【2024年最新】介護ソフトシェアランキング|上位製品の機能・価格

更新日 2024.03.06
投稿者:豊田 裕史

介護ソフトの導入・選定にあたり以下のような疑問やお悩みをお持ちではないでしょうか。

  • 「多くの事業所に使われているシェア率の高い介護ソフトはどれ?」
  • 「導入シェアが多い介護ソフトの特徴や人気の理由は?」
  • 「介護ソフトは種類が多すぎるので、シェア率の高い人気の製品から選んで導入したい」

本記事では、そういった疑問・お悩み・ニーズを持つ方向けにセカンドラボが調査した介護ソフトのランキングを紹介していきます。

また、導入シェアが特に高い介護ソフトの比較介護ソフトシェアランキング上位製品の特徴紹介などさまざまな観点から解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

当コンテンツについて
当コンテンツは「セカンドラボ株式会社」が作成しております。 介護ソフトシェアランキングに関しては、各介護ソフトメーカーHPで公表されている導入件数をもとに作成しています。おすすめの介護ソフトは、介護ソフトを選ぶうえでの重要項目である料金/コスパ、機能の充実度/完成度、シェア・導入実績、使いやすさ、サポート力を総合的に評価したうえで決定しています。

この記事では、以下の比較項目に従っておすすめの介護ソフトを紹介しています。詳しい選び方はこちらを参照してください。

比較項目 概要
料金/コスパ 公開情報を基に、初期費用や月額費用、オプション費用などを比較評価しています。
機能の充実度/完成度 対応しているサービス事業所の種類や、記録と請求の対応など、機能面を総合的に評価しています。
シェア・導入実績 介護事業所での導入実績や、メーカー発表のシェアを参照し評価しました。
使いやすさ パソコン操作が苦手なスタッフにも使いやすい工夫がされているか公式HPの情報から評価しています。
サポート力 メールやオンラインなどのサポート方法はもちろん、導入開始時や請求時期のサポート状況などを評価しています。
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この記事は2024年1月時点の情報に基づいて編集しています。

目次

介護ソフトのシェアランキング(メーカー発表)

各介護ソフトメーカーHPで公表されている導入件数をもとに、シェアの高い(導入件数の多い)介護ソフトをランキングにしました。

製品名 企業名 導入件数 シェア率
1位 ほのぼのシリーズ NDソフトウェア株式会社 52,000 16.1%
2位 ワイズマン 株式会社ワイズマン 44,000 13.6%
3位 カイポケ 株式会社エス・エム・エス 42,850 13.3%
4位 カナミック 株式会社カナミックネットワーク 38,800 12.1%
5位 ケアカルテ 株式会社ケアコネクトジャパン 14,000 4.3%
6位 Flowers NEXT 株式会社コンダクト 6,000 1.9%
7位 トリケアトプス 岡谷システム株式会社 6,000 1.9%
8位 ナーシングネットプラスワン 株式会社LITALICO 6,000 1.9%
9位 介舟ファミリー 株式会社日本コンピュータコンサルタント 6,000 1.9%
10位 福祉の森 株式会社日立システムズ 5,000 1.6%
11位 ナビケアPlus 株式会社ナビテック 2,000 0.6%
12位 CareWORKS21 株式会社テクノプロジェクト 1,000 0.3%

参考:【介護ソフト】シェア比較ランキング10選!大手分析、比較検討

シェア率の高い介護ソフト12選の特徴を紹介

国内で提供されている介護ソフトのなかでシェアが高い12社(メーカー発表)について、それぞれの特徴やサービス内容をひとつずつ見ていきましょう。

  • ※企業情報の中には、2ndLaboが該当企業のサービス内容を確認して記載したクライアント未確認の情報も含まれています。
  • ※【介護ソフトメーカー様へ】2ndLaboに会員登録を行うと、自社情報を編集してPRできます。掲載内容修正・取り下げをご希望の企業様はお問合せフォームからご連絡ください。

【シェアランキング1位】ほのぼのシリーズ(NDソフトウェア社)

NDソフトウェア社

出典:NDソフトウェア社 https://www.ndsoft.jp/product/next/
ほのぼのシリーズのシェア率が高い理由はコレ!
幅広い介護事業所に対応しており、各サービスに合わせた便利な機能が揃っています。介護保険はもちろん、障がい福祉、財務や給与など充実したラインナップです。

ほのぼのNEXTをはじめとする「ほのぼの」シリーズは、2022年4月時点で72,000以上もの事業所で導入されている介護ソフトです。業務の流れに沿った画面構成で、見やすさ・使いやすさが評価されています。また、パッケージ型とクラウド型の両方に対応しています。サーバーを持ちたくない場合や複数施設を一元管理したい場合も安心です。音声入力やネックスピーカーにも対応しており、現場の状況をさまざまな方法で記録できる点もほのぼのNEXTの強みです。

ほのぼのシリーズのおすすめポイント
  • 事業所のニーズを踏まえてパッケージ型とクラウド型を選べる
  • 現場の声を記録する音声入力やネックスピーカーにも対応
  • 科学的介護情報システムのLIFEに完全対応

製品情報

製品の特長 優れた画面デザイン・操作性・サポート体制による高い支持率
提供形態 パッケージ型、クラウド型
初期費用 要問合せ
月額費用 要問合せ
対象施設形態 入所施設、居宅介護支援、居宅サービス、地域密着型サービス
サポート体制 専門知識を持った護事務管理士のオペレーターが対応

【シェアランキング2位】ワイズマン(ワイズマン社)

ワイズマン社

出典:ワイズマン社 https://www.wiseman.co.jp/welfare/
ワイズマンのシェア率が高い理由はコレ!
事業所の規模やサービス形態に合わせた機能を組み合わせて提案してくれます。記録や請求などの基本的な機能はもちろん、事業所ごとの課題に応えるソリューションが充実しています。

ワイズマンは介護の現場の課題を徹底的に追及して開発された介護ソフトです。ほのぼのシリーズ同様シェアが高く、44,000件以上の導入実績があります。事業所の規模や形態に合わせて、必要な機能を自由に組み合わせられることが特徴です。現場のニーズに合わせてカスタマイズしたい事業所向けと言えるでしょう。サポートも充実しており、導入後の本稼働時や初回請求ではスタッフが立会ってくれます。その他サポートサイトや電話問い合わせも可能なので、事業所に合ったサポート方法を選択できます。

