品情報
OS | Windows10もしくは11、Mac |
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推奨ブラウザ | Google Chrome最新版 |
CPU | CoreTM i3 以上(CoreTM i5 2GHz以上推奨) |
ストレージ | 256GB以上 |
メモリ | 8GB以上 |
モニター画面サイズ・解像度 | ワイドモニター(24インチ以上を推奨)、フルHD(1920×1080)以上推奨 |
ネットワーク推奨動作環境 | 有線LAN(インターフェース部が1000Mbps対応のもの) |
初期費用・導入費用 | 110,000円~(日レセクラウド 初期設定費用) |
基本月額 | 25,300円~(日レセクラウド 保守・サポート費用) |
Medicom-HRfは、一般診療所にて高いシェアを誇るクラウド型電子カルテです。カルテとレセコンをひとまとめにして管理できるので、カルテを記載しながらリアルタイムで記載を確認できます。
記入ミスや記載漏れを防ぐ機能が充実していることもMedicom-HRfの特徴と言えるでしょう。入力内容が複雑であっても、シートに登録しておけばワンクリックで入力できます。
さらに、約170社のさまざまな機器と連携できますので、複数の診療科がある医療施設でも導入しやすいでしょう。全国に120ほどの拠点があるなど、トラブルが起こったときのサポート体制も万全です。
Medicom-HRf(ウィーメックス株式会社)の比較ポイント
製品情報
OS | Windows10 Pro 64Bit 【OSバージョン:1903、1809】 |
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推奨ブラウザ | 要お問い合わせ |
CPU | Core i 53GHz 相当以上 |
ストレージ | 256GB以上 |
メモリ | 8GB以上 |
モニター画面サイズ・解像度 | SXGA以上、32bitカラー |
ネットワーク推奨動作環境 | 要お問い合わせ |
初期費用・導入費用 | 2,000,000円~ |
基本月額 | 24,000円~ |
エムスリーデジカルは、クラウド型カルテシェア5年連続で1位を取っている電子カルテです。最新AIに自動で学習させることにより、カルテの入力時間を80%削減させた実績があります。
iPadやスマホと連携させて、手書きカルテを瞬時に反映させる、手書きアプリを利用することも可能です。院内医療機器、院内システム、WEB予約システム、決済システム、レセプトなど90以上のサービスや機器と連携することもできます。
システム更新は自動で行われるため追加費用がかかりません。15年間使い続けることで1,000万円のコストを削減することも可能です。長期で利用すれば運用コストを大幅に抑えられるでしょう。
エムスリーデジカル(エムスリーデジカル株式会社)の比較ポイント
製品情報
OS | Windows、Mac、iPhone・iPad、Androidなど |
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推奨ブラウザ | Google Chromeのみサポート |
CPU | 要お問い合わせ |
ストレージ | 要お問い合わせ |
メモリ | 要お問い合わせ |
モニター画面サイズ・解像度 | 解像度 1920x1080 以上 |
ネットワーク推奨動作環境 | 要お問い合わせ |
初期費用・導入費用 | 0円 |
基本月額 | 15,800 円 |
セコムOWELは、防犯・警備サービス会社のセコムがデータを管理するクラウド型電子カルテです。セコムだからこその高度なセキュリティ技術により、万が一の災害時でもデータ消失のリスクを最小限に抑えられます。
Windowsのほか、Macにも対応していますので、端末を選びたい医療機関におすすめです。iPad、Androidタブレットと連携させれば、院外でも様々な場面で利用できるでしょう。
セコムOWELは、画面がとてもシンプルで操作しやすいことが特徴です。初めて電子カルテを導入する際、操作性を理由にセコムOWELを選ぶ医療機関も少なくありません。
セコムOWEL(セコム医療システム株式会社)の比較ポイント
製品情報
OS | Windows、MacOS、Android、iOS、一部のLinuxディストリビューション |
