福祉用具貸与ソフトの導入・選定で以下のようなお悩み・ニーズをお持ちではないでしょうか。
「いろいろな製品があるが、結局どれがいいのかわからない・・・」
「多くの事業所がおすすめしている福祉用具貸与ソフトを知りたい・・・」
「自分たちに事業所に”最適”な福祉用具貸与ソフトを選びたい!」
本記事では、そういったお悩み・ニーズを持つ方向けにおすすめの福祉用具貸与ソフト6選の機能や価格、特徴を紹介していきます。また、福祉用具貸与ソフトの選び方についてもわかりやすく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
ここでは、福祉用具に対応した介護ソフトおすすめ6選を紹介します。それぞれ特徴が異なるので、比較しながら導入を検討してみてください。
まもる君クラウドはクラウドサービスなので、外出先からスマートフォンやタブレットで利用することができます。またTAISコードの管理は一切不要です。
計画書の作成、請求業務に必要となるTAISコードや上限価格、平均価格は全てまもる君クラウドで自動管理されます。毎月ある商品コードの更新作業から3ヵ月に一度の上限価格、平均価格の変更まで自動で行われるため、煩雑な管理業務から解放されます。
介護予防サービスにもすべて対応しており、しかも標準搭載なので別途費用はかかりません。利用者のデータを共有出来る為、区分変更があった際でも簡単に切り替えが出来、過去の記録や計画書を参照することも可能です。
まもる君クラウドの比較ポイント
製品情報
システム形態 | クラウド |
---|---|
対応サービス | 福祉用具貸与 介護予防福祉用具貸与 |
利用料金 | 初期費用0円 月額費用10,800円(税別) |
デモ対応 | 60日感 |
介護記録 | 〇 |
国保連請求 | 〇 ※国保連伝送サービス「おくる君」を導入することにより、ワンタッチで国保連へのインターネット伝送も可能です。 |
利用者請求 | 〇 |
計画書作成 | 〇 ※ふくせん様式に対応 |
TAISコード管理 | 〇 |
ケアプランデータ連携 | 〇 |
タブレット・スマホ対応 | 〇 |
まもる君クラウドについてはまもる君クラウドの評判・口コミは?料金やメリット・デメリットも解説でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
介舟ファミリーの福祉用具貸与サービスでは、計画業務から請求業務まで管理できます。
テクノエイド協会と厚労省が公表する商品情報を毎月反映しているため、いつでも最新の商品情報を把握することができます。計画書作成時は、自動反映されるTAISコードを選択できるため、入力の効率化とミスの防止につながります。
さらに、全国公表商品一覧の画面から、ワンクリックでテクノエイド協会の商品詳細ページに遷移できるため、商品詳細の確認も手軽にできます。計画書はふくせん様式を作成することができます。計画書に対するモニタリングシートも簡単に作成可能です。
介舟ファミリーの比較ポイント
製品情報
システム形態 | クラウド |
---|---|
対応サービス | 福祉用具貸与 |
利用料金 | 標準パック(税込) 16,500円~/月 簡易パック(税込) 5,500円~/月 ※簡易パックは請求機能に絞った、低価格でお使いいただけるプランです。 |
デモ対応 | 〇 |
介護記録 | 〇 ※標準パックの場合対応可能 |
国保連請求 | 〇 |
利用者請求 | 〇 ※標準パックの場合対応可能 |
計画書作成 | 〇 ※ふくせん様式に対応 |
TAISコード管理 | 〇 |
ケアプランデータ連携 | 〇 |
タブレット・スマホ対応 | タブレット対応 |
介舟ファミリーについては介舟ファミリーの料金・評判・口コミ&おすすめ評価ポイント【メーカーインタビュー付】でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
カイポケの福祉用具ソフトは、利用者管理から、個別援助計画書の作成、福祉用具レンタル商品(保険内・保険外)、福祉用具販売商品(特定・通常)のレンタル管理、提供票の実績入力、国保連への伝送請求が可能です。