ワイズマンのおすすめポイント
  • 事業所ごとの課題に応える充実したソリューション
  • クラウド型でメンテナンスの手間がかからない
  • 必要な機能をカスタマイズできる

製品情報

製品の特長 施設規模や形態に合わせて機能のカスタマイズを提案
提供形態 クラウド型
初期費用 要問合せ
月額費用 要問合せ
対象施設形態 居宅介護支援、 居宅介護支援、入所施設、地域密着型・特定施設、障害福祉サービス
サポート体制 お客様サポートサイト「カルガル」、通信サポート、WEBセミナー

【シェアランキング3位】カイポケ(エス・エム・エス社)

エス・エム・エス社

出典:エス・エム・エス社 https://ads.kaipoke.biz/
カイポケのシェア率が高い理由はコレ!
記録や請求はもちろん、事業所の経営支援まで対応可能です。初期導入費用・サポート利用料・法改正対応が無料、タブレット1台の無料レンタルなど、コスト面でも優れています。

カイポケは記録請求以外にも豊富な経営支援機能をもつ介護ソフトです。中小事業所から大手事業所まで2022年10月時点で42,850事業所以上の導入実績があります。事業所のサービスによって金額は変動しますが、月額料金1,000〜30,000円程度とコストを抑えて利用できます。また、他社ではオプションになる場合がある、過去データの移行や初回請求のサポートを無料で行ってくれる点も魅力のひとつです。

カイポケのおすすめポイント
  • 介護系の事業所の経営支援に特化した介護ソフト
  • 児童発達支援や放課後デイサービスなど児童支援にも対応
  • タブレットやスマートフォンと連携させて現場スタッフの負担を軽減

製品情報

製品の特長 記録請求など施設の経営を多角的に支援する介護ソフト
提供形態 クラウド型
初期費用 無料
月額費用 1000円~(サービス種類により変動)
対象施設形態 通所介護支援、訪問介護サービス、訪問看護支援、在宅介護支援
サポート体制 フリーダイヤル、専属の担当者が初回の請求やソフト切り替えなどをサポート

カイポケの評判・料金などについてはカイポケの料金・評判・口コミ&おすすめ評価ポイントでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

【シェアランキング4位】カナミック(カナミックネットワーク社)

カナミックネットワーク社

出典:カナミックネットワーク社 https://www.kanamic.net/
カナミックのシェア率が高い理由はコレ!
地域包括ケアの推進に特化しており、本部から複数拠点を一括で管理できます。記録請求はもちろん、統計や経営分析、債務管理などの分析機能も用意されています。

カナミックは地域包括ケアの推進に特化した介護ソフトで、2022年9月時点で約182,400名の全システムユーザー実績があります。複数の職種や法人の連携を実現するための機能の充実が図られてきました。介護を通じた地域連携を志向している法人や事業所向けの介護ソフトと言えるでしょう。カナミックネットワーク社は毎月、介護ソフトを導入した事業所を対象にシステム研修会を開催しています。ニーズに合わせた研修パックを利用することも可能です。導入後の運用サポートが充実している点もカナミックの特徴と言えます。

カナミックのおすすめポイント
  • 子育てから介護までを総合的にサポートするソフト
  • 複数の職種や法人の連携を通じて地域包括ケアを推進
  • システム研修会などソフト導入後の運用サポートも充実

製品情報

製品の特長 多職種連携、他法人連携を通じて地域包括ケア推進をサポート
提供形態 クラウド型
初期費用 要問合せ
月額費用 要問合せ
対象施設形態 介護事業所、地域包括支援センター、居宅介護支援事業所
サポート体制 スタッフによる電話サポート、社内にてシステム研修会を実施

【シェアランキング5位】ケアカルテ(ケアコネクトジャパン社)

ケアコネクトジャパン社

出典:ケアコネクトジャパン社 https://www.carekarte.jp/
ケアカルテのシェア率が高い理由はコレ!
帳票の自動転記機能や複写機能など、記録業務を省力化するための機能が満載です。シーンに合わせてタッチ操作入力や画像、音声での記録も可能です。

ケアカルテは導入で帳票作業の82%を省略できるとしています。自動転記機能が搭載されており、帳票の入力や転記の手間を大幅に減らせるでしょう。事業所が使っている独自の帳票をシステムに組み込むことも可能です。介護の現場に欠かせない見守り機能との連携機能が充実していることもケアカルテの強みです。ナースコール、ベッドセンサー、見守り機器などと連携させれば、利用者様の状態をより詳細に把握できるようになるでしょう。

また、問い合わせの体制にも配慮されています。電話で受付をすると再連絡までの時間が提示されますので、不要な待ち時間が発生しません。請求のある毎月1日~10日は土日祝であっても9:00~18:00まで電話サポートが利用できます。

ケアカルテのおすすめポイント
  • 見守り機能と連携させることで介護サービスの質が向上
  • 問い合わせの待ち時間が発生しない体制がとられている
  • 自動転記機能により帳票に関わる作業の82%を削減

製品情報

製品の特長 簡単操作と他のサービスとの連携により記録業務の省力化を実現
提供形態 クラウド型
初期費用 要問合せ
月額費用 要問合せ
対象施設形態 入所施設、ケアハウス、在宅介護支援、通所介護支援、訪問看護支援
サポート体制 オペレーターによる受け付け後、専門スタッフが再度連絡

【シェアランキング6位】Flowers NEXT(コンダクト社)

コンダクト社

出典:コンダクト社 https://www.conduct.co.jp/lineup/flowers-next/
Flowers NEXTのシェア率が高い理由はコレ!
「シンプル」をコンセプトに作られており、見やすい画面と簡単な操作で使用できます。クラウド型とパッケージ型を業務にあわせて選択可能です。

Flowers NEXTは1992年よりバージョンアップを重ねながら提供されており、6000事業所以上の導入実績があります。特にこだわっているのがシンプルな操作性と見やすさです。ワンクリックで完了する操作も多いため、パソコンに不慣れなスタッフでも作業しやすいでしょう。記録、スケジュール、帳票、請求に至るまで事業所に行われる一連の作業をまとめて行えます。柔軟にカスタマイズできますので、事業所のニーズに即したシステムを構築できます。

介護保険制度に詳しい専門スタッフからサポート対応を受けられる点も特徴です。電話でのサポートはもちろん、システム導入時の事業所スタッフへの操作説明や、初回請求日の立会いにも対応しています。

