ラボテックの電子カルテ「SUPER CLINICⅣ」は、手厚いサポートと豊富な機能が魅力となっています。クラウド機能も利用できるオンプレミス型で、ほぼ全ての医科に対応している無床クリニック向け電子カルテです。
今回は、SUPER CLINICⅣの概要やメリット・デメリットについて解説していきます。実際に使用している方の口コミや機能・導入までの流れについても説明しますので、一緒に確認していきましょう。現在、電子カルテ導入を検討してる方の参考にしていただければ幸いです。
目次
会社名 | 株式会社ラボテック |
---|---|
初期費用 | 2,000,000円~ ※現在の価格設定について、詳しくは株式会社ラボテックにお問い合わせください。 |
月額利用料 | 30,000円~ ※現在の価格設定について、詳しくは株式会社ラボテックにお問い合わせください。 |
おすすめの診療科 | 歯科以外のすべてに対応 |
施設規模 | 無床クリニック向け |
提供形態 | オンプレミス型(オプションでクラウド機能あり) |
レセコン | 一体型 |
連携可能な機器・システム | 画像ファイリングシステム、CR、心電図、院内検査機器、外注検査、診療予約、診察券、自動精算機、自動釣銭機、カルテビューア、音声入力など |
推奨環境 | Windows ラボテック指定のパソコンで利用 |
サポート体制 | 設定サポート(訪問・リモート)、運用立会い、電話、臨時訪問サポート、リモートサポート、機器メンテナンスサポート |
SUPER CLINICⅣは、医療現場の多彩なニーズに対応する無床診療所向けの電子カルテシステムです。インフォームドコンセントやEBMなどを重視し、患者様に安心・安全な医療を提供することができます。また、首都圏(一都三県)では高い導入シェアを誇ります。
カルテ情報を請求データに自動変換できるので、会計ミスも発生しません。サポートの豊富さも特徴のひとつで、導入に関するインフラ構築まで提案してくれます。導入後もさまざまなサポートを提供しており、安心して運用できるような体制が整えられているのです。
SUPER CLINICⅣは初期費用2,000,000円〜、月額料金は30,000円〜となっています。
※現在の価格設定について、詳しくは株式会社ラボテックにお問い合わせください。
なお、オンプレミス型電子カルテの初期導入費用の相場は250万~400万円程度です。ラボテックの電子カルテの導入費用は安いといえるでしょう。導入の際は、価格だけでなく機能面も検討した上で、自院に適した電子カルテを選択するようにしましょう。
電子カルテの価格については電子カルテ導入費用の相場はいくら?運用コストを抑える方法もでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
前述した通り、SUPER CLINICⅣは非常にメリットが大きい製品です。では、実際にSUPER CLINICⅣはどのような機能を搭載しているのでしょうか。以下で詳しく解説していきます。
SUPER CLINICⅣの画面レイアウトは、カルテ2号用紙を採用しています。左側に過去のカルテ・右側に当日のカルテといった画面構成も可能です。1画面で患者様の状況を把握でき、業務の効率化を実現できます。
マウスでの入力はほぼクリックのみで行えるので、操作に慣れない方も直感的にカルテを作成できるでしょう。処理速度も早く、マウスのポインタ移動や画面の切り替えなどの動作もスムーズです。
・受付患者一覧
来院している患者様を一覧表で確認できます。「診療待ち」「診療中」「診療終了」「会計終了」といったステータス情報が、ひと目で確認可能です。患者様ごとの申し送り内容やメモなども端末を選ばず入力・閲覧ができます。
・新規患者登録
登録内容のチェックのほか、保険の種類に合わせた負担率や給付率の表示などの入力アシスト機能を搭載しています。専用のスキャナーで読み込めば、保険証に印字されている文字データを識別した入力補助機能が利用可能です
・問診キャプション
症状・身体情報・既往歴・服用中の薬剤・アレルギー情報などの項目をテンプレート化しておくことができます。事前に設定しておくことで、患者様に記載してもらった問診表データの入力もスムーズです。
さらに、タブレットを活用すれば患者様に直接入力してもらうこともできます。入力された内容はそのままカルテに反映されるので、業務の簡略化も期待できるでしょう。
・過去カルテ・問診情報
取り込んだ問診情報は、カルテ所見欄や特記事項に即反映されます。過去カルテデータは時系列ごとにリスト化されており、切り替え表示がスムーズです。診療カレンダーからの選択や、診療科や保険・自費といった項目での絞り込み表示もできます。
・サマリー
患者様ごとの診療経過や特記事項などを要約して保存・表示ができる機能です。過去カルテの時系列表示や処方・検査・処置といった診療行為のアイコン表示もでき、診療履歴をすぐに確認できます。
