「クリニックの税理士なんて、どこも一緒でしょ? 顧問料が安くて、家から近いところが一番」
もしそう考えているなら、少し立ち止まってください。
開業準備に追われる先生にとって、税務は「丸投げしたい面倒な業務」かもしれません。自分でやるという選択肢はほぼないため、誰かに頼むことにはなりますが、この選び方を一つ間違えると、日々の診療中に「イライラの種」を抱え続けることになります。
これらは全て、税理士の実力不足ではなく「相性」と「提案のタイミング」のズレが原因です。
本記事では、一般的な「選び方ガイド」には載っていない、元医療コンサルの視点から見た「本当にドクターのストレスを減らし、利益を守れる税理士」を見抜く3つの裏基準と、最低限押さえておくべき5つのチェックリストを解説します。
現在、上記のようなお悩みをお持ちでしたら、ぜひとも私たち「2ndLabo」にご相談ください。開業に必要な情報をまとめた業界最大級の独自データベースとコンシェルジュの知見で開業準備、そして開業成功に向け伴走いたします。
相談は無料です。コンサルティング会社を複数比較したい、開業準備や計画に対するアドバイスが欲しいなど、何でもお気軽にお問い合わせください。
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目次
まずは、ホームページや見積書には載っていない、しかし契約後の満足度を決定づける「3つの裏基準」から解説します。
多くの先生が「税理士=税金を安くしてくれる人」と考えがちですが、実は開業初期においてもっと重要な役割があります。それは「先生のQOL(Quality of Life)と時間を守ること」です。
その試金石となるのが、「概算経費(租税特別措置法第26条)」へのスタンスです。
ドクターだけの特権「概算経費」とは
ごく簡単に言うと、年間の社会保険診療報酬が5,000万円以下の場合、「実際に使った経費」を計算せずとも、「決まった計算式(概算)で経費を計上しても良い」という特例制度です。
この制度の真のメリットは、節税効果以上に「事務負担の激減」にあります。本来なら1円単位で領収書を集め、整理しなければならない経費処理が、この特例を使えば大幅に簡略化されます。
出典:国税庁「第67条 《社会保険診療報酬の所得の計算の特例》関係」
以下は、社会保険診療報酬に対する概算経費率の速算表です。
| 社会保険診療報酬 | 概算経費率の速算表 |
|---|---|
| 2,500万円以下 | × 72% |
| 2,500万円超 3,000万円以下 | × 70% + 50万円 |
| 3,000万円超 4,000万円以下 | × 62% + 290万円 |
| 4,000万円超 5,000万円以下 | × 57% + 490万円 |
「QOL重視」か「拡大志向」か
ここで税理士の「相性」が出ます。
面談時には必ず「概算経費のシミュレーションはしてくれますか?また、私の働き方に合わせて提案してくれますか?」と聞いてみてください。
HPに載っている所長税理士がいかに立派な経歴を持っていても、契約後に先生が毎月やり取りするのは、実は「無資格の担当職員」であるケースがほとんどです。これを世間では一般的に「担当者ガチャ」と呼ぶこともあります。
契約後のストレス原因No.1は「レスポンス」
どんなに顧問料が安くても、レスポンスの遅い担当者に当たると、先生のストレスは計り知れません。逆に、優秀な担当者は、先生が何も言わなくても「そろそろ従業員(パート含む)が10名を超えるので、就業規則の届出が必要になりますよ」と先回りして教えてくれます。
※労働基準法では、常時10人以上の労働者を使用する場合、就業規則を作成し、労働基準監督署へ届け出ることが義務付けられています。この「10人の壁」のリスクを事前にケアしてくれるかは、大きな差になります。
面談で「担当者の質」を探るコツ
契約前の面談で「実際に担当する職員を連れてこい」と要求すると、税理士側から「細かくて面倒な先生かもしれない」と警戒されるリスクがあります。そこで、面談に来た所長や営業担当に対し、あくまで柔らかく、こう聞いてみてください。
「もし契約した場合、どのような方が私の窓口になりますか? 例えば、freee(弥生会計など、お使いのクラウド会計ツール)扱いに慣れている方や、医療特有のレセプトの話が通じる方だと嬉しいのですが」
