クリニックの開院は、医師にとって大きなステップです。長年の夢を叶え、ようやくクリニック開院を実現した医師もいることでしょう。開院祝いにはぜひ喜んでもらえる贈り物を選びたいところです。
クリニックの開院祝いを何にしようかとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
現在、上記のようなお悩みをお持ちでしたら、ぜひとも私たち「2ndLabo」にご相談ください。開業に必要な情報をまとめた業界最大級の独自データベースとコンシェルジュの知見で開業準備、そして開業成功に向け伴走いたします。
相談は無料です。コンサルティング会社を複数比較したい、開業準備や計画に対するアドバイスが欲しいなど、何でもお気軽にお問い合わせください。
特典資料「時期別!クリニック開業までのやることリスト全まとめ」もプレゼント中です。
開院祝いの贈り物を選ぶ際、最も重要なのは相手のことを思う気持ちです。開院祝いに正解はありません。なぜなら、贈り物を受け取る先生によって、喜ぶ物は異なるからです。
たとえば、先生によっては物よりも現金や商品券がありがたいと思う人もいます。特に開院後は何かと物入りなので、現金や商品券をもらって困る先生はいないはずです。しかし、せっかくなら形に残るものを贈りたいと考える人もいるでしょう。
もし物を贈りたいのであれば、相手が喜ぶアイテムを選ぶ必要があります。クリニックを開院する先生が、何をもらったら喜ぶのかをじっくり考えて選びましょう。その気持ちや時間こそが、一番の開院祝いになるはずです。
当記事では、失敗リスクの少ない開院祝いのアイテムをご紹介していきます。ただし、あくまでも無難な贈り物例になるため、先生との関係性も考えながら選ぶようにしましょう。
開院祝いにはマナーがあるので、恥をかかないためにも事前に知っておく必要があります。ここからは、開院祝いのマナーについて、詳しく解説していきますので参考にしてください。
まずは、開院祝いを贈るタイミングについての注意点です。一般的には開院予定日の1週間前から前日までに届くように、贈り物を手配するのがマナーです。
ただし、例外もあります。たとえば、開院前のクリニック内覧会に招待された場合は、その時に開院祝いを持って参加しましょう。また、花などの生ものは傷みやすいので、開院当日の午前中に届けるのがおすすめです。開院当日はバタバタしていることも多いので、届く時間には配慮しましょう。
贈り物の包み方にもマナーがあります。贈る物によって包み方は異なりますが、現金を贈る場合には紅白の蝶結びの祝儀袋を使用しましょう。商品券や品物であれば、紅白の蝶結びののしをかけて渡します。胡蝶蘭などの花や観葉植物を贈る際には、鉢にラッピングをしたうえで木製の立札を付けましょう。
どの場合にも、表書きには「御祝」または「御開院御祝」とします。「御開院祝」は4文字で語呂が悪いので、必ず「御開院御祝」とするようにしましょう。
最後は開院祝いのメッセ―ジについてです。メッセージは必ずしも付けなければならないというわけではありませんが、付けることでよりお祝いの気持ちが伝わります。特に手渡しではなく郵送する場合は、メッセージを付けるのがおすすめです。
メッセージは先生との関係性によっても変わってきます。たとえば、取引先の先生の場合は丁寧な文章が求められます。しかし、身内や仲の良い友人であれば、堅苦しい言葉よりも心のこもった温かいメッセージの方が喜ばれるでしょう。
開院祝いの相場は10,000円~30,000円程度です。特に大事な相手に贈る場合でも、50,000円までに抑えるようにしましょう。反対にちょっとした気持ちとして贈りたいのであれば、アレンジメントとお菓子のセットなども喜ばれます。
開院祝いは高価すぎても相手に気を使わせてしまいますし、安すぎると相手に失礼です。恥をかかないよう、相手との関係性を考えながら適切な相場で贈り物を選ぶようにしましょう。
ここからは、開院祝いにおすすめのアイテムを8つご紹介していきます。それぞれのアイテムを選ぶ際の注意点やマナーもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
胡蝶蘭などの花は、開院祝いの定番アイテムです。華やかでインパクトがあるので、新しい門出にぴったりでしょう。特に胡蝶蘭は香りや花粉が少ないので、クリニックなどの医療施設にも適しています。
また、「お店が根付く」という意味でも、鉢植えの胡蝶蘭は開院祝いとして喜ばれるアイテムです。ただし、胡蝶蘭は置くスペースが必要なので、大きなものを贈りたい場合はあらかじめ十分なスペースがあるかどうかを確認しておくようにしましょう。
次のおすすめは「果物」です。クリニックを開院したばかりの時は、何かと忙しくスタッフもバタバタしています。果物であれば休憩時間にスタッフ皆で分け合えるので、ブレイクタイムにぴったりの贈り物になるでしょう。
また、単品も良いですが、果物の詰め合わせであれば見た目も華やかでおしゃれなプレゼントになります。普段、自分では買わないような新鮮なフルーツを詰め合わせた、贅沢なギフトを贈りましょう。
