クリニック・歯科の内装業者おすすめ10選｜注意点も解説

クリニック・歯科の内装業者の選び方

ここでは、さまざまな内装業者があるなかで、何を比較して選べばいいのかを4つのポイントに絞って説明します。

内装業者を選ぶ際は、以下の4点を意識して依頼するようにしましょう。

• 医療機関向け実績
• 企画～施工まで一気通貫かどうか
• 自院の雰囲気と合っているかどうか
• 提案された費用は？

なかでも、医療介護施設での依頼実績がある会社を選ぶのは重要です。業界の理解度が高いため、集患向上や患者ファーストのデザインを提案してくれます。

医療機関向け実績

内装・リフォーム業者は数多くありますが、医療・介護向けに専門的な依頼を受けている業者は意外と少ないです。 とはいえ、医療・介護施設の内装を手掛けた実績がある信頼できる業者はいくつかあります。 自院の内装を依頼する際は、医療機関やクリニックでの実績がある業者を選ぶようにしましょう。

たとえば

• ミサワホーム株式会社
• メディカルデザイン
• タカラベルモント株式会社

企画～施工まで一気通貫かどうか

設計のみを請け負っている業者もあるため、どこまで対応してもらえるのかは事前に確認するようにしましょう。分離発注となると、どうしても時間や手間がかかってしまいます。

ひとつの業者に設計から施工を一貫して依頼できれば、意図がダイレクトに施工者に伝わるので、イメージ通りのデザインに仕上がりやすいです。

• 株式会社サンリット建設
• タカラベルモント株式会社

は、設計から施工まで一気通貫で依頼に対応していますので、時間と手間をかけたくない場合は、依頼を検討してみるといいでしょう。

自院の雰囲気と合っているかどうか

基本的に、内装のデザインは業者にイメージを伝えて、そのイメージに沿って設計・施工します。 しかし、どうしても業者や設計者ごとの個性や偏りが出てしまいがちです。

自院の雰囲気や目指したい理想像があると思いますので、各企業の実績を見て、自院が目指すイメージと合っているかどうかは確認しておく必要があるでしょう。

提案された費用は？

各業者から提案を受けるなかで、提案された費用が相場とマッチしているかどうかはしっかりと確認しましょう。クリニックの内装工事においては、坪単価40万円前後が相場と言われています。もちろん、オプションを追加した場合、費用は大きく変動するのでひとつの参考として覚えておいてください。

初めて内装依頼をする際、1社だけに決めて相談してしまいがちです。しかしこの場合、業者が見積もりを釣り上げて、高い値段を提示してくるケースがあります。 このような事態を避けるためには、相見積もりをとるといいです。

各業者の見積もりをすれば、提案された費用が適正かどうかを確認できます。 また、相見積もりをとれば費用をおさえるのも可能なので、多少の手間と時間はかかりますがしっかりと確認しておいたほうがいいでしょう。

おすすめのクリニック・歯科の内装業者10選

ここでは、クリニック・歯科の内装業者おすすめ7選を紹介していきます。各業者さまざまな特長があるので説明した選定時のポイントを考慮した上で、依頼する際の参考にしてみてください。

クリニック・歯科における内装のポイントは？

ここでは、クリニック・歯科における内装のポイントについて説明します。

ポイントは以下の3点です。

• レイアウトの工夫
• 「患者のための空間」を意識
• 診療科ごとのイメージも意識する

まずは、この3点をしっかりとおさえましょう

レイアウトの工夫

院内の内装においては

• 待合室
• 受付
• 診察室

など、各スペースごとに気を付けるべきポイントがあります。

たとえば、受付の場合、レイアウト次第で作業効率が大きく変わるのでスムーズに作業ができるように工夫する必要があるでしょう。女性スタッフが多い場合は、受付カウンターや棚の高さも考慮するべきポイントです。

同じように、待合室は患者が過ごしやすいように、診察室は作業や診察が行ないやすいようにする必要があります。また、どのスペースでも照明の明るさに配慮するようにしましょう。院内の広さや構造などによってレイアウトは変わりますが、このような考え方を持っておくと内装業者へ依頼する際に役立ちます。