・カルテナビ
検査や注射・リハビリなど、診療行為ごとに患者様の履歴情報を表示できます。過去の投薬歴を確認しながら、継続する処方を本日のカルテにDo入力することも可能です。
・検査結果
外注検査結果を通信を介して取り込むことで、患者様のカルテに自動的にリンクされます。時系列表示や投薬内容と合わせてグラフ化することができるので、可視化も簡単です。
・カルテ検索
キーワード検索で過去カルテのデータを取り出すことができます。病名や処方・検査内容などのテンプレートから検索でき、欲しいカルテを素早く見つけられる機能です。
・Do入力
過去カルテの内容を本日カルテに転記することができます。全てのカルテ内容から一部分まで、状況に応じて使い分け可能です。
・テンプレートセット、カルテセット
必要な項目をテンプレートとして設定することができ、スピーディに入力を完了できます。所見・オーダー・病名など診療の流れをカルテセットとして登録しておけば、ワンクリックでの入力が可能です。カルテを見ながら、テンプレートやカルテセットの変更や追加も行えます。
・編集バー
編集バーを使えば、入力項目の追加・変更・削除が可能です。さらにDo入力やカルテセットで入力した内容をクリックするだけで、その項目を変更できます。間違って入力した場合は、ワンクリックで入力前の状態に戻すことができるので安心です。
・シェーマ
従来のマーキング機能はもちろん、定型句やテキスト入力によるコメントを入力できます。直感的に操作でき、カルテに貼り付けて運用することも可能です。
・病名
病名を入力する際に部位や修飾語を自動的に並び変えたり、転帰予定の設定を行えます。複数の病名も一括で転帰できる機能もあり、管理もスムーズです。
・お薬事典
錠剤名・メーカー・剤形・薬効・添付文書などの記載文字を組み合わせたり、識別記号で検索できます。保健薬や保険外薬を指定した検索も可能です。薬剤の画像を添付した文書を表示したり、印刷することもできます。
・処方チェック
処方内容について相互作用・配合変化・年齢・体重別の容量をリアルタイムでチェックすることができる機能です。他にも、妊婦・授乳婦・虚弱者根戸への禁忌の有無や他で処方された薬剤と重複していないかも確認できます。
・病名ナビ(チェック)
診察日の処方や、検査・処置によって病名の候補を導き出すことができる機能です。自動チェック設定にしておけば、カルテを登録した際に入力漏れ項目や候補病名をリスト化してくれます。期間を指定して一括チェックすることも可能です。
・処方の体重換算機能
患者様の体重から処方薬を自動で換算入力してくれます。セット処方の一括換算はもちろん、過去カルテからのDo入力を使った自動換算も対応可能です。
・保険・自費カルテ切替
保険診療とは別に自費カルテを追加し、相互に入力することができる機能です。それぞれに分けて会計処理をしてくれるので、カルテの切り替えや登録の手間を解消できます。
・診療アラート
数ヶ月単位で行う検査や処方・指導などが、一定の期間を過ぎたら通知されるよう設定できる機能です。あらかじめ設定しておくことで診療忘れを防止できます。
・予約(未来)カルテ
画面上に予約状況をカレンダーで表示することができる機能です。診察中に患者様と相談しながら、次回の来院日を予約設定ができます。次回行う検査や処置を事前に登録しておけば、次回来院時の診察が効率的です。
・画像検査機器・デジカメ・スキャナーから取り込んだデータを一括管理
画像検査機器やデジカメ・スキャナーなどから取り込んだデータを、患者様ごとに管理することができます。時系列ごとに表示でき、状態の比較も簡単です。カルテにサムネイルとしての貼り付けも可能で、スムーズに見たい情報へアクセスできます。
・文書管理システム
過去カルテの内容から、診断書や紹介状の作成時に引用することができます。テンプレートの文書をもとにした作成も可能です。公的文書や検査レポートなど、必要な文書もその都度追加できます。
・会計処理
診察後カルテを入力し終わったら、データと会計システムがリアルタイムで連携処理されます。カルテ情報をもとに初・再診や処置料・調剤や処方料などは自動算定してくれるので、会計がスムーズです。
さらに、社会保険診療報酬支払基金が公開している「電子点数表」に基づく算定チェックもしてくれます。医療事務知識が少ないスタッフでも、正確な会計業務が可能です。
・レセプトチェック・作成
会計データからレセプト請求用データを作成する過程で、詳細にチェックを行う機能です。必要に応じて該当画面が開かれるため、簡単に修正できます。レセプトは必要分だけ印刷・ビューア画面での確認も可能です。
院外処方を行っている場合でも点検用モードに切り替えれば内容を確認できます。
・各種帳票・統計機能