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推奨ブラウザ | GoogleChrome(iOSはSafari) ※Androidでは印刷プレビュー不可 |
CPU | 要お問い合わせ |
ストレージ | 要お問い合わせ |
メモリ | 要お問い合わせ |
モニター画面サイズ・解像度 | 1200×768px以上 |
ネットワーク推奨動作環境 | IP-VPN回線 |
初期費用・導入費用 | 要お問い合わせ |
基本月額 | 要お問い合わせ |
在宅クリニックや無床診療所を含めた、中小規模の施設向けのクラウド型電子カルテです。部門システム連携を活用することで、透析やリハビリの支援との協力関係をスムーズに構築できます。
初期費用の負担が少なく、短期間で導入できる点も、セコム・ユビキタス電子カルテの強みです。アップデート作業も要しないため、スタッフの負担を増やさずに導入できるでしょう。
セコムOWELと同様、セコムの高度なセキュリティ技術によりデータが守られている点も、安心感を高めてくれます。24時間体制で医療専用の回線を監視するのみならず、オプションで万が一のトラブル時にバックアップ回線を利用することも可能です。
セコム・ユビキタス電子カルテ(セコム医療システム株式会社)の比較ポイント
製品情報
OS | Windows8.1、10 |
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推奨ブラウザ | Internet Explorer11以上 |
CPU | Intel Core i5以上推奨 |
ストレージ | 要お問い合わせ |
メモリ | 8GB以上推奨 |
モニター画面サイズ・解像度 | 要お問い合わせ |
ネットワーク推奨動作環境 | IP-VPN回線 |
初期費用・導入費用 | 要お問い合わせ |
基本月額 | 要お問い合わせ |
blancは、「いつでも・どこでも・だれでも」というコンセプト通り、携帯電話などの回線を利用してどこからでも利用できます。そのため、遠隔診療や訪問医療など、幅広い場面で活用できるでしょう。
電子カルテのデータが保管されているのは、東日本と西日本の2拠点です。万が一、拠点が災害に見舞われても、データが完全に失われることはありません。
カルテ入力の手間を省く配慮も行き届いています。紹介状や診断書を、電子カルテ内の情報から自動作成することも可能です。レイアウトはシンプルで見やすいので、業務も効率化されるでしょう。
blanc(JBCC株式会社)の比較ポイント
製品情報
OS | 要お問い合わせ |
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推奨ブラウザ | 要お問い合わせ |
CPU | 要お問い合わせ |
ストレージ | 要お問い合わせ |
メモリ | 要お問い合わせ |
モニター画面サイズ・解像度 | 要お問い合わせ |
ネットワーク推奨動作環境 | 要お問い合わせ |
初期費用・導入費用 | 200,000円~ |
基本月額 | 12,000円~ |
AI・CLINICは、オーダー、診察、会計、レセプト業務を一括して行えますので、レセプト専用の端末が必要ありません。そのため、初期費用を抑えたい無床診療所向けのクラウド型電子カルテと言えるでしょう。
カルテの入力は、スタンプを押すような感覚で、気軽にできることが特徴です。パソコンに慣れていない人でも、短時間で操作方法を習得できるでしょう。
最近追加されたのが在宅機能です。在宅専用画面からカルテを入力すると、リアルタイムで院内の電子カルテに情報を反映できます。機能は定期的に追加されますので、公式サイトをチェックしてみるといいでしょう。
AI・CLINIC(アイネット・システムズ株式会社)の比較ポイント
製品情報
OS | Windows10Pro(64bit) |
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推奨ブラウザ | 要お問い合わせ |
CPU | 要お問い合わせ |
ストレージ | 要お問い合わせ |
メモリ | 要お問い合わせ |
モニター画面サイズ・解像度 | 最低(1280×1024)、推奨(1920×1080) |
ネットワーク推奨動作環境 | IP-VPN回線 |
