【2024最新】電子カルテ徹底比較|選び方やおすすめメーカーまで

更新日 2024.11.14
投稿者:豊田 裕史

電子カルテは、医師が患者の病状・経過を記録しておく診療録を電子化したものです。全国の医療機関で電子カルテの情報を共有する「電子カルテ標準化」が話題になり、関心が集まっています。

しかし、エムスリーデジカルやウィーメックス、clinics(クリニクス)など多数の電子カルテメーカーがあり、自院にはどの電子カルテがベストなのかを悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

本記事では、機能の豊富さや価格、使いやすさ、サポート体制の観点で電子カルテ各メーカーを徹底調査。クリニックのニーズ別、診療科別にそれぞれおすすめの電子カルテを紹介しています。本記事は、電子カルテ選定にお悩みのクリニック・病院からの問合せに年間100件以上対応する専任コンシェルジュが執筆しています

自院にあった電子カルテを選べるよう執筆しているので、開業時に電子カルテをお探しの方、電子カルテ入替を検討されている方はぜひ参考にしていただければ幸いです。

当コンテンツについて
当コンテンツは「セカンドラボ株式会社」が作成しております。 電子カルテおすすめ比較ランキングの順位に関しては、電子カルテを選ぶうえでの重要項目である機能の豊富さ、使いやすさ、価格、シェア・導入実績、サポート体制を総合的に評価したうえで決定しています。
おすすめ電子カルテを見る
【2024最新版】特におすすめの電子カルテ5選

この記事では、以下の比較項目に従っておすすめの電子カルテを紹介しています。

比較項目 概要
機能の豊富さ レセコン一体型か分離型か、受付・予約機能があるか、オーダーチェック機能があるかなど機能面を総合的に評価しています。
使いやすさ 動作の快適さ、手書き入力機能の有無、画面のカスタマイズ性など「使いやすさ」をセカンドラボ独自に分類し、評価しています。
価格 公開情報を基に、初期費用、月額費用、オプション費用などクリニックでかかる費用を評価しました。
シェア・導入実績 医療機関での導入実績や、メーカー発表のシェアを参照し評価しました。
サポート体制 メールやオンラインでのサポートだけでなく、緊急時に現地訪問してもらえるかどうか等を評価しました。

電子カルテはたくさんの製品があってどこを選んでよいかわからない先生も多いのではないでしょうか。まずは、現在最もおすすめの電子カルテ5選を紹介します。表を横にスクロールして確認してみてください。

製品名 エムスリーデジカル Medicom-HRf Hybrid Cloud BrainBoxCloud Qualis Cloud Dynamicsダイナミクス
メーカー名 エムスリーデジカル株式会社 ウィーメックス株式会社 株式会社ユヤマ 株式会社ビー・エム・エル ダイナミクス
お問い合わせ
お問い合わせ
お問い合わせ
お問い合わせ お問い合わせ お問い合わせ
機能の豊富さ 処置行為自動学習、検査結果ビューアー、適応症の自動学習など レセプトチェック機能 インサイトレポート、診察パネル機能 外注検査オンライン化、付箋機能、高速音声入力、検体ラベルの出力 医師同士のユーザーコミュニティ
使いやすさ ワンタッチセット入力、カルテ同時入力機能 画面配置をカスタマイズ可能(オンプレ型) ユヤマ・キーパッド(入力支援機能)、文書作成支援 お気に入りセル機能、一括転記機能 手書きメモにも対応
基本月額 レセコン一体型:19,800円(2年目まで)
ORCA連動型:月額9,800円
25,300円 35,000円~ 38,000円 11,000円(税込)
初期費用 無料
※レセコン初期費用(780,800円)
月額(7,000円)を別途負担
2,900,000円
(標準価格)
1,500,000円~ 630,000円 222,000円(税込)
シェア・導入実績 全国4500事業所以上 首都圏での納入実績15000件以上 - - -
サポート体制 訪問サポート(有料)、リモートメンテナンス リモートサポート対応
※全国120拠点にサポート体制
全国の拠点での訪問サポート(NECフィールディング、富士通エネシスが対応) 本社(東京都渋谷区)で無料研修、全国に100ヶ所以上のフィールドサポート 電話・メール・FAX

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目次

電子カルテとは?種類や導入メリットを簡単に解説

そもそも電子カルテとは、これまで紙で記録していたカルテを電子データとして記録できるようにしたものを指します。これまでばらばらに記録されていた患者データがデジタル化したことで、データの閲覧・共有を素早く行うことができる点が最大のメリットです。

電子カルテの概要を理解できるよう、次の内容を紹介します。

  • 電子カルテはクラウド型とオンプレミス型に分類される
  • 電子カルテの主要メーカーやシェアランキングは?

電子カルテはクラウド型とオンプレミス型に分類される

電子カルテは、オンプレミス型とクラウド型に大別できます。それぞれの定義や特徴、違いを解説していきます。

電子カルテはクラウド型とオンプレミス型に分類される

オンプレミス型の電子カルテとは?

オンプレミス型の電子カルテとは、サーバーコンピューターを院内に設置するタイプの電子カルテを指します。特徴は以下の通りです。

オンプレミス型電子カルテの特徴

  • サポートが手厚い
  • 価格はクラウド型より大幅に高い
  • 動作が安定している
  • アップデートは自動で行われないので、都度対応が必要
  • カスタマイズ性が高く自院に合ったシステム設計ができる
  • クリニックよりも病院向け

オンプレミス型電子カルテの初期費用相場は200~450万円程度です。

クラウド型の電子カルテとは?

クラウド型の電子カルテとは、院外にあるサーバーにデータが保管されるタイプの電子カルテを指します。特徴は以下の通りです。

  • インターネットがあればどこでも使える(院外でも)
  • オンプレミス型よりも初期費用・ランニングコストともに安い
  • アップデートは自動で行われる
  • インターネット回線のエラー時に影響を受ける
  • オンプレミス型に比べてカスタマイズ性が低い
  • 新規開業クリニックにおすすめ

クラウド型電子カルテの初期費用相場は、100~200万円程度です。

>>電子カルテの基礎知識についてさらに詳しく知りたい方はこちら

電子カルテの主要メーカーやシェアランキングは?

ここでは、電子カルテの主要メーカーやシェアランキングを解説していきます。

電子カルテの主要メーカー

まずは電子カルテの主要メーカーを紹介します。以下の図は、対象とする医療機関の規模別の電子カルテ主要メーカーです。

電子カルテ主要メーカー一覧

ご覧の通り、クリニック、中小病院・有床診療所、大病院とそれぞれ主要メーカーが異なります。各規模で特にシェア率の高いメーカーはそれぞれ、クリニックがエムスリー、中小病院・有床診療所がウィーメックス、大病院が富士通となっています。

電子カルテのシェアランキング

続いて、電子カルテのシェアランキングを紹介します。

ランキングの計測方法やアンケート対象は下記の通りになります。

  • m3.com実施(※1):クリニック開業医に向けたアンケート
  • ITトレンド実施(※2):資料請求サイト「ITトレンド」でのユーザーからの資料請求数をもとに集計
  • 日経メディカルOnline実施(※3):「日経メディカルOnline」の医師会員を対象としたアンケート

ランキング順位 m3.com(※1) ITトレンド(※2) 日経メディカルOnline(※3)
1位 エムスリーデジカル(M3 Digikar) メドレー(CLINICS) ウィーメックス(Medicomシリーズ)
2位 ウィーメックス(Medicomシリーズ) DONUTS(CLIUS) ユヤマ(Brain Boxシリーズ)
3位 ビー·エム·エル(Qualis/Medical Station Clinic) ウィーメックス(Medicom-HRf Hybrid Cloud) ダイナミクス(Dynamics)
4位 ユヤマ(Brain Box/Brain Box Cloud) エムスリーデジカル(M3 Digikar) エムスリーデジカル(M3 Digikar)
5位 富士通Japan(HOPEシリーズ) ユヤマ(BrainBoxVⅢ) エムスリーソリューションズ株式会社(Doctor’s Desktop3)※同率4位

シェア上位のメーカーは、総合力や価格面、営業担当の対応力など優れている部分が多いので優先的に導入候補にすることをおすすめします。

ただし、新興メーカーの製品にも最新タイプで使いやすいものが多数あります。本記事では主要メーカー、新興メーカー問わず、おすすめの電子カルテ53製品を規模や診療科別に分類し紹介しています。気になるところから読み進めてみてください。

電子カルテのシェアについては【2024最新】電子カルテのシェアランキング|おすすめメーカー製品を徹底比較でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

【おすすめ】クリニック向け電子カルテ17選比較

ここでは、クリニック向けのおすすめ電子カルテ17選を紹介していきます。

まず初めに17製品を比較表にまとめたのでご確認ください。各製品の詳細は後述しています。

  • ※企業情報の中には、2ndLaboが該当企業のサービス内容を確認して記載したクライアント未確認の情報も含まれています。
  • ※【電子カルテメーカー様へ】2ndLaboに会員登録を行うと、自社情報を編集してPRできます。掲載内容修正・取り下げをご希望の企業様はお問合せフォームからご連絡ください。

製品名 提供形態 初期費用 月額 おすすめポイント レセコン サポート
エムスリーデジカルエムスリーデジカル クラウド型 無料※一体型の場合 9,800円~ 低価格なのに高機能/入力サポート機能が充実/サポートも手厚い 一体型/分離型 コールセンター、リモートメンテナンス
Medicom-HRf Hybrid CloudMedicom-HRf Hybrid Cloud オンプレ/クラウド 2,000,000円~ 24,000円~ 電子カルテリードカンパニーのウィーメックス社製/導入しやすい価格設定 一体型 リモートサポート対応、全国120拠点にサポート体制
BrainBoxCloudBrainBoxCloud クラウド型 1,500,000円~ 35,000円~ サブサーバー標準装備でセキュリティが強固 一体型 リモートメンテナンス、訪問サポート
Qualis CloudQualis Cloud クラウド型 630,000円~ 38,000円~ サポートが充実/初期費用が安い 分離型 リモートサポート対応、オンラインでのサポート
DynamicsDynamics オンプレミス型 222,000円(税込) 11,000円(税込) 月額1.1万円から使えるオンプレミス型電子カルテ 一体型 ヘルプデスク(電話・メール・FAX)
セコムOWELセコムOWEL クラウド型 820,000円~ 要問合せ 設計がシンプルで誰でも使いやすい/対応端末のバリエーションが多い 分離型 メール
CLIUS(クリアス)CLIUS(クリアス) クラウド型 200,000円~ 12,000円~ 初期費用・月額最安級/シェア率急上昇中 分離型(ORCA連携) 電話、メール、リモートメンテナンス
CLINICSカルテCLINICSカルテ クラウド型 660,000円〜 40,000円~ 電子カルテに留まらない幅広いツールを提供 一体型(ORCA内包) オンライン、訪問サポート
きりんカルテきりんカルテ クラウド型 330,000円~ 25,300円~電子カルテ利用料は0円 発生する費用はレセプト利用料のみ電子カルテは0円で利用可能 分離型(日レセクラウド) 代理店によってサポートが異なる
Dr.Simpty for ORCADr.Simpty for ORCA オンプレミス型 要問い合わせ 要問い合わせ シンプルなユーザーインターフェース 分離型 コールセンター、リモートメンテナンス
AI・CLINICAI・CLINIC オンプレミス型 個別見積り 個別見積り カスタマイズ性が高い 一体型 要問い合わせ
SUPER CLINICSUPER CLINIC オンプレミス型 2,000,000円 ~ 30,000円 ~ 直感的に操作できるので使いやすい 一体型 訪問設定サポート、リモート設定サポート、運用立ち合い
BrainBoxVⅢBrainBoxVⅢ オンプレ/クラウド 2,000,000円〜 35,000円~ 機器やツールとの連携実績が豊富 一体型 リモートメンテナンス対応
MAPs for CLINICMAPs for CLINIC クラウド型 0円 20,000円~ 優れたUIによる圧倒的な使いやすさ ORCA連動型 電話/FAX/E-Mail
ハヤブサハヤブサ オンプレミス型 要問合せ 要問合せ 診療科・運用に合わせたオプションも完備 一体型 要問い合わせ
Future Clinic 21 ワープハヤブサ クラウド型
  • 2,200円/工事
  • フレッツ光初期費用:タイプによる
  • 基本料金(端末1台利用時):20900円
  • 追加IPアドレス利用料:3,300円
  • フレッツ光月額料金:タイプによる
タイムライン機能で診療経過が一目瞭然 ORCA連動型 ヘルプデスクで操作サポート
クラウドカルテblancクラウドカルテblanc クラウド型 要問い合わせ 要問い合わせ 年額利用料を支払うだけで常に最新のシステムにアップデート 一体型 要問い合わせ

エムスリーデジカル|エムスリーデジカル株式会社

エムスリーデジカル株式会社

出典:エムスリーデジカル https://digikar.co.jp/
基本月額 レセコン一体型プラン:19,800円(2年目まで)
ORCA連動型プラン:月額9,800円
※レセコンの初期費用( 780,800円)、月額(7,000円)を別途負担
初期費用 無料
提供形態 クラウド型
レセコン 一体型・分離型(各院の状況に応じて対応)
セキュリティ 国内の複数箇所でデータをバックアップ、「TSL1.2」に限定した暗号化通信
シェア 19.0%
連携可能範囲 要問い合わせ
推奨環境 Windows 10 Pro / Windows Server 2016
サポート体制 コールセンター、リモートメンテナンス

エムスリーデジカルの比較ポイント

  • AI自動学習機能を搭載し、入力時間を80%削減
  • 初期費用0円、月額9,800円から利用可能
  • 訪問と電話でのサポート体制が充実している

エムスリーデジカルはクリニック業務を効率化するクラウド型電子カルテです。低コストで導入でき、初期費用0円・月々11,800円から利用できます。AI自動学習機能によるカルテ入力など機能も豊富です。予約システムや問診システム、医療機器など、90以上のサービス・機器との連携実績があります。

機能の豊富さの評価
患者様の情報をiPhoneで確認できる「M3 DigiKar モバイル」の機能や、iPad手書きカルテアプリの機能が魅力です。受付やカルテに関する機能はもちろん、顧客やスケジュール管理機能も充実しており、安心して使うことができます。有料オプションとして、薬剤情報や禁忌病名チェック機能があるのも特徴です。一方で予約機能はありませんでした。
価格の評価
レセコン一体型の場合、月額19800円~と、多数のクラウド型電子カルテの中で最も価格を抑えて導入することができます。もちろん機能も申し分ありません。月額料金だけで比較すると、ダイナミクス(オンプレミス型、11000円/月)が最もランニングコストを抑えられますが、機能の豊富さや企業体力を総合すると、最もコストパフォーマンスに優れた製品ということができます。
サポート体制の評価
電話・メールでのサポートはもちろん、PDF形式の紙面マニュアル、Youtubeの公式チャンネルにある100種類以上の操作解説動画をいつでも参照できます。すでにORCAレセコンをつかっている場合、既存のORCAサポート事業者を変更する必要はありません。デジカルの電子カルテをレセコンと連携させて使うことができます。サーバー障がいが発生した場合でも、過去のカルテをPDFで確認できるバックアップシステム「カルテビューワー」を搭載しています。

エムスリーデジカルの詳細についてはM3デジカルの口コミ・評判は?価格やメリット・デメリットを解説でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

Medicom-HRf Hybrid Cloud|ウィーメックス株式会社

ウィーメックス株式会社

出典:Medicom-HRf Hybrid Cloud https://www.phchd.com/jp/medicom/clinics/mchrf
基本月額 ¥24,000 ~
初期費用 ¥2,000,000 ~
ハードウェア料金 / 電子カルテの利用料 / レセプトコンピュータの利用料 / サポート費用を含む
提供形態 ハイブリット型
※通常時オンプレ型、非常時クラウド切替可能
レセコン 一体型
セキュリティ ISMS認証取得
シェア 18.6%
連携可能範囲 PACS、検査機器、予約・再来受付システムなど
推奨環境 要問い合わせ
サポート体制 リモートサポート対応、全国120拠点にサポート体制

Medicom-HRf Hybrid Cloudの比較ポイント

  • カルテ記載のリアルタイムチェック
  • 医事一体型電子カルテ
  • 個人情報保護サポート機能、不正アクセス防止など安心のセキュリティ対策

Medicom-HRf Hybrid Cloudは、診療をスピーディーに行える操作性を追求したクラウド型電子カルテです。直感的に理解でき、すぐに使いこなせるよう工夫された画面デザインや連携機器の豊富さが特徴です。予約や受付、検査など170社の機器と連携可能です。ノートパソコンやタブレットからもカルテを起動できるため、訪問診療にも対応できます。

機能の豊富さの評価
特筆すべき点は、レセプトチェックソフトが標準装備されている点です。レセプトチェック時、エラーリスト一覧からワンクリックで内容の修正ができるため、効率のよいレセプト作業を実現します。返戻の削減だけでなく、追加で点数をとれる可能性がある箇所を指摘してくれる「算定支援」の機能もあります。モダリティや問診システムなど院内の各種システムと連携できる点も、院内の業務効率化に一役買うでしょう。
価格の評価
セカンドラボの調査によると、Medicom-HRf Hybrid Cloudの初期費用(標準価格)は2,900,000円、月額費用は25,300円でした。オンプレミス型の運用となるため、クラウド型と比べると価格が高くなっており、不満を感じる方が多いようです。機能面での不満はほとんど見られないので、コストをかけてでも手厚いサポートを希望する先生にとっては、有力な選択肢となるでしょう。
シェア・導入実績の評価
電子カルテを導入しているクリニックのうち、24%がウィーメックス(旧:PHC)の電子カルテを使っているとのデータがありました。やや大雑把ではありますが、クリニックにおける電子カルテ導入率50%、全国のクリニック(一般診療所)10万施設と仮定すると、ウィーメックスの電子カルテは約10000施設で導入されていると想定されます。いずれにせよ、エムスリーデジカルと同程度かそれ以上の医療機関で導入されていると理解して問題ないでしょう。

出典:厚生労働省|医療施設調査

出典:厚生労働省|電子カルテシステム等の普及状況の推移

サポート体制の評価
全国120拠点の代理店網があり、インターネットやSNSの口コミでも素早いサポート力への満足度が非常に高いです。ウィーメックス株式会社、販売代理店(全国120拠点)、保守サービス会社(全国70拠点)による三位一体の強力なネットワーク体制を備えています。

メディコムの電子カルテについてはメディコムの電子カルテ「Medicom-HRf Hybrid Cloud」の口コミ・評判は?でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

BrainBoxCloud|株式会社ユヤマ

株式会社ユヤマ

出典:BrainBoxCloud https://www.yuyama.co.jp/product/products/karte_cloud.html
基本月額 35,000円~
初期費用 1,500,000円~
提供形態 クラウド型(院内にサブサーバーを設置)
レセコン 一体型
セキュリティ サブサーバーの標準装備、1ユーザー1仮想サーバー
シェア 18.6%
連携可能範囲 調剤システム連携、保険証OCR連携
推奨環境 OS:Windows10Pro(64ビット)
CPU:Core i3 以上
メモリ:4GB以上
ハードディスク:250GB以上
モニタ:解像度:FHD以上
Office:Office Personal/
Professional 2019
サポート体制 リモートメンテナンス、訪問サポート

BrainBoxCloudの比較ポイント

  • 医事会計一体型
  • リアルタイムでリモートメンテナンス対応
  • 診察パネル機能を標準搭載

BrainBoxCloudは、使いやすさと機能性を両立したレセコン一体型のクラウド型電子カルテです。豊富な医薬品データベースから、リアルタイムでの処方チェックができるのが特徴です。患者ごとにアレルギー項目を登録したうえでのアレルギーチェックなど、細かい処方チェックも標準機能で使えます。