幅広い検索方法で診療や経営分析に役立つデータを導き出せます。診察料やドクター別の点数内訳集計・患者様の保険や属性・診療録情報などから検索可能です。また、会計時の処方箋や領収書・明細書・日報・月報など、帳票類の表示や印刷もできます。
・無線LAN
院内のネットワークをワイヤレス環境で運用することができます。端末を選ばずシステムを運用でき、接続場所に縛られることがありません。ネットワーク環境の調整や端末の追加もスムーズです。
・往診システム
往診システムを追加することで、在宅医療のニーズに対応できます。診察前に患者様のデータを端末に移しておけば、往診先での参照や入力が可能です。診療所に戻ってから入力したデータを本体へ連携すれば、データは本体へ保存されます。
・リハビリカルテ
患者様ごとのリハビリ進行状況を管理できます。リハビリの種類や担当者別に一覧表示することも可能です。リハビリ指示や実施内容も記録・確認でき、効率よくプランを計画できるでしょう。
・服薬指導
薬剤や注射について記載した服薬指導文書を発行できます。服薬指導文書には、薬剤のカラー画像・形・色・効能・効果・相互作用・服薬の決まりなどの記載が可能です。患者様へ薬剤に関する分かりやすい情報を提供できます。
SUPER CLINICⅣを利用することで、具体的にどのようなメリットを得られるのでしょうか。以下で詳しく解説していきます。
ラボテックの最大の特徴として、サポートが充実している点があげられます。電話や利用者専用の相談窓口の開設はもちろんのこと、トラブル時の訪問サポートにも対応可能です。制度改正などによるシステムの不具合が生じないよう、アップデートも随時行っています。
新入社員や転職者がスムーズにシステムを操作できるよう「受付・会計操作研修」を実施している点も特徴です。定期的に開催しているので、事前に予約をすれば無料で参加できます。有料にはなりますが、施設へ訪問して実施する「個別レクチャー」も非常に便利です。
トラブルを未然に防止するため、オンサイトでの運用点検も定期的に行っています。端末機器の点検はもちろん、メーカー情報の提供や操作・運用に関する相談が運用点検の主な内容です。
「SUPER CLINICⅣ Ver.2.0 Hybrid Cloud」では、Webでの予約・問診やオンライン診療が標準装備されています。サポートも一貫して受けられるため、安心した運用が可能です。まとめて導入することで、初期費用やランニングコストを抑えつつ利便性を向上できます。
オンプレミス型のカスタマイズ性の自由さ、クラウド型の場所を選ばず管理ができる点を両立できるのも特徴です。2001年の発売時から現場の声をブラッシュし続けており、高い機能と操作性を実現させたシステムといえるでしょう。
続いては、SUPER CLINICⅣのデメリットを解説します。
SUPER CLINICⅣは機能を豊富に搭載していますが、あくまでも無床クリニック向けの電子カルテとなっています。そのため、入院対応している病院での導入には対応していません。病院施設で電子カルテを利用する場合は、他のシステムを検討した方が良いでしょう。
電子カルテのメーカーを検討する際、どのくらいのクリニックで導入されているかを確認するのも大切です。ここでは、セカンドラボが他社の調査内容を総合して算出したシェアランキングに基づいています。
「m3.com」「ITトレンド」「日経メディカル」で公表している電子カルテのシェアランキング結果を統合しました。それにより算定した推定データでは、SUPER CLINICはシェア7位となっています。
順位 | 提供形態 | レセコン | |
---|---|---|---|
1位 | Medicomシリーズ|ウィーメックス株式会社 | ハイブリッド型 | 一体型 |
2位 | エムスリーデジカル|エムスリーデジカル株式会社 | クラウド型 | 分離型、一体型 |
3位 | BrainBoxCloud|株式会社ユヤマ | クラウド型(院内にサブサーバーを設置) | 一体型 |
4位 | Dynamics|株式会社ダイナミクス | オンプレミス型 | 一体型 |
5位 | Qualis/Medical Station Clinic|株式会社ビー・エム・エル | クラウド型 | 分離型 |
6位 | HOPEシリーズ|富士通Japan株式会社 | オンプレミス型、クラウド型 | 一体型 |
7位 | SUPER CLINIC|株式会社ラボテック | オンプレミス型 | 一体型 |
8位 | CLINICS|株式会社メドレー | クラウド型 | 一体型(ORCA内包) |
9位 | TOSMECシリーズ|キヤノンメディカルシステムズ株式会社 | オンプレミス型 | 一体型 |
10位 | CLIUS|株式会社DONUTS | クラウド型 | 分離型 |