初期費用・導入費用 | 要お問い合わせ |
基本月額 | 要お問い合わせ |
ドクターソフトは、レセコン機能と一体化しているクラウド型電子カルテです。ノート型パソコンやスマホと自動同期させれば、往診でも活用できます。
患者さんの処方、処置、検査結果を、長期に渡ってグラフ化することも可能です。グラフ表示を使えば、患者さんの診療歴を分析できます。加えて、ナース用の機能も充実しておりますので、入院患者に対するきめ細やかな対応も実現するでしょう。
さらには、複数の拠点のカルテを一元管理することも可能です。複数の施設を運営している場合、垣根を超えたスムーズな情報共有にもつながるでしょう。
ドクターソフト(株式会社油井コンサルティング)の比較ポイント
製品情報
OS | Windows8/10 32および64ビット (Professional か Ultimate) |
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推奨ブラウザ | 要お問い合わせ |
CPU | 2GHz以上 |
ストレージ | 最低10GBの空き容量、500GB以上 |
メモリ | 最低4GB、推奨8GB以上 |
モニター画面サイズ・解像度 | 要お問い合わせ |
ネットワーク推奨動作環境 | LAN 100BASE/1000BASE、有線/無線 ルーターYAMAHA RTA55i、65i、RT57i、RT58i、NVR500 |
初期費用・導入費用 | 170,000円 |
基本月額 | 32,300円~ |
BrainBoxVⅢの強みは、画面、操作方法、メニューなどを自由にカスタマイズできる点です。利用者のスキルに応じて操作画面を変えられますので、電子カルテのスムーズな導入につながるでしょう。
円滑に診療するための機能も充実していることもBrainBoxVⅢの特徴です。診察アラーム機能を使えば、診察が始まったタイミングで、アラーム内容をカルテに表示できます。
電子カルテとレセプト機能も一体化されていますので、診療と会計をセットで把握することが可能です。それにより情報の明瞭性とレセプト作成のスピードを高められるでしょう。
BrainBoxVⅢ(株式会社ユヤマ)の比較ポイント
製品情報
OS | Windows |
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推奨ブラウザ | 要お問い合わせ |
CPU | Xeon E-2224 以上 |
ストレージ | 500GB以上 |
メモリ | 8GB以上 |
モニター画面サイズ・解像度 | FHD以上 |
ネットワーク推奨動作環境 | IP-VPN回線 |
初期費用・導入費用 | 2,000,000円~ |
基本月額 | 35,000円~ |
BrainBoxCloudは、リアルタイムで処方を確認できるクラウド型電子カルテです。AI機能により、診察待ち時間などを分析できますので、病院経営の課題の把握に役立つでしょう。
ひとつの画面に、患者さんの基本情報、診察時間、薬歴、オーダー歴をまとめて表示できることも、BrainBoxCloudの特徴です。それにより患者の容体を総合的に把握することが可能です。
仮想サーバーにユーザーのデータを個別に構築する、高度なセキュリティシステムを構築している点も、BrainBoxCloudの強みです。さらに、ネット回線トラブルが発生しても、サブサーバーが稼働するため、クラウドの運用は止まりません。
BrainBoxCloud(株式会社ユヤマ)の比較ポイント
製品情報
OS | Windows10Pro(64ビット) |
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推奨ブラウザ | 要お問い合わせ |
CPU | Core i3 以上 |
ストレージ | 250GB以上 |
メモリ | 4GB以上 |
モニター画面サイズ・解像度 | FHD以上 |
ネットワーク推奨動作環境 | IP-VPN回線 |
初期費用・導入費用 | 1,500,000円~ |
基本月額 | 35,000円~ |
歯科専用のクラウド型電子カルテがOpt.one3です。来院スケジュールを確認できるので、技工物の準備も余裕をもって進められます。デンタルSOAP®式カルテ記載を使えば、スピーディーな治療計画作成が実現するでしょう。
