クリニック開業の備品は、医療サービスの質や患者満足度に大きく影響します。本記事では、クリニック開業に必要な備品を診療室やスタッフルームなど場所別にご紹介します。また、購入方法や注意点についても解説します。
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まずは具体的な備品リストを見ていきましょう。クリニック内の部屋別に分けて、それぞれ紹介していきます。
診察室で必要な備品のリストは以下の通りです。
包帯・ガーゼといった衛生備品はクリニックに欠かせません。毎日使用するものなので、まとめて購入しておくといいでしょう。
クリニックは常に感染リスクが伴います。そのため、消毒器具だけではなく、マスクや手袋といった感染予防品も必須です。感染症が流行すると消毒器具が不足する可能性があるため、こちらもある程度まとめて準備しておくといいでしょう。
その他、聴診器や診察机は患者を診察する際に必ず使用します。診察机や椅子はさまざまなデザインがあるので、クリニックの雰囲気に合ったものを選ぶのがおすすめです。
受付・待合室・玄関で必要な備品のリストは以下の通りです。
診察券で受付を行う場合は、受付に診察券入れを設置する必要があります。患者が来院したときに、一目でわかるようなデザインのものがおすすめです。
また、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、診察前に体温を測るクリニックが多くなっています。そのため、体温計も必要です。
その他の備品もクリニックの雰囲気に合ったものを選んで、統一感が出るようにするといいでしょう。
物件選びや開業手続きなど、多忙な中でもタイミングよく備品を揃えていく必要があります。開業直前は特にバタバタするため、開業の2か月前くらいには必要な備品をリストアップしておくといいです。その際、業務に必要なものだけではなく、患者目線で必要な備品を考えるようにしましょう。
クリニック開業までのスケジュールについてはクリニック開業の流れを徹底解説|時期別のやることリスト・成功に大切なポイントでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
ここでは、クリニック開業での備品選びのポイントを解説していきます。
備品を購入する際は、クリニック内の備品を置くスペースを確認しておきましょう。受付が狭い場合は、カルテラックの大きさもそれに合わせなければなりません。
診察室にモニターを設置する場合は、壁掛けタイプにすることで省スペース化できます。その他、診察机や待合室のソファーなど、スペースとサイズを確認して購入するようにしましょう。
診療科目によって診察室で必要になる備品は異なります。たとえば、検査の際に衣服を脱ぐ必要がある場合はワゴンが必要です。整形外科の場合は、サポーターや松葉杖も必要になるでしょう。
このように、診療科目によって必要な備品が異なるため、開業後をイメージしながら揃えるのがおすすめです。
消耗品と備品は混同しがちですが、それぞれ定義が異なるので覚えておきましょう。税務上のそれぞれの違いは、以下の通りです。
事務用品・車のガソリン・掃除用品などは使用する中で状態が変化していき、購入時の状態を保つのが困難なため消耗品となります。それ以外のものは備品です。
クリニックで使用する備品は、基本的に通販サイトで購入できます。以下のようなサイトがおすすめです。
アスクルはクリニック用の備品を600万点以上扱っており、最短当日配送に対応しています。カウネットは自社製品を販売しており、無料で返品可能です。また、医療の王様は3万点以上の備品を扱っています。
なお、備品を購入する際は、保証期間を確認しておきましょう。届いた備品がイメージと異なる場合もあるので、返品ができるか否かも確認しておくといいです。
クリニック開業に必要な家具は、複数の方法で購入できます。
時間や手間をかけたくない方は設計事務所で調達するのがおすすめです。家具の調達は、思っている以上に手間や時間・コストがかかります。設計事務所(建築内装業者など)の場合、その道のプロなので総合的に判断してスムーズに家具を納入することが可能です。家具の選択やインテリアデザイナーによるトータルコーディネートの提案を受けることもできます。
そのため、クリニック側が自分で細かい段取りを組む必要はありません。ただし、プロに任せるぶん、商品代のコストは高くなる傾向にあるので、事前に予算を伝えておくようにしましょう。
時間も手間もかけず、かつコストも抑えたい場合は、地元の家具事務機販売店で購入するといいです。打ち合わせ・現場調査・レイアウト・商品選定・納品日調整まで、一貫してサポートしてくれます。ただし、発注する際は複数社から相見積もりをとったほうがいいでしょう。これは、1社のみだと相場観が分からないためです。
多少の手間はかかってもいいから、とにかくコストを抑えて早く購入したい場合は大手オフィス家具ネット通販がおすすめです。ネット通販であれば、商品検索も安易でさまざまな価格帯から商品を選べます。
また、無店舗の形態をとることで経費を削減しているため、商品を低価格で提供することが可能です。納品も、最短翌日配送というところがあるので、急ぎの場合はそういった通販サイトを利用するといいでしょう。
ここでは、クリニック開業の備品についてよくある質問に回答していきます。
クリニックのユニフォームは、以下の要素を意識して選ぶといいでしょう。
医療系ユニフォームについては【2023】医療系ユニフォームの人気・おすすめメーカー10選でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
クリニックの電気設備工事は、造作がないスケルトンの場合はコンセントと照明器具の配線、エアコンなどの動力の配線工事を行います。幹線引き換え工事がない場合、20坪くらいのクリニックだと照明器具を除いて30万円~40万円程度の費用が必要です。居抜き物件の場合は、照明器具を取り替えるだけで済むので20万円程度で済むでしょう。
40坪程度の内科クリニックの場合は、電灯150A・動力100A程度が必要です。なお、一般のオフィスビルは事務所の入居を前提としているので、医療機器などを扱うクリニックの場合は電気容量が不足する可能性があるので注意しなければなりません。
クリニックの電気容量については開業時は建物の電気容量もチェック|医療機器が使える物件選びでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
クリニック開業にあたっては、さまざまな準備が必要になり、備品の用意も欠かせません。多忙な中で準備していくことになるため、つい発注し忘れてしまうこともあるでしょう。開業直前はバタバタしてしまうため、余裕をもって必要な備品をリストアップして発注するのがおすすめです。
必要な備品や選び方・購入方法については、今回の記事の内容を参考にしてください。
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