「最近、クオリスクラウドってよく聞くけど、どんな機能があるの」
「使っている人の評判はどうなんだろう?」
このような疑問を抱いているクリニックや診療所の経営者は多いでしょう。
そこで今回の記事では、クオリスクラウドの概要の他、ユーザーの口コミ・料金など、なかなか見つからない情報を深掘りしましたので参考にしてください。
目次
BMLのクラウド型電子カルテ「クオリスクラウド」は、スマートクライアント方式を採用しており、180種類以上の医療関連機器と連携可能です。多機能なのも特徴で、受付・カルテ入力・会計・レセプトチェックの機能が充実しています。
万全のサポート体制を整えており、全国103か所の営業所ネットワークと自社運営のサポートセンターを設置しているため、安心して電子カルテの運用が可能です。
また、セキュリティ面もしっかりしており、世界で一番安定していると言われている「AWS」社のサーバーを利用しています。ガイドラインに記載されている「二要素認証」にも対応し、3省2ガイドラインに準拠したセキュリティ対策を講じているため、万全な体制で利用可能です。
会社名 | 株式会社ビー・エム・エル |
---|---|
初期費用 | 630,000円(標準販売価格) ※現在の価格設定について、詳しくは株式会社ビー・エム・エルにお問い合わせください。 |
月額利用料 | 38,000円 ※現在の価格設定について、詳しくは株式会社ビー・エム・エルにお問い合わせください。 |
おすすめの診療科 | 内科、外科・整形外科、精神科・心療内科、小児科、耳鼻咽頭科、内視鏡、泌尿器科、アレルギー科など |
施設規模 | クリニック向け |
提供形態 | クラウド型 |
レセコン | 分離型 |
連携可能な機器・システム | 連動可能機器180種類以上(2022年8月現在) オンライン予約システム、診察券発行機、WEB問診システム、オンライン資格確認、オンライン診療システム、画像ファイリングシステム、外注検査、院内検査機器、自動精算機など |
推奨環境 | ビー・エム・エルで動作確認の取れたパソコンを導入 |
サポート体制 | 電話、リモート操作 営業拠点が全国に103ヶ所 |
ここでは、クオリスクラウドのメリットを以下の3点に絞って解説していきます。
クオリスクラウドは、とにかく簡単に入力したい方におすすめの機能が備わっています。
「お気に入りセル」では、所見欄・処置処方欄・病名欄にそれぞれ入力用のシートが用意されており、使用者ごとにボタンのサイズや色を自由に設定してシート上に項目を登録可能です。
また、「未来カルテ登録」では、カルテに診療の予定を登録し、来院時に適用できます。たとえば、次回実施予定の検査や定期処方などを所見テンプレートなどと一緒に事前に未来カルテに登録可能です。
その他、「一括セット」機能で、所見内容・処置処方内容・病名をまとめてセット化することでカルテ入力を効率化できます。
電子カルテは受付・診察・検査・会計など、さまざまな場面で多種多様の機器との連動が必要です。
ブラウザ型では難しかった他社連動も、クオリスクラウドのスマートクライアント方式であればオンプレミス方式と同様の仕様でニーズに応えられます。
なお、2022年8月時点での連動可能機器は180種類以上です。オンライン予約システムやWEB問診システムの他、自動精算機・心電図などとの連携もできます。
受付関連 | オンライン予約システム、WEB問診システム、オンライン資格確認、再来受付機、診察券発行機 |
---|---|
診察関連 | オンライン診療システム、画像ファイリングシステム、医療情報データベース |
検査関連 | 心電図、院内検査機器、外注検査 |
会計関連 | 自動精算機、オンライン請求、経営分析サービス |
外注検査のオーダーから検体のラベル印刷まで、電子カルテ上で行うことができるのも検査事業を行うBMLならではの強みです。
クオリスクラウドはサポート体制が充実しているため、スムーズに導入したい方や導入後の操作に不安がある方でも安心です。BMLのサポートセンターは年間を通じて応答率90%以上をキープしており、専門のオペレーターにフリーダイヤルで電話対応してもらえます。また、リモート操作で直接、問題解決してもらうことも可能です。