Flowers NEXTのおすすめポイント
  • ワンクリックで完了できるシンプルな操作性
  • システム導入時は専門スタッフが直接現場でサポート
  • クラウド版でもパッケージ版でも導入が可能

製品情報

製品の特長 介護保険に関わる業務の効率化を支援するレセプトソフト
提供形態 パッケージ型、クラウド型
初期費用 要問合せ
月額費用 要問合せ
対象施設形態 入所施設、入所施設、小規模多機能型住宅、居宅介護支援、訪問介護支援、通所サービス
サポート体制 導入初期や初回請求時、専用のコールセンタースタッフが対応

【シェアランキング7位】トリケアトプス(岡谷システム社)

岡谷システム社

出典:岡谷システム社 https://www.tricare.jp/
トリケアトプスのシェア率が高い理由はコレ!
入力しやすい画面や充実した機能はもちろん、コスト面でも優れています。初期費用無料で、最大3ヶ月の無料体験が可能です。

トリケアトプスは中小規模事業所向けの介護ソフトです。2010年にリリースされてから、6000事業所で利用されています。ナビゲーション機能を使った入力しやすい画面や、パソコンが苦手な人でも使いやすく工夫されたデザインが特徴です。初期費用は無料、月額料金が利用人数×220円~利用可能です(月額料金はサービスによって異なります)。法改正に伴うシステム変更費用も発生しないため、安心して使うことができます。サポートも充実しており、電話やチャットでのサポートの他、データ移行にも無料で対応しています。

トリケアトプスのおすすめポイント
  • 最大3ヶ月の無料体験期間を設けている
  • 初期費用が無料で1人あたり220円/月から利用可能
  • 国保連への伝送サービスが標準装備

製品情報

製品の特長 初期費用が無料で1人あたり220円/月から利用可能なため費用負担が少ない
提供形態 クラウド
初期費用 無料
月額費用 220円/月~
対象施設形態 訪問系、通所系、居宅系など幅広く対応
サポート体制 電話かFAXまたはお問い合わせフォーム

【シェアランキング8位】ナーシングネットプラスワン(株式会社LITALICO)

株式会社LITALICO

出典:株式会社LITALICO https://www.nn-kaigo.jp/
ナーシングネットプラスワンのシェア率が高い理由はコレ!
月額5,000円~とリーズナブルな価格が強みです。初期費用やサポート費用も無料ですが、記録から請求まで一気通貫で行えます。

ナーシングネットプラスワンは簡単な操作で使えるクラウド型の介護ソフトです。全国で6,000以上の事業所で導入されています。ナーシングネットプラスワンはあえて基本的な機能に絞っているため、初期費用・更新費用・サポート費用はかかりません。月額5000円から導入できるので、予算が制限されている小規模な事業所でも導入しやすいでしょう(詳細なプランは事業所によって異なります)。コストは抑えながら、記録から請求まで対応できるのも嬉しいポイントです。

ナーシングネットプラスワンのおすすめポイント
  • ICT補助金の対象ソフトのため事業所間の情報連携が可能
  • 初期費用、更新費用、サポート費用が無料のためコストがかからない
  • スマートフォンやタブレットと連携させて現場記録の効率性をアップ

製品情報

製品の特長 介護スタッフ、事務スタッフ、経営者の困りごとを総合的にサポート
提供形態 クラウド型
初期費用 無料
月額費用 5000円~
対象施設形態 訪問介護支援、居宅介護支援、通所介護支援
サポート体制 介護事務管理士の有資格オペレーターが対応

【シェアランキング9位】介舟ファミリー(日本コンピューターコンサルタント社)

日本コンピューターコンサルタント社

出典:日本コンピューターコンサルタント社 https://kaisyuf.jp/
介舟ファミリーのシェア率が高い理由はコレ!
分かりやすい画面と操作性が特徴です。サポートも充実しており、無料データ移行や訪問操作説明にも対応してくれます。

介舟ファミリーは25年以上の販売実績がある介護ソフトです。全国約6,000事業所の導入実績があります。分かりやすい画面と操作性が特徴で、デモの際に導入の決め手になるほど使いやすさにこだわって設計されています。サポートの手厚さにも定評があり、サポートセンターの応答率は98%となっています。電話が混み合う請求時期、法改正時期などは回線数を増やして対応しているため、いつでも安心して相談をすることができます。訪問での初期操作説明や初回請求の立会いに加え、セミナーや操作説明会も実施しています。

介舟ファミリーのおすすめポイント
  • サポートセンターの応答率は98%なのでトラブル発生時も安心
  • 複数サービスのシフトをまとめて管理できる
  • 給与計算にも簡単に連携可能

製品情報

製品の特長 サポートセンターの応答率が98%。請求時期、法改正時期などは回線数を増やして対応
提供形態 クラウド
初期費用 要問合せ
月額費用 要問合せ
対象施設形態 居宅介護支援事業所、介護保険業務、障害者福祉業務
サポート体制 サポートセンターを用意してあります。請求時期、法改正時期などは回線数を増やして対応しております。

介舟ファミリーの料金や評判については介舟ファミリーの料金・評判・口コミ&おすすめ評価ポイント|デメリットまででも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

【シェアランキング10位】福祉の森(日立システムズ社)

日立システムズ社

出典:福祉の森 https://www.hitachi-systems.com/ind/fukushinomori/
福祉の森のシェア率が高い理由はコレ!
膨大な日常業務を効率化できる工夫がされています。選択や入力・登録をはじめ検索機能や定型文章の登録など、PCに不慣れなスタッフでも簡単に使用できるような設計です。

福祉の森は介護・福祉スタッフの作業を支援する業務管理システムです。利用者さまの状況を素早く確認でき、記録漏れの防止や申し送り時間の短縮などにつながります。項目の選択や入力や登録が簡単にできたり、定型文章を登録できるなど操作するスタッフにやさしい設計です。各居室の情報をPCやタブレット、スマホなどにリアルタイムに表示でき、担当スタッフ間の引継ぎが簡単に行えます。また、見守りシステムと連携することで入居者の異常に即座に気づくことができます。

福祉の森のおすすめポイント
  • 入所やショートステイサービス機能を得意とする介護ソフト
  • 入所中の固定費や不定期支出を自動で請求書に反映できる
  • 利用者様のバイタル記録を外部関係者と共有することも可能

