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この記事は2022年4月時点の情報に基づいて編集しています。
グループホームは認知症の症状が出ている高齢者向けの小規模な介護施設です。グループホームでは、施設規模にあったシンプルな構成のナースコールがよく選ばれています。また、認知症の方が不必要に呼び出しボタンのコードを引っ張ってしまい、故障が多発することも考えられるため、故障リスクの少ない無線タイプのナースコールを選ぶ施設も多くあります。
近年、小規模施設のニーズに応える形で、様々なメーカーから新しい製品が登場しています。大規模な工事が不要で低価格で導入可能なナースコールや、見守りセンサーと連携して入所者さまの徘徊をいち早くしらせてくれるナースコールなど、小規模施設のニーズにあったナースコールが多数あります。
この記事では、2ndLaboがオススメするグループホーム向けのナースコールを紹介します。
幅広い施設で利用できるナースコールをお探しの方は、 「【2022】ナースコール12選を徹底比較|選び方のポイントも紹介」で詳しく取り上げています。参考にしてください。
さっそく、グループホーム向けにオススメのナースコールを紹介します。低価格で、徘徊対策となるナースコールを厳選したので、自分の施設にあうものを探してみてください。
ハカルプラス株式会社は、電気計測機器やメディカルケア機器などの開発・製造を手がけています。1916年創業と歴史は古く、今では国内外にネットワークを持つ老舗企業です。
「コンセントコール」は、工事不要の呼び出し通知システムです。Wi-Fiも必要なく、コンセントに挿すだけですぐ使えます。呼び出しボタンを押すと親機とペンダントに部屋番号が表示され、呼び出し音が流れる仕組みです。最短10日で利用でき、いきなりの導入に不安がある場合はデモ機貸出サービスで実際の機器を試せます。予算がない施設や緊急でコールシステムが欲しい施設などにおすすめです。
ハカルプラス株式会社の比較ポイント
対象施設 | 介護施設、医療機関 |
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参考価格 | ライトシリーズ合計:¥65,000 スタンダードシリーズセット(上限20床):¥136,000 スタンダードシリーズセット(上限100床):¥176,000 |
連携機器 | ー |
設置方法 | コンセント接続 |
株式会社マイコールは、ワイヤレスチャイムや呼び出しベルなど飲食店や福祉施設に必要な機器を提供している企業です。ワイヤレス機器を通じて、日本の高齢化社会に役立つ事業を展開しています。
ワイヤレスコールシステム「SMADIO(スマジオ)」は、配線工事をしなくても導入できる無線呼び出しシステムです。同製品は工場や飲食店で使用されていますが、介護施設や病院用のナースコールタイプ送信機も用意されています。呼び出しボタンを押すと受信機へ番号が表示されるだけでなく、腕時計型レシーバーでも受信することが可能です。そのため、腕時計型レシーバーを身につけていれば本体受信機から離れた場所での作業もできます。
株式会社マイコールの比較ポイント
対象施設 | 介護施設 |
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参考価格 | 40万円程度 |
連携機器 | 呼び出しベル、レシーバー |
設置方法 | 無線 |
株式会社iSEEDは、ICT技術を活用して明るい高齢化社会の実現をめざす企業です。これまでに徘徊感知システムや位置情報検索システムなどを販売してきました。
さまざまな機能をスマートフォンで一元管理できる「パルモスマートコール」を提供しています。パルモスマートコールは、長距離での無線通信を可能にした新世代の無線ナースコールです。見守りシステムと連動したバイタルサインの管理や、スマートフォン上での介護記録の入力もできます。同製品は拡張性が高く、施設の規模に応じてシステムを自由に選択することが可能です。
費用を抑えて導入したい方向けには、ナースコール機能のみを備えた「ナースコールシステム R-A型」があります。他にも大声を出したり、暴れたりした時に自動で呼び出しをかける「セーフティモニタ付システム」やエリア内であればどこでも呼び出しを受けられる「ハンディナースコールシステム」などが用意されているので、あらゆる状況に対応できるでしょう。
株式会社iSEEDの比較ポイント
対象施設 | 医療機関、介護施設 |
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参考価格 | 要問合せ |
連携機器 | スマートフォン、見守りセンサー、インカムなど |
設置方法 | 無線 |
株式会社パシフィック湘南は、飲食店や工場などに無線機器を製造・レンタルしている企業です。病院・クリニックに対しても、患者様の呼び出しに使用できる呼び出しベルシステムを提供しています。
同社の「ソネット君」は、医療福祉施設でもナースコールとして活用できるオーダーコールシステムです。受信機と送信機のラインナップが多く、設置場所や活用シーンに応じてさまざまな種類を選べます。1台の受信機でエリア別に呼び出し音を分けることもでき、チャイムの種類は全部で14つです。オプションで人感センサーを導入すれば、人の動きをキャッチして受信表示機に音や番号で知らせることも可能です。
株式会社パシフィック湘南の比較ポイント
対象施設 | 介護施設、医療機関 |
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参考価格 | 要問合せ |
連携機器 | 量77g、単4アルカリ乾電池×2本 |
設置方法 | 無線(呼び出しベル) |