機能の豊富さの評価
システムに搭載されたAIが、カルテや会計の内容を解析。カルテでは病名抜け漏れを見つけたり、会計では算定できる点数の漏れに気づくなどの効果が期待できます。レセプトの内容も解析してくれるため、実質レセプトチェックソフトの機能を内包しているといえるでしょう。医師会が提供する訪問看護・介護用ソフト「給管帳クラウド」とも連携できるため、外来診療だけでなく、将来的に訪問診療も行う予定のある先生にとってはおすすめです。
価格の評価
ユヤマの電子カルテに価格面での優位性は見られませんでした。初期費用150万円~、月額35000円~と、いずれも他のクラウド型電子カルテに見劣りする数字となっています。クラウド型の「BrainBoxCloud」と、オンプレミス型の「BrainBox V4」の2商品を持っているため、クラウドにするかオンプレにするかを決めかねている先生は相談してみると良いでしょう。
シェア・導入実績の評価
メーカーが発表しているシェア情報はありませんでしたが、セカンドラボが各社の調査内容をまとめた結果によれば、導入シェア3位にランクインしています。
サポート体制の評価
電子カルテを操作する上での不明点に対し、好きなタイミングで動画レクチャーが受けられる「BrainBoxユーザーサポートシステム」があります。専用コールセンターによるリモートメンテナンス体制も整っているので、非常時でも安心できます。

ユヤマの電子カルテについてはユヤマの電子カルテBrainBoxシリーズの口コミ・評判は?でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

Qualis Cloud(クオリスクラウド)|株式会社ビー・エム・エル

株式会社ビー・エム・エル

出典:Qualis Cloud http://qualis.bml.co.jp/qualis_cloud.html
基本月額 38,000円
初期費用 630,000円
提供形態 クラウド型
レセコン 分離型
セキュリティ ISMS認証取得
シェア 6.6%
連携可能範囲 要問い合わせ
推奨環境 要問い合わせ
サポート体制 リモート対応、オンラインでのサポート

Qualis Cloud(クオリスクラウド)の比較ポイント

  • 一目でわかる画面デザイン
  • 検査会社への依頼や結果の取り込みをオンライン化できる
  • オプション利用で音声によるカルテ入力が可能

Qualis Cloud(クオリスクラウド)は、多機能で直感的に使える電子カルテです。他社との連携実績が多く、検査や医療機器など200種類以上の機器と連携できます。カルテ画面は2号用紙のようなイメージで作成されており、直感的に入力できます。診察ごとや月ごとにまとめて行えるレセプトチェック機能も標準搭載しています。

機能の豊富さの評価
独自の機能として、次回に予定している診察や検査内容を、テンプレートとして登録しておける「未来カルテ」機能があります。電子カルテには珍しく、音声認識システムを導入しているのも特徴。関心のある先生は話を聞いてみましょう。「Qualis Cloud」「Qualis」「メディカルステーション」の3製品があり、クラウド型・オンプレ型それぞれの要望に沿った提案が可能です。
価格の評価
BMLの電子カルテは標準価格630,000円、月額料金は38,000円(詳細は要問い合わせ)が目安です。他社製品に比べて初期費用が安い一方、月額料金は高めです。2023年もIT導入補助金の対象となっています。他システムとの連携が前提となっているためランニングコストがやや高いですが、検査システムとの連携が必須な医療機関では、十分に検討候補となりえるでしょう。
シェア・導入実績の評価
具体的な導入実績を示す数字は見つかりませんでした。HPでは各地の医院の導入事例を掲載しており、全国で幅広く導入されていることがわかります。
サポート体制の評価
全国100以上の営業所に営業マンが所属しており、有事の際は訪問でのサポートを受けることができます。二重のクラウドサーバーを設置している点も見逃せません。一方が災害時などに動かなくなった場合でも、もう一方のサーバーが機能すれば診療を続けることができます。

BMLの電子カルテの詳細についてはBMLの電子カルテ「Qualis Cloud(クオリスクラウド)」の口コミ・評判は?でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

Dynamics|ダイナミクス

Dynamics

出典:株式会社ダイナミクス https://www.superdyn.jp/
基本月額 11,000円(税込)~
初期費用 222,000円(税込)※その他オプションあり
提供形態 オンプレミス型
レセコン 一体型
セキュリティ オンプレ運用で院内管理
シェア 3.1%
連携可能範囲 予約システム、検査システム、画像ファイリング、心電図システム、診察券発行システムなど
推奨環境 Windows 10 Pro
サポート体制 ヘルプデスク(電話・メール・FAX)

Dynamicsの比較ポイント

  • 月額1.1万円から使えるオンプレミス型電子カルテ
  • 自動算定やチェック機能で入力ミスを削減
  • 訪問先でもスマホやiPadから閲覧・入力可能

Dynamics(ダイナミクス)は開業医が開発したレセコン一体型の電子カルテです。サービス提供から26年で4,770件のクリニックに導入されています。初期費用220,000円・月額11,000円から使用できるランニングコストの高さが魅力です。オンプレミス型ですが、院外からもカルテの入力や閲覧が可能です。

機能の豊富さの評価
他社製品にない特徴として、「ユーザーコミュニティ」機能があります。ダイナミクスを活用したクリニックの経営にまつわる情報等を入手できるメーリングリストがあり、電子カルテ利用に伴う不安の解消に一役買っているようです。また、ダイナミクスはプログラムを独自に変更することができます。操作画面のカスタマイズ性が大きくないクラウド型と差別化できています。
価格の評価
初期費用とランニングコストだけをみれば、すべての電子カルテの中で最も安く運用することができます。初期費用22万円、月額費用11000円(いずれも税込)の価格は魅力です。今回紹介しているパソコン台数やユーザー数に応じた課金もなく、低コストで使い続けられる安心感があります。クラウド型の電子カルテが増えている中だからこそ、オンプレミス型で低価格という希少性が目を引きます。
シェア・導入実績の評価
HPでは、「25年で4700以上の医療機関が導入」との実績が書かれています。導入数だけでみると、エムスリーデジカルと同等のシェアを獲得していました。1998年からサービスを提供している実績も、ユーザーの安心感につながっているといえそうです。
サポート体制の評価
電話・メール・FAXでのサポートに対応しています。ダイナミクス社による訪問サポートは行っていませんが、地域のサポート業者による訪問サポートに対応しています。

ダイナミクスの電子カルテについてはダイナミクス(Ⅾynamics)の評判・メリット・デメリットは?でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

セコムOWEL|セコム医療システム株式会社

セコム医療システム株式会社

出典:セコムOWEL https://medical.secom.co.jp/it/karte/secomowel/
基本月額 要問合せ
初期費用 820,000円(標準価格)
提供形態 クラウド型
レセコン 分離型
セキュリティ ISMS認証取得
シェア データなし
連携可能範囲 ビューアー連携、検査連携、患者属性連携など
推奨環境 Windows、Mac
サポート体制 メール

セコムOWELの比較ポイント

  • シンプルな画面と操作性
  • サーバーなどの機器の更新が不要
  • 万が一の災害時でも、データ消失の心配がない

セコムOWELは、在宅クリニック・無床診療所向けに特化したクラウド型電子カルテです。パソコンに慣れていないスタッフでも簡単に操作できるシンプルな画面や充実した在宅医療向け機能が特徴です。訪問スケジュールの作成や在宅医療に必要な文書作成にも対応可能です。Windows・Mac・iPad/iPhone・Androidと豊富な端末に対応しています。

機能の豊富さの評価
電子カルテを使う前提となるセキュリティを重視したクラウド型電子カルテを選びたいなら、在宅クリニック、無床診療所に特化した電子カルテ「セコムOWEL」がピッタリです。ウイルスの侵入を未然に防ぐ高機能ファイアウォールがありながら、通信速度の低下を最小限に抑えています。また、在宅診療所向けの機能として、訪問スケジュール作成から介護報酬請求書の作成を一気に行える機能も特徴です。
価格の評価
セコムOWELの初期費用(標準販売価格)は82万円~です。レセコン分離型の電子カルテのため、レセコン導入にかかる初期費用70万円程度も必要になることを抑えておきましょう。加えて、電子カルテ・レセコンそれぞれの月額費用がかかるイメージです。端末台数が増えても料金は一緒なので、将来的に医師を増やす計画があるクリニックにとっても使いやすいでしょう。
シェア・導入実績の評価
セコムOWELの導入実績を確認するデータは見つかっていません。ただ、HP上で実際にセコムOWELを使って診察に当たっている先生の声が紹介されています。訪問診療時に、スマートフォンやパソコンでカルテを確認できる操作性の良さを評価する声が多く見られます。
サポート体制の評価
電話サポート、メールサポートに対応しています。有料オプションで現地の操作指導にも対応しているので、操作に不安のある方でも相談できる体制が整っています。

セコムOWELの評判についてはセコムOWELの口コミ・評判は?価格やメリット・デメリットも解説でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

CLIUS(クリアス)|株式会社Donuts

株式会社Donuts

出典:CLIUS(クリアス) https://clius.jp/
基本月額 12,000円~(※ID数が6つ以降は別途料金発生)
初期費用 200,000円~
提供形態 クラウド型
レセコン 分離型(ORCA連携)
セキュリティ ファイアウォール、不正侵入検知システム(IDS)
シェア 2.7%
連携可能範囲 予約システム、受付システム、問診システムなど
推奨環境 Windows、Mac、iPad(Google Chrome 最新バージョン)
サポート体制 電話、メール、遠隔

CLIUS(クリアス)の比較ポイント

  • 日医標準レセプトのORCAと連携可能
  • 遠隔操作によるサポートあり
  • シンプルなユーザーインターフェイスで初心者でも使いやすい

CLIUS(クリアス)は予約から問診、オンライン診療や経営分析を一元化できるクラウド型電子カルテです。外来・在宅・オンライン診療に標準で対応しています。300種類以上の機器・サービスと連携実績があり、ほぼすべての診療科に対応できます。

機能の豊富さの評価
小児科クリニックを念頭にした、医薬品の「小児用量換算表」を標準機能として使うことができます。在宅医療で重要な、訪問スケジュール策定機能もあるため、幅広い診療科で使うことができるでしょう。複数のサービスと連携できる点も魅力。有料オプションで、リモート医事サービスiisy(ソラスト)も使うことができます。業務効率化のために電子カルテ導入を考えている先生は有効に使うことができます。同社が展開する勤怠管理システム「ジョブカン」や、WEB問診システムも無料で使うことができます。
価格の評価
「基本プラン」は初期費用20万円~、月額費用12000円(5IDまで)と料金形態は明確です。また、カルテの枚数がなかったり、基本的なIT知識を備えた先生向けに「セルフ導入プラン」の料金形態も用意しています。こちらのプランは、初期費用0円、月額費用30円/枚です。いずれのプランでもレセコンはクラウドORCAを利用するため、別途費用がかかります。
シェア・導入実績の評価
アンケートでは、2.7%との結果でした。視認性が良い、バージョンアップが素早いとの評価があります。新興の電子カルテとして、メドレーのCLINICSとシェアを争っている状況です。
サポート体制の評価
製品に関する問合せはメールで対応しています。他社製品と比べて特徴的なのが、開業・経営サポート機能です。新規開業、事業継承のクリニックを対象に、新規開業で必要になるシステム・製品をまとめて提案してもらえます。準備に時間が無い方は使い勝手が良さそうです。前日までのデータ(患者情報、傷病名データなど)をバックアップしているため、仮にサーバーダウンが起きても、ローカル環境のサーバーに切り替えることで診療を継続することができます。

CLINICSカルテ|株式会社メドレー

株式会社メドレー

出典:CLINICSカルテ https://clinics-cloud.com/
基本月額 40,000円
初期費用 660,000円〜(参考価格)
■初期費用に含まれる内容
  • アカウント発行、サーバーのセットアップ費用
  • クラウドORCAの構築 / 設定サポート費用
  • 導入支援費用
※ハードウェア費用(PC / モニター / プリンター等)などは含まず
提供形態 クラウド型
レセコン 一体型(ORCA内包)
セキュリティ DBの情報を6時間ごとにバックアップ
シェア 2.7%
連携可能範囲 WEB問診システム、検査会社、画像ファイリングシステムなど
推奨環境 Windows、Mac搭載のパソコン、Google Chrome 最新版
サポート体制 オンライン、往訪サポート

CLINICSカルテの比較ポイント

  • SSL暗号化通信+証明書認証により安心のセキュリティ
  • ORCA内包で、さまざまな機器とシームレスに接続可能
  • 経営分析機能を標準搭載

CLINICSカルテは、患者さんとつながるクラウド型電子カルテです。CLINICSの他プロダクトと連携させることで、予約や問診、オンライン診療などを電子カルテで一元管理することができます。また、患者算向けのアプリ「CLINICS」を介して、メッセージ送信やキャッシュレス決済などにも対応できます。

機能の豊富さの評価
メドレーのクラウド診療支援システムの一つであるCLINICSカルテは、Web予約・Web問診・オンライン診療・電子カルテ・レセコン・経営分析の機能をすべて備えており、これ一つでスムーズな医院経営が可能になります。中でも、同社のオンライン診療システムはシェアが高いため、オンライン診療の実施を考えている方は、この電子カルテを選ぶとスムーズに運用できるでしょう。神奈川県や埼玉県、山形県など自治体との協業も進めており、着々と信頼度が増していることがわかります。電子カルテだけでなく、その他のシステムも連携させることで診療業務を効率化させるというビジョンを持っています。
価格の評価
初期費用は66万円(サーバーのセットアップ費用、クラウドORCAの構築など)ほど、基本の月額費用40000円と、エムスリーデジカルやクリアスなどと比べるとやや強気の料金設定です。ただ、クラウドORCAが内包された金額のため、他社製品と比べる際は条件をそろえて比較すると良いでしょう。
シェア・導入実績の評価
CLIUS(クリアス)と同等のシェア率を誇ります。上場している同社ですが、有価証券報告書には、導入数に関する詳細な記載はありませんでした。同社は200床未満の小規模病院向け電子カルテ「MALL」も展開しており、クリニック、病院におけるクラウド型電子カルテのシェアを取りに行っていることがうかがえます。
サポート体制の評価
運用立ち会い、リモートでの設定サポートに対応しています。平日の通常の時間帯(10時~19時)であれば電話/メールで対応できるほか、オプションで臨時訪問にも対応してもらえます。

きりんカルテ|ウィーメックス株式会社

ウィーメックス株式会社

出典:きりんカルテ https://xirapha.jp/
基本月額 25,300円
初期費用 330,000円※レセコン導入にかかる費用
提供形態 クラウド型
レセコン 分離型(日レセクラウド)
セキュリティ 3省2ガイドライン対応
シェア データなし
連携可能範囲 機器連携、外注検査連携など
推奨環境 Google Chromeの最新バージョン
サポート体制 代理店がサポート対応

きりんカルテの比較ポイント

  • シンプルで使いやすいユーザーインターフェース
  • 予約機能、在宅機能などを標準搭載
  • きりんカルテ利用料が無料で導入コストをおさえられる

きりんカルテは外来にも在宅にも対応できる低コストの電子カルテです。電子カルテ利用料は無料で、レセコン利用料のみで導入できる点が魅力です。低価格ながら予約機能や在宅機能など豊富な機能が揃っています。タブレットを利用することで、紙カルテのような書き心地も実現できます。

機能の豊富さの評価
タブレットや電子ペンを使ってカルテに手書きできる操作感がきりんカルテの魅力です。「タイピングより手書き入力のほうが楽」という先生にはぴったりの製品です。外来、在宅、自由診療に対応できるのも特徴です。1クリックで保険診療と自由診療用カルテを切り替えることができるため、将来的に自由診療への展開をお考えの先生は検討の余地があります。
価格の評価
電子カルテシステム自体の料金は無料です。電子カルテとレセコンを総合すると、初期費用は30万円~(WEBORCA(レセコン)の初期設定・導入サポート費用)、月額費用は22800円~(レセコンの保守費用)で使うことができます。
シェア・導入実績の評価
きりんカルテの導入実績数のデータは見当たりませんでした。きりんカルテは元々きりんカルテシステム株式会社(福岡市)が運営していたところを、ウィーメックス株式会社(旧:PHC株式会社)が事業譲渡を受けた経緯があります。
サポート体制の評価
必要最低限の機能に絞って低価格を実現しているため、サポートは有料オプションとなっているものが多いです。例をあげると、
  • 機器連携設定:50,000円/機器
  • 外注検査結果取込設定:30,000円/社
  • きりんカルテ 保守・サポート対応:5,000円/月
などです。有料サポートは、各地の代理店(サポートパートナー)が対応します。

きりんカルテについてはきりんカルテの口コミ・評判は?価格やメリット・デメリットも解説でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

Dr.Simpty for ORCA|三栄メディシス株式会社

三栄メディシス株式会社

出典:Dr.Simpty for ORCA https://san-ei.com/simpty/
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ
提供形態 オンプレミス型
レセコン 分離型
セキュリティ ファイアウォール、二重のHDDでバックアップ
シェア データなし
連携可能範囲 要問い合わせ
推奨環境 Windows 10 Pro / Windows Server 2016
サポート体制 コールセンター、リモートメンテナンス

Dr.Simpty for ORCAの比較ポイント

  • パソコン操作が苦手な方でも安心の充実したサポート体制
  • ソフトウェアをネット更新すれば、常に最新の状態で使える
  • シンプルで美しいユーザーインターフェース

Dr.Simpty for ORCAは、日医標準レセプトソフト「ORCA」と連動した電子カルテです。最小限の操作で入力できるよう、ボタンや画面展開を減らし、シンプルに設計されています。すでにORCAを導入済みの場合は電子カルテのみ導入できます。

機能の豊富さの評価
処方入力は、呼び出したい薬を検索すれば候補が出てくるため、普段使っているインターネットのブラウザの要領で使っていただけます。また、事前に登録した病名と処方薬をセットで入力する運用も可能です。ボタン操作や画面遷移を極力少なくしたシンプルな操作画面も魅力です。Dr.Simpty for ORCA
価格の評価
公開されている価格の情報はありませんでした。オンプレミス型かつレセコン分離型の運用の電子カルテであり、初期費用は250万円~400万円ほどと推定されます。
シェア・導入実績の評価
セカンドラボが調査した結果、シェアや導入実績に関する情報は公開されていませんでした。
サポート体制の評価
専用のフリーダイヤルにて平日は夜8時まで、土曜日も午後3時まで電話サポートに対応しています。休日にサポート窓口につながらない不安を抱えているクリニックもあると思いますが、土曜日にも対応してくれる安心感があります。

AI・CLINIC|アイネット・システムズ株式会社

アイネット・システムズ株式会社

出典:AI・CLINIC https://www.ains.co.jp/system/ai-clinic/
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ
提供形態 オンプレミス型
レセコン 一体型
セキュリティ サーバー・バックアップクライアント・外付けHDDの3ヶ所に保存
シェア データなし
連携可能範囲 予約システム、問診システムなど
推奨環境 要問い合わせ
サポート体制 要問い合わせ

AI・CLINICの比較ポイント

  • オーダーエントリーシステムの実績を基盤としたシステム
  • オンライン診療に対応
  • シンプルな画面構成で、操作方法を短時間で習得できる

AI・CLINICは無床クリニック向けの完全一体型電子カルテです。オーダーや診察、会計、レセプト業務にAI・CLINICだけで対応できます。また、スタンプを押すような感覚で簡単にカルテ入力が行えます。複数診療科・複数医師での運用にも対応しています。