より詳しく電子カルテのシェアランキングが知りたい方は【2024最新】電子カルテのシェアランキング|おすすめメーカー製品を徹底比較 でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
続いて、SUPER CLINICⅣを実際に使っている方が感じている良い口コミを紹介します。
カルテ記載の省略化と充実度が向上|整形外科の口コミ
診察室では医療クラークが私の所見を代行入力していますが、手書きの紙カルテと比較しカルテ記載が圧倒的に充実しました。また、首や肩、腰など部位別にテンプレートを作成できるためテンキー入力だけで記載が完了するなど省力化が実現しました。代行入力を任せた事で医療クラークがカルテ記載を読めるようになった功績も大きいですね。その効果で、従来は私が全て書いていた診断書や紹介状の準備や下書きを任せられるようになりました。時には私が登録ボタンを押すだけという場合もあるほどです。
出典:https://labotech.jp/products/voice
SUPER CLINICⅣの悪い評判・口コミは見当たりませんでした。機能やサポートなど、全体的に満足度の高い製品だといえるでしょう。
SUPER CLINICⅣでは「カルテ記載の内容が充実した」「入力方法が簡略化できた」などと感じる方が多いようです。デジタル表示なので、スタッフ全員が難しい文字を読めるようになり情報共有がスムーズというメリットもあります。
一方、悪い口コミはないものの病院での導入はできない点はデメリットといえるでしょう。SUPER CLINICⅣは、あくまでも無床クリニック向けの電子カルテを検討している方におすすめのシステムです。
SUPER CLINICⅣは、外部からの攻撃を守る・データを漏洩しないといった視点からセキュリティ対策をしています。厚生労働省のガイドラインに準拠し、データの編集履歴は全て自動的に記録されるため安心して運用できるでしょう。
施設の規模に合わせてサーバー構築ができるので、無駄なく運用できます。法改正に対してはもちろん全てのプログラムで随時バージョンアップが行われるため、最新の状態でデータ保全が可能です。
万が一主軸のサーバーがダウンしても、管理者のPCをサーバー化できる「ダブルサーバー方式」を採用しています。これにより、不測の事態が発生してもデータが紛失する心配がありません。
オプションでクラウドのバックアップ機能を搭載することもできます。施設外にあるクラウド上にデータを保存しておくことで、災害からもデータを守ることができるのです。さらに、各機能に対して利用権限を設定できるので、内部からの情報漏洩リスクもカバーできます。
ラボテックでは「SUPER CLINC Ⅳ Ver.2.0」が展開されています。WEB予約・WEB問診・オンライン診療システムをクラウド機能で標準装備しているのが特徴のシステムです。運用形態はオンプレミス+クラウドで、使いやすさと安全性を両立しています。
従来から搭載している機能の改良も行われており、より高性能なシステムとして磨き上げられた製品です。以下で、SUPER CLINC Ⅳ Ver.2.0に搭載している機能を詳しく解説します。
スマホやタブレットのブラウザから、患者様自身でクリニックの来院予約をとることができます。専用のアプリは不要で、週・日単位で空き状況のチェックが可能です。変更やキャンセルも患者様がWeb上で行えるため、電話での対応を軽減できます。
入力内容をメールで患者様に通知する設定を利用すれば、来院忘れの防止に役立つでしょう。予約情報とカルテの内容を同時に参照することもでき、院内スケジュールの把握や調整をスムーズに行えます。
診療科ごとに異なる予約時間や受け入れできる人数の設定は、自由にカスタマイズ可能です。クリニックに合わせた予約設定で、より実用性高く運用できます。
来院前に患者様が自宅などでWebを介して問診表を入力できる機能です。来院後でも専用のQRコードを読み込んで、待ち時間に入力することもできます。紙の問診票が必要なくなり、プライバシー保護やペーパーレスを促進できる面がメリットです。
問診内容の変更や追加は、管理画面上で簡単に行えます。テンプレートを複数準備すれば、予約内容や初診・再診かによって問診票を使い分けることも可能です。問診情報は電子カルテにそのまま自動入力され、事務作業の負担を軽減できます。
診察予約・WEB問診はもちろんのこと、診療やカルテ入力までシステム上で対応できる機能です。従来の電子カルテにオンライン機能を搭載しているので、導入負担も最小限に抑えられます。
オンライン診療で利用するツールは、汎用的なビデオ通話システムです。患者様は事前に登録したアドレスに通話用のURLが送られてくるので、クリックするだけで診察を開始できます。
以下は、SUPER CLINICⅣを導入する際のおおまかな流れになります。
