精神科向け電子カルテで、トップシェアを誇る株式会社レスコの電子カルテ。幅広い診療科に対応している電子カルテは数多くありますが、精神科に特化した電子カルテは多くありません。その中でレスコの電子カルテが気になっている方も多いのではないでしょうか。本記事では、レスコが提供している各製品の概要はもちろん、特徴などを詳しく解説していきます。
株式会社レスコは、精神科向け電子カルテの開発・提供や、クリニックや訪問看護向けの製品の開発・提供をしている精神科医療のICT企業です。精神科向け電子カルテの導入数は、国内トップシェアを誇ります。
従来の医療・支援では、病院・クリニック・行政・支援機関などがそれぞれ成育環境情報を保有し、個々に治療や支援を行っていました。
レスコは、成育環境情報の一元管理を考案。各医療機関・支援機関が成育環境情報を共有することで、早期発見・早期介入、より適切な医療・支援の貢献を目指しています。
株式会社レスコでは、2種類の精神科向け電子カルテを提供しています。
それぞれの特徴をみていきましょう。
Warokuクリニックカルテは、精神科クリニックに特化したクラウド型電子カルテです。外来受付から診療、会計、次回予約までをワンストップでサポートします。Warokuクリニックカルテ1つ目の特長は、カルテ作成の補助機能や基本的な心理検査項目が搭載されているので使いやすい点です。
2つ目の特徴はクラウド型だから実現できるローコストでの導入が可能な点です。ネット環境とパソコンさえあれば、すぐに使うことができます。
初期費用 | 要お問い合わせ |
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月額利用料 | 要お問い合わせ |
対象診療科 | 精神科 |
施設規模 | クリニック |
導入形態 | クラウド |
レセコン | 分離型 |
連携可能な機器・システム | 要お問い合わせ |
サポート体制 | 24時間365日対応※カルテが使用できない状態などの緊急時のみ リモート保守 |
動作環境 | ブラウザ:Chrome最新版 ディスプレイ:FullHD(1920x1080ピクセル)以上 CPU:Core i3以上 ※4コア(i3の8世代以降) メモリ:8GB以上 OS:Windows、Mac |
導入件数 | 107施設(2023年3月時点) |
医療機関が抱えるさまざまな課題解決と、その先を見据えて開発されたのがWarokuホスピタルカルテです。あらゆる人にとって、安心・便利なシステムとなる7つの特長を備えてユーザーをサポートします。その7つの特長が以下のとおりです。
Warokuホスピタルカルテは、クラウド型なので強力なセキュリティ対策が可能です。サイバー攻撃への対策やゼロトラストネットワーク、自然災害への対策など、安心して利用できる環境を整えられます。
初期費用 | 要お問い合わせ |
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月額利用料 | 要お問い合わせ |
対象診療科 | 精神科 |
施設規模 | 精神科病院 |
導入形態 | クラウド |
レセコン | 分離型 |
連携可能な機器・システム | 要お問い合わせ |
サポート体制 | 24時間対応のチャットボット機能 |
導入件数 | 要お問い合わせ |
ここでは、レスコが提供する電子カルテの特徴を解説します。自院の課題を解決できるかを含め、導入の判断材料にしてください。
Warokuクリニックカルテは外来受付から診療、会計、次回予約までを一気通貫でサポートするクラウド型電子カルテです。特徴をそれぞれみていきましょう。
外来受付から次回予約までを1つでサポートするのはもちろん、精神科特有のさまざまな問題を解決するために開発されました。Warokuクリニックカルテの導入で、スピーディに業務をこなすことが可能になります。
Warokuクリニックカルテは、カルテ作成の補助機能や基本的な心理検査項目が搭載されており、使いやすいのが特徴です。精神科診療の機能に絞れば、精神科医が知りたい情報にストレスなくアクセスできます。
また、患者様のエピソードや治療歴などの記録を時系列に表示。スクロールするだけで、患者様の治療歴などを俯瞰してみることが可能です。
クラウド型なので、パソコンとインターネット環境さえあればすぐに使うことができ、低コストで手軽に運用が可能です。Windows、Macどちらにも対応しています。また、体験版を1ヶ月無料で利用できるため、本稼働までに機能や性能を試すことが可能です。
レスコは地域医療連携の実現を目指しており、地域がつながる「地域カルテ」を構想しています。クラウド環境の共通プラットフォーム基盤の上にシステムを構築し、情報の一元管理やAPIによる柔軟な連携が可能です。プラットフォームに蓄積された情報をAIなどの分析に活用し、地域医療連携をスムーズにします。
Warokuホスピタルカルテは地域包括ケア時代を迎えるにあたって、地域カルテの構想に向けて開発された電子カルテです。コロナウイルスをきっかけに、医療におけるICTの活用が求められています。
情報の連携、コミュニケーションの促進を行い、メンタルヘルスのDXの輪を広げ、地域の資源を繋ぎます。政府も標準規格に準拠した電子カルテの普及を推進しており、地域医療に貢献する電子カルテが求められているのです。
Warokuホスピタルカルテは、大切なデータを守りながら地域医療を繋ぐために、標準規格に準拠したクラウド型電子カルテです。
クラウド環境を採用したことで、これまで電子カルテ運用で発生していたサーバー構築とメンテナンスなどにかかるコストを大幅に削減。ライセンス費用も無料です。
国内トップシェアを誇る「Alpha」で培った経験やノウハウをもとに、導入検討段階から導入中、稼働後などに合ったソリューションを提供してくれます。自院に適した電子カルテの導入が可能です。
Warokuホスピタルカルテはクラウド運用なので、無停止で行われます。診療報酬改定や、バージョンアップの間も通常通りの運用が可能です。また、24時間対応の「チャットボット」機能を搭載。いつでも疑問を解決することができるでしょう。
Warokuホスピタルカルテは新発想のカルテ記載機能とオーダー機能を搭載しています。医療情報交換のための標準規格HL7 FHIRに準拠し、APIによるシステム間連携もスムーズに行えるでしょう。
誰でも操作ができるように、直感的な操作性、シンプルな階層メニューで設計されています。アイコンやピクトグラムを採用し、ユーザーにわかりやすく手に馴染みやすいツールです。
採用しているクラウド基盤は、政府が提唱する医療情報の取り扱いに関する各ガイドラインに準拠しています。万が一、自然災害が発生した場合でも、運用を継続することができ、BCP対策も万全です。
クラウド環境を利用し、膨大なデータを「データレイク」に格納します。AI活用にとって理想的な環境が用意されています。新たな治療方法の発見や、患者サービスの品質向上など可能性を広げることができるでしょう。
「Warokuクリニックカルテ」の導入までの流れを解説します。
Warokuクリニックカルテは体験版の利用が可能です。体験版の利用から製品版に移行するまでの流れを解説します。
同じ精神科特化の電子カルテに、ナイス社の「ML-R Nozomi」やウィーメックス社の「Live」があります。精神科に特化している電子カルテをお探しの方にはおすすめです。
各製品を詳しく知りたい方は精神科電子カルテおすすめ比較18選|選ぶ際のポイントや導入メリットなどでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
今回は、レスコの電子カルテのおすすめポイントなどを解説してきました。レスコの精神科向け電子カルテには、「Warokuホスピタルカルテ」「Warokuクリニックカルテ」があり、導入数は国内トップシェアを誇ります。精神科医療のICT企業として、多くの医療機関に電子カルテを導入している実績が強みです。本記事で紹介した各製品の特徴を把握し、自院に最適な電子カルテを導入してみてはいかがでしょうか。