歯ブラシ、歯磨き粉、歯間ブラシ等の購入履歴も、電子カルテに記載することが可能です。それらのデータを活用することで、患者さんのニーズに合わせた指導をしながら、院内販売を促進できます。
歯科衛生士の業務を記録できる点は、歯科専用電子カルテだからこその機能と言えるでしょう。デジタルレントゲンや歯周検査管理など、他社ソフトとのデータ連携も可能です。
Opt.one3(株式会社オプテック)の比較ポイント
製品情報
OS | Windows10 Pro 64bit、Windows11(オンライン請求はWindows11未対応) |
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推奨ブラウザ | 要お問い合わせ |
CPU | 親機Core i3以上(Core i7以上を推奨)、子機Core i3以上(Core i5以上を推奨) |
ストレージ | 親機RAID1、子機SSDを推奨 |
メモリ | 8GB 以上 |
モニター画面サイズ・解像度 | SXGA以上(Full HDを推奨) |
ネットワーク推奨動作環境 | 株式会社オプテック指定のインターネット環境が必要 |
初期費用・導入費用 | 2,000,000円~ト |
基本月額 | 29,800円~ |
Qualis Cloudのサービスのひとつが、サーバー、端末、液晶ディスプレイ、レーザープリンターの5年保守パックです。万が一、ハード面のトラブルが起こっても、診療への影響を最小限にとどめることができます。
カルテ入力にかかる時間を短縮するための工夫も凝らされてる点も、Qualis Cloudの特徴です。一括入力機能を使えば、スピーディーにカルテを作成できるでしょう。また、ボタンの大きさや色も、ログイン者ごとにカスタマイズできることも、うれしいポイントです。
検査項目の入力と依頼情報を同時に作成できますので、オーダーから結果の取り込みまでの時間を要しません。外注検査のオンライン化を検討している医療機関にもおすすめです。
Qualis Cloud(株式会社ビー・エム・エル)の比較ポイント
製品情報
OS | 要お問い合わせ |
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推奨ブラウザ | 要お問い合わせ |
CPU | 要お問い合わせ |
ストレージ | 要お問い合わせ |
メモリ | 要お問い合わせ |
モニター画面サイズ・解像度 | 要お問い合わせ |
ネットワーク推奨動作環境 | IP-Membersへの加入が必要 |
初期費用・導入費用 | 200,000円~ |
基本月額 | 12,000円~ |
Open-Karte Cloudは、Webブラウザを利用したクラウド型電子カルテです。そのため、専用のソフトウェアをインストールする必要がありません。そのためパソコンなどの端末を自由に選べる点が魅力です。
セキュリティ対策は、厚生労働省、総務省、経済産業省のガイドラインに準拠しています。データは国内に保管されていますので、カルテデータの流出のリスクは最小限に押さえられるでしょう。
運用開始前には、担当者が定期的に訪問してサポートしてくれます。運用開始後に不明点が出てきたら、コールセンターおよびデータセンターに問い合わせましょう。技術者のサポートを直接得られます。
Open-Karte Cloud(ウィーメックスヘルスケアシステムズ株式会社)の比較ポイント
製品情報
OS | Windows 7~、MacOS 10.9~ |
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推奨ブラウザ | Google Chrome、Firefox、Safari 8.0 以降 |
CPU | IntelCore i5(2.5GHz)相当以上 |
ストレージ | 要お問い合わせ |
メモリ | 要お問い合わせ |
モニター画面サイズ・解像度 | フルHD(1920×1080)以上 |
ネットワーク推奨動作環境 | WebSocketが利用可能な環境であれば可 |
初期費用・導入費用 | 5,000,000円~ |
基本月額 | 250,000円~ |
HOPE Cloud Chart IIの特徴のひとつが、コンパクトなシステム構成でしょう。それにより、電子カルテを導入するための手間と費用を削減できます。