機能の豊富さの評価
AI・CLINICの特徴として、連携アプリ「AI・CLINIC ラクトリ」があげられます。スマートフォン上のアプリで撮影した写真を電子カルテに送信することができます。電子カルテの端末とスマートフォンを同時に使う運用になるので、電子機器に抵抗のない先生はうまく活用できるでしょう。レセコン一体型のオンプレミス型電子カルテで、受付・診察・会計すべての業務を完結させることができます。端末を診察室と受付にそれぞれ1台ずつ設置するような運用で、電子カルテシステムを運用できます。
価格の評価
価格の情報は見つかりませんでした。公式HPでは訪問・オンラインデモ申し込みも受け付けており、操作感を知りたい方は気軽に試してみましょう。
シェア・導入実績の評価
シェアに関する情報はありませんでした。レセコン一体型のオンプレミス型電子カルテということで、同じ条件のメディコムに流れている層が一定数いるものと想定されます。
サポート体制の評価
各地の販売代理店を通して販売しています。担当者に連絡できる関係を築いておけば、疑問点はをすぐ解消できるでしょう。場合に応じて、現地に来てサポートを受けると良いでしょう。

SUPER CLINIC|株式会社ラボテック

株式会社ラボテック

出典:株式会社ラボテック https://labotech.jp/products
基本月額 30,000円 ~
初期費用 2,000,000円 ~
ソフトウェア費用、ハードウェア費用、導入支援費用、レセプトチェックソフト費用も含む
提供形態 オンプレミス型
レセコン 一体型
セキュリティ ダブルサーバー方式
シェア 3.1%
連携可能範囲 外注検査オーダーシステム、画像診断ファイリングシステム、心電図、院内検査機器、診療予約システム、診察券発行機、自動精算機、Web問診システム
推奨環境 Windows
サポート体制 訪問設定サポート、リモート設定サポート、運用立ち合い

ラボテック(SUPER CLINIC)の比較ポイント

  • カルテ2号用紙のレイアウトなので、紙カルテからの移行もスムーズ
  • 直感的な操作性で、初めての方でも扱いやすい
  • 外部システムとの連携もスムーズ

SUPER CLINICは、医療現場の多様なニーズに対応する無床クリニック向けの電子カルテです。インフォームドコンセントやEBM(根拠に基づく医療)に対応し、クリニックを総合的にバックアップします。また、準備や研修など導入のためのサポートから院内のインフラ構築まで提案してもらえます。

機能の豊富さの評価
カルテ2号用紙のレイアウトを採用し、画面左側に過去カルテ、右側に当日カルテが表示されます。同様のレイアウトで電子カルテを使っていた先生にとっては、一覧性と視認性に優れたカルテと言えるでしょう。また、受付患者を一覧表で確認できるだけでなく、診療待ち・診療中といったステータスごとに患者情報を確認できます。
価格の評価
価初期費用200万円~、月額3万円~から利用することができます。初期費用が高額な印象を受けるかもしれませんが、オンプレミス型であることに加え、初期費用にはハードウェアやレセプトチェックソフトの価格も含まれています。
シェア・導入実績の評価
m3の新規導入数ランキングでは、開業医のうち3.1%がラボテックを選んだとのデータが出ています。従来のオンプレミス型製品に加え、web予約や問診システムとの連動ができるハイブリッド型「SUPER CLINC Ⅳ Ver.2.0 Hybrid Cloud」も展開しており、ユーザーの裾野を広げています。
サポート体制の評価
フィールドサポート、電話サポートの体制を整えているメーカーは多いですが、ラボテックでは、集合研修や訪問レクチャーを実施をしています。新規入職の事務員を対象に操作指導をすることで、ラボテックの電子カルテを使いこなしてもらうことができます。クリニック側としても、新人にシステムの指導をする時間を最小限に抑えることができるメリットも期待できます。

ラボテックの電子カルテについてはラボテックの電子カルテ「SUPER CLINICⅣ」の評判は?でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

BrainBoxシリーズ|株式会社ユヤマ

株式会社ユヤマ

出典:BrainBoxVⅢ https://www.yuyama.co.jp/product/products/karte.html
基本月額 35,000円
初期費用 2,000,000円〜
提供形態 ハイブリッド型
レセコン 一体型
セキュリティ 指紋認証セキュリティ
シェア データなし
連携可能範囲 医療機器、検査会社とのオーダー連携など
推奨環境 Windows
サポート体制 リモートメンテナンス対応

BrainBoxシリーズの比較ポイント

  • 画面や操作方法などを自由自在にカスタマイズ可能
  • 電子カルテシステムとレセプト会計システム一体型
  • オンライン診療に対応

BrainBoxシリーズは、株式会社ユヤマが開発・販売している無床診療所向けの電子カルテシステムです。独自のユヤマキーパッドを採用することで、キーボード操作が苦手な方でも簡単に操作することができます。院内にサーバーを設置するオンプレミス型で、最新機種のBrainBox V4が登場しています。

機能の豊富さの評価
カルテ入力方法を複数用意しており、入力シーンに応じて最適な方法を選択することができます。高機能医薬品データベース「MDバンク」を搭載しており、正確な処方箋の発行が可能です。使いやすさ、機能性、価格のバランスが優れた電子カルテシステムといえます。
価格の評価
初期費用はBrainBoxCloudは1,500,000円~、BrainBox V4は2,000,000円~との情報が確認できました。また、ランニングコストはそれぞれ40000円程度です。一般的な価格で導入できる電子カルテと言えるでしょう。なお、現在の価格設定について、詳しくはメーカーにお問い合わせください。
シェア・導入実績の評価
クラウド型のBrainBoxCloudは、セカンドラボが各社のアンケート結果を独自に集計した結果ではシェア3位にランクインしていました。
サポート体制の評価
医師向けサイト「m3.com」のアンケート結果によると、全体の2割の医師がユヤマのサポート体制について満足していると回答しています。全国の営業網による手厚いサポートが、信頼性を高めているのは間違いありません。

MAPs for CLINIC|株式会社EMシステムズ

株式会社EMシステムズ

出典:MAPs for CLINIC https://service.emsystems.co.jp/maps_series/for_clinic/
基本月額
  • 20,000円~
  • ※追加1接続あたり 月額5,000円追加
  • ※動作環境に適合している機器
  • ※ 通信環境のためのルーター等の費用は別途必要
初期費用 0円
提供形態 クラウド型
レセコン ORCA連動型
セキュリティ 「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に準拠
シェア データなし
連携可能範囲 要問い合わせ
推奨環境
  • OS:Windows10(64bit)Aniversary Update以降(Home/Proどちらも推奨)
  • CPU:Core-i5/メモリ:8G以上/ストレージ:SSD推奨/解像度:フルHD必須(1920×1080)
サポート体制 電話/FAX/E-Mail

MAPs for CLINICの比較ポイント

  • 優れたUIによる圧倒的な使いやすさ
  • 初期ライセンス費用0円
  • クラウドシステムが実現する安定した稼働率

EMシステムズが提供するMAPs for CLINICは、操作性に徹底したこだわったUIが魅力のクラウド型電子カルテです。月額利用料20,000円~のサブスクリプション型で、初期費用は0円です。WEB問診システム「SymView」との連携も可能で、患者さまの入力した問診内容がカルテに自動で転記されます。各診療科に応じたフォーマットも備えており、幅広い診療科で利用可能です。

ハヤブサ|株式会社アイソル

株式会社アイソル

出典:ハヤブサ https://www.ai-sol.jp/
基本月額 要問合せ
初期費用 要問合せ
提供形態 オンプレミス型
レセコン 一体型
セキュリティ 遠隔地のクラウドサーバーにバックアップ
シェア データなし
連携可能範囲 要問い合わせ
推奨環境 要問い合わせ
サポート体制 要問い合わせ

ハヤブサの比較ポイント

  • マニュアルいらずの直感的な操作性
  • 診療科・運用に合わせたオプションも完備
  • クラウドバックアップで万が一の事案でも安全

アイソル株式会社の統合型電子カルテシステム「ハヤブサ」は、各診療科に応じたカスタマイズができる点が特徴です。院内検査機器から数値の自動取り込み(内科)、インフルエンザ予防接種の予約管理(小児科)、脳神経チャート入力(脳神経外科)などに対応してきた実績があります。

院内の各種モダリティと連携し、画像データを一元管理することもできるので、たくさんの画像を扱う診療科では効果を発揮します。

「Bizひかりクラウド Future Clinic 21 ワープ|東日本電信電話株式会社(NTT東日本)

東日本電信電話株式会社(NTT東日本)

出典:NTT東日本 https://business.ntt-east.co.jp/service/fc21/
基本月額
  • 基本料金(端末1台利用時):20900円
  • 追加IPアドレス利用料:3,300円
  • フレッツ光月額料金:タイプによる
  • ※(端末1台追加利用時・最大追加19台まで)
  • ※診療所に設置するルーター、クライアント端末(パソコン、モニタ等)、電子カルテ保存ストレージ等が別途必要
初期費用
  • 2,200円/工事
  • フレッツ光初期費用:タイプによる
提供形態 クラウド型
レセコン ORCA連動型
セキュリティ 「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に準拠
シェア データなし
連携可能範囲 要問い合わせ(予約システム、画像ファイリングシステムなど)
推奨環境
  • ■ペンタブレット型/デスクトップ型
  • OS Windows11 Pro 64ビット
  • CPU Intel Core iシリーズ プロセッサー
  • メモリ 8GB以上
  • ハードディスク 250GB以上
  • ブラウザ Microsoft Edge
  • ■モニター
  • ペンタブレット型
  • <ワコム社製>
  • DTK-2451  (23.8型)
  • DTK-1660E (15.6型)
  • DTU-1141  (10.6型)
  • デスクトップ型 解像度:1280×1024以上のモニタ
  • ■ルーター
  • 動作環境
  • IPv4 PPPoEマルチセッション
  • IPv6ブリッジ(IPv6パススルー)
  • ACL(アクセスリスト)
  • DNS問い合わせに応じたDNSサーバの選択
  • BGP(NTT西日本エリアのみ)
  • LAN分割(NTT西日本エリアのみ)
サポート体制 ヘルプデスクにて、操作サポートや、トラブル対応、技術サポート

Bizひかりクラウド Future Clinic 21 ワープの比較ポイント

  • 手書き入力や画面タッチのシンプルな操作
  • タイムライン機能で診療経過が一目瞭然
  • 外部システム連携実績も豊富

FC21は、NTT東日本が提供する電子カルテシステムです。紙カルテからの移行を想定したシンプルな操作性と、リーズナブルな価格が特徴です。

診療情報の入力・検索・共有はもちろん、予約・会計・レセプト作成などの業務支援機能も充実しています。また、病院やクリニックの規模やニーズに合わせて、さまざまなオプションを追加することもできます。

クラウドカルテblanc|JBCC株式会社

JBCC株式会社

出典:JBCC株式会社 https://site.blanc-karte.jp/

クラウド型なので、院内はもちろん訪問先でも場所を問わずシステムを利用できます。訪問先で登録した情報は、リアルタイムで病院や薬局と連携が可能です。院内サーバーを導入する必要がないため、初期費用も抑えられます。

年額制である利用料を払うだけで定期的なアップデートを行い、常に最新のシステムを利用できる点も特徴。導入までは半年を要しますが、経験豊富なスタッフがスムーズな運用開始をサポートしてくれます。

JBCC株式会社の比較ポイント

  • クラウド型なので場所を選ばず利用できる
  • 外出先で入力した情報はリアルタイムで院内や薬局へ連携可能
  • 年額利用料を支払うだけで常に最新のシステムにアップデート

製品情報

レセコン 一体型
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート あり
その他機能 予約簿、診療予約
連携可能範囲 要問い合わせ
推奨環境 要問い合わせ
サポート体制 電話
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

電子カルテの業界カオスマップ【2023】

クリニック向け電子カルテの業界カオスマップを当社で作成しました。ぜひ参考にしてください。

電子カルテの業界カオスマップ
  • ※カオスマップは当社が独自のリサーチにより作成したものであり、網羅性や正確性を完全に担保するものではありません。
  • ※商標およびロゴマークに関する権利は、個々の権利の所有者に帰属します。
  • ※企業・サービスのロゴを使用させていただいておりますが、使用上問題のある場合は削除・差し替え対応致します。大変お手数ですが、以下のフォームからご連絡ください。

本資料についてのお問い合わせは、お問い合わせフォームまでお願いいたします。

施設規模・診療科別のおすすめ電子カルテ比較

ここからは、施設規模(クリニックか病院か)、診療科別(特定の診療科に特化しているかどうか)で電子カルテを分類して紹介していきます。

有床クリニック/中小規模病院向け電子カルテ比較4選

有床クリニックや中小規模病院向けの電子カルテを比較して見ていきましょう。

有床クリニック向け電子カルテについては【有床診療所向け】電子カルテおすすめ9選!選び方や比較表もでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

中小規模病院向け電子カルテについては【2024】中小病院向け電子カルテ18選|選び方やメリットまででも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

製品名 提供形態 初期費用 月額 おすすめポイント レセコン サポート
Medicom-CKⅡMedicom-CKⅡ クラウド型 個別見積り 個別見積り 誰でも直感的に操作できる使いやすい設計 一体型 リモート操作での導入支援・メンテナンス
セコム・ユビキタス電子カルテ クラウド型 個別見積り 個別見積り 豊富な部門システム連携とセコムならではの高セキュリティ 分離型 電話、Webシステム
Open-Karte CloudOpen-Karte Cloud クラウド型 個別見積り 個別見積り 富士フィルムヘルスケアが手掛けたクラウド電子カルテ/スムーズ。安全。低コストの3拍子がそろっています。 分離型 コールセンター、専門スタッフが定期訪問
HOPE Cloud Chart IIHOPE Cloud Chart II クラウド型 個別見積り 個別見積り 利用実績NO.1の電子カルテシステム/導入までのスピード感も魅力 一体型 ヘルプデスク

Medicom-CKⅡ|ウィーメックス株式会社

ウィーメックス株式会社

出典:Medicom-CKⅡ https://www.phchd.com/jp/medicom/hospitals/mcck

一般診療所向けに電子カルテを展開してきたウィーメックス(旧PHC)が、中小規模病院を対象として展開している商品が「Medicom-CKⅡ」です。レセコン分離型で、WEBブラウザ上で利用できるタイプの電子カルテです。OSの制限もなく、WindowsだけでなくMacでも使えます。レセコンは、同社の病院用医事コンピューター Medicom-HSiと接続して使います。

バイタル情報や食事などの患者情報を一括で入力できるため、入院患者の項目を一気に入力するような運用にも対応可能。帳票やカルテ記載の文例がパッケージ化されており、病院側で新たに作成する必要がありません。

採用にもプラスの影響
富山県の病院の口コミ
急性期病院の電子カルテとは異なり、ひとつの画面で診療に必要なすべての記録を閲覧することができます。このコンパクトさが使いやすいです。紙カルテの時と比べると研修医からも評判がよく、採用にプラスの効果もありました。

Medicom-CKⅡの比較ポイント

  • PC、スマホ、タブレットで利用可能
  • 患者情報をすぐに確認できるので、スムーズな診療を実現
  • リモート操作で導入を支援してくれる

製品情報

レセコン Medicom-HSi
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート カルテ記載の文例など
その他機能 患者情報の一括入力・閲覧機能
連携可能範囲 Medicom-HSi
推奨環境 医療情報システムの安全管理に関するガイドラインを遵守した環境の構築
サポート体制 リモート操作での導入支援
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

セコム・ユビキタス電子カルテ|セコム医療システム株式会社

セコム医療システム株式会社

出典:セコム・ユビキタス電子カルテ https://medical.secom.co.jp/it/karte/ubiquitous/

セコム・ユビキタス電子カルテは、無床診療所から中小規模病院をターゲットとして開発されたクラウド型電子カルテです。無床診療所や在宅クリニックでの活用もおすすめです。

最大の特徴は、警備会社であるセコムの堅牢なデータセンターで顧客データが管理される点でしょう。クラウド型電子カルテのデメリットとしてセキュリティへの懸念があげられることが多いですが、セコムのネットワークは専用の回線でセキュアに守られているので安心です。バックアップデータも管理しています。

統一患者IDを採用している点も魅力のひとつ。複数の医療機関や施設を運営している法人でも、患者データを統一して管理することができます。

外来・在宅診療・入院すべてで連携できる電子カルテ
奈良県のクリニックの口コミ
外来、在宅診療、入院の機能をすべて連携して使えるのがセコムの電子カルテでした。外来クリニックと有床診療所を運営していますが、電子カルテ導入以前は、カルテを確認するために双方を行き来していました。電子カルテ導入後はそうした手間がなくなりました。現在は3拠点で電子カルテを使っており、看護師や薬剤師、介護職が同じシステムを使っています。

セコム・ユビキタス電子カルテの比較ポイント

  • 透析支援システムメーカーとの連携実績あり
  • 診察券発行機や予約システムなど、さまざまな院内システムとの連携が可能
  • 充実のサポート体制

製品情報

レセコン ORCA、ML-A
カルテ作成サポート カルテ入力支援ツール
文書作成サポート 定型文書、独自文書作成など
その他機能 患者受付、予約登録、病床管理
連携可能範囲 要問い合わせ
推奨環境 Windows、iPhone・iPad
サポート体制 電話、Webシステム
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

Open-Karte Cloud|ウィーメックスヘルスケアシステムズ株式会社

ウィーメックスヘルスケアシステムズ株式会社

出典:Open-Karte Cloud https://www.hs.wemex.com/medical/open-karte-cloud/

富士フイルム(旧日立)が有床診療所、中規模病院向けに展開しているクラウド型電子カルテ「Open-Karte Cloud」。診療カレンダー機能を標準装備しており、患者さんの診療情報を時系列に俯瞰することができます。これにより、スタッフ間で診療情報を管理、共有できるため、チーム医療の質の向上にも期待ができるでしょう。

レセコン分離型の電子カルテで、レセコンはORCA、ナイス社の医事会計システムMedical Leader-Account(ML-A)の2つから選ぶことができます。

クリニック向けには「Hi-SEED」シリーズ、病院向けには「Open-Karte」シリーズを展開しており、いずれもオンプレミス、クラウドの両方を選択することができます。

Open-Karte Cloudの比較ポイント

  • 視認性、判読性の高いシンプルな画面設計
  • 専任のスタッフが定期訪問し、運用開始まで徹底サポート
  • データセンターとの通信には、IPSecVPNサービスを採用

製品情報

レセコン Medical Leader-Account、ORCA
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート あり
その他機能 診療カレンダー機能、アシストビュー機能
連携可能範囲 PACS、処方チェックシステムなど
推奨環境 要問い合わせ
サポート体制 コールセンター、専門スタッフが定期訪問
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

HOPE Cloud Chart II|富士通株式会社

富士通株式会社

出典:HOPE Cloud Chart II https://www.fujitsu.com/jp/solutions/industry/healthcare/products/cloudchart2/

病院向け電子カルテ「HOPE」で有名な富士通が、クリニックや100床規模の病院向けに展開しているのが「HOPE Cloud Chart II」です。国内屈指のITベンダーである富士通のデータセンターは、複数機関からデータセンターの機能について認証を受けており安心してデータ保管を任せることができます。分かりやすいユーザーインタフェースも好評です。