製品情報

製品の特長 介護スタッフ、事務スタッフ、経営者の困りごとを総合的にサポート
提供形態 パッケージ型
初期費用 要問合せ
月額費用 要問合せ
対象施設形態 入所施設、小規模多機能住宅、居宅介護支援、訪問介護支援、訪問入浴支援、通所リハビリ支援
サポート体制 ヘルプデスクサービス、リモート保守サービス、現地対応サービス

【シェアランキング11位】ナビケアPlus(株式会社ナビテック)

ナビケアPlus

出典:ナビケアPlus https://www.navitec.co.jp/home/product-careplus.html
ナビケアPlusのシェア率が高い理由はコレ!
分かりやすい画面設計が特徴で、サポートは電話・メール・FAXと事業所に合った方法で受けられます。ランニングコストが優れており、初年度は優待価格で利用できます。

ナビケアPlusは施設のPCにインストールして使用する介護ソフトで、全国約2,000件以上の事業所で導入されています。複数の事業所番号があってもひとつのソフトで請求が可能です。4月1日から翌年3月31日までの年間契約で申込月によって割引があるため、ランニングコストも優れています。電話・メール・FAXによるサポートを受け付けており、介護保険請求に精通したスタッフが丁寧に対応してくれます。

ナビケアPlusのおすすめポイント
  • 年間契約で申込月によって割引あり
  • 電話・メール・FAXによるサポート対応
  • 分かりやすく操作しやすい画面

製品情報

製品の特長 分かりやすい画面設計でランニングコストも低い
提供形態 パッケージ型
初期費用 11,000円(税込)
月額費用 4月1日から翌年3月31日までの年間契約 年間利用料金66,000円(2年目以降)
対象施設形態 居宅介護支援 / 通所サービス / 訪問サービス
サポート体制 電話・メール・FAX

【シェアランキング12位】CareWORKS21(株式会社テクノプロジェクト)

CareWORKS21

出典:CareWORKS21 https://www.tpj.co.jp/cw21/index.html
CareWORKS21のシェア率が高い理由はコレ!
「介護計画」と「介護報酬」2つのソフトに分かれており、施設の目的に合わせて選択・組み合わせて導入できます。多くの事業所に対応しており、居宅介護支援事業所での利用が特に多いです。

CareWORKS21は介護保険制度が始まったときからサービスを提供している介護ソフトで、1,000件の全国販売実績があります。サービス利用票ベースで作られた分かりやすい画面が特徴で、PCに不慣れなスタッフでも紙に書くようなイメージで操作できます。定額制のサポートが用意されているため、分からない部分があっても安心です。対応してくれるスタッフには介護事務管理士も在籍しており、制度に関する質問も受けつけてくれます。

CareWORKS21のおすすめポイント
  • サービス利用票ベースで設計された分かりやすい画面
  • 2つのソフトやオプションを目的に合わせて組み合わせられる
  • 介護事務管理士も在籍する安心のサポートデスク

製品情報

製品の特長 分かりやすい画面と丁寧な電話サポート 居宅介護支援事業所に特におすすめ
提供形態 パッケージ型
初期費用 10,000~15,000円(サービス事業所やソフトにより変動)
月額費用 月額2,700~9,000円(サービス事業所やソフトより変動)
対象施設形態 施設サービス / 居宅介護支援 / 通所サービス / 訪問サービス
サポート体制 定額制サポート・専用フリーダイヤルのサポートデスク

導入シェアTOP12(メーカー発表)の比較表

続いて、導入シェアTOP12となった介護ソフトの違いを比較一覧表で見ていきましょう。

製品名 ほのぼのシリーズ ワイズマン カイポケ カナミック ケアカルテ Flowers NEXT トリケアトプス ナーシングネットプラスワン 介舟ファミリー 福祉の森 ナビケアPlus CareWORKS21
メーカー名 NDソフトウェア株式会社 株式会社ワイズマン 株式会社エス・エム・エス 株式会社カナミックネットワーク 株式会社ケアコネクトジャパン 株式会社コンダクト 岡谷システム株式会社 株式会社LITALICO 株式会社日本コンピュータコンサルタント 株式会社日立システムズ 株式会社ナビテック 株式会社テクノプロジェクト
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導入シェア 16.1% 13.6% 13.3% 12.1% 4.3% 1.9% 1.9% 1.9% 1.9% 1.6% 0.6% 0.3%
導入数 52,000 44,000 42,850 38,800 14,000 6,000 6,000 6,000 6,000 5,000 2,000 1,000
対象の事業・サービス 施設サービス / 居宅介護支援 / 通所サービス / 訪問サービス / サ高住・有料老人ホーム(施設系中心) 施設サービス / 居宅介護支援 / 通所サービス / 訪問サービス / サ高住・有料老人ホーム(施設系中心) 居宅介護支援 / 通所サービス / 訪問サービス / サ高住・有料老人ホーム(小規模事業所中心) 施設サービス / 居宅介護支援 / 通所サービス / 訪問サービス / サ高住・有料老人ホーム 施設サービス / 居宅介護支援 / 通所サービス / 訪問サービス / サ高住・有料老人ホーム 施設サービス / 居宅介護支援 / 通所サービス / 訪問サービス 居宅介護支援 / 通所サービス / 訪問サービス / 高齢者住宅 居宅介護支援 / 通所サービス / 訪問サービス 居宅介護支援 / 通所サービス / 訪問サービス 施設サービス / 居宅介護支援 / 通所サービス / 訪問サービス 居宅介護支援 / 通所サービス / 訪問サービス 施設サービス / 居宅介護支援 / 通所サービス / 訪問サービス
初期費用 ¥750,000~ 要問合せ
※5年間使用権パック+初期導入費用
¥0 ¥52,500~¥157,500 要お問い合わせ 要お問い合わせ 無料 無料 要お問い合わせ 要お問い合わせ 11,000円 10,000~15,000円
利用料金 要問合せ 要問合せ ¥5,000~¥30,000程度
(事業所規模、サービスの種類等によって変動)
¥10,500~¥36,750
(事業所規模、サービスの種類等によって変動)
要お問い合わせ(保守費用のみ) 要お問い合わせ 対応サービス(居宅介護支援の場合¥220×利用人数/月) 5,000円~(税抜)※契約内容によって異なる 要お問い合わせ 要お問い合わせ 年間利用料金66,000円(2年目以降) 月額2,700~9,000円
無料お試し 要お問い合わせ 要お問い合わせ 要お問い合わせ 要お問い合わせ ○(最大3か月) 要お問い合わせ ○(90日間)
導入形態 オンプレミス/クラウド(ASP) クラウド(ASP) クラウド(ASP) クラウド(ASP) クラウド(ASP) クラウド(ASP) クラウド(ASP) クラウド(ASP) クラウド(ASP) クラウド(ASP) クラウド(ASP) パッケージ
端末レンタル 要問合せ 要問合せ 1台目は無料
2台目から3000円
要問合せ 要問合せ 要問合せ 要問合せ 要問合せ 要問合せ 要問合せ 要問合せ 要問合せ
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シェアランキングTOP3メーカーの成長率ランキング