正式に契約をしたら、運用する診療科や診療内容・経営面を加味しつつシステム環境を提案してくれます。診察に必要な各種テンプレートやセット内容・文書書式関連なども、個別にカスタマイズ可能です。
施設内の通信環境なども、将来的なシステム追加を含めて提案してくれます。導入してから後悔することがないよう、不明な点は全て確認して解消しておきましょう。
納品するハード機器は、専門のインストールエンジニアがソフトのインストールや設置・動作テストを行います。施設によっては必要に応じてインターネット環境の構築まで任せられるため非常に安心です。
オンライン請求設定や外部システム連携なども行ってくれるため、本格稼働後はすぐに使い始められます。
納品前後には、インストラクターが医師や院内スタッフへ操作・運用方法をレクチャーしてくれます。最終的には実際の運用を視野に入れた仮稼働や模擬診療を取り入れるため、診察時のイメージがしやすくなるでしょう。
仮稼働時に発生した問題点を未然に解決しておくことで、安心して本格的な運用をスタートできます。
本格稼働から数日間はインストラクターが立ち合い、実際の業務をサポートしてくれます。運用していく中で問題が生じた際には最適なアドバイスをもらえるので、安心して日々の業務に専念できるでしょう。
日次業務が問題なくこなせるようになったら、レセプト請求に向けて各種チェックなどのレクチャーが行われます。実際のレセプトを確認しながら実施していき、必要に応じた修正方法も確認可能です。
オンライン請求時にも問題なく送信ができるまで立ち会ってくれるので、不安な点は全て確認しておきましょう。
本格稼働後も、さまざまな方法でのサポートに備えています。操作や運用方法・トラブルに対する手軽な相談窓口としては、電話サポートが最も最適です。医療現場を熟知したオペレーターが対応してくれるので、スムーズに問題を解決できるでしょう。
電話で対応しきれない場合、現場への訪問やリモートメンテナンスでサポートをしていきます。実際の機器やシステムを確認してくれるので、トラブル解決がスピーディです。システムは法改正や不具合を解消できるよう、随時アップデートが行われます。
新人スタッフや改めて操作方法を確認したい方に向けた「受付・会計操作研修」を定期的に開催している点も特徴です。事前予約は必要ですが参加費無料で参加でき、手軽にレクチャーを受けることができます。
また、インストラクターが施設へ訪問する「個別レクチャー」も有料で利用可能です。トラブルを未然に防ぐために、オンサイトでの運用点検も実施しています。機器の点検から運用時の相談まで対応してくれるので、日々の不安も解消できるでしょう。
以下は、SUPER CLINICⅣについてのよくある質問をまとめています。
SUPER CLINICⅣのメリットとデメリットは、次の通りです。
メリット
デメリット
以前使用していたレセプトコンピューターから患者様のデータを抽出し、データを移行することができます。レセコンのメーカーによって移行できるデータ内容は異なるため、詳しくはラボテックまで問い合わせましょう。
直感的に操作ができるよう開発されたシステムですので、これまでパソコンが苦手だった方も問題なく使用しています。導入時にはインストラクターからのレクチャーも受けられるため、不安を早い段階で不安を解消できるでしょう。
SUPER CLINICⅣは無床クリニックが対象のシステムとなっています。入院機能を搭載していないため、病院での導入はできません。
SUPER CLINICⅣは、歯科以外の全ての診療科に対応しています。
全国の主要検査センターからインターネットを介して自動で取り込むことができます。受診した検査データは自動的に患者様のカルテにリンクし、時系列一覧表示やグラフ化など可視化が容易です。
システム内のデータは自動的に二重保存されます。万が一本体が故障してしまっても、他端末を使って業務の継続が可能です。オプションでクラウド保存ができるサービスもあり、災害時の対策も整えられます。
SUPER CLINICⅣ以外に、同じ無床クリニック向けの電子カルテとして以下の3製品がおすすめです。
より多くの電子カルテが知りたい方は【2024最新】電子カルテ徹底比較|選び方やおすすめメーカーまで でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
SUPER CLINICⅣは、サポートが手厚くクリニックが欲しい機能を搭載している無床施設向けの電子カルテです。電話やリモートサポートはもちろんのこと、本格稼働時のレクチャーや立ち合い指導まで幅広く対応してくれます。
SUPER CLINICⅣ Ver.2.0であれば予約〜オンライン診療まで一括して利用でき、先進的な医療への拡大も可能です。歯科以外の診療科で利用できるので、新しく電子カルテの導入を検討している方は候補に入れてみてはいかがでしょうか。