オプションサービスも充実しています。カルテにはシェーマ・テンプレート機能を追加できるほか、オーダリングも医療機関の仕様に合わせて幅広く設定できます。医院に応じて柔軟な使い分けができる電子カルテといえるでしょう。

HOPE Cloud Chart IIの比較ポイント

  • 24時間365日体制でネットワーク状況を監視
  • ユニバーサルデザインに基づいたシンプルな操作画面
  • 電子カルテを使いこなすための動画コンテンツを定期配信

製品情報

レセコン 一体型
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート あり
その他機能 処方オーダ、移動・食事オーダ
連携可能範囲 要問い合わせ
推奨環境 要問い合わせ
サポート体制 ヘルプデスク
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

大規模病院向け電子カルテ比較3選

診療科や業務フローが複雑な、大規模病院向けの電子カルテを3選ご紹介します。

製品名 提供形態 初期費用 月額 おすすめポイント レセコン サポート
HOPE LifeMark-HXHOPE LifeMark-HX クラウド型 個別見積り 個別見積り 医事など院内のシステムデータを統合管理 分離型 オンライン情報配信、リモートメンテナンス
新版e-カルテ新版e-カルテ オンプレミス型 要問い合わせ 要問い合わせ シェーマ図取り込み可能 一体型 要問合せ
MegaOakHRMegaOakHR オンプレミス型 個別見積り 個別見積り 医療安全を目立たせた画面構成やデータ活用のための仕組み 分離型 要問合せ

病院向け電子カルテについては【2024年】病院向け電子カルテメーカー14選比較|規模別のおすすめ製品まででも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

HOPE LifeMark-HX|富士通Japan株式会社

富士通Japan株式会社

出典:HOPE LifeMark-HX https://www.fujitsu.com/jp/solutions/industry/healthcare/products/lifemarkhx/

「HOPE LifeMark-HX」は、300床以上の大中規模病院向けの電子カルテシステムです。患者さんの大切な医療データの紛失リスクを下げ、複数の検査機器をひとつのネットワーク上で結びつけ、相互にデータをやり取りすることができます。また、わかりやすいユーザーインターフェースも好評で、蓄積されたデータを「活用」することを意識した統合ビューやLifeMark-DWHなどの機能も備えています。

導入している病院としては、国立病院機構名古屋医療センターがあげられます。クラウド版の「HOPE LifeMark-HX Cloud」も提供しています。クラウド環境でもセキュアな通信環境を提供でき、安心して使うことができます。サーバー台数が減るため、当然コスト削減も実現できるでしょう。

HOPE LifeMark-HXの比較ポイント

  • 必要な情報を1画面に集約
  • Word、Excel、PDFの文書の検索が可能
  • 24時間365日サポートセンター対応

製品情報

レセコン データ統合管理
カルテ作成サポート テンプレート作成ツール、画像取り込み
文書作成サポート あり
その他機能 レポートブラウザ、オーダマップ
連携可能範囲 要問い合わせ
推奨環境 ノートPCの場合 Corei5 2.4GHz以上推奨
サポート体制 24時間365日サポートセンター
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

価格の評価

最小構成での標準価格として、4,325万円~という記載が見つかりました。 製品が発売された2015年当初の情報なので、現在の価格は個別に確認するようにしましょう。

出典:大規模医療機関向け、Web型電子カルテシステム「HOPE LifeMark-HX」販売開始

シェア・導入実績の評価

具体的なシェアの記載は見つかりませんでした。 HOPE LifeMark-HX Cloudについて、富士通は、2027年度末までに200医療機関への導入を目指しています。

サポート体制の評価

初期納入時は院内にSEが常駐してくれる他、導入後も全国のサポート拠点からの電話・訪問対応を受け付けています。堅牢なデータセンターも富士通電子カルテを使う利点でしょう。

新版e-カルテ|ソフトウェア・サービス株式会社

ソフトウェア・サービス株式会社

出典:ソフトウェア・サービス株式会社 https://www.softs.co.jp/business/ekarte.html

ソフトウェア・サービス株式会社の「新版e-カルテ」は、医療現場での情報共有を実現する総合的な電子カルテシステムです。医師の診察・診療記録・看護記録・栄養指導・リハビリテーションの記録などの管理に対応しています。また、オーダリングシステム「NEWTONS2」とシームレスに連携することができます。近年はクラウド型電子カルテの開発も進めており、貢川整形外科病院(山梨県)ではMicrosoft Azureを利用したクラウド型電子カルテを導入しています。

ペンタブレットに対応・シェーマ図の取り込みもできるので、紙カルテのように扱えます。サーバーを完全二重化することでリアルタイムのデータをレプリケーションでき、万が一の時も安心です。

ソフトウェア・サービス株式会社の比較ポイント

  • システムの全てのデータ履歴を半永久的に保存
  • 診察記録だけでなく看護・リハビリ・栄養指導の情報も入力できる
  • ペンタブレット対応・シェーマ図が取り込めて紙カルテのような自由度を実現

製品情報

レセコン レセコン一体型
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート あり
その他機能 総合診療録
連携可能範囲 オーダリングシステム(NEWTONS2)、看護業務支援システム
推奨環境 要問い合わせ
サポート体制 Web、24時間365日オンコール
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

価格の評価

HPで公開されている情報はありませんでした。システム構成によって異なるものの、200床規模の病院で2000万円~との情報がありました。電子カルテシステムのみの価格で、端末代金や部門システムとの連携などが必要な場合は、価格が上乗せされる料金体系でしょう。

シェア・導入実績の評価

同社のHP上で、21年度に全国740の病院で電子カルテが稼働しているとのデータがあります。病院向け電子カルテでは、富士通に次いでシェア2位の立ち位置となっています。

サポート体制の評価

電子カルテ導入時は、社員が病院に常駐して導入~初期運用をサポートします。病院と専用線を結び、トラブル対応、バージョンアップの相談も、電話・メールなどで対応してもらえます。社内でのSE教育も充実しており、医療ITシステムに詳しい人材がそろっています。

MegaOakHR|NEC

NEC

出典:MegaOakHR https://jpn.nec.com/medical_healthcare/solution/hr/index.html

「MegaOak」は、NECとNECシステムテクノロジー、独立系ソフト開発会社のシーエスアイ(北海道札幌市)の3社が病院向け電子カルテで統一して展開しているブランドです。発売以来、「医療安全」「業務効率化」「操作性向上」「経営改善」をテーマに機能強化をしています。また、各病院への事前ヒアリングを基に、病院ごとにカスタマイズしたマスターを提供する方式で、227の病院で稼働しているというデータ(2021年)があります。病院向け電子カルテベンダーのシェアランキングでは4位に位置しています。

医療安全や業務効率化などをテーマに機能強化された電子カルテシステムであり、「MegaOakHR」「MegaOak/iS」「MegaOak-MI・RA・Is/AZ」「MegaOak-MI・RA・Is/AZ Lite」といった製品ラインナップがあります。

MegaOakHRの比較ポイント

  • 目的に合わせてシステム導入とシステム拡張が可能
  • カルテ作成を楽にするテンプレート機能を搭載
  • オーダ時のチェックや患者情報を集約しているので、見逃しを防ぐことができる

製品情報

レセコン 要問い合わせ
カルテ作成サポート テンプレート機能
文書作成サポート あり
その他機能 クリニカルパス機能、看護業務支援機能
連携可能範囲 地域医療連携
推奨環境 Microsoft Windows10
サポート体制 運用支援サービスあり
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

価格の評価

「MegaOak/iS」は300床規模の病院で2億1000万円(税別)~との記載がありました。ただし、オーダリングシステムや医療事務システム、物品管理システムといった周辺システムの導入を前提とした価格となっているため、自院で導入を検討する際は、実際に問い合わせてみるのが良いでしょう。

出典:NEC、電子カルテシステム「MegaOak/iS」を発売 (2013年7月8日):プレスリリース | NEC

シェア・導入実績の評価

21年度の稼働状況データでは、227件の病院で稼働しているそうです。シェアは7%で業界4番手でした。 過去には「300床以上の大規模病院における電子カルテシステムのシェア40%を目指す」と宣言していましたが、思うようにシェア獲得が進まなかった様子がうかがえます。

サポート体制の評価

NECは全国をカバーする医療SE体制で最適なソリューションを提供しており、他の電子カルテベンダーと比べて同程度のサポート体制があると考えられます。

眼科向け電子カルテ比較3選

続いて、眼科向けに開発された電子カルテを見ていきましょう。眼科向け電子カルテの検討ポイントは、以下の通りです。

  • シェーマ(絵図)の充実度
  • 検査機器への対応度合い
  • 機能性

製品名 提供形態 初期費用 月額 おすすめポイント レセコン サポート
CLIPLA EyeCLIPLA Eye クラウド型 個別見積り 個別見積り クラウド型で低コストな眼科専用電子カルテ 分離型 コールセンター
IMAGEnet eカルテ v5クラウドMedius CL クラウド型 個別見積り 個別見積り 患者マーキング機能、術前検査ビューワー WebORCAクラウドと連携 電話、リモート、 訪問
Claio(クライオ)眼科パッケージClaio(クライオ) オンプレミス型 個別見積り 個別見積り 画像サマリ、データエクスポート 要問合せ 要問合せ

眼科向けの電子カルテをもっと知りたい方は【徹底比較】眼科におすすめの電子カルテメーカー9選|価格や選び方までで紹介しています。参考にしてください。

CLIPLA Eye|株式会社クリプラ

株式会社クリプラ

出典:CLIPLA Eye https://clipla.jp/eye/

CLIPLA Eyeは、眼科に特化した機能が揃っており、画面が見やすく操作が快適な電子カルテです。よく使う診療行為、検査などをセットにしてあらかじめ登録しておくと、ボタンをクリックするだけで検査や薬剤をまとめて入力できる便利機能もあります。

また、シェーマは7段階の太さと6色用意されており、自由自在にシェーマを利用することも可能です。

CLIPLA Eyeの比較ポイント

  • 院内の患者さんの状況が一目でわかる
  • 受付画面は自動更新
  • シェーマは7段階の太さと6色のペンで自由自在

製品情報

レセコン クラウドORCA
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート 文書テンプレート
その他機能 患者検索、眼圧値の自動コピー
連携可能範囲 問い合わせ
推奨環境 Windows, Macで動作するGoogle Chrome最新版
サポート体制 電話
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

IMAGEnet eカルテ v5クラウド|株式会社トプコン

株式会社トプコン

出典:株式会社トプコン https://topconhealthcare.jp/ja/

病院のニーズに合わせて、クラウド・オンプレのどちらでも利用可能。オンプレ型では、大学病院や総合病院の基幹システムと連携しながら、眼科専用電子カルテとして使用できます。

クラウド型では国内のデータセンターを利用することで、自然災害などによる情報消失を防止。情報は暗号化されるので、セキュリティ面も安心です。サポートは電話やリモートはもちろんのこと、現地への訪問にも対応しています。

株式会社トプコンの比較ポイント

  • 病院のニーズに合わせてクラウドとオンプレどちらでも利用可能
  • オンプレでは、大型病院の基幹システムと連携しながら眼科専用電子カルテとして使用できる
  • サポートは電話・リモート・現地訪問と幅広い

製品情報

レセコン WebORCAクラウド版
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート あり
その他機能 患者マーキング機能、術前検査ビューワー、会計情報チェック機能
連携可能範囲 眼科連携カルテシステム
推奨環境 要問い合わせ
サポート体制 電話、リモート、 訪問
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

Claio(クライオ)眼科パッケージ|株式会社ファインデックス

株式会社ファインデックス

出典:株式会社ファインデックス https://findex.co.jp/products/medical/claio/c_oph.html

眼科をはじめとした多くのデータを統合管理できます。さまざまな検査機器から画像を取り込むことができ、各診療科ごとの検査結果や動画まで一元管理が可能。全科で共有することで、誰でも患者様の全体像を把握・活用できます。

Claioにおける全ての操作記録が再現性を保った状態で保存され、システム停止時にも参照できる点も特徴。眼科で行われるさまざまな検査の入力テンプレートが豊富で、検査結果の入力も簡単です。

株式会社ファインデックスの比較ポイント

  • 眼科をはじめ、さまざまな検査機器からの画像を取り込み一元管理
  • 保存データは全科で共有可能
  • 操作記録の再現性を保った状態で保存

製品情報

レセコン 要問い合わせ
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート 要問い合わせ
その他機能 画像サマリ、データエクスポート
連携可能範囲 要問い合わせ
推奨環境 サーバー:Windows Server 2016、Windows Server 2019 Std クライアント:Windows 8.1、Windows 10
サポート体制 要問い合わせ
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

精神科向け電子カルテ比較2選

ここでは、精神科向けの電子カルテを紹介します。精神科向け電子カルテでは、以下が検討ポイントになります。

  • 生活歴の記録機能はあるか?
  • 公的書類の作成支援機能はあるか?

製品名 提供形態 初期費用 月額 おすすめポイント レセコン サポート
WarokuホスピタルカルテAlpha クラウド 個別見積り 個別見積り 国が推進する電子カルテの標準規格に準拠した精神科病院向け電子カルテ。 要お問い合わせ 24時間対応の「チャットボット」機能(実装予定)
WarokuクリニックカルテWarokuクリニックカルテ クラウド 個別見積り 個別見積り 精神科病院用電子カルテシェアNo.1メーカーが作ったクリニック向け電子カルテ 分離型 専用サポートページ、リモート対応など

精神科向けの電子カルテをもっと知りたい方は【精神科電子カルテおすすめ比較18選|選ぶ際のポイントや導入メリットなどで紹介しています。参考にしてください。

Warokuホスピタルカルテ

株式会社レスコ

出典:Warokuホスピタルカルテ https://rescho.co.jp/product/waroku/hospital_karte.html

Warokuホスピタルカルテは、精神科病院向け電子カルテシェアNo.1である「Alpha」の開発メーカーが作った、精神科病院向けのクラウド型電子電子カルテです。未来の社会を見据えて、国が推進する電子カルテの標準規格に準拠しております。クラウドを採用しているため、院内サーバーの設置コスト・維持コストが不要になります。

Warokuホスピタルカルテの比較ポイント

  • 精神科病院向け電子カルテシェアNo.1の「Alpha」の開発メーカーが作った電子カルテ
  • 国が推進する電子カルテの標準規格に準拠。
  • クラウドを採用しているため、院内サーバーの設置コスト・維持コストが不要に。

製品情報

レセコン 要お問い合わせ
カルテ作成サポート 要お問い合わせ
文書作成サポート 要お問い合わせ
その他機能 要お問い合わせ
連携可能範囲 要問い合わせ
推奨環境 要お問い合わせ
サポート体制 要お問い合わせ
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

Warokuクリニックカルテ|株式会社レスコ

株式会社レスコ

出典:Warokuクリニックカルテ https://rescho.co.jp/

Warokuクリニックカルテは、患者さんの基本情報だけでなく治療歴・生活歴などを一覧で見ることができます。一目で患者さんの情報がわかるので、診察前の短い間でも患者さんの状態を把握することが可能です。

また、簡単なマウス操作で診断書や紹介状などの必要文書を生成します。さらに、精神科でよく使われるテンプレートを搭載しており、自由にカスタマイズすることもできる電子カルテです。

Warokuクリニックカルテの比較ポイント

  • ワンクリックオーダーが可能
  • 簡単なマウス操作で文書作成
  • 体験版を1ヶ月無料で利用可能

製品情報

レセコン ORCA、富士通レセコンHOPE SX-S、SX-R
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート 文書管理機能
その他機能 心理検査オーダー、ワンクリックオーダー
連携可能範囲 要問い合わせ
推奨環境 WindowsやMac
サポート体制 専用サポートページ、リモート対応など
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

歯科向け電子カルテ比較4選

ここでは、歯科向け電子カルテを4選ご紹介します。歯科向け電子カルテの検討ポイントは以下の通りです。

製品名 提供形態 初期費用 月額 おすすめポイント 介護保険対応 サポート
WiseStaffWiseStaff オンプレミス 個別見積り 個別見積り iPadからのカルテ確認機能を標準搭載
(オプション)
遠隔バックアップ、リモートサポート
MICMIC クラウド プラットフォーム4,400円
電子カルテ標準サービス3,300円
電子カルテ以外にも必要な機能を選んで使えるサブスクモデル シンプルで分かりやすい画面のクリニック向け眼科電子カルテ
(オプション)
要問合せ
電子カルテシステムWith電子カルテシステムWith オンプレミス 要問い合わせ 要問い合わせ 医療保険レセプトと介護保険レセプトを同時に作成可能 オンラインサポート
DentisDentis クラウド型 要問い合わせ 要問い合わせ 受付~レセプトの全工程をシームレスにつなげる オンラインサポート

WiseStaff|株式会社ノーザ

株式会社ノーザ

出典:株式会社ノーザ https://www.nhosa.com/product/wisestaff/

ネットワークサービスは、安定性を重視しているNTTデータの「@OnDemand接続サービス」を採用。オンラインサービスでの運用に不安を感じる施設においても、安心して利用ができます。

複数施設を運営している場合、本部での一括管理が可能。レセコンとの一体型なので、各施設運営状況が確認できます。他社アプリケーションとも豊富に連携できる点も特徴です。

株式会社ノーザの比較ポイント

  • ネットワークはNTTデータの「@OnDemand接続サービス」を採用
  • 複数施設を本部で一括管理が可能
  • 連携できる他社アプリケーションの種類が豊富

製品情報

レセコン 一体型
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート 要問い合わせ
その他機能 Wiseビューア、ナビゲータウィンドウ、問診票アプリ、口腔所見、所見履歴、帳票まとめ発行
連携可能範囲 デジタルX線システム、予約管理、画像管理システム・インフォームドコンセント
推奨環境 要問い合わせ
サポート体制 電話、訪問
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

MIC|株式会社ミック

株式会社ミック

出典:株式会社ミック https://www.mic.jp/

サービスのラインナップが豊富で、必要な機能だけを月々定額で利用できるサブスクタイプです。システムのバージョンアップや、法改正による対応プログラムは追加料金で更新できます。

サービスの最低利用期間が設定されていないため、運用状況にあわせて自由にカスタマイズ可能。MICでは全メーカーからのデータ移行に対応しているため、新システムへの導入がスムーズです。

株式会社ミックの比較ポイント

  • 利用できるサービス内容が豊富で自由にカスタマイズ可能
  • 最低利用期間なしで必要な機能だけをサブスクで利用できる
  • 全メーカーからのデータ移行に対応

製品情報

レセコン 一体型
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート あり
その他機能 カルテの入力・管理、訪問診療や介護保険請求、デジタルX線連携
連携可能範囲 自動釣銭機
推奨環境 要問い合わせ
サポート体制 MICオンライン資格確認スタートパック
PC安心サポートPlus
基本月額 13,200円~
初期費用 要問い合わせ

電子カルテシステムWith|メディア株式会社

メディア株式会社

出典:電子カルテシステムWith https://www.media-inc.co.jp/product/ecw/

電子カルテシステムWithのトライアングルチェック機能で、部位・病名・処置の入力チェックを徹底的に行います。そのため、入力ミスを防ぎ、選択効率を大幅にUPさせることが可能です。

また、トラブル時にはリモートメンテナンスで画面を共有し、遠隔操作でトラブル解決ができます。リモートでサポートしてくれるので、スムーズな問題解決ができる点は魅力といえるでしょう。

電子カルテシステムWithの比較ポイント

  • 薬剤チェック・アラート機能を搭載
  • マスタ登録項目から選択するだけで診療内容入力が完了
  • カルテの情報から医療保険レセプトと介護保険レセプトを同時に作成可能