次に、シェアランキング上位のメーカーについて、成長率ランキングをご紹介します。シェア率だけで、良いソフトだと判断してしまうのは危険です。

重要なのは、シェアの増減と成長率です。なぜなら、介護ソフト業界は日々変化しており、数年後には今回紹介するシェアランキングが大きく変動している可能性があるからです。今回はシェアランキングTOP3の「ほのぼのNEXT」「ワイズマン」「カイポケ」の成長率をご紹介します。

介護ソフトシェア増加率ランキングのグラフ
製品名 企業名 成長率(2017-2022) 成長率(2022-2023) 導入件数(2017) 導入件数(2022) 導入件数(2023)
1位 カイポケ 株式会社エス・エム・エス 46.96% 26.78% 23,000 33,800 42,850
2位 ほのぼのNEXT NDソフトウェア株式会社 23.23% 3.17% 40,900 50,400 52,000
3位 ワイズマン 株式会社ワイズマン 4.76% 0.00% 42,000 44,000 44,000

成長率ランキングでは、1位「カイポケ」2位「ほのぼのNEXT」3位「ワイズマン」という結果になりました

このように成長率はメーカーによって異なるため、数年でランキング順位が大きく変動する可能性があります。逆に今成長率の高いメーカーだとしても、不況や法改正などの影響で成長率が下がる場合もあるため、過去の成長率だけを見るのも危険です。

成長率だけを見るのではなく、なぜ成長率が高いのかを考えることが重要です。

シェアだけで介護ソフトを選ぶのは危険!

シェア率が高いことによるメリットはさまざまありますが、シェアの高いソフトが自分たちの事業所にとって良いソフトだとは限りません。大事なのは自分たちの事業所にぴったりの介護ソフトを見つけることです。自分たちの事業所の課題を解決できる介護ソフトの選び方を、流れに沿って徹底解説します。

シェア率以外の介護ソフトの選び方・ポイント

シェアが高い大手メーカーの介護ソフトは機能の数が多く網羅的に作られており、大規模・小規模に関わらず対応する施設の形態が多いことが強みです。ただし、すべての機能が必要であるかというと必ずしもそうではありません。用途が決まっているのであれば、特定の機能に特化したもののほうがコストを抑えられます。ここからは自分たちの事業所にぴったりの介護ソフトを選ぶ方法を解説します。

➀まずは自分たちのサービス事業所に対応している介護ソフトに絞り込む

まずは自分たちのサービスに対応している介護ソフトに絞り込むことから始めましょう。世の中には100種類以上の介護ソフトがありますが、特定のサービス形態に対応できるのは大体30種類くらいまでです。おおまかに施設の規模やサービス事業所別で介護ソフトを分類したので、チェックしてみてください。

介護ソフトの分類

②予算を決める

次に大体の予算を決めましょう。ただし「安いから良い」というわけではなく、金額がかかる分機能が豊富な場合が多いので注意が必要です。以下に介護ソフトを価格帯で分類したので参考にしてください。サービス事業所によって価格が違ったり、価格が非公開だったりするので、具体的な金額はホームページやお問い合わせの段階で確認しましょう。

比較的低価格 カイポケ、トリケアトプス、介舟ファミリー、CareWORKS21
比較的高価格 ほのぼのシリーズ、ワイズマン、カナミック

低コストで導入できる介護ソフトについては【安い】価格を抑えて導入できるオススメの安い介護ソフト7選でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

介護ソフトの料金については介護ソフトの料金はいくら?おすすめメーカー比較10選もでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

③重視するポイントを決める

今の課題や困っていることをリストアップして、必要な機能を明確にしましょう。また、サポート力や機能の豊富さなど導入時に気になるポイントについて以下にまとめたので、気になるポイントがある方はチェックしてみてください。

サポート充実 ほのぼのシリーズ、介舟ファミリー
機能・性能の高さ カイポケ、カナミック
使いやすさ ワイズマン、Flowers NEXT

④デモで使いやすさを確かめる

ある程度製品を絞り込めたら、体験やデモを申し込んで実際の使用感を確認しましょう。使いやすさは個人差もあるので大事な工程です。PCが苦手なスタッフでも問題なく使用できるかどうか、複数人で確認しましょう。また、デモの際には気になった部分やメリットやデメリットをメモしておきましょう。

⑤製品を導入する

デモで分かったメリットやデメリットを踏まえて、最適な製品を選びましょう。導入後に後悔しないよう、納得いくまで話し合うことが大切です。

介護ソフト選びでお困りではありませんか?
業界に精通したコンシェルジュが、希望条件をお伺いし、ピッタリな業者をご案内。時短&手間ナシで情報収集が可能です。相場観や補助金情報などのご質問にもお答えします。
コンシェルジュに相談(無料)

シェアが高いことのメリット・デメリット

介護ソフトを導入する際、シェアが高いメーカーの製品を選ぶことにより得られるメリットも確かにあります。ただ、それだけが本当に介護ソフトを選定する基準になりうるのでしょうか。実際はシェアが高いがゆえのデメリットも存在します。

シェアが高いメリット

まずは導入実績が多いメーカーの製品を選ぶことのメリットを解説します。シェアが高いメーカーの大部分は大手企業です。大手企業であれば事業を撤退するリスクは非常に少なく、長期的・安定的に利用できることがメリットです。また、研究や開発のための環境や人材が揃っていることも、シェアの高い大手企業の強みです。介護ソフトの機能が多様になれば、導入の決め手となる条件も増えていきます。技術力が上がればセキュリティ対策も充実するでしょう。それによる安心感もメリットです。このほかに、販売や保守・サポート体制が全国規模というのもシェアが高いメーカーの強みです。サポートセンターの規模も大きくなるため、問い合わせの手段も増えます。とくに首都圏から離れたエリアに拠点がある事業所にとってはメリットが大きいでしょう。