営業拠点が全国に100ヶ所以上あり、最寄りの営業所に担当の営業マンが在籍しています。
なお、記事後半でも紹介しますが、クオリスクラウドはサポートの評価が高い口コミも多いです。
ここでは、クオリスクラウドのデメリットを解説していきます。
クオリスクラウドはソフトウェア単体での販売を行っていません。導入の際は指定のパソコンを導入する必要があります。これは、 クオリスクラウドを安定した環境で使うため、スムーズな保守対応ができるように動作確認の取れたものを使用する必要があるためです。
クオリスクラウドは標準価格630,000円で、月額料金は38,000円です。
※現在の価格設定について、詳しくは株式会社ビー・エム・エルにお問い合わせください。
電子カルテの導入にはIT導入補助金を活用できます。IT導入補助金を活用することで、導入コストを抑えることが可能です。申し込み方法や申込期間、対象となる製品など、詳しくはIT導入補助金2023のホームページを確認してみてください。
出典:IT導入補助金
ここからは、クオリスクラウド評判・口コミを紹介しますので参考にしてください。
「m3.com」「ITトレンド」「日経メディカル」で公表している電子カルテのシェアランキング結果を統合し、独自に算定した推定データでは、クオリスクラウドはシェア5位でした。ただし、この順位はクオリスクラウドだけでなく「Qualis」「メディカルステーション」も含めたビー・エム・エル全体のシェアです。
より詳しく電子カルテのシェアランキングが知りたい方は【2024最新】電子カルテのシェアランキング|おすすめメーカー製品を徹底比較でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
まずはクオリスクラウドの良い評判・口コミを紹介していきます。
使いやすい電子カルテ
医療関連
少ないキータッチで操作ができ、カルテを使うときの動作も速くて操作がスムーズにできる。また、導入しやすいのもメリット。
出典:https://it-trend.jp/emr/6429/review
使いやすさで仕事の効率UP
医療関連
この電子カルテシステムは本当に使いやすいです。たくさんの検査項目をひとつひとつ手入力しなくても、セットで組めばワンクリックで入力できます。そしてよく使う項目は、「お気に入りセル」というタブにセット登録しておけば、いつでもワンクリックで入力できます。事前に検査項目や投薬を入力したければ、「未来カルテ」という機能もあり、画面上のカレンダーから入力したい日付に飛べば、事前に該当日のコストを入力できます。そしてサポートセンターもあり、難しい事や困った事があれば電話やFAXで対応してくれます。本当に使いやすくて、全医療機関がクオリスならいいのにと思います。
出典:https://it-trend.jp/emr/6429/review
70代の事務員でも使用可能
医療関連
価格こそそこまで安いものではありませんが、70歳を超える事務員さんでも使うことができ、すぐに慣れていただける製品です。
出典:https://it-trend.jp/emr/6429/review
続いて、クオリスクラウドの悪い評判・口コミを紹介していきます。
もう少し
医療関連
発行される領収証の金額欄の文字サイズを変更したり、領収証の項目欄の設定の紐付けを、もう少し広げてほしい。
出典:https://it-trend.jp/emr/6429/review
さらにわかりやすくすれば
医療関連
他と比較したわけではないのでそこまで大きく変えてほしい点はありませんが、機能を少し縮小して、さらにわかりやすくしても良いかもしれません。
出典:https://it-trend.jp/emr/6429/review/7304
クオリスクラウドは「動作も速くて操作がスムーズにできる」「ここの電子カルテシステムは本当に使いやすいです」「70歳を超える事務員さんでも使うことができる」など、高評価が目立ちます。一方、「発行される領収証の金額欄の文字サイズを変更できるようにしてほしい」「機能を少し縮小して、さらにわかりやすくしても良い」などといった声もありました。