「患者のための空間」を意識

院内の内装において、患者ファーストの空間作りは基本であり、清潔感と居心地の良さは大前提です。新型コロナウイルスの影響も考慮して、衛生面にも細心の注意を払う必要があるでしょう。

その他、圧迫感のない空間作りをするのも重要です。 たとえば、車いすを使用する患者が多い場合、車いす用の待合スペースがなければ待合室が窮屈になってしまいます。患者も居心地の悪さを感じてしまうでしょう。 また、車いすの患者が多ければ、診察室やトイレのドアはスライド式が望ましいです。

• 清潔感
• 居心地の良さ
• 衛生面
• 圧迫感

これらの要素を患者ファーストの意識で作れば、再診率の向上が期待できます。

診療科ごとのイメージも意識する

診療科ごとに来院する患者の層は異なります。そのため、それぞれの科の患者層を意識してイメージする必要があるでしょう。たとえば、内科や皮膚科と美容系クリニックでは適した内装が異なるのは明らかです。心療内科や精神科であれば、待合室の患者同士の距離や向きには十分配慮するべきでしょう。

小児科なら子どもが過ごしやすいようにキッズスペースを設けたり、皮膚科のように診察室の壁が汚れやすい傾向にある場合は、清掃しやすい素材を選んだりする必要があります。

クリニックの内装のポイントについてはおすすめクリニック内装業者を比較｜内装のポイントや費用相場まででも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

クリニックの内装デザインでの注意点

ここでは、クリニックの内装デザインを設計者と検討していく上で注意しておくべき点を説明します。

• 各種法令への対応
• 患者のプライバシーの確保

の2点を、最低限おさえておけば依頼する際に役立つでしょう。

各種法令への対応

医療機関での実績が十分な業者は問題ありませんが、そうではない場合、以下の法令は依頼する側が把握しておく必要があります。

医療法施行規則

診療所の構造設備などの基準をクリアしていなければなりません。

建築基準法

建物の敷地・設備・用途・構造の基準となる条件があります。

バリアフリー法

車いすを利用する患者のためにエレベーター内に鏡を取り付けたり、駐車場に車いす患者用のスペースを確保したりしなければなりません。

これらの法令の枠から外れていないかどうかの確認は、しっかりと事前に行なうようにしましょう。

患者のプライバシーの確保

診察室の声や音が待合室に聞こえていると、患者側は安心して受診しづらい雰囲気になってしまいます。各個室をドアで仕切り、天井までふさぐ仕様にすれば音が漏れたり声が聞こえてきたりする心配はありません。患者のプライバシーが守られるので、安心して受診できるようになります。

このような、患者のプライバシー確保は重要なので、しっかりと対策を行なうようにしましょう。

クリニックの内装の注意事項についてはおすすめクリニック内装業者を比較｜内装のポイントや費用相場まででも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

まとめ

クリニックや歯科の内装は、レイアウトの工夫をしたり患者のための空間を意識したりする必要があります。また、自院のイメージを形にするためには、業者のデザイン力や提案力が重要です。

今回の記事で説明した、内装のポイントや業者選定時の注意点をおさえた上で依頼をすれば、きっと自院にマッチした内装業者が見つかるでしょう。おすすめ10選のなかに気になる業者がある場合は、一度相談してみてください。

よくある質問

何社も相見積もりをとってもいいのでしょうか

基本的に、複数社から相見積もりをとっても問題ありません。 複数社から提案を受けたほうが、結果的に費用を抑えられたり選択肢が広がったりします。

納期はどのくらいでしょうか？

内装の打ち合わせから、提案を受けて着工まで約3〜6ヶ月程度です。デザインや広さによって前後しますが、内装工事自体は1週間〜2ヶ月程度かかります。

地方ですが対応可能ですか？

対応可能な業者は多数あるので心配ありません。気になる業者があった場合は、対応可能エリアかどうかを確認するようにしましょう。