スタッフ教育のための教育動画配信は、HOPE Cloud Chart IIならではのサービスです。最新の機能を提供する際、操作方法に関する動画コンテンツが提供されます。それは、電子カルテの運用のレベルアップにつながるでしょう。
医療機関の規模に応じて、電子カルテの機能を柔軟に組み合わせられることもHOPE Cloud Chart IIの特徴です。病院内で完結させるものから、地域全体をつなげるものまで、医療機関のニーズに合わせてカスタマイズできます。
HOPE Cloud Chart II(富士通株式会社)の比較ポイント
製品情報
OS | 要お問い合わせ |
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推奨ブラウザ | 要お問い合わせ |
CPU | 要お問い合わせ |
ストレージ | 要お問い合わせ |
メモリ | 要お問い合わせ |
モニター画面サイズ・解像度 | 要お問い合わせ |
ネットワーク推奨動作環境 | FENICSビジネスVPN |
初期費用・導入費用 | 要お問い合わせ |
基本月額 | 要お問い合わせ |
HAYATE/NEOは、地域医療構想を念頭に置いて開発されたクラウド型電子カルテです。地域医療連携システムと連携できるため、切れ目のない医療の提供を実現できます。
ワークフロー連動を活用すれば、部署の垣根を超えてひとつの文書を完成させることが可能です。担当者のひとりが書き終えて、次の担当者にバトンタッチする際、自動メールで案内できます。それにより引き継ぎミスや業務の遅れを防げるでしょう。
HAYATE/NEOは自動更新でバージョンアップされますので、更新作業をする必要はありません。さらにソフトウェアはライセンスフリーです。そのため、パソコンが途中で増えても追加費用は発生しません。
HAYATE/NEO(株式会社メディサージュ)の比較ポイント
製品情報
OS | Windows 10 Pro |
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推奨ブラウザ | Google Chrome最新版 |
CPU | Intel Core i5、AMD Ryzen 5 以上 |
ストレージ | 250GB以上(システムドライブにはSSDを推奨) |
メモリ | 8GB以上 |
モニター画面サイズ・解像度 | 要お問い合わせ |
ネットワーク推奨動作環境 | IP-VPN回線(フレッツひかり回線推奨) |
初期費用・導入費用 | 要お問い合わせ |
基本月額 | 要お問い合わせ |
MRNは、細かい操作を覚える必要がないように「見たまま」にこだわったレイアウトが採用されました。具体的には、ワンクリック機能、一括入力機能、お気に入りセルなど、カルテ入力の手間を省くための機能が充実しています。
外部に検査を依頼する際も、オーダーから検査結果の取り込みまで、簡単なクリック操作のみで行うことが可能です。そのためスピード感ある病院運営を目指している方におすすめのクラウド型電子カルテと言えるでしょう。
なお、月額利用料はパソコンの台数によって変動します。端末を増やしたり、OSを更新したりしても、ソフトライセンスはそのまま利用できます。そのため、運用コストに無駄がありません。
MRN(EMシステムズ株式会社)の比較ポイント
製品情報
OS | 要お問い合わせ |
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推奨ブラウザ | 要お問い合わせ |
CPU | 要お問い合わせ |
ストレージ | 要お問い合わせ |
メモリ | 要お問い合わせ |
モニター画面サイズ・解像度 | 要お問い合わせ |
ネットワーク推奨動作環境 | IP- VPN回線 |
初期費用・導入費用 | 要お問い合わせ |
基本月額 | 25,000円(2台目から5台目はプラス5,000円、6台目以降はプラス2,000円) |
Dr.Simpty(ドクターシンプティ)は、シンプルさと美しさにこだわった電子カルテです。画面展開やボタンは最小限で、利用者にとって必要のない画面は非表示にできます。そのため、電子カルテ初心者でも迷わずに操作できるでしょう。
拡張性に優れていることもDr.Simptyの強みです。将来、医療サービスの方向性が変化しても、機能を追加することですぐに対応できます。