株式会社平和テクノシステムは、30年以上にわたって介護機器や通信ネットワーク機器などを販売してきた企業です。同社のYuiコールは800を超える施設に導入されており、「第三のナースコール」として需要が増えています。
Yuiコールは、独自開発された制御装置により「ナースコール」「電話設備」「ハンディナース(PHS)」の一体化に成功しました。同製品の特徴は、低コストでありながら高い拡張性を持つことです。施設に合わせてシステムの自由な組み合わせができます。
設置場所ごとに、有線タイプと無線タイプの呼び出し機器を使い分けることも可能です。また、ハンディナース端末とのシステム連携により、館内放送やドア解錠などをワンタッチで操作できます。Yuiコールはオールインワン型であるため、導入コストを抑えられることも特徴です。
株式会社平和テクノシステムの比較ポイント
対象施設 | 介護施設 |
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参考価格 | 要問合せ(オプション次第) |
連携機器 | PHS、スマートフォン、介護ソフト、見守りカメラなど |
設置方法 | 無線 |
名電通株式会社は、1974年の創業以来、ビジネスフォン業界で長く活躍し続けている企業です。信頼と実績をもとに、現在も多くの通信機器を販売しています。
同社のナースエコールは、従来式ナースコールの約半額で導入できる「電話機一体型ナースコールシステム」です。一元管理システムにより、複数施設で「拠点間内線通話」「拠点間着信転送機能」を活用できます。高い拡張性を備えたナースコールシステムを低価格で導入できる点が特徴です。また、無線と有線の両方で運用できるハイブリッド型のナースコールでもあります。非常時のみ、親機と子機を有線で接続することも可能です。
名電通株式会社の比較ポイント
対象施設 | 医療機関、介護施設 |
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参考価格 | 7,800円/月~(小規模施設の場合。要問合せ) |
連携機器 | PHS、スマートフォン、各種センサー、インカムなど |
設置方法 | 無線 |
ナースコールの配線には、有線と無線があります。有線タイプのナースコールを使用している場合、入所者さまがコードを不必要に引っ張ってしまい、呼び出しボタンの故障が多発する可能性があります。無線タイプのナースコールを利用することで、コードの断線や根本端子の破損等の故障リスクを軽減できます。無線タイプのナースコールは配線工事も必要ないため、取り付けやレイアウト変更も容易に行えます。
無線型ナースコールをお探しの方は、 「無線ナースコール徹底解説|仕組みやメリット、取扱いメーカーも紹介」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
グループホームで働くスタッフが頭を悩ませる問題に、入所者さまの徘徊があります。スタッフが気づかないところでの徘徊は、転倒のリスクもあり非常に危険です。常に気を配らないといけないため、スタッフの心理的負担も大きいことでしょう。
徘徊への対策として、赤外線センサーを使ったナースコールがあります。センサーが入所者さまの動きを検知し、スタッフに通知することで、入所者様の動きをいち早く把握できます。結果的に転倒のリスクを軽減し、スタッフの負担も軽減することができます。特に夜間のように人手が不足する時間帯に重宝するでしょう。
他には、見守りセンサーとナースコールを連動させることもできます。連動が可能かどうかは、メーカーごとに異なるので、確認してみましょう。
様々な便利な機能が搭載されたナースコールが販売されていますが、施設の規模や、施設の実情にあったナースコールを選ぶことが大切です。便利な機能が多く搭載されているナースコールを選べば、その分だけ導入コストが高くなる可能性があります。いっけん便利に見える機能でも、いざ導入したら全く使わなかった…。そんな事態を避けるためにも、導入する前には、必要な機能を十分に検討する必要があります。
ご紹介したナースコールは、無線接続のため初期工事の費用がかからなかったり、施設毎に必要な機能をカスタマイズできたりと、施設の実情に見合った運用ができます。導入を検討する際には、必要な機能をよく考えて、費用が膨らまないように気を付けましょう。
ナースコールの価格は 「ナースコールの価格はどれくらい?|主要7メーカーの参考価格付き」でも詳しく解説しています。参考にしてください。
グループホームをはじめとした小規模な介護施設におすすめのナースコールについて解説しました。ナースコールを選ぶ際に、どこまでの機能が必要で、周辺機器を含めてどういう運用にするべきか迷うことも多いでしょう。そんなときは、医療福祉施設の製品比較サービス2ndLaboに相談しましょう。各分野に精通したコンシェルジュがヒアリングし、オススメの企業にお繋ぎします。施設にあったナースコールを導入し、利用者さま・患者さまも、職員も過ごしやすい環境を実現しましょう。
製品サービス選びにお悩みの方
コンシェルジュに無料で相談可能です
業界に精通したコンシェルジュが、希望条件をお伺いし、ピッタリなメーカー・システムをご紹介いたします。
完全無料で何度でも相談可能です。相場情報や補助金情報などの質問にも丁寧にお答えいたします。
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豊田 裕史
セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.
URL:https://twitter.com/toyoda_2ndLabo
セカンドラボ株式会社の社員。病院・介護施設のDX&業務効率化オタク。中小企業診断士取得予定(8月)です。毎日医療福祉施設向けの製品やサービス、企業の調査研究を行っています。