文字サイズを変更できるようになればさらに使いやすくなるでしょう。また、多機能なあまり機能をすべて使いこなせない場合もあるので、カスタマイズできればいいかもしれません。そのあたりは今後の改善に期待したいところです。
ここでは、クオリスクラウドの主な機能を紹介していきます。
操作性に関する機能は以下の通りです。
画面レイアウトに関する機能は以下の通りです。
業務効率化に関する機能は以下の通りです。
【診療の効率化に関する機能】
【請求事務の効率化に関する機能】
【その他】
ここでは、クオリスクラウドの導入の流れを「新規開業の場合」「電子カルテ入れ替えの場合」それぞれを解説していきます。
稼働約2か月前 |
|
---|---|
稼働約1か月前 | |
稼働日 | |
稼働日の翌月 |
稼働約3か月前 |
|
---|---|
稼働約2か月前 | |
稼働約1か月前 | |
稼働日 | |
稼働日の翌月 |
BMLでは、クオリスクラウドの他にもクリニック向けの電子カルテを取り揃えています。以下でそれぞれ紹介しますので参考にしてください。
クオリスは、クオリスクラウドよりも前に提供を開始した電子カルテです。オンプレミス型とレセコン分離型から、クリニックや診療所のニーズに応じて導入できます。気になる方は、クオリスクラウドの詳細とともに問い合わせてみるといいでしょう。
メディカルステーションクリニックは、販売開始から20年以上にわたり使用されている電子カルテです。オンプレミス型とレセコン一体型を提供しています。 ダブルサーバ方式を採用しており、サーバを二重化することでトラブルなどから大切なデータを守ることが可能です。また、タブレットPC・無線LAN・音声入力などに対応しています。
ここでは、クオリスクラウドに関するよくある質問に回答していきます。
クオリスクラウドのメリット・デメリットは以下の通りです。
【メリット】
【デメリット】
専門のオペレーターにフリーダイヤルで電話対応してもらうことができ、リモート操作で直接、問題解決してもらうことも可能です。営業拠点が全国に100ヶ所以上あり、最寄りの営業所に担当の営業マンが在籍しています。
導入の際はBML指定のパソコンを導入しなければなりません。これは、 クオリスクラウドを安定した環境で使うため、スムーズな保守対応ができるように動作確認の取れたものを使用する必要があるためです。
現在使用しているシステムの対応可否については、メーカー名や型式などを確認した上で最寄りの営業所に問い合わせてみてください。
セキュリティ維持のため、電子カルテ上必要なサイトのみアクセス可能です。電子カルテの端末から一般的なインターネットの利用はできません。
クオリスクラウドはセキュリティ面がしっかりしており、世界で一番安定していると言われている「AWS」社のサーバーを利用しています。ガイドラインに記載されている「二要素認証」にも対応し、3省2ガイドラインに準拠したセキュリティ対策を講じているため安心して運用可能です。
また、AWSサーバーを2拠点同時に利用できるので大切なデータをしっかりと保存できます。
なお、ビー・エム・エルではオンプレミス型電子カルテ「Qualis」「メディカルステーション」も人気があるので併せて検討してみてください。
遠隔操作機能が備わっているため、タブレットから往診先や自宅でも院内と同じようにカルテの参照や入力を行うことが可能です。
同じクリニック向けの電子カルテとして、「エムスリーデジカル」「Medicom-HRf」「BrainBoxCloud」もおすすめです。それぞれ、以下の表で比較してみてください。
より多くの電子カルテが知りたい方は【2024最新】電子カルテ徹底比較|選び方やおすすめメーカーまで でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
クオリスクラウドは多機能で非常に人気のある電子カルテです。サポート体制が充実しており、評判もいいので安心して運用できるでしょう。導入費用・月額利用料はそれほど安いわけではありませんが、おすすめの電子カルテです。
今回の記事の内容を参考に、クオリスクラウドの導入を検討してみてください。