Dr.Simptyは、インターネットで自動更新されるため、いつも最新の状態です。そのため、ソフトウェアをバージョンアップする必要はありません。パソコンを買い替えるだけで、長く使い続けられる点も魅力です。
Dr.Simpty for ORCA(三栄メディシス株式会社)の比較ポイント
製品情報
OS | Windows 10 Pro、Windows Server 2016 |
---|---|
推奨ブラウザ | 要お問い合わせ |
CPU | Core i5以上 |
ストレージ | 1TB(サーバー:RAID1) |
メモリ | 8GB |
モニター画面サイズ・解像度 | 1920×1080(フルHD) |
ネットワーク推奨動作環境 | 要お問い合わせ |
初期費用・導入費用 | 要お問い合わせ |
基本月額 | 要お問い合わせ |
CLIUSは、無床診療所向けのクラウド型電子カルテです。WEB問診、オンライン診療、在宅医療など、多様なニーズに対応しています。患者の来院数を時間帯や曜日別に把握できるなど、経営データの分析に役立つ機能も搭載されています。
Windows、Mac、iPadのいずれも利用可能です。そのため、院内のニーズに合わせて自由に端末を選べます。慣れている端末を使えるため、導入スタート時のストレスの軽減につながるでしょう。
小児科向けの機能が充実していることもCLIUSの強みです。薬用量機能を活用することで、年齢、体重、体表面積などから適切な処方量を確認できます。
CLIUS(株式会社Donuts)の比較ポイント
製品情報
OS | Windows 10 Pro(64bit)、MacOS 10.14 Mojave 以降 |
---|---|
推奨ブラウザ | Google Chrome 最新版 |
CPU | Core i5(第6世代) 以上、Ryzen 5(初代) 以上 |
ストレージ | SSD 240GB以上 |
メモリ | 8GB以上 |
モニター画面サイズ・解像度 | 1920x1080 FULL HD(表示倍率:100%) |
ネットワーク推奨動作環境 | 有線LANを推奨 |
初期費用・導入費用 | 200,000円~ |
基本月額 | 12,000円~(更新費用はなし) |
CLINICSは、臨床医とデザイナーの双方の視点から、使いやすさにこだわって設計されたクラウド型電子カルテです。予約管理システムは、現場の声を取り入れることで、シンプルな操作性を追求しました。
NTTドコモと共同で立ち上げた患者向けアプリCLINICSと連携することで、患者さんとより密な関係を築けます。Web予約やオンライン決済を取り入れれば、病院運営をさらに効率化できるでしょう。
患者向けアプリCLINICSには、オンライン診療・服薬指導システムも搭載されています。それを使えば、患者の通院の負担や感染症の拡大防止のリスクを軽減できるでしょう。
CLINICSカルテ(株式会社メドレー)の比較ポイント
製品情報
OS | Windows、Mac、Linux |
---|---|
推奨ブラウザ | Google Chrome 最新版 |
CPU | 要お問い合わせ |
ストレージ | 要お問い合わせ |
メモリ | 要お問い合わせ |
モニター画面サイズ・解像度 | 1920×1080以上 |
ネットワーク推奨動作環境 | 実効速度2Mbps以上、10Mbps、光ファイバーなど無線LAN推奨 |
初期費用・導入費用 | 要お問い合わせ |
基本月額 | 10,000円~(200床以上の病院は要問い合わせ) |
クラウド型電子カルテの大部分は、ソフトウェアを提供している会社のデータサーバに保管する形態がとられています。そのため、インターネットにさえ接続できれば、どこからでもデータにアクセスすることが可能です。「自分には難しすぎるだろう…」と、操作の難易度について心配する方も少なくありません。しかし、実際に使ってみると意外と簡単なのでびっくりするでしょう。
もし、予算に制約があるのであれば、コストを抑えられるプランも選べます。製品ごとの特徴を見比べていくと、あなたの施設にあった電子カルテが見つかるかもしれません。
電子カルテの概要、製品については【2024最新】電子カルテ徹底比較|選び方やおすすめメーカーまででも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
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