「お菓子」は消えものなので、贈る方も受け取る方もそれほど気を使わないのがメリットです。また、お菓子と一緒にコーヒーや紅茶をセットにして贈ると、休憩時間にスタッフ全員で楽しむことができるでしょう。
お菓子を選ぶ際には、なるべく日持ちのするものを選ぶようにしてください。また、従業員全員が楽しめるよう、できるだけ数の多いギフトを選ぶことがおすすめです。
「観葉植物」も、定番の開院祝いアイテムです。世話が簡単で、受付や待合室に置いて置けるものであれば、きっと開院祝いとして喜んでもらえるでしょう。さらに、観葉植物には空気清浄効果があるので、クリニックに置くアイテムとしてもおすすめです。
ただし、クリニックの雰囲気に合わない観葉植物は避けるようにしましょう。また、大きすぎる観葉植物は、かえって迷惑になることもあるので注意が必要です。
「空気清浄機」もおすすめの開院祝いの贈り物です。クリニックにおいて、感染対策は必要不可欠です。感染対策に一役買ってくれる空気清浄機であれば、何台あっても困ることはありません。
ただし、空気清浄機を選ぶ際には、できるだけコンパクトなものを選ぶようにしましょう。また、どのようなインテリアにも馴染むよう、白や黒といった定番のカラーを選ぶこともポイントです。
意外に思われるかもしれませんが、食器やグラスも贈り物として人気のアイテムです。消耗品である食器やグラスは、もらって困ることはありません。自宅で使ってもよし、クリニックで使ってもよしのシンプルなデザインの食器やグラスを選ぶようにしましょう。
あまりにも奇抜なデザインの食器やグラスは、好みに合わない可能性もあります。色やデザインはできるだけ定番のものがおすすめです。
最近では「贈答品カタログ」も贈り物として人気があります。特に若い人には、好きな物を選べるカタログギフトが人気です。予算に応じてカタログを選べるのも、メリットといえるでしょう。
ただし、高齢者の中にはカタログギフトを「冷たい」「味気ない」と感じる人もいます。相手の年齢や関係性に合わせて、カタログギフトを贈るようにしましょう。
最後は現金をご祝儀として贈るという方法です。開院には大きな費用がかかるので、現金でのご祝儀はありがたいと感じる人も多いことでしょう。ただし、現金は品物以上に失礼のないようにする必要があるでしょう。現金は祝儀袋に入れ、袱紗に入れて持参します。のし袋は紅白の蝶結びが付いたものを選ぶようにしましょう。
ここからは、開院祝いの贈り物でやってはいけないことを解説していきます。気持ちが大事なので正解はありませんが、マナー違反にならないようにダメな点を抑えておくようにしましょう。
まずは、赤い物や火を連想させるものです。たとえば、灰皿やマッチ、ライター、キャンドル、ストーブ、お香などは火事を連想させるので避けた方が良いでしょう。
また、赤いものは「赤字」を連想させるのでNGとされています。たとえば、胡蝶蘭やアレンジメントなどを選ぶ際にも、赤いカラーは避けるようにしましょう。赤色の文房具やインテリアも贈り物としては適していません。
「足で踏むもの」も、開院祝いの贈り物としては避けた方が良いアイテムです。たとえば、靴下や靴、スリッパ、玄関マットなどが足で踏むアイテムとして挙げられます。足で踏むアイテムは「踏みつける」という行為を連想させるからです。同じく「下着」も「下」が付いているのでタブーとされています。
特に目上の方に贈ることで、「失礼」「無礼」と感じさせる可能性があるので注意が必要です。靴下などは消耗品なので重宝されそうに思われがちですが、恥をかかないためにも避けるようにしましょう。
最後は「語呂が悪いもの」です。日本では昔から語呂が重要視されてきました。たとえば、櫛は「苦」「死」などを連想させると言われています。特にクリニックの開院祝いでは、嫌がる人も多いので注意しましょう。
また、ハンカチは「手巾(てぎれ)」と書くことがあります。「手切れ」を連想させるうえに、日本では亡くなった方の顔に白いハンカチをかける習わしがあるので、大事な相手には贈らない方が良いでしょう。
クリニックの開院祝いにおすすめのアイテムや、贈る際の注意点を解説してきました。クリニックの開院は医師にとって新しい門出となるため、喜んでもらえるアイテムを贈るようにしましょう。
ただし、開院祝いにはさまざまなマナーがあります。贈るタイミングや金額、包み方など一般的なマナーを知っておくことで、恥をかかないようにしましょう。お祝いを選ぶ際に最も重要なのは、相手を想う気持ちです。心からお祝いしたいという気持ちで選べば、きっと喜んでもらえるでしょう。
現在、上記のようなお悩みをお持ちでしたら、ぜひとも私たち「2ndLabo」にご相談ください。開業に必要な情報をまとめた業界最大級の独自データベースとコンシェルジュの知見で開業準備、そして開業成功に向け伴走いたします。
相談は無料です。コンサルティング会社を複数比較したい、開業準備や計画に対するアドバイスが欲しいなど、何でもお気軽にお問い合わせください。
特典資料「時期別!クリニック開業までのやることリスト全まとめ」もプレゼント中です。