この質問に対し、「うちのベテラン職員を付けます(が、ITは苦手かも)」と答えるか、「若いですがクラウド会計が得意な者を付けます」と答えるか。その返答から、事務所の人材レベルや先生との相性を推し量ることができます。
クリニック経営が軌道に乗ると、必ず「医療法人化」の話題が出ます。一般的に、法人化を検討すべきタイミングは以下の2つと言われています。
しかし、これらの「数字上のメリット」だけを見てGOサインを出す税理士は危険です。
なぜなら、法人化には約100万円の設立コストと、院長の精神力を削る「半年間の泥沼作業」がセットでついてくるからです。
「節税」の裏にある、膨大な手続きリスト
以下は、法人化のためにクリアしなければならないハードルの一部です。
医療法人の業務を監査する「監事」は、法人と利害関係のある人を任命できない仕組みになっています。医師が知り合いづてやコンサルタントに頼むケースがほとんどですが、監事代行業者も存在します。「今、先生に乗り越える余力があるか?」まで見極めてブレーキを踏んでくれるのが、センスのある税理士です。
上記業務を「今、先生に乗り越える余力があるか?」まで見極めてブレーキを踏んでくれるのが、センスのある税理士です。
独自の裏基準に加え、一般的に税理士を選ぶ際に必ずチェックすべき「5つの基礎項目」についても解説します。これらを疎かにすると、基礎的なサービス品質でトラブルになる可能性があります。
「安ければ良い」わけではありません。報酬の相場は、クリニックの年商や、税理士の「訪問回数」によって大きく変動します。
「月1万円」などの格安事務所は、訪問が一切なく、記帳代行もしない(先生が自分で入力する)ケースがほとんどです。ご自身の事務処理能力と予算のバランスを見て判断しましょう。
「会社」と「クリニック」では、税務の勘所が全く異なります。 例えば、「社会保険診療報酬(非課税)」と「自由診療・雑収入(課税)」の区分けを正確に理解しているかは最低条件です。
ここが曖昧な税理士だと、税務調査で否認され、追徴課税を受けるリスクが高まります。「クリニックの顧問先は何件くらいありますか?」と単刀直入に聞くのが良いでしょう。
「顧問料」の中に何が含まれているかを契約前に必ず確認してください。よくあるトラブルの原因です。
税理士にも「タイプ」があります。
先生が税理士に「何を求めているか」によって、選ぶべきタイプは変わります。
ここまで「裏基準」と「チェックリスト」をお伝えしました。しかし、これらを全てご自身で見抜き、比較検討するのは、開業準備中の先生にとって大きな負担です。
そうお悩みであれば、ぜひ私たちにご相談ください。
2ndLaboにご相談いただくメリット
私たちは税理士紹介サイトではありませんが、多くのクリニック開業を支援する中で、「ここは信頼できる」と感じた税理士事務所との繋がりがあります。
元医療コンサルタントの視点で、各税理士事務所の「得意分野」や「担当者の質」まで把握した上で、先生の経営スタイル(QOL重視か、拡大志向かなど)に合った事務所があれば、マッチする先だけを厳選してご紹介することも可能です。
もちろん、「まずは話を聞いてみたい」というだけでも構いません。先生のご相談は無料です。
税理士選びは、単なる外注先選びではありません。クリニック経営という長いマラソンを、先生の横で一緒に走り、適切なペース配分(資金繰りや法人化のタイミング)を指示してくれる「ペースメーカー」のような存在です。
「顧問料が安いから」「家から近いから」という理由だけで選んで、途中で息切れしたり、コースを間違えて時間をロスしたりしては本末転倒です。
まずは、先生がどのようなクリニックを作りたいのか、どんな働き方をしたいのかを整理することから始めませんか? そのビジョンを共有し、最適なペースで伴走してくれるパートナーを見つけましょう。
現在、上記のようなお悩みをお持ちでしたら、ぜひとも私たち「2ndLabo」にご相談ください。開業に必要な情報をまとめた業界最大級の独自データベースとコンシェルジュの知見で開業準備、そして開業成功に向け伴走いたします。
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