製品情報

レセコン 電子レセプト
カルテ作成サポート 診療入力ナビゲーション
文書作成サポート 要問い合わせ
その他機能 あり
連携可能範囲 薬剤情報管理機能
推奨環境 要問い合わせ
サポート体制 オンラインサポート
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

Dentis|株式会社メドレー

株式会社メドレー

出典:Dentis https://dentis-cloud.com/

メドレー社の歯科向け電子カルテ「Dentis」は、予約受付~レセプト出力まで一貫した機能をもつ、誰にとっても使いやすい電子カルテです。

「かかりつけ支援プラン」と「トータル支援プラン」の2つの料金プランがあり、歯科医院のニーズに応じて価格帯を選ぶことができます。Web予約、オンライン診療、キャッシュレス決済、リコールといったかかりつけ支援機能をトータルで提供し、患者さまの医療体験を向上させることができます。

Dentisの比較ポイント

  • 受付~レセプトの全工程をシームレスにつなげる
  • 複数の料金プランを柔軟に選択可能
  • メドレー社のオンライン診療との連携もスムーズ

製品情報

基本月額
  • 「かかりつけ支援プラン」:月額10,000円
  • 「トータル支援プラン」:月額35,000円
初期費用
  • 「かかりつけ支援プラン」:月額200,000円
  • 「トータル支援プラン」:月額500,000円
提供形態 クラウド型
レセコン 一体型
セキュリティ ISMSクラウドセキュリティ認証を取得
推奨環境
  • 【推奨端末】Windows、Mac搭載のパソコン、最新のiPad
  • 【推奨ブラウザ】:最新版のブラウザ及びOSにアップデートして利用
サポート体制 導入時、導入後のサポート(訪問、電話)

産婦人科向け電子カルテ比較3選

次は、産婦人科向け電子カルテを3選紹介します。産婦人科向け電子カルテ特有の検討ポイントは、以下の通りです。

  • 妊婦健診管理機能の充実度
  • 外部機器との連携

製品名 提供形態 初期費用 月額 おすすめポイント 入院管理 サポート
CLIPLA LunaCLIPLA Luna クラウド 個別見積り 個別見積り 「ルナルナ メディコ」連携で患者さんがルナルナに記録したデータに直接アクセス × コールセンター
タック電子カルテシステムDr.Fタック電子カルテシステムDr.F オンプレ/クラウド 個別見積り 個別見積り 病院、クリニック、不妊治療施設すべてを網羅必要な機能だけを選択できる 電話、メール、リモート
RACCO電子カルテRACCO電子カルテ オンプレミス 個別見積り 個別見積り 不妊治療施設・産婦人科とも対応 電話、メール、FAX

産婦人科向け電子カルテについては産婦人科向け電子カルテおすすめ10選比較|選び方や価格まででも詳しく解説しています。

CLIPLA Luna|株式会社クリプラ

株式会社クリプラ

出典:株式会社クリプラ https://clipla.jp/luna/

タイミング法や排卵誘発法、人工授精といった不妊治療の管理ができます。複数の検査結果や治療履歴を一画面で確認できるため、効率的に診察を進められるでしょう。患者様がルナルナを利用している場合、基礎体温データに直接アクセス可能。

患者様が、日々の基礎体温記録を紙媒体に残す必要がありません。妊婦検診の記録は時系列で可視化しやすく記録でき、閲覧・印刷もスムーズです。

株式会社クリプラの比較ポイント

  • 不妊治療であるタイミング法・排卵誘発法・人工授精の管理が可能
  • ルナルナ メディコで患者様の基礎体温記録に直接アクセス
  • 妊婦検診の記録は時系列で分かりやすく記録

製品情報

レセコン ORCA
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート あり
その他機能 妊婦健診管理、超音波検査の数値・画像を自動取り込み、発育曲線の自動作成、母性健康管理指導事項連絡カードの作成
連携可能範囲 ルナルナ メディコ、Tricefy
推奨環境 電子カルテ:Windows, Macで動作する
Google Chrome最新版(ディスプレイ解像度 1920x1080 以上)
スマホアップロード機能:iOSで動作するGoogle Chrome最新版
サポート体制 電話
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

タック電子カルテシステムDr.F|タック株式会社

タック株式会社

出典:タック株式会社 https://www.taknet.co.jp/karte/

施設業態や規模に合わせて産婦人科に特化した機能を自由に組み合わせることができます。産婦人科病院やクリニック・不妊治療施設など、それぞれに寄り添ったシステムの運用が可能です。

妊婦検診時には過去の経過を確認しながら今回のカルテが記載できるので、気になる情報を見逃しません。カルテ記載ページは、良く使う部分をテンプレート化することで効率よく入力作業が行えます。

タック株式会社の比較ポイント

  • 施設業態や規模に合わせて産婦人科に特化した機能を自由に組み合わせられる
  • 妊婦検診時は過去の経過を確認しながらのカルテ記載が可能
  • カルテは良く使う部分をテンプレート化することで効率よく記載できる

製品情報

レセコン 一体型
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート あり
その他機能 周産期外来業務、周産期入院業務、不妊治療外来業務、院内メール、患者サマリ、代行入力・承認、台帳・統計
連携可能範囲 医事会計システム
推奨環境 要問い合わせ
サポート体制 電話
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

RACCO電子カルテ|システムロード株式会社

システムロード株式会社

出典:システムロード株式会社 https://www.road.co.jp/product/racco/

不妊治療施設・産婦人科・全科目の3タイプに特化したシステムが用意されています。全科目タイプでは、無床診療所・有床診療所・中小規模病院といったさまざまな形態に対応可能です。

産科診察は、必須の自費と健康保険・外来と入院などの区分分けも簡単操作でカルテに記載できます。クリニカルパスが標準装備されているため、活用することで業務の効率化を図れるでしょう。

システムロード株式会社の比較ポイント

  • 不妊治療施設向け・産婦人科向け・全科目向けのシステムがある
  • 全科目向けでは無床診療所・有床診療所・中小規模病院などさまざまな形態に対応
  • 業務効率化を図れるクリニカルパスが標準装備

製品情報

レセコン ORCA
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート あり
その他機能 画像ファイリング、実施歴参照、診察予約、薬剤併用禁忌確認、薬剤情報提供書発行、診断書作成、バイタルグラフ、自院病名登録、定期処方入力、患者禁忌確認、患者付箋紙、主病名登録確認
連携可能範囲 ホルモン検査、精子運動解析装置、自動精算機
推奨環境 要問い合わせ
サポート体制 電話、メール、FAX
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

在宅医療向け電子カルテ比較2選

次は、在宅医療向け電子カルテを2選紹介します。訪問診療、在宅医療向け電子カルテの検討ポイントは、以下の通りです。

  • クラウド型であること
  • タブレット・スマートフォン対応していること

製品名 提供形態 初期費用 月額 おすすめポイント タブレット対応 サポート
モバカルネットモバカルネット クラウド 200,000円 50,000円 中・大規模クリニック向け多職種の連携を実現 要お問合せ
homishomis クラウド 300,000円 50,000円 中・大規模クリニック向け多職種の連携を実現 メール、電話、マニュアル、FAQサイト、有料サポート

在宅医療・訪問診療向け電子カルテについては【2024最新】訪問診療・在宅医療でおすすめの電子カルテ10選|価格や選び方まででも詳しく解説しています。

モバカルネット|NTTエレクトロニクステクノ株式会社

NTTエレクトロニクステクノ株式会社

出典:NTTエレクトロニクステクノ株式会社 https://movacal.net/

カルテ作成は定型文や過去文書のDo機能、テンプレートなどを利用することで外出先でもスムーズ。オフライン機能により入力中にネットが切断されても、入力内容は保持されます。過去カルテの参照も可能。

カルテに入力するだけで、同時に診療レポートを自動作成してくれる点も特徴です。インターネットFAXに連携することで、システム上からケアマネージャーなどに送信できます。

NTTエレクトロニクステクノ株式会社の比較ポイント

  • カルテは定型文や過去文書のDo機能、テンプレートを利用しスムーズに作成できる
  • オフラインでも入力内容保持・過去カルテの参照も可能
  • カルテに入力するだけで診療レポートを自動作成

製品情報

レセコン ORCA、ちゃオ!
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート あり
その他機能 地図表示機能、グループウェア機能、他職種との情報共有機能
連携可能範囲 介護請求ソフト「給管鳥」、Google マップアプリ、インターネットFAX
推奨環境 要問い合わせ
サポート体制 電話、メール
基本月額 50,000円
※アカウント追加の場合、1ユーザーにつき2,000円/月
初期費用 200,000円

homis|メディカルインフォマティクス株式会社

メディカルインフォマティクス株式会社

出典:メディカルインフォマティクス株式会社 https://www.homis.hlm.tokyo/

過去の情報や処方内容を引用してカルテを作成できるので、入力作業が最小限ですみます。ケアの時間を多く取れるため、患者様の満足度向上が期待できるでしょう。施設集団診療など、一度に多くの患者様を診察する場合でも複数のカルテを同時に開けます。

患者様のカルテを開閉するといった、煩わしい手間を減らすことが可能です。サポートは電話・メールの他に、有料で訪問やリモートでの運用アドバイスもしてくれます。

メディカルインフォマティクス株式会社の比較ポイント

  • 過去の情報や処方内容を引用してカルテが作成できる
  • 複数カルテを同時に開き・編集が可能
  • 電話・メールの無料サポートの他に訪問やリモートでの有料サポートにも対応

製品情報

レセコン ORCA
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート あり
その他機能 要問い合わせ
連携可能範囲 要問い合わせ
推奨環境 要問い合わせ
サポート体制 電話、メール、リモート、訪問
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

自由診療向けの電子カルテ5選

自由診療向けの代表的な電子カルテを5つ紹介します。自由診療向け電子カルテを選ぶ際の基準は以下の2つです。

  • 業務をどこまで効率化したいか
  • 保険診療も行う場合の運用
製品名 提供形態 初期費用 月額 おすすめポイント WEB予約 サポート
medicalforcemedicalforce クラウド 個別見積り 個別見積り LINEから受付できるWeb予約や経営ダッシュボード機能 メール、電話、マニュアル、FAQサイト、有料サポート
MEDIBASEMEDIBASE クラウド 要お問合せ 45,000円 見積書・概要書・契約書の作成をペーパーレス化 予約管理
LINE・Web予約受付
電話、オンラインサポート
B4AMEDIBASE クラウド 0円~ 30,000円台 スムーズなリアルタイム予約 電話、メール、チャット
ACUSIS CloudACUSIS Cloud クラウド 50万円~ 59,800円~ 皮膚科、婦人科、形成外科等の保険診療に対応 電話
キレイパスコネクトMEDIBASE クラウド 0円
  • プレミア:90,000円
  • カスタマイズ:60,000円
  • スタンダード:40,000円
  • トライアル:9,000円
予約管理から電子カルテ•会計まで一括管理 要問合せ

自由診療向け電子カルテについては自由診療向け電子カルテ9選|選び方や保険診療との違いまででも詳しく解説しています。

medicalforce|株式会社メディカルフォース

株式会社メディカルフォース

出典:株式会社メディカルフォース https://service.medical-force.com/

medicalforceはクラウド型の電子カルテになっており自由診療の現場のニーズに沿った機能を多数搭載している電子カルテです。

クリニックの機器や部屋、スタッフの状況を登録しておくことで空き状況を自動検出しLINEやホームページからの予約も自動で受付割り振る事が可能となっています。WEB問診表も生成可能な為、予約から受付、問診といった時間のかかる診察前の業務の効率化してくれます。

来院数毎や施術数毎に統計情報を作成し、可視化してくれる機能もあり、記録を取るカルテとしての機能だけではなくクリニックの経営も助けてくれます。

株式会社メディカルフォースの比較ポイント

  • LINEからWEB予約が可能
  • 来院者数や施術数等の統計情報を可視化
  • スマホで問診の完結が可能

製品情報

レセコン 要問い合わせ
連携可能範囲 予約システム、その他問合せ
推奨環境 Windows、Mac、iPad
サポート体制 電話
基本月額 5,000円~
初期費用 要問い合わせ

MEDIBASE|株式会社メディベース

株式会社メディベース

出典:株式会社メディベース https://medibase.cloud/

システム上で見積・概要・契約書等の書類を作成できます。電子サインにも対応しており、紙へ印刷する必要がありません。ペーパーレス化を実現でき、重要書類の一括管理も簡単です。

施術同意書の内容は施設ごとに自由なカスタマイズが可能で、柔軟なニーズに対応できます。予約システムと連携することで、インターネットやLINE上から受付可能。新規・再来患者を増やすことができます。

株式会社メディベースの比較ポイント

  • システム上で見積や契約書等の書類を作成可能
  • 電子サインにも対応しているので完全ペーパーレス化を目指せる
  • 予約システムとの連携でインターネットやLINEで受付できる

製品情報

レセコン 要問い合わせ
連携可能範囲 予約システム
推奨環境 Windows、Mac、iPad
サポート体制 電話
基本月額 45,000円~
初期費用 要問い合わせ

B4A|株式会社B4A Technologies

株式会社B4A Technologies

出典:株式会社B4A Technologies https://www.b4a.co.jp/

株式会社B4A Technologiesの自由診療向け電子カルテ「B4A」は、自由診療クリニックに必要な機能をワンストップで提供します。顧客獲得にあたって最も大切な「予約しやすさ」にはこだわっており、患者自身で空き状況を確認して予約できるようになっています。

リピート率改善の為に売上推移や各種情報を自動で蓄積し、可視化することでマーケティング施策の立案をサポートしてくれる機能も備えています。

B4Aの比較ポイント

  • スムーズなリアルタイム予約
  • 予約とスタッフシフトが連携する勤怠管理
  • 患者情報のクラウド管理で多職種の情報連携が可能

製品情報

基本月額 30,000円台~
初期費用 0円~
提供形態 クラウド型
連携可能範囲 ウェブサイト、SNSなど
推奨環境 Windows、Mac、iPad
サポート体制 電話、メール、チャット

ACUSIS Cloud|株式会社プロ・フィールド

株式会社プロ・フィールド

出典:株式会社プロ・フィールド https://profield.co.jp/
基本月額 59,800円~
初期費用 50万円~
提供形態 クラウド型
レセコン ウェブORCA連動型
セキュリティ AWS利用のためセキュリティ
シェア 要問合わせ
連携可能範囲 要問合わせ
推奨環境 Windows 10/11、macOS Big Sur/Monterey、Chrome 100以降
サポート体制 平日9時~18時電話対応あり

ACUSIS Cloudの比較ポイント

  • 1 自由診療・保険診療の両方に対応
  • 2 美容クリニックの導入実績が豊富
  • 3 ペンタブレットシェア世界No.1ワコム社の手書きソリューションを標準搭載

ACUSIS Cloudは、自由診療・保険診療の両方に対応する、機能が充実したクラウド型電子カルテです。美容クリニックの導入実績は業界トップクラスを誇ります。 予約、画像、在庫、患者ごとの契約・コース管理など、自由診療ならではの複雑な管理をオールインワンで完結。オプション機能として、マーケティング機能・診察券アプリ・レセコン連携(保険診療向け)も選択できます。

また、ペンタブレットシェア世界No.1ワコム社の手書きソリューションを標準搭載しているのも特徴です。

キレイパスコネクト|GMOビューティー株式会社

GMOビューティー株式会社

出典:GMOビューティー株式会社 https://connect.kireipass.jp/
基本月額 プレミア:90,000円 カスタマイズ:60,000円 スタンダード:40,000円 トライアル:9,000円
初期費用 0円
提供形態 クラウド型
レセコン 不要
セキュリティ 「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」準拠・ 暗号化通信・ 不正アクセス対策
シェア 要問合わせ
連携可能範囲 決済端末「stera terminal」など
推奨環境
  • 【PC】 OS:Mac / Windows 推奨ブラウザ: Google Chrome(最新版) 対応ブラウザ: Firefox/Safari 非対応ブラウザ: IE, Safari (13以下)
  • 【iPad】 OS:iPadOS 15 / iPadOS 16 推奨モデル:iPad Pro 12.9(第6,第5,第4世代) / iPad Pro 11(第4,第3,第2世代) / iPad Air(第5,第4世代) / iPad 無印(第10,第9世代) 推奨ブラウザ: Google Chrome(最新版) 対応ブラウザ: Safari
  • 【スマートフォン】 OS:iOS / Android 推奨ブラウザ: Google Chrome(最新版) 対応ブラウザ: Safari
  • ※推奨ブラウザ以外(旧バージョン含む)でご利用になられると正常に表示および動作しない可能性がございます。 ※スマートフォンでのご利用は一部機能に制限がございます。
サポート体制 要問合わせ

キレイパスコネクトの比較ポイント

  • 予約管理から電子カルテ会計まで一括管理
  • ストレスフリーな使い心地
  • 経営指標の“見える化”でビジネス成長をサポート

キレイパスコネクトは、自由診療クリニック向けの経営支援プラットフォームです。予約システム、WEB問診、電子カルテ、会計、決済、経営分析の6つの機能を備えており、クリニックの業務効率化と経営改善をサポートします。

電子カルテは、患者の診療記録を電子化することで、診療の効率化と情報共有を実現します。また、画像や動画の保存にも対応しています。会計は、オーダーに基づいて自動計算されるため、手作業による入力や計算のミスを防ぐことができます。また、クレジットカードや電子決済に対応しています。

【重視する観点別】おすすめの電子カルテを紹介!