シェアが高いデメリット

シェアが高いということはユーザー数が多いことを意味します。シェアが高いメーカーですと、コールセンターの規模が大きくなるぶん、専任のスタッフによる直接のサポートは得られにくくなるかもしれません。また、ソフトのユーザー数が多いと、個別の要望に合わせたカスタマイズに時間がかかる、あるいは対応してもらえないことがあります。施設のニーズが特殊であると、いくら機能の数が多くても肝心なところがマッチしないこともあるでしょう。シェアは高くないものの成長段階にあるメーカーは自社ソフトに思い入れがあります。各事業所ごとのニーズに熱意を持って対応してくれることも少なくありません。顔が見える関係性を築きたい場合は、規模の小さいメーカーのほうがいい場合もあるでしょう。

介護ソフトのシェアランキング(施設での導入実績)

次は、実際の事業所への調査結果を基に導入実績・導入数を確認していきます。三菱総合研究所が行った調査にもとづいて集計した結果、ほのぼの(NDソフトウェア)、ワイズマン、カイポケ(エス・エム・エス)の導入実績が高いことがわかります。メーカー発表のシェア率と大きな違いはないので、信頼できるデータと考えて良さそうです。

製品名 企業名 回答数 導入割合
1位 ほのぼのNEXT NDソフトウェア株式会社 407 28.6%
2位 ワイズマン 株式会社ワイズマン 319 22.4%
3位 カイポケ 株式会社エス・エム・エス 119 8.4%
4位 HOPE LifeMark-WINCAREシリーズ 富士通株式会社 70 4.9%
5位 ケアカルテ 株式会社ケアコネクトジャパン 58 4.1%
6位 カナミック 株式会社カナミックネットワーク 45 3.2%
7位 けあ蔵 株式会社KDDIエボルバ 42 3.0%
8位 寿 株式会社ソフトサービス 34 2.4%
9位 福祉の森 株式会社日立システムズ 25 1.8%
10位 ナーシングネットプラスワン 株式会社LITALICO 19 1.3%
11位~50位 その他 283 19.9%
合計 1,421 100%

出典:三菱総合研究所「自身の介護情報を個人・介護事業所等で閲覧できる仕組みについての調査研究報告書」

大手3社がシェアの大半を占めている

国内で販売されている介護ソフトは、上位3社の大手メーカーのシェアが圧倒的に高いことが分かりました。その理由のひとつが柔軟性です。大手メーカーが提供している介護ソフトは、多機能かつ網羅的に設計されています。さまざまな形態の施設に対応できることから、シェアが高くなったと言えるでしょう。またサポート体制の手厚さや、多くの施設で利用されていることへの安心感、セキュリティへの信頼感なども大手企業が選ばれる要因になっています。価格についても、大手企業は高いと思われがちですが、カイポケのように破格の料金で利用できるサービスもあります。

4位以降はメーカー発表のシェアと若干の違いがありますが、これは調査対象となる介護施設の提供サービスにやや偏りがあるためでしょう。

大手の介護ソフトについては大手の介護ソフトメーカー5選【2023年】でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

【安い!】介護ソフト料金比較ランキング

介護ソフトの価格は製品によって大きく異なります。価格を重視して選びたい方向けに、「安くて人気のある介護ソフト」をランキングで紹介します。今回は居宅介護支援事業所の価格で比較していますが、全体的にどのサービス種別でも低コストで導入しやすい製品をピックアップしています。また、製品によって料金形態が違うため1年目の合計で比較しています。

居宅介護支援事業所の場合(計画書や帳票の作成、介護保険請求(国保連伝送)など最低限の機能が揃っているもの)

製品名 初期費用 月額費用 1年目合計
1位 ケア樹 10,000円 2,817円(年間のランニングコストを分割した場合) 43,800円
同率2位 カイポケ 0円 5,000円 60,000円
同率2位 ナーシングネットプラスワン 0円 5,000円 60,000円
4位 トリケアトプス 0円 220円×利用人数(上限5,500円) 上限66,000円
5位 まもる君クラウド 0円 7,800円 93,600円

「ケア樹」は10,000円の初期費用がかかりますが、年間費用で考えるととても安く使用できる介護ソフトです。2年目以降はサポートを解除してよりコストを削減することも可能です。「カイポケ」は最大36か月の無料期間を設けています。タブレット1台が無料でレンタルできる点も魅力です。「ナーシングネットプラスワン」は法改正対応やサポート費用がかからず月額固定の金額のみで使用できます。

サービス種類別おすすめ介護ソフト

各サービス別に介護ソフトを選べるよう、人気のおすすめ製品をまとめました。ここまでご紹介したシェアの高い介護ソフトも多く含まれているので、自分たちの事業所形態に合わせてチェックしてみてください。

居宅介護支援(ケアマネ)におすすめの介護ソフト

居宅介護支援事業所ではケアプランやアセスメント表など多くの帳票を作成します。帳票作成以外にも関係各所との連絡調整も重要な業務です。事業所に戻らず入力を行えるタブレット入力に対応した介護ソフトがおすすめです。

ワイズマンの「すぐろくケアマネ」では訪問先でアセスメントや計画業務をタブレットから入力できます。カイポケもタブレット入力に対応していることはもちろん、タブレットを1台無料でレンタルすることができます。介舟ファミリーもタブレットに対応しており、ICFの考え方に基づいたケアプランを作成できるガイド機能が搭載されています。

居宅介護支援におすすめの介護ソフトについてはおすすめ居宅介護支援(ケアマネ)ソフト13選|機能や導入メリットまででも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

訪問介護におすすめの介護ソフト

訪問介護事業所では多くのホームヘルパー(訪問介護員)が在籍するため、スムーズに割り当てを行える介護ソフトがおすすめです。

ワイズマンの「すぐろくホーム」は見やすいシンプルな画面設計で訪問先でも簡単にタブレットから記録の確認や計画変更が行えます。カナミックの「訪問介護・看護システム」は訪問介護の流れに沿ったシステム構成で、スタッフの配置が簡単に管理できます。

訪問介護におすすめの介護ソフトについては【徹底比較】訪問介護ソフトのおすすめメーカー10選【2023】でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

訪問看護におすすめの介護ソフト

訪問看護では利用者のケアはもちろん保険請求業務など幅広い業務があります。介護保険請求だけでなく医療保険請求も行うため、どちらにも対応できる製品を選ぶとよいでしょう。