「納品依頼書・報告書」「引取依頼書・報告書」や、卸業者に提出する「発注書」の印刷も可能です。口座振替のサービスを利用して、手間・管理が複雑な利用者への集金業務も効率化することができます。カイポケと提携している銀行があるので、通常よりも割安で口座振替サービスを利用することが可能です。
またカイポケでは初めての方にも安心してご利用いただけるように、万全のサポート体制を整えています。貴社専属のサポート担当者が、専任で2か月間サポートさせていただきます。初めての国保連請求もサポートさせていただきますので、無料体験中も安心してお試しいただけます。
カイポケの比較ポイント
製品情報
システム形態 | クラウド |
---|---|
対応サービス | 福祉用具貸与 特定福祉用具販売 |
利用料金 | 基本料金 5,000円/月 ※レセプト作成 0円、インターネット伝送 0円、初期費用 0円 |
デモ対応 | 〇 |
介護記録 | 〇 |
国保連請求 | 〇 |
利用者請求 | 〇 |
計画書作成 | 〇 |
TAISコード管理 | 要お問い合わせ |
ケアプランデータ連携 | 〇 |
タブレット・スマホ対応 | 〇 |
カイポケについてはカイポケの料金・評判・口コミ&おすすめ評価ポイントでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
ほのぼのNEXTの請求処理とレンタル管理業務の簡潔及びシンプル化を実現しました。手間のかかるレンタル管理や販売管理を効率化できます。
事前確認や設置/搬入時の状況、点検/消毒や修理などの記録を細かく記録に残すことができるため、利用者ごとの利用状況の確認を容易にすることができます。請求処理も「どれだけ簡単に請求処理ができるか」を追求し、確実で手間のない請求処理を実現しました。
ふくせん様式に対応した計画書・モニタリングシートの作成も可能です。
ほのぼのNEXTの比較ポイント
製品情報
システム形態 | オンプレ・クラウド |
---|---|
対応サービス | 福祉用具貸与 特定福祉用具販売 |
利用料金 | 要お問い合わせ |
デモ対応 | 〇 |
介護記録 | 〇 |
国保連請求 | 〇 |
利用者請求 | 要お問い合わせ |
計画書作成 | 〇 ※ふくせん様式に対応 |
TAISコード管理 | 要お問い合わせ |
ケアプランデータ連携 | 〇 |
タブレット・スマホ対応 | 〇 |
株式会社ハイテックシステムズが提供しているケアレンツでは、レンタル契約から請求・実績管理まで業務上必要な書類をすぐに印刷可能です。過去訂正機能があるので、以前の請求システムから売上・仕入の実績管理・請求・売掛の残高管理が行えます。
オプションでは無線バーコード管理システムや国保連請求伝送サービスのでんそう君を追加可能です。
ケアレンツの比較ポイント
製品情報
システム形態 | オンプレ・クラウド |
---|---|
対応サービス | 福祉用具貸与 特定福祉用具販売 |
利用料金 | 要お問い合わせ |
デモ対応 | 要お問い合わせ |
介護記録 | 要お問い合わせ |
国保連請求 | 〇 |
利用者請求 | 〇 |
計画書作成 | 〇 |
TAISコード管理 | 要問い合わせ |
ケアプランデータ連携 | 要問い合わせ |
タブレット・スマホ対応 | 要問い合わせ |
株式会社キャロッツシステムが提供しているレンタルキャロッツは、商品の平均価格が自動的に取得されるので調べる手間や時間がかかりません。また、次回のモニタリング作成時期を通知してくれるので、作成漏れを防げます。1度入力した商品は各画面に連動するため、同じ商品を何度も入力する必要がなく効率的に業務を行うことが可能です。
レンタルキャロッツの比較ポイント
製品情報
システム形態 | 要問い合わせ |
---|---|
対応サービス | 福祉用具貸与 |
利用料金 | 要お問い合わせ |
デモ対応 | 要お問い合わせ |
介護記録 | 〇 |
国保連請求 | 〇 |
利用者請求 | 〇 |
計画書作成 | 〇 ※ふくせん様式に対応 |
TAISコード管理 | 要お問い合わせ |
ケアプランデータ連携 | 要お問い合わせ |
タブレット・スマホ対応 | 要お問い合わせ |