ここからは、電子カルテ導入時によく検討軸にあがる以下3つの項目について、セカンドラボが独自におすすめ製品を選定しました。自院で重視したいポイントがどこにあるかを明確にしていきましょう。

【大前提】院長だけでなくスタッフの意見も取り入れる

大前提として、院長だけの判断でなく、スタッフの意見も取り入れた上で電子カルテを選ぶようにしましょう。院長とスタッフのIT習熟度が同じとは限りませんし、導入後にスタッフから反発が起きてしまい、最悪の場合診療が止まってしまうリスクもあります。

クラウド型電子カルテを導入した場合、価格の安いメーカーの多くが現地サポートに対応していません。院長もスタッフもITリテラシーが高ければ自院で問題を処理できるかもしれませんが、込み入った要件に対応することは難しいでしょう。

特に、リプレースでクラウド型電子カルテ導入を検討する際は、スタッフが電子カルテをどのように理解しているかといった点まで事前にヒアリングしておくと、スムーズに電子カルテ導入を進めることができます。

【安さ】低コストで導入できる電子カルテを使いたい

電子カルテを導入する際、「初期費用」と「月額費用」に分けて考える必要があります。また、「初期費用」はメーカーによって内容が異なるため、各製品ごとに条件をそろえて比較するようにしましょう。ここでは、レセコン一体型とレセコン分離型の電子カルテに分けて、価格を比較していきます。

初期費用無料などのメリットをアピールするメーカーも多いですが、格安の電子カルテはサポート体制が整っていないことがほとんどです。身も蓋もありませんが、安いなりのサービスしか期待できません。トラブルが起こった際にすばやいサポートを期待する場合は、安さだけで選ぶのは避けた方が良いでしょう。

レセコン分離型

自院ですでにつかっているレセコンをそのまま使いたい、ORCAレセコンのまま使いたいという方向けには、こちらの製品を検討すると良いでしょう。電子カルテシステムだけの月額費用となっており、安価に導入することができます。

製品名 初期費用 月額
エムスリーデジカル 無料 9,800円~
CLIUS(クリアス) 200,000円~ 12,000円~

レセコン一体型

1つの端末で電子カルテとレセコンの両方を操作できるため、快適な使い心地を実現します。新規開業時はほとんどの先生がレセコン一体型の電子カルテを選んでいます。

製品名 初期費用 月額
Dynamics 222,000円(税込) 11,000円(税込)~
エムスリーデジカル 無料 9,800円~
Medicom-HRf Hybrid Cloud 2,000,000円~ 24,000円~

レセコン一体型の電子カルテについてはレセコン一体型電子カルテとは?分離型との違いやおすすめ製品などでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

【人気度】シェアを参考に電子カルテを選びたい

電子カルテはメーカーがたくさんあって、どれが良いか分からない先生も多いことでしょう。そんな時、他のクリニックでも導入実績がある製品であれば、安心して製品を選ぶことができます。

1位 エムスリーデジカル|エムスリーデジカル株式会社
2位 Medicom-HRf Hybrid Cloud|ウィーメックス株式会社
3位 Qualis Cloud|株式会社ビー・エム・エル
4位 Dynamics|株式会社ダイナミクス
5位 Qualis/Medical Station Clinic|株式会社ビー・エム・エル
6位 HOPEシリーズ|富士通Japan株式会社
7位 SUPER CLINIC|株式会社ラボテック
8位 CLINICS|株式会社メドレー
9位 TOSMECシリーズ|キヤノンメディカルシステムズ株式会社
10位 CLIUS|株式会社DONUTS
11位 Doctor’s Desktop3|エムスリーソリューションズ株式会社
12位 セコムOWEL|セコム医療システム株式会社
13位 AI・CLINIC|アイネット・システムズ株式会社
14位 blanc|JBCC株式会社
15位 Hi-SEEDシリーズ|ウィーメックスヘルスケアシステムズ株式会社
16位 movacal.net|NTTエレクトロニクステクノ株式会社

電子カルテのシェアについては【2023最新】電子カルテのシェアランキング|おすすめメーカー製品を徹底比較でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

【サポート力】サポートが充実した電子カルテを選びたい

クラウド型の電子カルテとオンプレミス型電子カルテを比較した時、オンプレミス型の手厚いサポートに魅力を感じてオンプレを選ぶ先生も多いです。SaaS型サービスであるクラウド型電子カルテと違って、営業マンが足を使って先生と関係を築いていくオンプレ電子カルテメーカーに対する信頼感は大きいです。

クラウド型のエムスリーデジカルは、有料オプションとして現地訪問サポートを用意しています。初期設定や使い方のレクチャーを希望する場合は、販売店の担当者に訪問してもらうこともできます。

製品名 サポート
Medicom-HRf Hybrid Cloud リモートサポート対応、全国120拠点にサポート体制
Dynamics ヘルプデスク(電話・メール・FAX)
エムスリーデジカル 訪問サポート(有料)、コールセンター、リモートメンテナンス

電子カルテのサポート体制については電子カルテのサポート体制は確認必須!比較したいポイント等を解説でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

【使いやすさ】使いやすい電子カルテはどれ?

前提として、「使いやすさ」で電子カルテを分類、順位付けすることは難しいと判断しています。各メーカーとも「使いやすさ」をアピールしていますが、電子カルテを使う先生によって使いやすいと感じる製品は違うからです。

こうした背景から、セカンドラボ独自に電子カルテの「使いやすさ」を構成する項目を分解し、比較表を作成しました。自院で求める機能を備えた電子カルテをクリックしてみてください。

 
製品名 エムスリーデジカル Medicom-HRf Hybrid Cloud BrainBoxCloud Qualis Cloud Dynamicsダイナミクス
動作の快適さ
手書き入力
※iPadProと連携

※Medicom CK
× × ×
画面のカスタマイズ性
レセプトチェック機能 × ×
経営分析機能 ×

エムスリーデジカルかウィーメックスがおすすめ

クラウド型電子カルテは、他のユーザーと同じクラウド上のサーバーにアクセスするため、アクセスが増えるとサーバーに負荷がかかり、動作が重くなる(サクサク動かない)ケースが起こりえます。以上を踏まえると、

が第一の選択肢になってくるでしょう。もちろん、実際にデモをした感想や知人からの紹介、営業マンとの関係性などによってベストな電子カルテは先生それぞれで異なります。あくまでも機能と価格を簡単に比較した結果であることを踏まえ、参考にしてください。

「クラウド電子カルテは使いにくい」は本当か?

クラウド型の電子カルテが増えている一方で、「クラウド型電子カルテは使いにくい」との噂を聞いたことのある先生も多いのではないでしょうか。クラウド型電子カルテを本格的に使い始める前に、使いやすくするための準備をしっかりできるかどうかが大切になってきます。

オンプレでもクラウドでも、電子カルテはドクターが使いやすいように様々なカスタマイズをして使うことができます。ただ、近年はクラウド型電子カルテの低価格化がすすみ、その分初期サポートがつかない運用を提案する電子カルテメーカーが登場している背景があります。オンプレミスの場合、カルテ導入時には担当者が先生につきっきりで初期設定や操作の指導をしていることがほとんどです。

あるいは、初期費用をおさえることを優先して、メーカーの導入サポートなしで電子カルテの初期設定を済ませてしまう先生も増えています。上記2つの理由を総合すると、初期設定次第で使いやすい電子カルテとして運用できるのに、初期設定に費用や時間をかけていない医療機関が、「クラウド型は使いにくい」との感想を持ってしまう可能性が考えられます。

電子カルテを選ぶ時に見るべきポイント

施設に適した電子カルテを選ぶためには、何をポイントとして見ればよいのでしょうか。ここでは、選び方のポイントを4つご紹介します。

見るべきポイントを理解し、自院で重視する項目が定まったら、こちらに進んでいただけます。

電子カルテの費用(価格)

次に見るべきポイントは、電子カルテ導入にかかる費用(価格)です。開業時に電子カルテ導入を考える先生の多くは、開業資金を抑えつつも、日々の診療をスムーズに進められるシステムを探しているでしょう。物件選定や開業コンサル、諸手続きなど様々な費用が重なるため、価格を吟味することも非常に大切です。

クラウド型電子カルテの導入にかかる初期費用は、100万~200万円程度が必要になります。具体的な価格はメーカーにより異なりますが、初期設定や業者のサポートも合わせるとそのくらいの代金になることは理解しておくと良いでしょう。オンプレ型電子カルテの初期費用は200万~300万円程度の初期費用が相場となっています。

オンプレ型は初期設定時のカスタマイズができる反面、初期費用が高くなりがちです。一方のクラウド型電子カルテは、医院ごとにカスタマイズする余地は少ないですが、初期費用を抑えることができます。

電子カルテの価格については電子カルテの導入費用は?運用コストや価格を抑える方法もでも詳しく解説しています。

電子カルテの操作性

各メーカーのHPには、「操作性が良い」という文言が並んでいます。ここではもう一歩踏み込んで、操作性に関わる要素を具体的に上げていきます。以下の要素の中から、自院に必要な機能を選んでいくと良いでしょう。

  • 直感的に理解しやすい操作画面
  • テンプレートで一括入力ができる
  • カルテ内を簡単に検索できる
  • 手書き入力だけでなく、タッチ操作も可能

カルテ作成サポート機能の有無

電子カルテでのカルテ記入を楽にしてくれる「カルテ作成サポート(入力サポート)」機能の有無で選ぶのも良いでしょう。私たちがスマートフォンを使う際、一定の文字を入力すると「予測変換」される機能をつかっていると思いますが、それと同じような機能です。ウィーメックスの電子カルテは、入力サポートだけでなく、記入の誤りを修正してくれる「チェック機能」も備えています。

良く使う記載、処方内容などをワンタッチで呼び出せる「テンプレート機能」を備えたメーカーも増えています。エムスリーデジカル、セコム医療システムなどで搭載されています。 たとえば、「頭痛:なし 、発熱 :なし、咳:なし」などと登録しておけば、次回以降は定型文を選択するだけで所見の入力が終わります。何度も同じ記載をする必要がなくなり、業務効率化につながるでしょう。

文書(指示書/同意書など)の作成・共有機能の有無

電子カルテで出力できる文書には、診療情報提供書(紹介状)や訪問看護指示書、同意書など幅広いです。カルテの記録サポート以外にも、こうしたバックオフィス業務で必要になる文書の入力支援機能があれば、作業のスピードアップにもつながります。

JBCC株式会社のblancでは、紹介状や診断書などの文書の様式を簡単にテンプレート化できる機能があります。カルテに入力した患者さまの名前や症状、オーダー内容を何度も入力する手間を削減できるのが一番のメリットです。

電子カルテの安定性

診療の基礎となる電子カルテですが、不慮の事態でも診療が止まらない体制を確保することも大事です。診断を受けられると思って来院した患者の期待を裏切ってしまうことのないよう、メーカーのサポート体制、連携可能なシステム、普及率などを確認できれば良いでしょう。

サポート体制

電子カルテを使っていると、対応に困るトラブルが発生することがあります。サイバー攻撃やインターネットトラブル、災害などが想定されますが、そのような場合でも、診察を待っている患者様がいます。

トラブル発生時に現地駆けつけで対応してもらえるか、診療報酬改定を受けての設定についてアドバイスをもらえるかなど、メーカーを選定する際に詳細に確認しておきましょう。

セキュリティ

電子カルテの安定性を考えるうえで、セキュリティ対策も考える必要があります。

クラウド型の電子カルテの場合、インターネット上の仮想サーバーにアクセスすることになり、職員にもインターネットについての基礎知識を教育する必要があるでしょう。オンプレミス型の場合、職員が院内サーバーから情報を抜き出してしまうリスクをはらみます。USBなどの端子が差された際に通知を鳴らす、職員の目につきにくい場所にサーバーを設置するなどの対応が考えられます。

電子カルテのセキュリティについては電子カルテの情報セキュリティを解説|情報漏洩の原因や対策まででも詳しく解説しています。

各診療科に特化した機能の有無

電子カルテを選ぶ際、自院の診療科で使いやすい製品の導入を考えましょう。「どの診療科でも問題なく使うことができる(汎用型)」と書いてあるメーカーもありますが、「各診療科に特化した電子カルテ」を扱うメーカーの情報も知っておくと良いでしょう。

各診療科に特化した電子カルテは、比較的価格が高めです。先生が快適に利用できる電子カルテを選ぶのが第一ですが、汎用型電子カルテでも診療に支障がない場合は、汎用型を選んでもよいでしょう。施設規模・各診療科ごとの選び方は以下の通りです。

汎用型(どの診療科にもおすすめ)

内科クリニックはもちろん、他の診療科でも過不足なく使える電子カルテです。電子カルテの新規導入や入れ替えを考える際は、まずはこちらを確認すると良いでしょう。機能に疑問を感じたら、各診療科に特化した電子カルテを選ぶことになります。

>>どの診療科にもおすすめの電子カルテはこちら

入院機能が必要な有床クリニック/中小規模病院

有床クリニックや病院で使う電子カルテは入院機能への対応が必須です。入院機能を備えているクリニックや病院では、汎用型の製品より、こちらを優先して選ぶことになります。

>>入院機能が必要なクリニック/中小規模病院向け電子カルテはこちら

眼科

眼科は、業界特化の電子カルテが使われている割合が多い診療科です。電子カルテで大事なのは、テンプレートの種類の豊富さです。他の診療科と比べて、シェーマ(絵図)を利用する回数が多いと思います。既存のテンプレートの豊富さはもちろん、よく使うシェーマをテンプレート登録して使うこともできます。紙カルテと比較すると、電子カルテでシェーマを書く眼科医の割合は減っているかもしれませんが、必ず確認しておきたいポイントです。

>>眼科向け電子カルテはこちら

精神科

他の診療科では重視されませんが、精神科では「患者様の病前の性格」「家族構成」「趣味・嗜好」などが診療時に大切になります。患者それぞれのストーリーを読み解く必要があります。

>>精神科向け電子カルテはこちら

産婦人科

産婦人科向けの電子カルテでは、妊婦健診管理機能が充実しています。健康アプリ「ルナルナ」と連携できる電子カルテもあり、汎用型の電子カルテとの差別化ができています。

>>産婦人科向け電子カルテはこちら

歯科

歯科向けの電子カルテでは、文書や画像の管理機能が充実しているかどうかを確認しましょう。多くの歯科クリニックでレントゲンを撮影するはずですし、患者さんにレントゲン画像を見せることも多いと思います。画像ファイルの保存に強みがあるかどうかを事前に確認するべきでしょう。

>>歯科向け電子カルテはこちら

在宅医療

在宅医療・訪問診療の場合は、クラウド型の電子カルテを選択することが大切です。スマホやタブレットを使って訪問先で記録を取ることができるようになり、直行直帰や在宅ワークを実現している事業所も少なくありません。スタッフの働き方を改善する目的で電子カルテ導入を検討するクリニックも多いと考えられます。

>>在宅医療向け電子カルテはこちら

自由診療

美容クリニックやサロンでは、顧客ごとの施術履歴を記録しておく必要があります。電子カルテを導入するまでもなく、ウェブアプリやツールで顧客情報(カルテ)を管理する方法もありますが、自由診療に特化した電子カルテを展開しているメーカーもあります。

美容外科以外の自由診療を行っているクリニックでは、それぞれの診療科に特化した電子カルテを使うのが良いでしょう。

>>自由診療向けの電子カルテはこちら

自院の地域内での導入実績はあるか

近隣の病院、クリニックでの導入実績も大事なチェックポイントです。

国の方針として「地域医療連携」が掲げられ、自院だけでなく、地域内の医療機関や福祉施設、薬局などと連携して医療を提供していく可能性も考えられます。電子カルテは院内の根幹となる基幹システムとしても機能するので、地域の中核となる医療機関と別々のカルテを使っていると、データを共有するのが難しくなってしまいます。

必ずしも近くの医療機関と同じ電子カルテにする必要はありませんが、地域医療連携の流れが今後加速することを見据えて、近隣の医療機関の電子カルテメーカーを確認しておくと良いでしょう。

外部の機器や部門システムとの連携バリエーション

特に病院で意識すべき点として、院内の部門システムや外部機器との連携が挙げられます。 レセコンやPACSとの連携は基本として、ほかにも検査システムや自動精算機、オンライン診療システムや診療予約システムなどと連携が可能です。

費用や運用面を考えたとき、システム連携をしない選択もありえますが、基本的には、連携させて運用したほうが院内の業務効率化につながります。

クラウド型の電子カルテの中には、他サービスとの連携実績が十分でないメーカーも多く、検討時はよく確認しましょう。

電子カルテと部門システムの連携については電子カルテ連携とは?連携できるシステムの種類やメリットを解説でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

ハードウェアやOSの指定があるか

電子カルテを使うにあたり、「使い慣れたMacで使いたい」など特定のハードウェア・OSで使える製品を探す場合はどうでしょうか。

電子カルテの主要なOSはWindowsですが、Mac(iOS)で使える電子カルテとして、セコム医療システムのセコムOWEL、セコム・ユビキタス電子カルテが挙げられます。メーカーが専用の端末を指定する場合は、他のハードウェアやOSでの利用は難しいケースが多いです。他にも特定のハードウェアでのみ利用できる電子カルテを知りたい場合は、各メーカーに確認するようにしましょう。

電子カルテとハードウェアの関係については電子カルテ導入に必要なパソコンのスペックは?でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

電子カルテ導入までの流れ

実際に電子カルテを導入するまでには、どれくらいの時間がかかるかを説明していきます。どのメーカーにするかが決まっていない場合、遅くとも半年前から検討を始めるのが一般的です。1年前からメーカー選定を始めている場合も珍しくありません。

電子カルテのメーカーを決める方法、選ぶポイントは紹介してきたので、ここからは、メーカー選定後~運用開始までのイメージを見ていきましょう。

電子カルテ導入までの流れについては電子カルテを導入するまでの流れは?スケジュールをくわしく解説でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

発注・システム設定

電子カルテ導入までの流れ

どの電子カルテにするかを選定したら、メーカー・販売店との打ち合わせです。クラウド型電子カルテを導入した場合、インターネット環境設備の構築も必要です。電子カルテを稼働させるまでに必要な工程を、改めて確認していきましょう。

初期データ(マスターデータ)の登録作業を販売店が実施するか、自院で実施する必要があるかも事前に確認が必要です。

電子カルテの操作方法習得・試験運用

本稼働の2ヶ月前から1ヶ月前になったら、病院スタッフ向けの説明会や研修会を実施してもらうことが一般的です。メーカー選定は医師が中心となって進める場合が多いと思いますが、電子カルテ導入後は、他の職員も含めて操作することになります。

メーカーや販売店による研修を終えた後で、実際の診療を想定して院内でシミュレーション(試験運用)をする必要があります。システムが正常に動いても、院内の導線設計がうまくいかないケースも想定されます。予約、診療、会計の流れに電子カルテを組み込んで、問題なく運用できるかを確認しましょう。

本稼働

いよいよ本稼働。紙カルテとの運用の違いに戸惑うことも多いと思いますが、患者様にも事前に電子カルテを導入した旨を伝えておけば、理解を得られるはずです。

稼働してから数日は、メーカーの担当者が立ち会うことも多いです。この期間で、できる限り疑問点を解消しておきましょう。

電子カルテ導入に使える補助金・助成金【2023最新】

電子カルテは少しでもお得に導入したいですよね。ここでは電子カルテの導入に使える補助金・助成金について解説します。

本記事は2023年時点の内容も含まれています。最新情報は、【2024最新】電子カルテ導入で使える補助金は?IT導入補助金の申請方法もをご覧ください。

IT導入補助金

「IT導入補助金」とは、ITツール導入を検討している中小企業・小規模事業者を支援する補助金です。クリニックや医療法人では資本金3億円以下または常時雇用する従業員が300人以下であれば利用できます。

すべての電子カルテが対象になっているわけではなく、IT導入補助金ホームページで公開(登録)されている製品のみが対象です。気になっている電子カルテが登録されているかどうかは、補助金ホームページの「IT導入支援事業者・ITツール検索」で検索できます。

IT導入補助金を使った場合の補助上限額は450万円です。詳しい補助金額と補助率は以下の通りです。

通常枠 デジタル化基盤導入枠
種類 A類型 B類型 デジタル化基盤導入類型
補助金額 5万~150万円未満 150万~450万円以下 (下限なし)~50万円以下 50万円超350万円以下
補助率 1/2以内 1/2以内 3/4以内 2/3以内

出典:IT導入補助金2023

病院診療情報デジタル推進事業

※令和5年度の募集は終了しています。

「病院診療情報デジタル推進事業」は、東京都内にある200床未満の病院で利用できる補助金です。地域における診療情報の共有や連携を促進する目的で電子カルテ導入を支援しています。

厚生労働省標準規格であるSS-MIX2ストレージに出力できる電子カルテのみが対象です。基準額と補助率は以下の通りです。

電子カルテシステムの整備支援 電子カルテシステムの運用に伴う事務作業支援
基準額 605千円に病床数を乗じた金額 3,600千円×配置月数/12
補助率 1/2 1/2

出典:令和5年度 病院診療情報デジタル推進事業

補助金については【2024最新】電子カルテ導入で使える補助金は?IT導入補助金の申請方法もでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

電子カルテ導入初心者ガイド|基礎知識を丁寧に解説

電子カルテの基礎を簡単に確認しておきましょう。以下の内容を解説しています。

  • 電子カルテとは?
  • 電子カルテの主な機能一覧
  • 電子カルテの運用方法
  • 2種類の「クラウド型」
  • レセコン一体型か分離型か
  • 電子カルテの種類・区分

電子カルテとは?