ほのぼのNEXTはスケジュールの実績をもとに介護保険と医療保険を一括算定できるため、大幅に業務効率をアップできます。カイポケ訪問看護は月額25,000円でタブレット1台を無料レンタルできます。iBowは訪問看護に特化したシステムで、導入したステーションは97.7%が継続利用しています。

訪問看護におすすめの介護ソフト(電子カルテ)については【徹底比較】訪問看護向け電子カルテ13選|料金や選び方も解説でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

通所介護(デイサービス)におすすめの介護ソフト

通所介護(デイサービス)では計画書をはじめ、ケア記録やモニタリング表などさまざまな帳票の作成が必要になります。入力したデータが複数の帳票と連動できるソフトで二度手間がなくなり、業務効率化につながります。

カイポケはケアプランをパソコンから事前に登録すると、来所予定の利用者一覧をタブレットで確認することができます。カナミックは計画書や実行表、モニタリングなどを時系列で管理できるため、簡単にチェックできます。ナーシングネットプラスワンはスマホとタブレットどちらにも対応しており、口座振替連携やLIFE情報出力が可能です。

通所介護におすすめの介護ソフトについては【人気メーカー厳選】通所介護ソフト10選の特徴を徹底比較でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

特養におすすめの介護ソフト

特養(特別養護老人ホーム)は介護老人福祉施設とも呼ばれます。要介護度の高い利用者にむけて24時間介護サービスを提供するため、短時間で入力できるものが望ましいです。また、通常入所の他短期入所(ショートステイ)があることや、入所待ちの利用者が多い傾向にあることから、入所管理機能や入居待機者管理機能があるとよいでしょう。

ほのぼのNEXTには入居スケジュールがあり、ベッド管理から送迎管理、外泊管理に対応しています。日勤や夜勤ですれ違いになりがちなスタッフ間の業務引継ぎをトップ画面で行うことができます。ワイズマンは待機者管理機能で各部屋の待機者と空き状況を確認でき、入所前の状況把握や問い合わせ対応がスムーズに行えます。Flowers NEXTは利用者の基本情報管理をはじめ、記録から請求まで一連の業務に対応しており、シンプルな画面で操作できます。

グループホームにおすすめの介護ソフト

グループホーム(認知症対応型共同生活介護施設)では、認知症の症状のある高齢者が9人以下のユニット(グループ)で共同生活を行い、症状の改善を目指します。利用者の入居管理やケアプランの作成、利用状況、ケア記録、利用料金の管理、請求業務、スタッフのスケジュール管理などの機能が揃った介護ソフトがおすすめです。

ワイズマンは入所手続きから施設の空き情報管理、請求や申請など幅広い業務を効率化できます。介護保険請求はもちろん、利用料請求や体験利用の請求も可能です。介舟ファミリーは利用者をユニット(グループ)ごとにタブレットに連携して記録が行えます。計画書を作成してからの経過日数が表示されるため、見直し時期がすぐに分かります。トリケアトプスは利用者ごとに計画・実績・請求の進捗状況が一覧で確認でき、ワンクリックで関連する画面に切り替えられるため、業務効率が大幅にアップします。

小規模多機能型におすすめの介護ソフト

小規模多機能型居宅介護は、「通い(デイサービス)」「訪問(訪問介護)」「泊まり(ショートステイ)」と3種類のサービスを組み合わせた小規模な居住系サービスです。中重度の要介護者であっても在宅での生活を続けられるよう、生活の支援や機能訓練を行います。3種類のサービスがあるため、業務も多岐にわたります。ケアプランの作成や、「通い」「訪問」「泊まり」それぞれのスケジュール管理、ケア記録、介護保険請求業務、情報管理など一連の業務に対応できる介護ソフトがおすすめです。

ほのぼのNEXTは「通い」「訪問」「泊まり」の利用スケジュールを一目で確認できるため、スタッフの勤務予定を組み立てやすくなっています。食事の利用料なども請求に連動でき、業務を効率化できます。ワイズマンは予定実績管理から個別援助計画・記録の作成まで幅広い業務をサポートします。利用者のバイタルや健康状態をグラフ化して表示でき、日々の状態変化を把握できます。Flowers NEXTは複数名をまとめてパターンからコピーするだけで予定作成が行えます。利用者への実費負担を介護実績と連携させ、ボタン1つで入力可能です。

訪問リハビリにおすすめの介護ソフト

訪問リハビリテーション(訪問リハ)は、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士といったリハビリの専門職が利用者のもとへ訪問し、リハビリを行うサービスです。要介護認定を受けていない利用者の場合は医療保険でサービスを利用するため、介護保険と医療保険どちらの請求にも対応したソフトを選ぶとよいでしょう。また、利用者の状況やリハビリの内容、記録の作成に対応できる製品がおすすめです。

ワイズマンは利用者の基本パターンや利用履歴から、自動的に訪問予定・実績を作成できるため、業務の効率化につながります。ほのぼのNEXTはサービス提供票をイメージした実績登録画面からボタンを押すだけで実績変換を行えます。ナーシングネットプラスワンは計画書や請求はもちろん、入力した情報をもとに介護給付費請求金額一覧や、処遇改善実績金額一覧などの集計・分析機能も利用できます。

居宅療養管理指導におすすめの介護ソフト

居宅療養管理指導は医師、歯科医師、薬剤師、管理栄養士、歯科衛生士、保健師、看護師が利用者の自宅を訪問し、自立的な生活に向けて療養上の管理と指導を行うサービスです。職種によってサービス内容が変わるのはもちろん、月に利用できる回数や料金も変わるため、異なる単位数を自動で計算できるソフトが便利です。利用者情報の管理、利用実績報告書や計画書などの書類作成、請求業務、売上管理などの機能があるとより便利です。

カイポケは単位数が自動計算でき、入力画面から直接請求が行えます。メニューの流れに従って作業するだけで、計画書の作成から介護保険の請求まで対応可能です。ほのぼのNEXTは職種によって異なる単位数や限度回数を自動でチェックすることができます。登録ミスによる返戻を防ぎ、請求業務の正確性がアップします。トリケアトプスは利用者情報の管理や計画書の作成、保険請求や利用者請求など幅広い業務に対応しています。

居宅療養管理指導におすすめの介護ソフトについては居宅療養管理指導の介護ソフトおすすめ5選!メリットや選び方などでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

介護ソフトのQ&A

介護ソフトに関してよくある質問をQ&A形式で解説します。あなたが気になる質問をチェックしてみてください。

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介護ソフトとは?