ここでは、福祉用具貸与・販売ソフトの選び方を解説していきます。ソフトを選ぶ際は、以下の4点に注意して選ぶようにしましょう。
福祉用具貸与ソフトには次のような機能があります。特に福祉用具のレンタルだけでなく、販売まで管理が必要な場合、対応可能なソフトは限られてきますので注意が必要です。
利用者基本情報・認定情報・公費情報・口座情報などを管理する機能です。顔写真や注意事項も登録することができます。利用者の体調の状況などの申し送りをメッセージや画像で共有できるなど、コミュニケーションツールとしての機能をもっているソフトもあります。
最新版のふくせん福祉用具サービス計画書に対応しているかどうかも選ぶ際のポイントになります。日頃、使い慣れた帳票類と同じ様式の計画書・モニタリングシートを作成することができます。
日々の予定実績管理を行う機能です。当日利用者の一覧、実績一括登録機能などがあるといいでしょう。また、実績報告書の作成もできると便利です。
バイタル(体温、血圧、脈拍、体重、酸素飽和度など)の登録やグラフ出力ができます。複数人まとめて一括登録ができると非常に便利です。また、経過記録(ケア記録・ケース記録)が登録でき、項目や並び順などを使いやすくカスタマイズできるとよりいいでしょう。スマホやタブレットでの入力対応したソフトもあります。
国保連請求データを作成できる機能です。国保連伝送サービスを導入すれば、国保連へのインターネット伝送もできます。
国保連伝送については介護伝送(国保連伝送)ソフトとは?民間と国保中央会ソフトの違いまででも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
保険内だけでなく保険外サービスも合わせた請求書や領収書を作成できるといいです。全銀協データ作成機能で集金代行会社や銀行とのデータ連動ができるかどうかも確認しましょう。
保険請求額や利用者請求額だけでなく、保険外などのすべての売上データを集計・管理する機能です。エクセルに出力して保険者別・要介護状態別・支払方法別などに分けられると効率的に分析できます。
公益財団法人テクノエイド協会が提供する「TAISコード(商品コード)」、厚生労働省が提供する「全国の平均貸与価格及び上限価格」が自動的に反映されるソフトの場合、価格の管理の簡単に行えます。
福祉用具の販売も行う場合、販売管理が可能なソフトも検討してみましょう。2024年4月からは一部福祉用具(固定用スロープや歩行補助杖、歩行器など)の「福祉用具貸与か特定福祉用具販売」の選択制が導入されます。これまで福祉用具貸与にのみ対応していたソフトも、今後は販売管理の機能も追加される可能性があります。気になるソフトがあれば今後の動向も含めて企業に確認してみるといいでしょう。
福祉用具貸与ソフトの費用体系は初期費用に加えて、月額料金がかかります。ただし、初期費用0円のところが多いので、コストをかけずに導入することも可能です。月額料金は5,000円~10,000円ほどが相場になります。
介護ソフトの価格については介護ソフトの料金はいくら?おすすめメーカー比較15選もでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
運用方法にあったシステム形態を選ぶことも大切です。最近ではクラウド型が主流となっています。それぞれメリット・デメリットがありますので、導入後の運用をイメージしてソフトを選ぶようにしましょう。
導入後の操作説明や、不具合があったときのコールセンター対応についても事前に確認しておくといいでしょう。コールセンターの対応に関しては、対応可能な曜日や時間帯も確認しておくといいです。
今回の記事では主要な福祉用具貸与ソフトや選び方のポイントについてご紹介してきました。福祉用具貸与ソフトを導入後することで、利用者情報の管理や、計画書・モニタリングシートの作成、請求業務が大幅に効率化できます
。2024年4月から一部福祉用具の貸与と販売の選択制が導入されます。これまで福祉用具貸与ソフトを導入してこなかった方や、今お使いの福祉用具貸与ソフトに不満を感じられている方は、この機会に福祉用具貸与ソフトについて調べてみてはいかがでしょうか。
今回の記事が福祉用具貸与ソフト選定時の参考になれば幸いです。