患者様の診察内容、診断結果や処方薬について記載する「カルテ」を、電子データとして記録できるようにしたものを電子カルテと呼びます。従来は紙カルテが一般的でしたが、現在は一般病院の57%、一般クリニックの約半数が電子カルテを使っているとのデータもあります。

電子カルテを導入する際は、厚生労働省によって定められた以下の「電子保存の三原則」を守る必要があります。これらの原則を満たした製品を導入するようにしましょう。

  • 真正性
    • 電子カルテの作成者を明確にし、タイムスタンプや電子署名を活用してデータの改ざんを防ぐこと
  • 見読性
    • 電子記録を診療や患者様への説明、訴訟など必要な場面で「見て」「読める」状態にしておくこと
  • 保存性
    • 法令などで定められた期間、電子記録の「真正性」「見読性」が保たれている状態であること

出典:厚生労働省「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第5版」

電子保存の三原則については電子保存の三原則とは?真正性、見読性、保存性をそれぞれ解説でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

電子カルテの主な機能一覧

電子カルテは医師をはじめ、看護師や薬剤師、医療事務など多くの職種スタッフが活用できます。ここでは、職種別に分けて電子カルテの機能を紹介します。

  • 医師におすすめの機能
  • 看護師におすすめの機能
  • 薬剤師におすすめの機能
  • 医療事務におすすめの機能

医師におすすめの機能

  • 検査結果のデータ保存
  • カルテへの手書き入力
  • シェーマ機能

検査結果はカルテにデータとして保存できるため、紙を貼り付けたりスキャンする必要がありません。一方で、電子カルテでもタブレットなどを利用して紙カルテのようにペンで記入することも可能です。紙カルテのような使い心地で電子カルテを利用できます。

看護師におすすめの機能

  • アセスメント入力
  • バイタル入力
  • ケア管理
  • 看護必要度入力

患者分析や優先度の決定をシステムがサポートしてくれます。また、入力したバイタルやケア内容、看護必要度などは自動で医師に共有できるため、患者さんの状態が把握しやすくなります。

薬剤師におすすめの機能

  • 服薬履歴の管理
  • 薬剤情報の提供

電子カルテを使うことで医師との連携がスムーズになります。患者さんの服薬履歴を管理し、医師からの処方指示と照らし合わせることで、禁忌や適性を確認できます。ジェネリック医薬品の提案も電子カルテから確認できます。

医療事務におすすめの機能

  • レセコンとの連携
  • レセプトチェック機能・レセプトチェックソフトとの連携
  • 診療予約管理・診療予約システムとの連携

レセコンと電子カルテを連携することで、必要な情報を自動で取り込むことができ、医事業務を効率化できます。レセコンと電子カルテが一体になっている製品もあります。レセプトチェックができる電子カルテであれば、レセプトの病名ミスなどを減らし返戻を防ぐことができます。その他、予約管理ができる製品であればダブルブッキングの防止になります。

電子カルテの運用方法

多くのメーカーが電子カルテを出していますが、大きく2つの運用方法に分けることができます。自院の施設規模を確認し、まずは大まかに絞り込んでいきましょう。

クラウド型電子カルテ

新規開業時や、入院機能を持たないクリニックで導入が進んでいるのがクラウド型電子カルテです。

クラウド型電子カルテは、インターネット上のサーバーにアクセスして電子カルテを使うことができるシステムです。従来のオンプレミス型電子カルテと違って、院内にサーバーPCを設置する必要がなく、初期費用を抑えられることが最大のメリットです。バージョンアップが自動で行われるほか、タブレット端末経由でカルテを操作・閲覧できる点もオンプレミス型の電子カルテと異なります。

オンプレミス型(オンプレ型)電子カルテ

オンプレミス型の電子カルテは、入院機能のあるクリニックや病院を中心に導入されています。

院内にサーバーを設置して使用します。自院内のネットワークで完結するため、患者情報をインターネット上で保管することに抵抗のある先生に好まれます。 オンプレミス型とクラウド型の良いとこどりをした「ハイブリッド型」の運用を提案しているメーカーも。基本はオンプレミス型で運用し、緊急時にクラウド型の運用に切り替えることができます。

2種類の「クラウド型」

込み入った話になりますが、クラウド型にも、「パブリッククラウド」と「プライベートクラウド」の2種類があります。

パブリッククラウドとは、インターネット上で提供されるクラウドサービスです。ユーザーは、インターネットを介して、サーバーやストレージ、アプリケーションなどのリソースを利用することができます。パブリッククラウドのメリットは、初期費用が安く、スケーラビリティが高いことです。また、専門的な知識や技術がなくても、簡単に利用することができます。一方で、セキュリティリスクがやや高いことがデメリットです。多くのクリニック向けクラウド型電子カルテでは、このパブリッククラウドが使われています。

プライベートクラウドとは、企業や組織が独自に構築・運用するクラウドサービスです。パブリッククラウドと異なり、インターネットから分離されているため、セキュリティリスクが低いです。また、ユーザーのニーズに合わせて、カスタマイズすることができます。しかし、プライベートクラウドの初期費用は高く、運用コストもかかる場合があります。病院向けのクラウド型電子カルテはこちらが使われることが多いです。

レセコン一体型かレセコン分離型か

レセコン一体型かレセコン分離型か

電子カルテの種類として、レセプト請求に使用する「レセコン」と電子カルテが一体化しているものと分離しているものとがあります。レセコン一体型電子カルテは、1つの端末で電子カルテとレセコン両方を操作できるため、電子カルテと別でレセプトコンピュータを用意する必要がありません。患者の情報と請求の情報を一体で管理できるため、請求書作成までの手間を大幅に削減できます。

レセコン分離型の電子カルテは、電子カルテとレセコンのソフトウェアが別々です。レセコンに打ち込んだ患者情報を電子カルテにも入力する必要があり、レセコン一体型と比べると、二度手間が発生しているとも言えます。メリットとしては、レセコンか電子カルテの片方に不具合が起きた場合でも、片方の端末を使って業務を継続できる点が挙げられます。

レセコン一体型電子カルテについてはレセコン一体型電子カルテとは?分離型との違いやおすすめ製品などでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

電子カルテの種類・区分

セカンドラボで各メーカーの電子カルテを調査したところ、電子カルテは以下のように分類できることが分かりました。

電子カルテのタイプ分け

本記事では、ほとんどの診療科で使うことができる「汎用型タイプ(どの診療科にもおすすめ)」(①)を中心に紹介し、その後で入院機能を持つ医療機関で使える電子カルテ(②、③)、各診療科に特化した電子カルテ(④)の順で紹介しています。

上記のテキストをクリックすると、それぞれの電子カルテについて説明している箇所に移動できるので、自施設に合うところや関心のあるところをクリックしてみてください。

電子カルテ導入のメリット

電子カルテを導入することで、以下のメリットが期待できます。ひとつずつ確認していきましょう。

  • 院内の業務効率化
  • 院内スペースの有効活用
  • リアルタイムで情報共有できる
  • 検査結果を取り込める
  • 記録ミスを防止できる

院内の業務効率化

電子カルテ導入の最大のメリットは、院内の業務効率化につながる点です。過去の受診歴を確認するために紙カルテを探したり、紙カルテにレントゲン写真を貼り付けたりする時間がなくなるため、浮いた時間を活かして患者様と向き合うことができるでしょう。

院内スペースの有効活用

紙カルテを保管する棚のスペースが足りなくなっている医院は多いと思いますが、電子カルテを使えば、これ以上カルテの書類が増えることはありません。院内スペースを有効活用することができます。

紙カルテから電子カルテに移行する際は、両方を併用することになります。使い慣れた紙カルテを使い続けたい気持ちをこらえて、電子カルテを使うようにしましょう。

紙カルテから電子カルテに切り替える際の注意点については電子カルテと紙カルテの併用は可能?移行時の注意点も紹介でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

リアルタイムで情報共有できる

電子カルテに記録した情報を、すぐに院内で共有できる点も魅力です。複数の端末で電子カルテを閲覧できる運用にすれば、医師と看護師が同じデータを別の端末で確認することができます。その後の連携がスムーズに進みます。回覧板のように紙カルテを院内で回すようなこともなくなるでしょう。

検査結果を取り込める

検査会社に依頼した検査結果を電子カルテに取り込むこともできます。検査結果と電子カルテデータを連携する運用を考えている場合は、検査会社と連携実績のある電子カルテを選ぶと良いでしょう。例として、BMLは自社電子カルテと検査結果を連動させることができます。

記録ミスを防止できる

あわただしい日々の診察の中でも、カルテの記載ミスはあってはなりません。電子カルテのテンプレート機能や過去のカルテ参照機能を使うことで、より早く正確にカルテを記録できます。

電子カルテ導入のデメリット

電子カルテ導入には、当然デメリットもあります。ただ、導入のメリットがデメリットを上回ると考えるからこそ、導入が進んでいる背景があります。電子カルテ導入のデメリットとして、以下の〇つが考えられます。

  • 運用コストの高さ
  • 情報漏洩リスク
  • 使いにくいと感じる場合がある

運用コストの高さ

電子カルテ導入に伴う初期費用(200万円~400万円程度、レセコン含む)や月々のランニングコスト(1.5万円~)はもちろん、価格以外にも様々なコストがかかることを把握しておきましょう。

電子カルテ導入に伴って院内の運用を変更しなくてはならない場合もあります。これまで紙カルテでしていたような独自の記載ができなくなったり、スタッフにカルテを探してもらう作業が不要になったり、という状況が想像できるでしょう。医師を含むスタッフが電子カルテ操作に慣れる必要がある点も、教育コストがかかるといえます。

また、オンプレミス型電子カルテの場合は5年ごとにソフト・ハードの買い替えを求められるケースも認識しておきましょう。初期費用と同等の費用がかかるため、継続して使うことを考えると、クラウド型電子カルテを使う方がトータルコストは抑えられるでしょう。

情報漏洩リスク

サイバー攻撃を受けたり、内部の担当者が情報を持ち出して情報漏洩につながってしまうケースも想定されます。実際に、2021年には徳島県の半田病院、22年には大阪急性期・総合医療センターの電子カルテがランサムウエアの攻撃を受けた事件は記憶に新しいでしょう。

オンプレミス型の電子カルテは安心、クラウド型は情報漏洩をしやすいとの声も聞かれますが、いずれもセキュリティ対策は十分にとっています。現在は公的機関でもクラウド型のシステムを使っている時代なので、こうした短絡的な言説に振り回されないようにしたいものです。

使いにくいと感じる場合がある

製品によっては画面の配置や操作が使いにくいと感じることがあるかもしれません。情報の入力や検索など作業に時間がかからないよう、導入前のデモでよく操作感を確認しておきましょう。

電子カルテについてよくある質問

ここでは、電子カルテについてよくある質問とその回答を見ていきます。

クラウド型電子カルテのセキュリティは大丈夫なの?

セキュリティ面でも安心して使うことができます。クラウド型の電子カルテでは、大手金融機関や官公庁でも使われた実績のあるAWS(Amazon Web Services)やGCP(Google Cloud Platform)といったクラウドサービスが使われており、データは安全に保管されています。

クラウド型電子カルテについては、「【2024・比較表あり】電子カルテ41選をタイプ別に徹底比較!」もご覧ください。

電子カルテと紙カルテは併用できるの?

電子カルテと紙カルテを併用することは可能です。 紙カルテから電子カルテに移行する際に併用することが多いと思いますが、紙カルテでの記載を減らしていくことが大切です。電子カルテへの移行を進めているわけなので、徐々に電子カルテの運用が当たり前になるよう進めていきましょう。

移行を進める際には注意点もあります。業務フローを変更する必要があったり、停電時に診療が止まるリスクを認識しておく必要があります。電子カルテシステムは、電力がつながらなくなると使えなくなってしまうため、診療が止まってしまいます。クラウド型電子カルテでは、サーバーへのアクセスが集中して動作がスムーズな動作ができなくなってしまうとの声も聞かれます。

電子カルテの普及率は?普及しない理由はどこにある?

厚労省の資料によると、令和2年時点での電子カルテの普及率は一般病院で57.2%、一般診療所49.9%となっています。病床規模別では、400床以上の病院で91.2%、200床~399床の病院で74.8%、200床未満で48.8%との結果でした。この記事では、主にクリニックで使う電子カルテを紹介しているので、一般診療所で普及がなかなか進まない理由を考えてみます。

電子カルテ普及状況

出典:厚生労働省 電子カルテ等の普及状況の推移

新規開業をする方のほとんどは電子カルテ導入を選んでいますが、国内で電子カルテ普及率が上昇しない要因は、これまで紙カルテでの運用を続けていた各地の診療所の運用がなかなか変わらない点にあります。

今後の動向としては、高齢化した院長・先生が引退し、事業継承や新規開業をしたクリニックで電子カルテ導入をしていく流れが想定されます。診療所での電子カルテ普及率が急速に高まるとは考えにくく、徐々にこの比率が高まっていくでしょう。

電子カルテの普及率については電子カルテの普及率は?|普及が進まない理由やシェア率まででも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

バージョンアップやシステム更新費用はかかりますか?

クラウド型電子カルテでは、システム更新の費用はかかりません。 自動的にシステムがアップデートされるため、常に最新バージョンのカルテを使っていただけます。 一方、オンプレミス型電子カルテの場合は、一般的に5年ごとに保守更新が必要となり、追加で費用がかかります。

カルテデータの移行(コンバート)はできるの?

電子カルテのリプレースを検討する際、これまで使っていた電子カルテから新しい電子カルテにデータをそのまま移行することは原則できません。各社で利用されているデータベースの設計が異なるため、他社で使っていたカルテデータをそのまま引きつぐことが難しくなっています。

ただ、過去の電子カルテデータを引き継ぐことができなくても、カルテを有効に使える方法があります。PDFデータとして、カルテを紙カルテのように保存するのです。以前のデータをまったく同じ方法で活用することはできないが、それまでの診察情報が書かれたPDFを見ながら診療することで、データを引き継いで運用していくことができるというわけです。

その他の電子カルテメーカー一覧

ここまでで紹介しきれなかった電子カルテメーカーを紹介していきます。

HAYATE/NEO(ハヤテネオ)|株式会社メディサージュ

株式会社メディサージュ

出典:HAYATE/NEO(ハヤテネオ) https://www.hayate-neo.jp/

HAYATE/NEOは更新作業を必要とせず、常に最新のバージョンの電子カルテを使うことができます。院内にサーバを置かないので、災害発生時でもインターネットを繋げば、すぐに診療を再開することが可能です。また、一つの画面上で必要な情報を瞬時に検索できるので、業務効率の向上をはかることもできるでしょう。

HAYATE/NEO(ハヤテネオ)の比較ポイント

  • 直感的でわかりやすい画面構成
  • 専任スタッフによるコールセンター対応
  • タグ機能などの高い検索性

製品情報

レセコン HAYATE/ML-A、ORCA
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート 文書管理、イメージファイリング
その他機能 シェーマ、患者プロファイル
連携可能範囲 要問い合わせ
推奨環境 フレッツひかり回線を推奨
サポート体制 コールセンター
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

m-KARTE|株式会社LSIメディエンス

株式会社LSIメディエンス

出典:m-KARTE https://www.medience.co.jp/mkarte/index_mkarte.html

m-KARTEは、過去のカルテと病名を見ながら入力ができ、ドラッグ&ドロップによるDo入力など直感的な操作に優れています。他にも、シェーマ入力・所見などカルテ記載が必要な入力ツールを豊富に取り揃えているのも特徴です。また、紹介状や診断書などさまざまな文書をWordやExcel形式で作成することで、効率的に書状作成ができるでしょう。

m-KARTEの比較ポイント

  • オンラインレセプト請求ができる
  • 直感的でわかりやすい操作性
  • リモートメンテナンスでサポート

製品情報

レセコン オンライン
カルテ作成サポート テンプレート、シェーマなど
文書作成サポート あり
その他機能 過去カルテの検索、レセプト管理業務
連携可能範囲 透析連携、画像システム連携
推奨環境 要問い合わせ
サポート体制 リモートメンテナンス
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

ヒューマンかるてESR|三栄メディシス株式会社

三栄メディシス株式会社

出典:ヒューマンかるてESR https://www.s-cloud365.com/

ヒューマンかるてESRは、紙カルテをスキャナで取り込むだけで、データ化できる電子カルテです。完全なデジタル化に抵抗がある場合でも、紙カルテをそのまま利用できるので安心して導入ができるでしょう。また、過去のカルテを全てデータ化することで検索性にも優れ、すぐに目的の情報を手に入れることができます。

ヒューマンかるてESRの比較ポイント

  • 連続スキャン搭載で、過去のカルテをまとめて取り込める
  • 取り込んだカルテは原本として取扱可能
  • モバイルパソコンを持ち出して往診先で閲覧ができる

製品情報

レセコン カルナート、ORCA
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート あり
その他機能 スキャン機能、検索機能
連携可能範囲 要問い合わせ
推奨環境 Intel Core i5 以上
サポート体制 電話
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

MegaOak/is|NEC

NEC

出典:MegaOak/is https://jpn.nec.com/medical_healthcare/solution/is/index.html

MegaOak/iSは、連絡事項や通知などの情報を一目で確認できるようになっているため、医師や看護師などが円滑に業務が行える電子カルテシステムです。大規模病院になると医療スタッフの人数が増えて業務が複雑化し、一人ひとりの負担も大きくなるでしょう。一目で情報を確認できることで、効率的な業務の遂行とチーム力の強化につなげることが可能です。

MegaOak/isの比較ポイント

  • 医師からの指示が見やすいレイアウトで看護師に使いやすい設計
  • 医療機関全体の情報共有プラットフォームとして活用ができる
  • 多職種連携を支援する仕組み

製品情報

レセコン 要問い合わせ
カルテ作成サポート テンプレート作成機能
文書作成サポート あり
その他機能 カレンダー形式でのオーダー情報入力
連携可能範囲 医療事務・DPCシステム
推奨環境 要問い合わせ
サポート体制 24時間365日対応のコールセンターサービス
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

ドクターソフト|京葉電子工業

京葉電子工業

出典:ドクターソフト https://keiyo.biz/service/doctor/

ドクターソフトは、レセプト機能を装備した導入費用をおさえられる電子カルテシステムです。ミニオーダリングシステムが搭載されており、患者さんの来院状況、待ち状況などをモニターすることができます。また、使用機器や内部データはオープンシステムなので、さまざまなシステムと連携が可能です。

ドクターソフトの比較ポイント

  • カレンダー表示のまま入力ができる
  • ミニオーダリングシステムで患者さんの待ち時間がわかる
  • ドクターソフトから、ボタン一つで医療文書を作成

製品情報

レセコン 一体型
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート 文書作成ツール
その他機能 ミニオーダリングシステム
連携可能範囲 要問い合わせ
推奨環境 WindowsOS
サポート体制 リモートによる遠隔保守、電話サポート
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

アイメッツ eyemet’s|有限会社ファーストメディカル

有限会社ファーストメディカル

出典:アイメッツ eyemet’s http://first-medical.jp/systemproducts

アイメッツは、電子カルテと画像ファイリング機能が一体化した、眼科専用のトータルシステムです。運用スタイルに合わせて画面を自由にカスタマイズすることができ、ストレスなくカルテ記載を行えます。シンプルで直感的に操作できるため、代診で初めて利用する医師でも問題なく使いこなせるでしょう。