A. 介護ソフトとは「介護業務にまつわる事務業務をデジタル化・効率化するもの」です。導入によって介護記録や介護請求、帳票管理、情報共有などを簡単に行えます。介護業務に必要な多くの書類のやりとりをデジタル化することで、残業時間の削減や業務効率化が実現できます。

介護ソフトの主な機能は?

A. 介護ソフトの主な機能は以下の通りです。

  • 利用者情報の管理
  • ケアプランの作成・管理
  • アセスメント・モニタリングの管理
  • 日々の介護サービスの記録
  • 利用者への請求書作成
  • 介護保険請求(国保連伝送)
  • 売上・入金の管理
  • 介護職員の勤怠管理や給与管理

Q. 介護ソフトの種類は何がある?

A. 介護ソフトの種類は大きく「パッケージ型」と「クラウド型」のふたつに分けられます。パッケージ型は、提供会社のサイトからダウンロードしたものやCD-ROM・DVD-ROMに収録されているソフトを、自施設のPCにインストールして使います。ソフトをインストールしたPCさえあれば、ネット環境の有無に関わらず利用できるのが特徴です。クラウド型は、ソフトを特定の端末にインストールするのではなく、インターネット環境を利用します。PCやスマホ・タブレットなどの複数端末から場所を問わず利用できるのが特徴です。

Q. 介護ソフトの選び方を教えて!

A. まずは自分のサービス事業所に対応している介護ソフトをチェックしましょう。そのうえで解決したい課題をリストアップし、解決できる機能がある介護ソフトに絞り込んでいくのがおすすめです。希望条件に合った介護ソフトを手っ取り早く知りたい方は当社のコンシェルジュが無料で選定いたします。お気軽にお問い合わせください!

Q. 介護ソフトの料金相場が知りたい!

A.パッケージ型(インストール型)クラウド型かによって価格相場が異なります。パッケージ型の場合、数十万~数千万円と価格に差があります。クラウド型の場合、初期費用は無料の場合もあり、月額で数千円~数万円程度が相場です。

低コストで導入できる介護ソフトについては【安い】価格を抑えて導入できるオススメの安い介護ソフト7選でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

介護ソフトの料金については介護ソフトの料金はいくら?おすすめメーカー比較10選もでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

Q. 介護ソフトに補助金は使える?

A.IT導入補助金を使用できるケースがあります。製品によっても異なりますので、お問い合わせ時に対応状況を確認するのがおすすめです。

Q. 介護ソフトの市場規模は?

A.株式会社矢野経済研究所の調査によると、介護ソフトの市場規模は微増で推移する見通しです。2021年度の介護システム市場規模(事業者売上高ベース)は前年度比106.9%245億と2,400万円と推計されています。補助金を活用し、業務効率化のためのシステム導入を行った事業所が増加しているようです。今後も2024年の介護報酬改定を見据え、補助金を活用したシステムへの投資が行われる見込みです。

Q. 介護保険のレセプト請求って何?

A.レセプト請求とは、「介護サービス事業者が利用者にサービスを提供した際、国保連に請求を行うこと」です。利用者が介護サービスを利用すると費用がかかります。この際、介護事業所は費用を請求しますが、原則1~2割を利用者へ、残りを介護給付費として国保連に請求します。

レセプト業務・介護保険請求については国保連請求(介護報酬請求)の流れをやさしく解説!でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

Q. 介護ソフトはLIFEに対応できる?

A.今回紹介しているほのぼのNEXT、カイポケ、ワイズマン、カナミックなど人気介護ソフトのほとんどがLIFEに対応しています。

LIFE対応介護ソフトについてはLIFE対応介護ソフト10選|選び方や制度の概要まででも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

Q. ケアプランデータ連携システムって何?

A.居宅介護支援事業所と介護サービス事業所間で毎月やりとりを行うケアプランの予定や実績をデータ化し、インターネット上でやりとりできるようにするシステムです。郵送など紙でのやりとりが不要になり、業務の効率化につながります。

ケアプランデータ連携システムについてはケアプランデータ連携システムとは?必要な準備や対応ソフトを解説でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

Q. 対応しているアセスメント方式を教えて!

シェアの高い介護ソフトが対応しているアセスメント方式を表にまとめています。ぜひ参考にしてください。

製品名 アセスメント方式
ほのぼのNEXT 包括的自立支援プログラム/居宅サービス計画ガイドライン/新型養護老人ホームパッケージプラン方式/インターライ方式/フリーアセスメント
ワイズマン 居宅サービスガイドライン/MDS/包括的自立支援プログラム(オプションで複数のアセスメントを選択可能)
カイポケ 全社協方式/23項目のみの簡易方式
カナミック 要お問い合わせ

Q. 介護ソフトは月途中の区分変更に対応できる?

月の途中で要介護認定の区分変更を申請する場合、区分変更中の間は請求ができません。区分変更の結果が出た後に請求を行います。また、サービスを提供した時点での介護度が適用されるため、区分変更の結果が出た後も請求方法には注意が必要です。区分変更の申請には介護保険要介護・要支援認定申請書や、介護保険被保険者証などの書類が必要です。区分変更後の請求は複雑になりがちですが、介護ソフトを使えば簡単に行うことができます

まとめ

今回の記事ではシェアの高いメーカーの介護ソフトを10製品ご紹介しました。シェアが高いメーカーは、ソフトを開発するための環境が整っています。機能が多様になると対応する事業形態の幅も広くなるため、多くの事業所は導入しやすいと感じられるでしょう。しかしながら、多様な機能がパッケージ化されている分、不要な機能が出てくることも事実です。必要な機能が限定されている場合は、特定のサービスに特化した介護ソフトのほうがコストを抑えられるかもしれません。今回の記事が、介護ソフトの導入を検討されているみなさまの一助となりましたら幸いです。

介護ソフトについては【2023年版】おすすめ介護ソフト28製品を徹底比較|選び方まででも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

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中小企業診断士
セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.
URL:https://note.com/2ndlabo/n/n949eaa3e9d69

北海道大学を卒業後、医療機器の営業として6年間勤務。外科、整形外科、泌尿器科領域を中心に民間・国公立の病院を担当。2020年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療福祉施設の課題解決プラットフォーム「2ndLabo」にて各種ITツール、医療機器の導入支援、クリニック開業支援に従事。

2ndLaboのサービスを通じて、これまで1,000件を超えるサービス導入支援・開業支援を担当。得意分野は、電子カルテ、介護ソフト、各種医療機器。

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