アイメッツ eyemet’sの比較ポイント

  • シェーマでは筆圧感知機能に対応
  • リモートメンテナンスで緊急時の対応も可能
  • 初めて使う医師でもすぐに使いこなせるシステム設計

製品情報

レセコン ORCA
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート あり
その他機能 手術管理システム、待ち順表示システム
連携可能範囲 要問い合わせ
推奨環境 Windows
サポート体制 リモートメンテナンス
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

Medius CL|株式会社ビーライン

株式会社ビーライン

出典:Medius CL https://www.beeline.co.jp/products/MediusCl

Medius CLは、わかりやすい画面レイアウトと少ない操作で利用できる電子カルテです。300種類以上の検査テンプレート、500種類以上のシェーマといった豊富な選択肢の中から使うことができます。また、コールセンターを設置しているので、トラブルや質問などに対応できるサポート体制も整っています。

Medius CLの比較ポイント

  • 紙カルテで必要な費用の削減が可能
  • 専門スタッフによるリモート点検
  • Webブラウザ利用でタブレット使用も可能

製品情報

レセコン 要問い合わせ
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート あり
その他機能 チャット機能、処方アシスト機能
連携可能範囲 要問い合わせ
推奨環境 Microsoft Windows Server 2016 Standard
サポート体制 コールセンター
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

Medius Plus|株式会社ビーライン

株式会社ビーライン

出典:株式会社ビーライン https://www.beeline.co.jp/products/MediusPlus/

眼科受付を行うと自動でオーダーシートが発行され、眼科検査をスムーズに行えます。その日に行う検査指示やアレルギー・禁忌薬剤等の情報も詳しく記載されているため、医療ミスを未然に防止。システム内には、大学病院でも使用実績のある豊富な検査テンプレートが用意されています。iPad画面からの入力もできるため、手軽な運用が可能です。チャット機能も搭載されており、急な伝達事項は素早く共有できます。

株式会社ビーラインの比較ポイント

  • 眼科受付を行うとオーダーシートが自動発行
  • 検査指示やアレルギー情報などが記載されており、ミスが起きにくい
  • 大学病院でも使用実績がある検査テンプレートが豊富

製品情報

レセコン 要問い合わせ
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート あり
その他機能 My Room、チャット機能
連携可能範囲 HIS
推奨環境 Microsoft Windows Server 2016 Standard
サポート体制 電話、リモート
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

NAVIS®-CL|株式会社ニデック

株式会社ニデック

出典:株式会社ニデック https://www.nidek.co.jp/products/

紙カルテのイメージに近い画面設定を採用しています。筆圧感知タブレットを使うことで手書き感覚で所見を記載でき、紙カルテからの移行障壁を低減。眼科に欠かせないスケッチで利用する下絵の種類も豊富です。日医標準レセプトソフトを採用しており、使いやすくスピーディーな処理を実現しています。診察終了後にすべての診療内容が自動的に会計に反映されるため、転記は不要でコスト漏れもありません。

株式会社ニデックの比較ポイント

  • 紙カルテのイメージに限りなく近い画面設計
  • 筆圧感知タブレットを使い、手書き感覚で所見を記載
  • 使いやすい日医標準レセプトソフトを採用

製品情報

レセコン ORCA
カルテ作成サポート 要問い合わせ
文書作成サポート 要問い合わせ
その他機能 手術管理ソフト、視野予測ソフト、統計分析システム、保険証リーダーソフト、オンラインレセユニット
連携可能範囲 要問い合わせ
推奨環境 要問い合わせ
サポート体制 専用サポートセンター、エンジニアによるサポート体制
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

Live|株式会社ライブワークス

株式会社ライブワークス

出典:Live https://www.liveworks.co.jp/live

Liveは、精神科病院のプロジェクトに長年従事したチームが開発した、電子カルテです。最新のWeb技術を取り入れ、普段インターネットを利用するスタッフがすぐに使える操作感を実現しています。また、精神科病院に最適な文書テンプレや帳票などを標準装備しており、短時間での導入が可能です。

Liveの比較ポイント

  • 精神科医療に特化したシステム構成で業務の効率化につながる
  • 最新のWeb技術で見やすく使いやすいシステム
  • Internet ExplorerやFirefoxなどブラウザを選ばない

製品情報

レセコン Medicom-HSi
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート あり
その他機能 オーダ歴画面、ライフビュー画面
連携可能範囲 要問い合わせ
推奨環境 インターネット環境
サポート体制 メール、電話
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

MEDIC EHR/P|京セラコミュニケーションシステム株式会社

京セラコミュニケーションシステム株式会社

出典:京セラコミュニケーションシステム株式会社 https://www.kccs.co.jp/ict/service/medicehrp/

画面構成や一連の流れが統一されているため、仕組みが理解できれば比較的早く操作方法を身に着けられます。カルテの画面上に必要な項目は全て配置されているため、複数ページを往復する手間もありません。精神療法・適応病名・処方・書類作成期限などのチェック機能を設定することで、算定や届け出もれを防止。豊富なテンプレートが取り揃えられており、スムーズな文章作成を行えます。

京セラコミュニケーションシステム株式会社の比較ポイント

  • 画面構成や操作の流れが統一されており、スムーズに扱える
  • カルテの画面上に必要な情報を集約
  • カルテ作成時に必要な情報のチェック機能を設定することで算定ミスを防止

製品情報

レセコン 要問い合わせ
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート あり
その他機能 患者情報管理、オーダー・記録、看護支援・相談・部門
連携可能範囲 要問い合わせ
推奨環境 電子カルテサーバー:Red Hat Enterprise Linux 8 プリントサーバーおよび医事インターフェースサーバー:Windows Server 2019 クライアント:Windows® 10 Pro(64bit)
サポート体制 電話、Web
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

HAL9フリー(ハルクフリー)|株式会社MEC

株式会社MEC

出典:株式会社MEC https://mec2018.co.jp/hal9/index.html

病院やクリニックの規模・特徴に合わせて、システムの導入範囲を選択できます。予算や計画に合わせたカスタマイズも可能なので、無駄のない運用が実現可能です。レセコンはORCAを標準装備していますが、システムによっては既存との連携もできます。通信環境は、クラウドとオンプレのどちらにも対応できるハイブリッドタイプ。診察記事や書類作成などは、キーボードを使わずマウスだけで操作できます。

株式会社MECの比較ポイント

  • クリニックの規模や予算に応じたシステムの導入・カスタマイズが可能
  • レセコンはORCAを標準装備
  • 状況に応じてオンプレ・クラウドどちらでも対応できる

製品情報

レセコン ORCA
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート あり
その他機能 受付予約、患者登録
連携可能範囲 デイケアシステム、作業療法システム。訪問看護システム
推奨環境 Windows
サポート体制 電話、メール、チャット、遠隔接続
基本月額 50,000円~
初期費用 500,000円~

Opt.one3|株式会社オプテック

株式会社オプテック

出典:Opt.one3 https://ssl.opt-net.jp/index.php

Opt.one3は、人工知能による治療計画とカルテ作成をサポートするシステムが用意されています。クラウドコンピュータ上のAIによる探索結果から、患者さんに治療方法の候補を提示しながら治療を進めることができます。医師は、患者さんに画像や動画で説明し、エビデンスをカルテへ記入することができるので、患者さんも安心して治療を受けられるでしょう。

Opt.one3の比較ポイント

  • 保険証の記入漏れを自動チェック
  • 患者の情報を入力したカルテに、図や画像などを自動作成
  • 問診はiPadで簡単入力

製品情報

レセコン 一体型
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート あり
その他機能 SOAP式歯科衛生士業務記録
連携可能範囲 要問い合わせ
推奨環境 要問い合わせ
サポート体制 コールセンター
基本月額 親機28,600円
初期費用 親機1,900,000円

iQualte|株式会社プラネット

株式会社プラネット

出典:株式会社プラネット http://www.dentalx.jp/product/iqalte.html

iPadでカルテ作成から会計、レセプトまで幅広く活用できます。画面構成は1号・2号カルテと同様で、直感的な操作が可能です。ディスプレイが鮮やかなので、入力した文字はくっきりと表示されます。通常のiPad同様、指先での拡大も自由自在で文字の崩れもありません。カルテはもちろんのこと、予約情報や画像・歯周検査など患者様に関するあらゆるデータを紐づけて保存できます。

株式会社プラネットの比較ポイント

  • iPadでカルテ作成・会計・レセプトまで幅広く活用できる
  • 1号・2号カルテと同様の画面構成
  • カルテはもちろん予約情報や検査・診察情報などのデータを紐づけ保存

製品情報

レセコン 一体型
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート あり
その他機能 予約管理、来院履歴
連携可能範囲 Dental X[R]、Dental Hub
推奨環境 医院内LANが有線LANで構成されている
そのLAN環境がインターネットに常時接続している環境であること
iPadと接続可能なWi-Fiネットワーク(802.11a/g/n/ac 対応)があること
サポート体制 電話、リモート、サポートアプリ
基本月額 非会員:20,900円
会員:要問い合わせ
初期費用 0円~

WAVE fine EX|株式会社ヨシダ

株式会社ヨシダ

出典:株式会社ヨシダ https://www.yoshida-dental.co.jp/company/

要件を満たす構成であるSlim LANを購入することで、既存のPCを電子カルテとして利用できます。デスクトップとタブレットを使い分けたり、端末の増設も可能。現場に合わせた運用方法を実現できます。マスタの改定情報やプログラム更新は、電子カルテ起動時にインフォメーションウインドウで通知。最新情報をいち早くキャッチでき、かさばってしまう紙情報もスッキリまとめられます。

株式会社ヨシダの比較ポイント

  • Slim LAN購入で既存のPCやタブレットを利用できる
  • プログラム更新などの重要情報は電カル起動時に通知
  • 薬剤名を入力するだけで注意点や飲み合わせをチェック

製品情報

レセコン 一体型
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート あり
その他機能 薬剤相互作用チェック、電話CTI、予約システム連携
連携可能範囲 保険証リーダー、スマートスキャナ、自動精算機、予約システム
推奨環境 要問い合わせ
サポート体制 電話、メール、リモート、訪問
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

エフ・カルテット|株式会社ニューウェイブ

株式会社ニューウェイブ

出典:株式会社ニューウェイブ http://www.fkartet.com/

産婦人科医がデザインしたシステムなので、分かりやすい画面設計で直感的な入力が可能です。操作や視認性も優秀で診療スタイルに合わせた導入方法を選べるため、ストレスなく活用できるでしょう。連携できるレセコンが豊富な点も特徴です。生殖補助医療統合支援ツール「ARTsReco」と連携することで、管理できる情報量は多岐にわたります。

株式会社ニューウェイブの比較ポイント

  • 産婦人科医がデザインしたシステム
  • 産婦人科にとって分かりやすい画面設計で直感的に操作できる
  • 連携できるレセコンが豊富

製品情報

レセコン 日医標準レセプト / ORCA Project、メディコム / ウィーメックス、HOPE / 富士通
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート あり
その他機能 エコー画像&成長曲線、妊娠カレンダー&健診カード、病棟マップ、パルトグラム、入院オーダー
連携可能範囲 超音波診断装置、分娩監視装置、血圧計・体重計、スポットチェックモニタ、院内検査(血球・尿・血液ガス)、予約システム、外注検査、生命保険診断書、回診アプリ、生殖補助医療統合支援ツール「ARTsReco(アーツレコ)」
推奨環境 要問い合わせ
サポート体制 電話、リモート
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

ハローベイビープログラム|株式会社ミトラ

株式会社ミトラ

出典:株式会社ミトラ https://www.mitla.co.jp/business/hello-baby-program/

カルテは、産婦人科で行われる妊婦検診や保健指導などの情報を記録できるよう設計されています。プレグノグラム、パルトグラムなどの産科特有の形式もシステム化。従来の紙カルテと大差なく使用できます。超音波診断装置・PACS・セントラルモニタなどとも連携でき、利便性の高いシステムとして利用可能。従来のシステムで起こりやすい診察情報の重複入力や、記載漏れも防止します。

株式会社ミトラの比較ポイント

  • プレグノグラム、パルトグラムなどの形式もシステム化
  • 超音波診断装置・PACS・セントラルモニタなどと連携可能
  • スムーズな連携により診察情報の重複入力や記載漏れを防止

製品情報

レセコン 要問い合わせ
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート あり
その他機能 要問い合わせ
連携可能範囲
推奨環境 要問い合わせ
サポート体制 リモート
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

HyMarks Maternity (産科・婦人科)|株式会社マックスシステム

株式会社マックスシステム

出典:株式会社マックスシステム https://macs-s-co-jp.prm-ssl.jp/product/category/emRecords_mat.html

問診を基にした情報は、自動的にSOAPへ転記してくれます。同時に、症状に合ったオーダメイド医療や検体検査結果の転記はマウス操作で簡単に選択可能。記載する手間が省け、効率良く診察を進められます。パルトグラムは入力値から自動計算し、フリードマン曲線や異常値をリアルタイムで表示。手書きよりもスムーズで、時間帯ごとの看護記録の入力も分かりやすく管理できます。

株式会社マックスシステムの比較ポイント

  • 問診の情報を基にSOAPへ自動的に転記
  • 症状に合ったオーダメイド医療が表示されるので、簡単に選択できる
  • パルトグラムは入力値から自動生成

製品情報

レセコン 要問い合わせ
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート 要問い合わせ
その他機能 小児熱計表管理、出産予定日カレンダー、ビショップスコア計算
連携可能範囲 外来バースプラン
推奨環境 要問い合わせ
サポート体制 メール
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

Zaitak Karte|アイソル

アイソル

出典:アイソル https://www.ai-sol.jp/

インターネット環境さえあれば、いつ・どこでもさまざまなデバイスからアクセス可能です。緊急を要する場合、文書や紹介状・処方箋などの書類はインターネットFAXで送信できます。オプションのTeam Karteを利用することで、地域の多業種同士のリアルタイムな情報共有がスムーズです。複数医療機関でのグループ診察としての利用もできます。

アイソルの比較ポイント

  • インターネット環境があればいつ・どこで・どんなデバイスからでもアクセス可能
  • Team Karteを利用すれば多業種同士でリアルタイムな情報共有ができる
  • 複数の医療機関でのグループ診察も行える

製品情報

レセコン 要問い合わせ
カルテ作成サポート あり
文書作成サポート あり
その他機能 訪問スケジュール管理
連携可能範囲 予約システム、画像ファイリング、Team Karte、インターネットFAX
推奨環境 要問い合わせ
サポート体制 リモート
基本月額 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ

CLIPLA ENT|株式会社クリプラ

株式会社クリプラ

出典:株式会社クリプラ https://clipla.jp/ent/
基本月額 要問合わせ
初期費用 要問合わせ
提供形態 クラウド型
レセコン クラウド型レセコン連携
セキュリティ AWSのクラウドサービスを利用
シェア 要問合わせ
連携可能範囲 予約システム、Web問診システム、自動積算機、自動釣銭機等各種システムとの連携が可能
推奨環境 Google Chrome※最新版が動作するWindows、Macのパソコンが必要
サポート体制 お客様サポート窓口 月曜日~金曜日:午前9時30分から18時、土曜日:9時30分から13時30分

CLIPLA ENTの比較ポイント

  • 業界初の耳鼻咽喉科専用電子カルテ
  • 画像ファイリングシステムで実績あるスリーゼット社『EZCap』と連携
  • 基本シェーマ画像を無料で提供

CLIPLA ENTは、耳鼻咽喉科向けのクラウド電子カルテです。株式会社クリプラが提供する、業界初となる耳鼻咽喉科専用クラウド電子カルテです。耳鼻咽喉科の検査結果を記録するためのテンプレートが用意されているほか、スリーゼット社の画像診断システム「EZCap」と連携しています。耳鼻咽喉科の診療を効率的かつ安全に行うために必要な機能を満たしています。

i-MEDIC Plus ++|株式会社レゾナ

株式会社レゾナ

出典:株式会社レゾナ https://www.imedic-plus.com/
基本月額 要問合せ
初期費用 要問合せ
提供形態 クラウド型
レセコン レセコンメーカーとの打ち合わせが必要
セキュリティ 要問合せ
シェア データなし
連携可能範囲 要問い合わせ
推奨環境 Windows 10以降
サポート体制 レゾナサポートセンター

i-MEDIC Plus ++の比較ポイント

  • 医療・介護を統合管理
  • 法人内サービス稼働管理
  • 地域包括ケアシステムの構築に貢献

「i-MEDIC Plus ++」は、株式会社レゾナが提供する、医療と介護を統合したシステムです。医療・介護の情報をひとつのシステムで管理することで、患者・利用者の生涯にわたる支援を実現します。

医療と介護の情報を統合管理することで、患者・利用者の情報を一元的に把握することができます。法人内サービス稼働管理では、病棟・施設の稼働状況を把握することができます。これにより、患者・利用者のニーズに応じたサービス提供の調整が可能になります。 地域包括ケアシステムの構築に貢献するシステムとして、注目されています。

ヘルス×ライフカルテ|勤次郎株式会社

勤次郎株式会社

出典:勤次郎株式会社 https://karte.kinjiro-e.com/cms/
基本月額 病院:535,000円~
クリニック:19,000円~
初期費用 無料
提供形態 クラウド型
レセコン 日医標準レセプトソフト(WebORCA) と連携
セキュリティ ISO 27001取得
シェア データなし
連携可能範囲 PHRアプリ「ヘルス×ライフ」と連携
推奨環境 【OS】 Windows10
【ブラウザ】 Chrome(オンライン診療利用時)
【ディスプレイ】 フルHD(1920×1080)以上を推奨
サポート体制 ZoomやSkypeを用いたオンラインデモや対面デモに対応

ヘルス×ライフカルテの比較ポイント

  • 短期導入
  • Webによる予約・問診・オンライン診療にも対応
  • 3省2ガイドラインに準拠、ISO 27001も取得

ヘルス×ライフカルテは、勤次郎株式会社が提供するクラウド型電子カルテシステムです。 PHRアプリ「ヘルス×ライフ」を患者にご利用いただくことで、患者同意のもと連携される日々の運動記録、バイタル情報、身体測定情報、ワクチン接種情報とカルテの情報を合わせて管理し、参照しながら診察が可能です。コストを抑えながら、業務効率化やセキュリティ性、患者サービスの充実を実現したい医療機関に最適な電子カルテシステムです。

まとめ

ここまで、電子カルテのおすすめメーカー、選び方や導入メリットを網羅的に紹介してきました。

電子カルテは、コスト面や導入に時間がかかるなどの理由から、病院でしか普及していませんでした。しかし、クラウド型電子カルテの登場により、中小規模病院やクリニックなどでも導入が進んでいます。国も2030年までに全ての医療機関で電子カルテを導入することを公言するなど、普及が進むのは間違いありません。

医療機関の基幹システムである電子カルテだけでなく、それに紐づく多様なシステムの普及が進むことで、医療機関の業務効率化・患者の受診体験の向上が見込まれます。

今回ご紹介した電子カルテの選び方を参考にし、自施設に適した製品を導入してみてはいかがでしょうか。

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中小企業診断士
セカンドラボ株式会社 PR Solution Div.
URL:https://note.com/2ndlabo/n/n949eaa3e9d69

北海道大学を卒業後、医療機器の営業として6年間勤務。外科、整形外科、泌尿器科領域を中心に民間・国公立の病院を担当。2020年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療福祉施設の課題解決プラットフォーム「2ndLabo」にて各種ITツール、医療機器の導入支援、クリニック開業支援に従事。

2ndLaboのサービスを通じて、これまで1,000件を超えるサービス導入支援・開業支援を担当。得意分野は、電子カルテ、介護ソフト、各種医療機器。

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